第2回は、石垣逞斗(政経1=Canadian International Hockey Academy)、種市圭佑(スポ1=埼玉栄)、壬生仁(スポ1=青森・八戸工業)、佐々木奏太(社学1=北海道栄)のフレッシュな1年生による対談だ。大学生として、学業や私生活を思う存分に楽しんでいる初々しい姿が印象的であった。そんな個性あふれる彼らの素顔に迫った。
大学生活について
――まずは自己紹介をお願いします
石垣 政治経済学部1年の石垣逞斗です。
種市 スポーツ科学部1年の種市圭佑です。
壬生 同じくスポーツ科学部1年の壬生仁です。
佐々木 社会科学部1年の佐々木奏太です。
――4月の大学生活を振り返っていかがですか
石垣 高校の時と比べて大学の方が忙しいです。朝の3時に起きて、夜の10時くらいに寝て。夜に課題ができないので、昼間と夕方に全てを詰め込まなければいけないところが特に忙しいです。
種市 僕はそんなに忙しくなくて、大学生なので自由に遊んだりもします。友達も最初はできるかなと不安でしたけど、案外いっぱい作れました。高校より楽しい学校生活を送れているかなと思います。
壬生 僕も高校と比べてあまり忙しいとは思わないです。ただ、朝起きるのが早いと、寝る時間を確保しないといけないので、課題やオンデマンド授業をこなす時間がないっていうのは少しありますね。
佐々木 忙しいです。同じく朝早く起きて、夜も早めに寝ないといけないという中で、昼間に全部こなさないといけないので、特に学業の面が忙しいです。
――寮生活も始まっていると思いますが、高校までの生活との違いは感じますか
石垣 僕はもともと海外にいて、チームから用意された部屋で共同生活を6年ぐらいしてきたので、特に困ったこともなく楽しくやっています。
種市 僕も高校時代は寮生活だったんですけど、高校の方が上下関係に対してすごく厳しかったので、大学に入ったらほとんどそれがなくて、みんなで楽しくやっています。
壬生 この中で僕だけ青森の実家で高校生活を過ごしていたので、初めは慣れないことがあったり、先輩が怖いのかなと思っていたりしたんですけど、寮に入ってみてからはみんなすごく温かい方で安心しましたね。
佐々木 高校は寮生活で東京から北海道に移動したので、慣れない環境ですごく苦労した思い出があります。けど、それに比べて東京は地元ですし、仕事とか、上下関係も緩いので、今苦労していることはないですね。
――寮生活の中で親御さんの有り難みを感じた場面はありましたか
佐々木 親はこんなにやってくれていたんだと思いましたけど、それ以上に自由だったので楽しかったですね。寮生活は責任が伴ってくるので、自立しているなと感じることができました。自分的には寮生活を送って良かったと思います。

――大学生になってからバイトなどはされましたか
石垣 もともとしているカフェ店員と塾講師のアルバイトを続けています。ギリギリ両立できています。
種市 まだしていなくて、明日初出勤です!アパレルなんですけど、ちょっと都心から離れたところを狙ったので受かりました。
壬生 バイトはまだ受かってないです。
佐々木 現在も必死にバイトを探しています。バイトする予定ではあるんですけど、なかなか行動に移すことができていません。
――オフはどのように過ごしていますか
石垣 課題をやっています。他にも遊んだり、温泉に行ったりして過ごしていますね。
種市 寮の人たちと一緒にご飯行ったり、あまり寝られないので寝たりしています。
壬生 外に遊びに行っていると言いたいところなんですけど、最近疲労が溜まっているので、だいぶ寝ている時間が長いというか、6時間ぐらいずっと寝ていましたね。遊ぶと疲れるタイプというわけじゃないですけど、朝練がきつすぎました。
佐々木 課題をやるということもありますし、大学では北海道から東京にホッケーの中心が移るので、北海道から来る知り合いが結構いて、彼らと遊んだりしています。
――大学生になってこれからやりたいことはありますか
石垣 これまで突っ走ってきた人生だったので、大学ではまたホッケーでも結果を残しつつ、学業でしっかり結果を残していきたいです。何か自分のスキルアップに繋がること、今だったら塾講師のバイトをもっとやっていきたいなと思います。勉強とホッケーのどっちもオールインって感じです。
種市 学業も部活も疎かにしないでしっかりやりつつ、高校でみんなはディズニーへ行っていたんですけど、僕はあんまり遊びに行けなかったので、ディズニーも含めて遠くに行って遊びたいなとは思います。ホーンテッドマンションとかに乗ってみたいです。
壬生 高校時代に旅行に行ったことないので、ホッケーと学業を両立しながら、長期休みで行ってみたいですね。特に東南アジアには1回行ってみたいです。ビーチがすごく綺麗で、物価もすごく安いので、手軽に行ける感じが良くて(気になります)。
