【連載】『New Blood, New Era』 第5回 新妻遼己

特集中面

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 高校時代に全国高等学校対校選手権(インターハイ)と特別国民体育大会(国体)の5000メートルで優勝した新妻遼己(スポ1=兵庫・西脇工業)。全国高等学校駅伝競走大会(都大路)では従来の1区日本人最高記録を更新した。最強双子の呼び声高い「新妻ツインズ」兄が早大に入学。早大に進学した決め手や大学4年間の目標について迫る。

※この取材は4月1日に行われたものです。

ーー出身高校名とお名前をお願いします

 西脇工業高校出身の新妻遼己です。

ーー入学式を終えて、今のお気持ちはいかがですか

 応援部のパフォーマンスはとても迫力があり、すごいところに来たなという印象を受けました。

ーー既に大学の練習にも参加されていますが、高校時代の練習と比べていかがですか

 高校時代は私が実力的に一番上だったので、私の走りで練習やチーム全体を引っ張ることが多かったです。早大に来てからは、強い同級生や先輩方も多く、全員で切磋琢磨(せっさたくま)できる環境だと感じています。

ーー寮生活には慣れましたか

 初めての寮生活ですが、あまりストレスもなく、先輩たちも優しいので快適に過ごせています。

ーー寮の同部屋の先輩はどなたですか

 多田真(人2=京都・洛北)さんと大和田春(スポ3=高知追手前)さんです。

ーー寮生活は楽しいですか

 楽しいです。私たちの部屋は消灯時間が早く、しっかりと体を休めることができています。

ーー昨年の都大路で1区を走った4人が同期になりましたが、どのように感じていますか

 他の3人をライバル視していますし、同期たちの中で一番になりたい思いが強いです。そのために、ケガや体調不良をせず、1年目は着実に練習を積んでいきたいと思います。

ーー今年、早大は特に注目されていますが、その注目に関してはどのように感じていますか

 注目されていることにプレッシャーを感じても、そのプレッシャーを力に変えていきたいです。(他の大学と)比べられることもあると思いますが、他人からの意見はあまり気にせずに、私たちで切磋琢磨していきたいです。

ーーこの4年間で成し遂げたい一番の目標は何ですか

 世界陸上(世界陸上競技選手権大会)や五輪でメダルを獲得できるように成長したいです。

ーー世界陸上や五輪はどの種目での出場を目指していますか

 1500メートルと5000メートルでの出場を目指しています。日本人にとって1500メートルで世界と戦うのは難しいと言われていますが、1500メートルで戦えなければ5000メートルでも通用しないと思っています。まずは1500メートルでスピードを磨き、その上で世界の舞台に挑みたいです。

ーーこの1年間での目標は何ですか

 U20世界選手権(第21回U20世界陸上競技選手権大会)とアジア選手権(第22回U20アジア陸上競技選手権大会)があるので、メダルを取ることを重視して、記録よりも順位を意識していきたいです。

ーーご自身の走りのストロングポイントを教えてください

 積極性とスピードです。また、1500メートルから長い距離までをオールラウンドに対応できることも強みです。

ーー大学駅伝での目標はありますか

 駅伝では、チームとして箱根(東京箱根間往復大学駅伝)総合優勝という目標を掲げているので、その達成にしっかりと貢献出来るように頑張りたいです。

ーー出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝)の印象を教えてください

 スピードが特に求められると感じています。三大駅伝の中では1番距離が短く、10キロを切るような区間もあるので、スピード感のある駅伝だと感じています。

ーー出雲駅伝で走ってみたい区間や、自分が勝負出来ると思う区間はありますか

 出雲駅伝を含む三大駅伝全てで1区を走って、目立ちたいという思いがあります。

ーー意識している選手や、ライバル視している選手はいますか

 本田桜二郎(スポ1=鳥取城北)と増子陽太(スポ1=福島・学法石川)は意識しています。増子陽太は、一度も自分が勝ったことのない選手なので、増子陽太と一緒に走るレースでは勝ちたいです。桜二郎にも早大に来てからは負け続けているので、勝てるように頑張りたいです。

ーー憧れの選手はいますか

 三浦龍司(SUBARU)さんです。三浦さんはトラック種目で唯一(日本人で)活躍しているので、強い憧れがあります。

ーー陸上競技以外でこれからの大学生活の楽しみを教えてください

 競技以外での楽しみをあまり考えたことがなく、(所沢キャンパスの)周りにも誘惑がないので、陸上にとても集中できる環境があります。ただ、仲間に面白い人たちがたくさんいるので、そういう人たちと遊べるのは楽しみです。

ーー早大に進学した決め手を教えてください

 私がどこの大学のユニホームで走っているかを想像した時に、早稲田のユニホームが1番想像しやすかったことと同級生が強いことが決め手です。

ーー高校時代に一番印象に残っている大会を教えてください

 インターハイの5000メートル決勝です。

ーー高校の練習と大学の練習を比べて、質や量の違いはありますか

 高校時代と同じような練習を行うときも、大学での練習の方が質や強度がとても上がっています。量もトラックシーズンに入っている途中ですが、高校の駅伝シーズンよりも多いです。それでもうまく順応していると思います。ただ、手応えがつかめていないので、これからじっくりと練習していきたいです。

ーー最後に、4年間の目標をお願いします

 4年間の目標は箱根で優勝することと、1500メートルや5000メートルの国際大会でメダルを取ることです。

ーーありがとうございました!

(取材・編集 永尾早渡)

◆新妻遼己(にいづま・はるき)

2007(平19)年5月17日生まれ。兵庫・西脇工業高出身。スポーツ科学部1年。