【連載】ラグビー部 新体制特集『RISE OVER』第5回 HO清水健伸×NO・8松沼寛治×WTB池本晴人

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 ラストを飾るのは今年のチームの顔でもある、清水健伸主将(スポ4=東京・国学院久我山)、池本晴人(社4=東京・早実)、松沼寛治(スポ4=東海大大阪仰星)の3名です!チームのリーダーとして常に先頭に立ち、早大を『荒ぶる』へ導きます!

※この対談は3月20日に行われたものです。

 

ーー他己紹介をお願いします

池本 ワセダクラブ出身で國學院久我山高出身で現在HOをしている清水健伸です。日本代表にも選ばれていて、自分にもチームにも厳しいことを言ってくれる素敵なキャプテンです。

清水 松沼寛治です。ポジションはNO・8とFLです。足が速いです。赤プリの主です(笑)。

松沼 池本晴人さんです。BKの中では同期で上のカテゴリーに出ていた選手は少ないのですが、ディフェンスでも身体を張ってくれるので、とても信頼できるプレーヤーです。

 

ーーそれぞれの意外な一面はありますか

池本 健伸は怖いイメージがあると思うのですが、オフにはスタバとかに行ってチルするタイプです。周りからしたら超ストイックなイメージがあると思うのですけど。

清水 松沼さんは意外に恋愛体質です。あんまり興味なさそうに見えて。

松沼 別に興味ないわけじゃないし。貪欲だし(笑)。誰にでもチャンスがありますと伝えておきます(笑)。

松沼 池本さんは便乗しがちです(笑)。誰かがイジったことに対して自分も乗っかったら、「なにお前」って結局自分がイジられるみたいな。結構イジられキャラですかね。みんなから。僕と池本の2人は結構後輩から舐められやすくて(笑)。基本みんな舐めてて、特に服部亮太(スポ3=佐賀工)前田麟太朗(スポ3=神奈川・桐蔭学園)には(笑)。

清水 俺もその2人には舐められてるよ(笑)。

 

ーーオフ期間にどこか旅行とかはしましたか

松沼 昨年の一年間はかなり遠出する機会が多くて、北は北海道で南は沖縄まで行きました。北海道は菅平帰ってきてからそのまま。

清水 僕も寛治と一緒に北海道と沖縄に行きました。

池本 富士サファリパークとかエアビに行きました。

 

ーーそれぞれの尊敬するところを教えてください

松沼 健伸はラグビーに対しては真面目でストイックで、チームに対する思いが誰よりも強いところだと思います。晴人もすごい真面目で、勤勉なんで、キツくてみんながやりたくないことも率先してできることがすごいと思います。2人一緒ですけど、すごく信頼できるプレーや言動をとってくれるのが尊敬できます。

池本 常に姿勢で見せてくれて、決めたところをやり抜く姿を見て、自分たちも頑張ろうと思わせてくれます。寛治は誰とでも仲良くできるから、寛治を中心に輪ができていってみんなをまとめてくれるので、そこがすごいと思います。

清水 晴人はメリハリがあるところです。グラウンドでやる時はやるけど、グラウンド外で遊ぶ時は遊ぶし、そこのメリハリがすごいと思います。寛治はカリスマ性があってみんなとフランクに話せるし、みんなを巻き込んで何かを成し遂げられるところは尊敬できます。

圧倒的な存在感を放ち勝利に直結するプレーをしたい(松沼)

ーー自分のプレーの強みを教えてください

清水 僕はワークレートや地味なプレーが強みだと思います。どちらかというとアタックよりもディフェンスでワークレート高くやれているところだと思います。

池本 僕はWTBだけれどディフェンスが強みだと思っていて、ディフェンスで身体を当てられるところと、キックを左右両足で蹴れるところだと思います。

松沼 僕はワークレートとスピードだと思います。アタックとディフェンスの両方でチームも前に出すことが自分の強みだと思います。

 

ーー入部当初から成長した部分はありますか

松沼 健伸は高校代表とかで一緒で能力がある選手だとは知っていたのですが、入学当初はあまり試合に出られなくて。でも3年生になったら不動の選手になって、グラウンド内でも強いリーダーシップを発揮できるようになったところがすごいと思います。