佐々木 僕も旅行したいです。あとは直近の目標だと、朝鮮語を喋れるようになりたいですね。第二外国語で朝鮮語をとったんですけど、とても苦戦しているので、それが今の目標です。ホッケー部で韓国に行くと思うので、その時には僕が先導できるようになりたいです。
――趣味(アイスホッケー以外の趣味)はありますか
石垣 趣味は温泉行くことだったり。あとは筋トレで、追い込むことが好きです。
種市 ゲームとか、高校の時は温泉に行っていて。温泉は結構好きかもしれないです。
壬生 外で歩いていて気になるお店があったら入ってみるみたいなことが好きです。ジャンル問わずに、美味しそうなご飯屋、服屋さんなどもそうですし、とりあえず外にいたいですね。
佐々木 サウナが好きです。あとは映画を見ます。ジャンル問わずに洋画も邦画もどっちも見ます。映画館に行ってというよりかは、部屋で見ることが多いです。
――お互いの初めて会った時の第一印象を教えていただきたいです
石垣 種(種市)は思ったよりでかいなという印象ですね。壬生はおしゃれで、奏太は小学校2年生ぐらいから知っているんですけど、成長したなという感じですね。
種市 逞斗に最初はビビっていたんですけど、案外話しやすいなと感じました。威圧的にくるのかなと思ったら、気にしないでという雰囲気で優しかったです。壬生は昔から知っていたんですけど、おしゃれだなと(笑)。奏太はすごく笑う印象です。
壬生 逞斗は最初怖い人なのかなと思っていたんですけど、初めて会った時良い人だったので意外だなと感じました。圭佑は出身が青森で同じなので、小学校の時から知っていて、こういうやつだったなみたいな。奏太も高校時代から知っていますけど、その時はまだあまり話したことがなかったので、思ったより喋るやつだなと感じました。
佐々木 逞斗さんは服のサイズ何を着ているんだろうと思って、ムチムチすぎるので(笑)。種(種市)は自分の憧れで、僕もこのくらいの身長になりたいなと思っていました。壬生は高校時代に交流がなかったので、全然知らなかったんですけど、会ってみてすごくおしゃれだなと(笑)。
――同期の仲は良いと思いますか
一同 すごく良いと思います。
種市 寮生活をして会っていく中で、必然的に仲良くなりました。

競技について
――次に競技に関することをお聞きします。アイスホッケーを始めたきっかけを教えてください
石垣 3歳の頃に親に連れていかれて、泣いて帰ったんですけど続けてました。
――そこから続けようと思った理由はありますか
石垣 滑れるようになるのは楽しかったので、続けたのだと思います。
種市 僕は4歳からやっていて、兄がやっていたのでそのままやってみる、みたいな感じです。その時は多分「うん。」しか言えないので、連れていかれて始めました。
壬生 僕は結構遅いんですけど、小学3年生の後半に親に連れていってもらって、それが楽しくて小学4年生から始めてます。
佐々木 僕は自分含め4兄弟で、三男坊なんですよね。父親がもともとやっていて、長男やって次男やってみたいな感じで下がってきたので、僕も自然と始めました。
――ホッケーでのこだわりやルーティーンはありますか
石垣 これまでは海外でやっていたんですけど、試合にスーツで行くんですよ。なので、スーツを着ると試合モードになる感じです。
種市 ルーティンはあまりないです。
壬生 僕もないですけど、強いて言えば音楽聴いて試合に入ります。>
佐々木 僕は試合の日は同じ靴下を履いてます。あとはから防具をつけます。
――これまでの競技生活で1番印象に残っている試合を教えてください
石垣 去年の1月に行われた20歳以下の世界選手権で、金メダルがかかった試合でウクライナに負けたことです。大体毎回代表に入る選手が同じなので小さい頃から仲の良い選手たちで、その試合で一緒にできるのは最後だとわかってたので気持ちが1番入った試合でした。
種市 僕は高校3年生の頃の夏の全国大会(全国高等学校選抜アイスホッケー大会)で1回戦の慶應(慶應義塾高等学校)に敗北したことです。その時は僕がキャプテンだったので、責任とか、1回戦で負けてしまったっていうのがもうすごく悔しくて、今でもその悔しさを忘れられない試合かなと思います。
壬生 僕は高校1年生の3月ぐらいの新人戦ですかね。青森って3チームぐらいしかなくて、工大一高校(八戸工業大学第一高等学校)がすごく強くて、県内だと20数年負けたことがないぐらいのチームなんですね。僕がその時キーパーとして立っていて、2、3年生の力もあって、そこで勝つことができて、20数年ぶりに優勝したことがすごく嬉しかったです。
