第2回はスタッフとしてチームを支える堀越敬太主務(法4=埼玉・城西大川越)、丸橋怜央(商4=埼玉・早大本庄)、中根悠樹(国教4=東京・早実)の3名!グラウンド外でチームを支えるみなさんの熱い早大ラグビー部への思いを伺いました!
※この対談は3月23日に行われたものです。
ーー他己紹介をお願いします。
中根 城西大川越高からきました主務の堀越敬太です。もともと選手をやっていた頃はSHをやっていて、キックでチームを引っ張っていた選手です。今は主務としてチームを引っ張っていってくれている存在です。4年生になって主務になってからしっかりと芯を持って頑張ってくれているかなと思います。
堀越 副務の丸橋怜央くんです。早大本庄から来て、最初はCTBをしていて、僕とは中学の頃からの知り合いなのですが、高校の時は技巧派系のCTBをやっていたのですが、大学に入ってからは当たる感じのCTBをしていて、早稲田に来るとみんなこんな感じになるんだと思った記憶があります。それからはFLからHOにコンバートするなど、選手としてもいろいろな挑戦をしていて、スタッフとしても3年生から一緒に副務をしていて、僕のサポートをしてくれているのかなと思います。私生活では少し変わっているところがあります。キャンプやコーヒーなど多趣味で、他人と少しズレているところが彼のよさなのかなと思いますが、素直でいいやつです。
丸橋 中根悠樹くんです。早実出身で、中学でラグビーは引退して、高校では主務としてチームを支えていました。大学2年の夏合宿後から1年間イタリアに留学していて、帰ってきた時には、イタリアンな男になっていました。日本に帰ってきてからはスタッフとして一緒に関わることが多くて、機転が効くというか、先回りして準備するなど、スタッフと選手両方とも上手くコミュニケーションをとっていて、チームに欠かせない存在だなと思います。
ーーそれぞれの選手の入部から成長したと思うところはありますか
中根 お互いのところをいいところを伸ばしつつ、広がっていったというかシャープになったイメージかな。
丸橋 中根は留学から帰ってきてから丸くなったような気がする(笑)。
堀越 帰ってきてから人への伝え方が上手くなったような気がする。
中根 3年生になってから後輩もできて、自分の見ているものと相手の見ているものが違うのかなと思い始めてから試行錯誤して伝えるようになったのかな。
丸橋 今はチーム視点というか、後輩の面倒見もよくて。堀越は1年の時から比べると肝が据わってきたかなと思います。新人練の時は途中で心が折れかけていた経験があって、当時から僕と寮も一緒だったのですが、副務になってからも難しいことを経験する中で、人として成長したのかなと思います。最近はポジティブ思考すぎて、心強い存在です。
中根 スタッフの中でいろいろな意見が飛び交う中で、自分の芯を持っていて、その芯がブレないからこそみんなが堀越の意見を聞くというか。説得力があって。
丸橋 今年になってから主務としての準備力があって、主務はそれぞれのミーティングを引っ張っていく立場なのですが、どういうふうに進めるのかを事前に考えながら準備している姿は尊敬しています。
中根 丸橋は昔からいろいろなことを自分で考える人間だとは思っていたのですが、だからこそ自分だけで考え込んでしまう場面をよく見てきました。でも今はその考えを周りに発信できるようになったから自分のよさをより広げられるようになったと思います。
堀越 丸橋と一緒にチーム運営をする中で、僕にはない厳しさだったり、言うところは言うなど、僕にはないところをカバーしてくれているなと思います。選手同士だった関係性とは変わりましたが、今もいい関係性に気づけていると思います。
選手に一番近い場所でサポートしたい(中根)

ーー自分が知っている意外な一面はありますか
堀越 丸橋はボードゲームのitoをする時に、すべてをめちゃくちゃにしています。彼だけ基準が異なるというか、他の人と変わっているというか。
丸橋 おもしろくしたいからじゃん(笑)。
堀越 でもその違いがあるからこそ、他の人とは違う視点で物事を見ることができているのかなと思います。
丸橋 ジェネラルな人間だと思っていたのにな(笑)。
堀越 中根はzoomのフィルターめちゃくちゃかけてます。眉毛キリみたいな(笑)。
丸橋 中根だけ自宅から通っているので、夜遅く開催する委員会の時にオンラインで参加しているんですけど、モニターに映される時に明るくて盛ってる感じがして(笑)。いつも矢崎由高(スポ4=神奈川・桐蔭学園)にイジられてます(笑)。堀越は誰よりも早稲田に対する思いが強いです。昔堀越の家に行ってキャンプして焚き火をした時があったのですが、その時にみんなで早稲田に対する熱い思いを話す機会があって。その時に、一族で早稲田ラグビー家系だからこそ、早稲田ラグビーはこうあるべきだとか、自分が早稲田でラグビーをする意味などを語っていて熱い男だなと思いました。後は酔うと泣いちゃうタイプで、説教もするしネガティブにもなるし(笑)。いいやつな反面、めんどくさいみたいな(笑)
