第3回は比留間美晴(社1=岡山・就実)、稲垣光琉(慶大)による早慶ルーキー対談。伝統の早慶戦を前に、両校の未来を担うルーキーに大学バレーや意気込みについてお話を伺った。
※この対談は5月28日に行われたものです
ーー自己紹介をお願いします
比留間 早稲田大学社会科学部1年の比留間美晴です。よろしくお願いします。
稲垣 慶應義塾大学薬学部1年の稲垣光琉です。よろしくお願いします。
ーーオフの日はどのように過ごしていますか
比留間 オフの日は買い物に行ったり、友達とご飯に行ったりして過ごしています。
稲垣 私はお昼過ぎまで寝て、その後は友達と温泉やサウナによく行っています。
ーー早慶戦以外で交流する機会はありますか
比留間 私はまだ入学したばかりなのでよく分からないのですが、早慶戦をきっかけに交流を深めることができたらいいなと思っています。
稲垣 私もまだよく分からないのですが、同じように交流を深められたらいいなと思っています。
ーーお互いに聞いてみたいこと
比留間 高校と大学で一番変わったことがあれば教えてください。
稲垣 一番変わったなと思うのは、一人暮らしを始めたことです。あとは中学まではバレーボールをしていましたが高校時代はバレーボールをしていなかったので、大学で再びバレーボールを始めたことも大きな変化だったと思います。
稲垣 高校までずっとバレーボールを続けてきたと思うのですが、今までのバレーと早稲田のバレーで違うと感じた部分はありますか。
比留間 中学、高校ではずっとスタメンとして出場させていただいていて、あまり雑用などを経験したことがありませんでした。ですが、早稲田のバレー部では1年生期間に雑用を担当するという伝統があり、私もその中で活動しています。コートの中だけではなく外からチームを見る視点も持つことができるようになりましたし、今まで経験してこなかった上下関係についても学ぶことができています。まだまだ至らない点も多く、先輩方に迷惑をかけてしまうこともありますが、バレーボールだけではなく、人としても成長できる環境だなと感じています。
ーーそれぞれの大学を選んだ理由
比留間 私が早稲田大学を志望した理由は、バレーボールだけではなく、大学そのものに魅力を感じていたからです。早稲田大学にはさまざまな文化や背景を持った人たちが集まっていて、それは授業や活動を通して実際に感じています。部活動もバレーボールだけに集中するのではなく、本気で競技に取り組みながら上下関係も大切にしていて、時には学年を越えて協力しながらチームをつくり上げています。また、就実高校の先輩が早稲田に在籍していて、その方からお話を聞いていたことも志望理由の一つでした。実際に入学してみると、想像以上に良い大学だと感じています。
稲垣 私はもともとバレー部に入ることを目的に慶應を志望したわけではありませんでした。まず薬学部を志望した理由として、日本トップレベルの環境で薬学を学びたいという思いがありました。その中でバレー部に入ったのは、もう一度本気でバレーボールに取り組みたいと思ったからです。慶應のバレー部も1年生期間に雑用があるのですが、その中で先輩方とコミュニケーションを取る機会が増えました。これまであまり先輩後輩の関係を経験してこなかったので、とても良い環境だなと感じています。

対談中の稲垣
ーー春季リーグを振り返っていかがですか
比留間 大学リーグは私にとって初めての経験でした。3、4年生主体のチームの中に入らせていただいて、初戦は勢いを出して戦うことができ勝利することができました。しかし、その後はなかなか勝つことができず、相手から研究されたり、大学リーグのレベルの高さを痛感したりすることが多くありました。連敗も経験しましたが、ミーティングを重ねたり練習の中で改善を続けたりしたことで、後半戦は勝利も増えていきました。個人としては賞をいただくこともできましたが、チームとして満足のいく結果ではありませんでした。私は個人賞よりもチームの勝利が一番大切だと思っているので、秋リーグや東日本インカレに向けてもっと成長していきたいです。
稲垣 私も3、4年生主体のチームに入ったのですが、けが人が多く、ベストなメンバーで戦えなかったことが悔しかったです。その結果として4部に降格してしまったこともあり、チームとして苦しい状況にあると感じています。ただ、新1年生にも実力のある選手がたくさん入ってきているので、私自身も含めてチーム全体で気持ちを新たにしていきたいです。まずは3部昇格を目指し、その先で上位を狙えるチームになれるよう頑張っていきたいと思います。
ーーチームの特徴を教えてください
比留間 早稲田大学は他大学と比べると人数がそこまで多くないチームだと思います。その分、縦と横のつながりがしっかりしています。また、どこのチームよりも真面目に練習へ取り組んでいると思いますし、お互いに厳しく言い合いながらも、良いプレーが出た時には全員で盛り上げることができます。一生懸命でひたむきに頑張れるところが強みだと思っています。
稲垣 慶應義塾大学には「家族制度」という縦割り班のような制度があります。その制度がとても良いなと思っています。普段であれば関わる機会が少ない4年生とも交流できますし、練習メニューについて疑問に思ったことや提案したいことも気軽に相談できます。上下関係がありながらも意見を出し合うことができるので、とても良い雰囲気でバレーボールができていると思います。
ーー大学に入ってから特に力を入れていること
比留間 まずは大学生活に慣れながら、部活動と両立することです。部活動をしている分、自由に使える時間は限られていると思うので、空いた時間を有効に使いながら学業と部活動の両方に全力で取り組めるように頑張っています。
稲垣 私は薬学部なので課題やテスト勉強も多いのですが、体育会系に入ったからにはどちらも両立したいと思っています。練習前に部室で勉強したり、隙間時間を有効活用したりしながら、学業も部活動も100パーセントで頑張りたいです。
ーー早慶戦への印象
比留間 早慶戦は、先ほどもお話ししたように、早稲田大学と慶應義塾大学が交流できる貴重な機会だと思っています。バレーボールの早慶戦は年に1回しかないので、とても特別な試合です。両大学で一つの試合をつくり上げるという経験は他大学ではなかなかできないことだと思うので、すごく楽しみにしています。この機会を通じて、慶應義塾大学の皆さんとも交流を深められたらいいなと思っています。
稲垣 私も早慶戦にはずっと憧れがありました。関東の中でも大きなイベントの一つだと思っています。勝敗だけではなく、観客の皆さんにも楽しんでもらえるようなプレーをする責任があると感じています。先輩方も早慶戦のためにさまざまな準備をしてくださっているので、その思いに応えられるようなプレーを見せていきたいです。