佐々木 僕はだいぶ昔なんですけど、小6の結構終盤らへんの大会です。東京でやっていたんですけど、その相手がずっとライバル関係みたいな、それこそ相手のキーパーは慶應(慶應義塾大学)の同期のキーパーみたいな感じで。今まで勝ったことがなかったんですけど、その試合で勝って、最後卒業できたっていうのはすごい印象に残ってます。
――高校3年間を振り返っていかがですか
石垣 僕は14歳でカナダに行って、2年間はホッケーアカデミーに行ったんですけど、そのあとはドラフトされたチームの影響でオンラインで2年間やって、向こうの4年制の高校を卒業しました。なので高校の思い出というよりは、チームのプレーオフっていうリーグ戦の後に勝ち上がったチームで優勝を決める試合で、そこは負けたら終わりの試合なので、毎年熱い思いでやったことが印象的です。
種市 僕は高校1年生の頃はめっちゃ厳しかった記憶しかなくて、それで先輩とかも結構怖かったんですけど、2、3年生になってちょっと余裕が生まれてからホッケーが楽しくなりました。大会の遠征で泊まってる時とかもみんなで話して、そういうのがすごい楽しかった印象です。
壬生 僕は中学が少し強いところから行ったので、高校は少し物足りないなっていうのが正直な感想でした。上下関係とかも少し緩めな感じだったんですけど、先輩と一緒にやっていく中で絆も深まって、結果として勝利に繋がっていったことは楽しかったですね。
佐々木 僕はもう一生高校に戻りたくないな、きつすぎて一生やりたくないなと思っています。
――寮の規則も厳しかった
佐々木 そうですね。部則もありましたし、寮がホッケー部の寮だったので、部則がそのまま適用されて、いつでも上下関係があって、先輩にも気を配らないとみたいな感じでした。なので、もう大丈夫です。
――高校時代に比べたら今の生活は
佐々木 楽しいです。
――早稲田大学への進学を決めた理由を教えてください
石垣 僕は海外の大学と、貰ってたオファーと、少しだけ来ていた他のプロのオファーを照らし合わせた時に、将来的に引退した後選択肢が広がるのはちゃんと勉強することかなっていう風に思って、政治経済学部のグローバル入試を受けました。あとは祖父が早稲田だったのも大きいです。
種市 僕は高校とか中学校の最後ぐらいからずっと、なんでかはわからないですけど、やっぱ早稲田に行きたいな(と思っていました)。それで高校1年生の時に、英翔さん(高見澤、スポ3=埼玉栄)と一緒に早慶戦を見に行って、すごいかっこよくて、僕も早慶戦出たいなと思って、そこからは早稲田1本みたいな感じで頑張りました。
壬生 僕も少し種(種市)とかぶるとこがあるんですけど、中学ぐらいからなんかモヤモヤとは、早稲田行きたいなっていうのがあって。高校2年生の時、自分の高校の顧問が早稲田出身というのもあって、縁があって夏合宿に乗らせていただいて、すごく良いチームだなって思って、入りたいなと思いました。
佐々木 僕もそうですね。この寮の近くが自分の出身で、小さい頃から伏見の早稲田っていう文字と臙脂を見て育ちました。小学校、中学校で所属していたチームにもホッケー部の人が学生コーチとして教えてきていたので、小さい頃から早稲田とは関わりがありがあって、刷り込まれていました。

――高校と大学でプレーの差は感じますか
石垣 やっぱり北米と比べたら少し簡単ではあるんですけど、日本のホッケーのスキルで戦っていくスタイルは少し違うところかなと思って、自分はプレーしやすいなと思っています。
――北米の方がスピードで勝負する
石垣 そうですね。リンクも少し小さいので激しいです。
種市 僕は高校と比べて大学の方が全然フィジカルだったり、スピードも一段階上がったみたいな感じです。特にプレーしてる中での印象は、判断してる余裕がなくて、そういうところが大学と高校で違うと思いました。
壬生 僕もプレースピードが早くなっていることと、高校と違って1年生から4年生までいるので、テクニックが上手い選手が1チームに何人もいて、だいぶキーパーとしてはやりづらいなと感じています。
佐々木 同じくそうですね。シュートスピードとかも高校と違いますし、高校時代上手かった選手が1つの大学に集まったりもするので、そういう面では一段階、二段階ぐらいハイレベルだなと思います。
――その中で自身のアピールポイント、通用するような部分があれば教えていただきたいです
石垣 僕はパックを持った時のプレーメイキングスキルと、ゴールを取っていく力だと思っています。
種市 僕はフィジカルはまだ通用できてるのかなと思っていて、シュートもまだ大丈夫かなと思います。
壬生 僕は基本的にオーソドックスプレーの軸というか、基本的なスキルの高さとPSです。
佐々木 根性です!