池本 寛治は1年生でスーパースターで入ってきて試合にも出ていたのですが、2年生で怪我をしてしまい、当時はどうなっちゃうんだろうと思っていました。でも3年生になってから寛治が出てきた時の安心感と前に出る力はすごくて。寛治は大きな壁を乗り越えて圧倒的にチームに貢献できる力はすごいなと思います。

清水 晴人は中学から知っているのですが、そこでも安定感があってよかったんですが、今も安定感があって、WTBならではのディフェンスとかハイボールなど、SOからポジションが変わってもストイックに練習をしているところがすごいなと思います。

松沼 いつも結局晴人だよね」ってなるのがすごいよね。

 

ーー昨シーズンを振り返ってみていかがですか

松沼 僕は夏に復帰して、2年生では全く試合に出ていなかったので久しぶりの対抗戦でした。対抗戦初期もあまり感覚も戻っていなかった中で、選手権ではパフォーマンスを戻すこともできたのですが、結局チームとしては負けてしまったのが悔しかったですし、4年生に申し訳なかったなと思います。

清水 去年はHOの主力が抜けて自分が担うことになって、核として自分が引っ張らなければならない責任感が芽生えて、チームにいい影響も与えられたのではないかなとも思います。でもどこかしらに甘えというか足りないところが節々にあって、でもそれは明確には分かっていなくて、自分でも見つけられていないというシーズンでした。

池本 2年生の時に日本一になれなくて、今年こそはという時に対抗戦の中盤で怪我をしてしまい、今年は無理なのかなとも思っていました。でも、自分の中では絶対に試合に出たいという思いがあって、トレーナーの方やSCの方が親身になってくれて復帰することができました。でも、日本一を獲れなかったら意味がないなと思ってしまうので、今年は結果にこだわり、本気で日本一を獲るチームにしていきたいです。

 

ーー昨年の思い出に残っている試合はありますか

清水 僕は天理大戦です。ラインアウトがすごく多くてスクラムが少ない試合でした。アウェイでスローイングでも相当なプレッシャーがあるんだろうなと思っていたのですが、仲間の応援もあって落ち着いて投げることができました。チームも一丸となって、厳しい試合でしたが楽しかったし、ラグビーしているなというか戦えているなと実感しました。

松沼 僕は選手権決勝の明大戦で、後悔が残るというか、闘争の部分というか絶対に引かないというか、目の前の相手に絶対に勝つという気持ちが明大の方があって、自分たちには上手くやろうとする気持ちがどこかにあったなというように思います。悔しさを含めて一番印象に残っています。

池本 僕も決勝の明大戦で、今年こそはと思いながら挑んだ試合で、コリジョンの部分で負けている印象はあって、結果的にも負けてしまいました。終わった後の表彰式でも、あんまり実感はなかったのですが、準優勝のトロフィーをもらった時に負けた事実を感じて悔しかったです。負けてしまった事実を受け入れた瞬間を鮮明に覚えています。

愛し愛され勝つ早稲田(清水)

ーーラストイヤーを実感する瞬間はありますか

清水 みんなの前で話す機会が多かったり、昨年までいた頼れる先輩がいないことですかね。その分、自分たちで考えて行動に移していかないといけないことに対して、自分たちは最上級生でラストイヤーなんだなと実感します。

松沼 今まさに4年生を中心にスローガンを決めている最中なんですけど、そこで自分たちの年ということを実感します。

池本 委員会とかスローガン決め、4年生ミーティングとか監督や首脳陣との話し合いに自分も参加する中で、自分で考えて行動しないといけないんだなと思う度にラストイヤーを実感します。

 

ーー主将や副将に選出された時の率直なお気持ちを教えてください

池本 4年生ミーティングで健伸が主将に決まり、健伸と堀越敬太主務(法4=埼玉・城西大川越)から任命されて副将になりました。任命された時は緊張というか不安があって、自分で大丈夫なのかなという思いがありました。任命してもらったからには、まだまだチームをまとめる能力はないので伸ばして行かなければならないと思いますし、まずは1人のプレーヤーとして、プレーでチームを引っ張っていく選手にならないといけない自覚が芽生えました。

松沼 役職についてもやるべきことは変わらないと思いますし、副将として健伸をサポートするためにも、自分ができることを100%やり切り早稲田のために頑張ろうと思いました。