ーー役職に選ばれた時の率直なお気持ちを教えてください
堀越 僕は2年生の最後のほうに行われた副務決めの際に同期との話し合いによって副務になり、選手を引退するという決断に至りました。そして4年生になり、副務から主務になったという経緯です。3年生の時に選手を引退するという決断の中で、もともと選手として入部しましたし、親も早稲田でラグビーをしていたということから後ろめたさもありましたし、自分自身も国立競技場に立つことを一つの目標としていたので悔しさもありました。その中でも、2年前に佐藤組が決勝で敗れたことが本当に悔しくて。自分が試合に出て活躍するよりも早稲田という組織が優勝して欲しいと心の底から思うようになりました。その中で、早稲田という組織が優勝するためには、自分がスタッフとしてチームに関わった方が優勝に貢献するのではないかと思ったので、選手を引退して副務になることを決断しました。今は主務になって今までよりもチームをドライブしている感覚があるので、チームの命運を握ってる楽しさもあり、怖さもある、そんな感情です。
丸橋 誰しもが『赤黒』を着て『荒ぶる』に貢献したいという思いのもとで入部していると思うので、僕も副務になりたいとは思っていませんでした。でも、茂木陸生(令6社学卒)という従兄弟も自分が1年生時に選手兼副務を担っていて。自分の尊敬する人が副務としてチームに貢献している姿を見ながら、自分がチームのためにどうあるべきかを考えていました。副務決めをしている際に、自分の早稲田への思いや、日本一にしたいという思いが誰よりも強いことを再認識したので、日本一に貢献できる選手兼任の副務になることを決断しました。選手兼任だととてもタフなんですけど、これまでの経験から自分にしか務まらないのではという自信を持って引き受けました。先に堀越が選手を辞めて副務になる話しは聞いていたので、彼を支えられるのは中学から知っている自分にしかいないと思い、最後は覚悟を持って決断しました。
丸橋 本当に昨年1年間は、副務としても選手としてもいろいろ葛藤もあったり、うまくいかない時の方が多かったです。その中で感じたことだったり、整理できたところとかもあって、今シーズンに入ってからは、自分がやりやすく、今までずっと考えてたスタッフが組織を日本一するために必要なことはなんだろうというスタンダードを持つことがチームの日本一に繋がるみたいなところを実現するためにもいろいろな取り組みとか、チーム巻き込んできてるっていうのは感じています。充実したシーズンスタートで、いい土台を作れているのではと思ってます。 選手としても、今年は『赤黒』を着て貢献することが、選手兼任の責任だと思います。両方で結果出さないといけないプレッシャーもありつつ、それを楽しんでいこうという気持ちです。
中根 任命された時にキャプテンから言われたのは、選手に一番近い立場でチームを俯瞰し、それを委員会に吸い上げるっていうことを言われていました。 入部前に選手を一番近くで支えるって言ったことがここで回ってくるのかなとも思いました。僕が1年生の頃の4年生に古瀬健樹さん(令6商卒)という人がいて、自分はこの人にはなれないなと強く思う経験をしました。自分はどうしようかなと考えた時に、その分早稲田に熱を注げたらなと思うようになりました。今年は、昨年と一昨年に決勝まで行ったチームを支えるスタッフ陣を自らがクオリティーを落とさないように維持することも、首脳陣と話して、グラウンドレベルでの早稲田スタンダードというか、プライドを持って取り組むことが自分なりの立場で、自分にしかできないことなのかなと思っています。今年は選手と一番近いところでグラウンドとか周りのこととかを全部を見て、何でもする気持ちで挑もうと思います。
日本一の主務になってみせる(堀越)

ーー仕事をする上で苦労した経験はありますか
中根 一番大変なのは、特に秋とかシーズンが深まってきた時に、絶対負けられないところで、自分たちが慌てていると、チームにも悪影響を与えてしまうので、タフなのかなと思います。何事も予想しないといけないところが大変です。
堀越 一つに絞ることは難しいのですが、仕事の一つに渉外活動があります。スポンサーさんとの関わりのところでやり取りをさせていただいたりしています。あとは、他大学との練習試合の調整とかスケジュールの調整とか、そういった渉外活動であったり、OBOGラグビー俱楽部とのやり取りとかを主にやっています。部内のところで言うと、部内のスケジュール調整とかミーティングの運営とかもやっています。一番大変なところで言うと、試合運営のところが大変なのかなと思っていて、選手が100パーセントのパフォーマンスを出せるように、いろいろなことを想定して準備を細かくしていく必要があって。 選手の要望も聞き、コーチ陣の要望も聞き、それをしっかり発揮していく。 こういったところが、主務の一番大変なところかなと思います。