対談中の比留間
ーー相手チームへの印象
比留間 まだ詳しく知っているわけではないので言い切ることはできませんが、SNSなどを見ているととても雰囲気の良いチームだなと感じています。大学バレーでは結果だけではなく、楽しむ雰囲気も大切だと思っています。先ほど伺った家族制度も素敵な制度だなと思いましたし、縦のつながりを深められるという点でとても魅力的だと感じました。チーム全体で交流ができていて、雰囲気の良いチームだという印象です。
稲垣 やはり2部と4部ではレベルの差があると思うので、強いチームという印象があります。少し怖さもありますが、それ以上に交流を深めたいという気持ちがあります。早慶戦を通していろいろなことを吸収したいですし、慶應では「慶早戦」と呼ぶ人もいますが、私は「早慶戦」というイメージですね(笑)。
ーー注目してほしいポイント
比留間 先ほどもお話ししたように、勝敗だけにこだわるのはもったいないと思っています。観客の皆さんも含めて、両チームで年に一度の試合を盛り上げて、来年も見に来たいと思ってもらえるような試合にしたいです。私自身も会場を盛り上げられるようなプレーを見せたいと思っています。
稲垣 私はレシーブだけ、トスだけという選手ではなく、さまざまなポジションをこなせるオールラウンダーとしてプレーできるところを見ていただきたいです。
ーーチーム内で注目してほしい選手はいますか
比留間 やはり3、4年生に注目していただきたいです。主将の西崎さんは攻守両面でチームを引っ張ってくださっていますし、常に声を出してチームを鼓舞してくれています。セッターの大松さんも、4年生が2人しかいない中で大きな責任を背負いながら頑張っていて、後輩にも積極的に声をかけてくださいます。コートに入っている選手もそうでない選手も含めて、3、4年生がチームを支え、引っ張ってくださっているので、ぜひ注目していただきたいです。
稲垣 個人として注目していただきたいのは、同じ1年生の許斐千鶴選手です。春リーグでも1年生ながらスタメンとして出場していたのですが、途中でけがをしてしまいました。今回の早慶戦では再び一緒にコートに立てると思うので、ぜひ注目していただきたいです。また、チームとしては3、4年生が引っ張り、1、2年生がそれについていくというチームの構図にも注目していただきたいです。
ーー早慶戦への意気込みをお願いします
比留間 年に1回しかない早慶の交流の場なので、この試合をしっかり盛り上げて、お互いにとって良い試合にしたいと思っています。そして、来年の早慶戦も楽しみになるような試合にしたいです。そのためにも、お互いがベストを尽くせるよう準備をして臨みたいと思います。
稲垣 年に1回の早慶戦で、自分たちの実力をしっかり発揮できるように、残りの期間もチーム全員で頑張っていきたいと思います。そして、観客の皆さんに楽しんでいただけるようなプレーをお見せできるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。
(取材、写真、編集 加藤涼音)

対談後にそれぞれWとKのポーズをしてくださりました!
◆稲垣光琉(いながき・みちる)※写真左
身長165センチ。最高到達点241センチ。三重県立津高出身。薬学部1年。
◆比留間美晴(ひるま・みはる)※写真右
身長175センチ。最高到達点296センチ。岡山・就実高出身。社会科学部1年。