清水 早稲田の主将になるという責任と覚悟を4年生ミーティングをする中で持っていました。この同期を主将として日本一に導かなければいけないと思っていますし、悔しい思いをしている後輩たちにもいい景色を見せてあげないといけないと思っています。2年連続準優勝しているチームは他の大学でも少ないと思いますし、この悔しさがあるからこそ、今年は嫌われてもいいからしっかりしないといけないなと思います。

 

ーー最上級生としての難しさはありますか

清水 何が正解というのか分からない状況の中で、その正解不正解は『荒ぶる』を歌うその瞬間まで分からないですし、そこの難しさは感じています。

松沼 自分がやらないとと思って1人で突っ走ってしまう時があるので、4年生にもリーダーシップを発揮してくれる選手が他にもいるので、みんなを巻き込みながらチームをよりよい方向に導くことが重要ですし、そこの方法は模索中です。

 

ーー昨年の先輩の偉大さを感じる瞬間はありますか

清水 田中勇成(令8年教卒=現浦安DR)の狂気さはすごいと思います。あのような狂気さを持っている選手は少ないですし、あの狂気さがチームにないだけでこうもチームが変わるのかと思います。

池本 野中健吾(令8スポ卒=現東京SG)さんの凄さを感じていて、亮太とか⽮崎由⾼(スポ4=神奈川・桐蔭学園)といったスター選手がパニックに陥った時に健吾さんの言葉で落ち着かせていたところはあって、それが今の自分に求められる役割だと思うのですが、まだまだ今の自分にはできていません。

松沼 萩原武大(令8スポ卒)さんのチームに対する姿勢というか、あそこまでコミットし続ける選手が最終的に信頼を勝ち取るのかなと思います。あの頑張りをリーダー陣がやることでチームにいい影響を与えるのだなとハギさんの1年間の取り組みを見て思いました。

限られた時間の中で全てを捧げようと思う(池本)

ーー春シーズンの意気込みをお願いします

清水 勝負にこだわります。試合の勝敗はもちろんですが、グラウンド内で起こる一つ一つの勝敗、例えば、球際や人際、ブレイクダウンやアタックなどの勝負で勝てるようなマインドセットやスキルなどをチームで出していきたいなと思います。

松沼 全試合圧倒的な存在感を出して、勝ちに直結するプレーをしたいと思います。今までは他のFWとかでもアタックディフェンス両方で前にでてくれる選手がいた中で、今年は自分が誰よりも見せ続けないといけないと思うので、ディフェンスだったらタックルやジャッカル、アタックならゲインラインを切っていって、誰が見てもこいつはすごいなと思うプレーを春は全試合やり切りたいなと思います。

池本 プレーで活躍するのはもちろんですが、自分の役割は服部とか由高とかのキーマンが安心してプレーできるように支えられるように、昨年は何もできなかった分頑張りたいと思います。

 

ーーラストイヤーへの意気込みをお願いします

松沼 今年も『荒ぶる』を狙えるタレントは揃っていると思うので、僕ら3人がいい方向にチームを持っていくためにも、僕ら3人がチームを勝たせる気持ちで日々成長し、最後は『荒ぶる』を獲りたいと思います。

清水 寛治と同じなんですけど、僕ら3人が引っ張っていこうと思います。そして、グラウンド内外のマインドセットをみんなで指摘しあいながら、優勝した時に過去を振り返って、よかったと思える一年にしたいと思います。

池本 日本一を達成することが目標で、日本一を達成しなかった昨年や一昨年は何もなかった一年と変わらないので、この大学ラグビーという限られた時間の中で全てを捧げて、将来悔いが残らないようにラグビーに全てをかけたいと思います。

ーーありがとうございました!!

(取材・編集 大林祐太)

※向かって左から

◆池本晴人(いけもと はると)

東京・早実高出身。高い身体能力とワークレートでチームを支えるライン際の仕事人。チーム内では「やっぱり晴人」の呼び声も高く、仲間からの信頼度も抜群!マイブームはウクレレだそう!

 

◆清水健伸(しみず けんしん)

東京・國學院久我山高出身。下級生時代からリーダーシップを発揮していたスキッパーは最上級生に。チームを優勝まで導きます!特技はサーフィン!

 

◆松沼寛治(まつぬま かんじ)

東海大大阪仰星高出身。昨年大復活を果たした松沼選手!持ち前の激しいプレーでチームを前進させます。熱いプレースタイルとは裏腹に、最近は韓ドラの「涙の女王」で大号泣してしまったそうです!