丸橋 僕も一つに絞るのは難しいのですが、業務としてはグラウンドとか部室だとかそういった施設の環境整備があります。あとは、試合の担当の係とか、毎日変動するメンバー表の管理だったり、ミーティングのサポートだったり、そういったところもいろんな業務をやっていて。それに加えて、チームのマネジメントという組織を作っていくところをやっていて。それをやりながら選手をしているというところで、昨年一年間はそこの両立のところで、タスクが多すぎて、捌き切れてなかった部分がありました。一番辛かったことと言えば、昨年の春シーズンの帝京大戦で自分も下のチームで試合に出場予定だったのですが、その直前に怪我をしてしまって出られなくなってしまって。選手としては悔しい思いをしている中で、当日に観客が3000人以上来てる中で、その観客をどのようにコントロールするかみたいなところの観客の動線だったり、そういったところの警備であったりをマネジメントをするといった試合当日に向けて一週間準備したことが大変だったなと思います。選手としても怪我していてチームに貢献できないもどかしい中で、 チームのことやってる感じで。その中でも、 Aチームが勝ってくれてやりがいを感じながらも、どこかもどかしさもありながらっていうような。
選手としてもスタッフとしても悔いが残らないように(丸橋)

ーー今年の見てほしいポイントはありますか
丸橋 スタッフはなかなか光のあたる存在ではないというのはあると思っているのですが、僕は選手でもある以上、試合で身体を張る姿を見て欲しいと思います。後はグラウンド外でも、自分だけではなくて、身体を張っている周りのスタッフ全員の姿を見てもらえれば早稲田ラグビーに対する解想度が上がるのかなと思います。
中根 個人というよりも、早稲田スタンダードとか、早稲田プライドとかに注目して欲しいと思っています。日々の練習とか、日々の積み重ねがあるからこそ試合にいきると思っていて。昨年の選手権準決勝の帝京大戦の3トライ目ぐらいで、 帝京大がボールを落としたけど、早稲田は誰も止まらずにプレーを続けて。池本晴人(社4=東京・早実)からのキックから由高がトライを取ったその技が見られがちだけど、そこの根底にあるのは、早稲田スタンダードと言う 絶対にプレーが終わるまで辞めないみたいな。その早稲田らしさみたいなところに注目してほしいかなと思います。
堀越 選手が100パーセントを出して生き生きと試合をしている姿に注目してほしいと思います。選手が100パーセントを出せているということは、僕らが100パーセントの準備をして、彼らが輝ける場所をしっかりと作れたという証明なのかなと思うので。日の当たらない存在だとは思うのですが、そういう存在が支えているからこそ成り立っているチームというところも見てもらえれば嬉しいです。
ーーラストイヤーへの意気込みをお願いします
堀越 僕は絶対にこの代で『荒ぶる』を獲って優勝したいと思っているので、そのためにまず自分が日本一の主務になって引っ張ろうと思います。チームにとって最高の環境を作って、優勝して、そして最後に国立競技場でみんなが僕を胴上げしてくれるように頑張ります。
中根 委員に選んでもらった以上、行動で示さないといけないと思うし、学生スタッフの中で唯一の委員ということなので、自分から周りに目を向けないといけない責任があると思うので、委員として、スローガンを体現しながら日本一のサポート体制を作り上げていきたいです。
丸橋 選手としてもスタッフとしても日本一を獲れるチャンスというのは今年がラストチャンスということを感じていて。その中でも悔いを残さないようにグラウンド内々で身体を張ってやっていくしかないのかなと思ってます。
ーーありがとうございました!!
(取材・編集 大林祐太)

※向かって左から
◆中根悠樹(なかね ゆうき)
東京・早実高出身。委員会のメンバーとしては唯一のスタッフからの選出です。選手に一番近い立場でチームを支えます。趣味は映画のサウンドトラックを聴くことで、イントロクイズは誰にも負けません!
◆堀越敬太(ほりこし けいた)
埼玉・城西大川越高出身。昨年は副務としてチームを支えて、今年から主務を務めます。早大ラグビー部一家の影響もあり、チームへの思いは人一倍。マイブームは夜の散歩だそう!
◆丸橋怜央(まるばし れお)
埼玉・早大本庄学院出身。選手兼任の副務としてグラウンド内外問わず、チームに貢献しています。最近はラテアートに熱中しているそうで、3万円のコーヒーマシンも買ったそう!書道も披露してくれました!