――早稲田に入学して先輩方と関わってみた印象はいかがですか
石垣 1番関わった歴が長いのは、キャプテンの葵さん(笹沼、教4=東京・早実)で、中学の時から東京都の代表とかで一緒にやって、一緒の部屋に泊まったりして、面白い人だなと思っていたんですけど、ほんとうに全く変わってなくて安心したなっていう感じです。
種市 大学はあまり上下関係とかなく先輩みんなが優しいです。僕と英翔さんは、自分が高校1年生の時の3年生だったんですけど、相変わらずぶっ飛んでるなみたいな感じです。高校でも大学でも優しくて、変わらないなって思いました。1個上の大洋さん(杉本、スポ2=埼玉栄)は結構高校の頃にご指導いただいたんですけど、大学ではほんとに優しくて、人が変わったわけじゃないですけど、優しくなったなって思います。
壬生 僕は同じ高校の先輩とかがいなくて、最初怖いっていうか、ピリついてるのかなと思ったんですけど、入ってみてみんな少しずつぶっ飛んでるというか、すごい面白い方々だと思いました。食堂とかで話しててもすごくアットホームで和やかな感じでとても楽しいです。
佐々木 僕は佑志さん(田中、スポ2=北海道栄)が先輩だったので、あの人は相変わらずだなって思いました。何人か自分と小学校、中学校が一緒の人もいるので、その人たちとも変わらず、すごい楽しいです。
――目標となる選手や理想像があれば教えていただきたいです
石垣 僕が参考にしている選手は、今コロンバス・ブルージャケッツというチームでプレイしてるコナー・ガーランドという選手です。理由は海外の選手は大きいので、(彼は)小さい選手の枠に入るんですけど、その選手も僕と同じぐらいの体格で、トップレベルで活躍していて、戦い方というか、小さいながらスピードだったり、生かすプレーだったりを参考にしてやってきました。
種市 僕は昔からシドニー・クロスビー(ピッツバーグ・ペンギンズ)という選手が好きです。プレイヤーのスキルはもうめっちゃ高いんですけど、その中でもバックチェックとか、コーナーでパックをキープする力とか、地味なところもしっかりうまくて。そんなところもしっかり頑張れるところを参考にしてます。
壬生 僕はアジアリーグの地元にある東北フリーブレイズというチームに所属している畑(享和)選手です。小学生時代からご指導いただいてますし、自分と同じぐらいの身長で、ダイナミックなセーブとかではなくて、理論攻めで、花はないけど堅実なセーブをするんです。僕も教えてもらっていたからか、そういう考えが全く同じで固まっているので参考にしてます。
佐々木 僕は今東洋大学にいるキーパーが韓国人なんですけど、その人は高校時代一緒だったので間近で彼のスーパーセーブとか、人格の良さとか、ストイックなところとかを誰よりも見てきました。なので、そういうところに惹かれて目標になっています。
――最後に今期の個人としての目標をお願いします
石垣 チームが勝つためにはフォワードとして得点が必要なので、得点で助けていけるように、数字にこだわって戦っていきたいなと思っています。
種市 僕はしっかりスタメンに定着して、フォワードなので大学でも得点を取れるような選手に成長して、新人王を目指します!
壬生 僕はゴーリーなので、数字にこだわって最小失点、理想は無失点でいきたいのと、ディフェンスとの円滑なコミュニケーションを取って、早稲田が1番守りがいいって言われるようになりたいです。
佐々木 同じく好セーブ率を残して、キーパーとして、守護神として、周りからもそう言ってもらえるようになりたいです。
――ありがとうございました!
(取材、編集 齋藤汐李、池田健晟)


◆石垣逞斗(いしがき・ていと)(※写真左)
2005年(平17)6月12日生まれ。173センチ。Canadian International Hockey Academy出身。政治経済学部1年。FW。14歳で海外へ行き、北米でアイスホッケーのスキルを磨き上げた過去を持ちます。年代別日本代表としてもプレーし、スピードの速いシュートが持ち味です。
◆種市圭佑(たねいち・けいすけ)(※写真左から2人目)
2007年(平19)6月8日生まれ。185センチ。埼玉栄高出身。スポーツ科学部1年。FW。優しい笑顔が印象的な選手。恵まれた体格を武器に、全線で存在感を発揮してほしいです!
◆壬生仁(みぶ・じん)(※写真右から2人目)
2007年(平19)5月22日生まれ。174センチ。青森・八戸工業高出身。スポーツ科学部1年。GK。落ち着いた雰囲気の選手。プレー面では数字へのこだわりを持ち、理論的に考えている印象です。
◆佐々木奏太(ささき・かなた)
2007年(平19)12月8日生まれ。175センチ。北海道栄高出身。社会科学部1年。GK。出身が東伏見近くだという佐々木選手。慣れ親しんだこの土地でのびのびとしたプレーを見せてほしいです!