それぞれが役職につき、選手としても、最上級生としても止まらない成長を感じさせるFO多田倫太郎(創理4=埼玉・早大本庄)、DF寺田颯一郎(商4=東京・攻玉社)、DF辻村征也(政経4=東京・早実)。昨年の悔しさを乗り越えた彼らに、ラストイヤーへかける思いを伺った。
※この取材は6月10日に行われたものです。

対談中の多田
お互いの紹介
――左隣の人の他己紹介をお願いします
多田 4年のディフェンスミッドフィルダーをやっている寺田君です。普段は結構おちゃらけているムード―メーカー的存在で、練習の時もチームの雰囲気とかを盛り上げています。でも試合の時は世代ナンバーワンのディフェンスミッドフィルダーといえるぐらいの実力で、ボールを相手ディデンスから奪ってくれるとても頼りになる存在です。
寺田 辻村君は僕が2年生のころからずっと一緒にプレーしています。一見静かそうな雰囲気なのですが心の中には熱いものを持っていて、試合の時はすごい勢いでグラウンドボールを拾いに行く印象があります。自分で攻めていって、相手から一点をとりに行くというオフェンス能力の高い選手かなと思いますし、自分もそういったところを尊敬していて見習いたいと思っています。
辻村 多田倫太郎君です。フェイスオファーで、僕たちとは異なる少し特殊なポジションをしています。そんな彼の強みは、他のプレイヤーにも引けを取らないくらいフィールド上で戦えるところです。あとは自分たちがウィングといって試合が始まるときに意識しているセットプレーがあるのですが、多田君が中心となっていろいろなことを教えてくれます。そういった場面でたくさん考えているところが、彼の良さかなと思います。
――皆さん元野球部ということですが、ラクロスを始めたきっかけは何ですか
多田 僕は高校の野球部の人に誘われて、初めてラクロス部という存在を知りました。友達と体験に行ってみたら、ショットとかが最初からうまく投げられて楽しかったので、そこで入部を決めました。
寺田 僕は今まで野球をやってきたのですが、野球だと小学校のころから野球英才教育を受けている、絶対に勝てないような人がいます。一方でラクロスという競技は、基本全員が大学から始めているスポーツです。だからこそ勝てないことに言い訳ができないですし、そういった厳しい環境に大学生活で身を置きたいと思ったので、ラクロスという競技を選びました。
辻村 自分はもともと野球には自信があって、正直自分が満足するレベルまでできたと思っています。燃え尽きたり、けがをしたりした中でも、これまでずっと野球をやってきて結果も残してきました。これからは、大学から始められるラクロスという競技で自分がどれだけできるのか、どこまで頑張れるのかやってみたいと思ったのがラクロスを始めた理由です。

プレー中の多田
役職について
――各リーダーの役割を教えてください
多田 僕は、フェイスオフというポジションのリーダーをやっています。全体で4年生1人、3年生3人、2年生2人、1年生がこれから入るといった感じです。合計で5人と少数制ではありますが、僕が最高学年としてチームを率いています。最近はチーム全体で試合を意識した練習をしようとなっているので、フェイスオフもそこを意識しようと自分から雰囲気づくりに取り組んでいます。あとは辻村君も言ってくれていた、ウィングも重点的に取り組んでいます。フェイスオフをする際のセットプレーでの動き方のことで、毎回反省を共有して全員で技術を高め合っています。
寺田 僕はディフェンスサブリーダーとして、主に自分がやっているディフェンスミッドフィルダーのウィニッドをまとめることに力を入れています。ディフェンスミッドフィルダーというポジションは、今年に関していうとオフェンスからディフェンスに転向してきた選手がとても多いです。知識だったり、技術だったりが足りない選手もいるので、そういった選手らがどうしたら一番力を伸ばせるのかを考えています。さらにはどうやって組織的なプレーに落とし込んでいくかということも意識していて、一体感のあるディフェンスミディ組織というのを目指して日々取り組んでいます。
辻村 自分はクリアライドのサブリーダーをやらせてもらっています。クリアライドとはオフェンスからディフェンス、ディフェンスからオフェンスの移り変わりのことです。基本はオフェンスディフェンス共に6人で守るのですが、クリアライドだと10対10で守る形になっています。ライドは早稲田の強みで、10人が連動して相手チームの脅威になっている印象です。今後もそれを引き継ぎながらさらに良くして、よりチーム全体に浸透できたらいいなと思い頑張っています。クリアは自分の強みだと思っていて、まずは自分がしっかりクリアすることです。寺田君と同じようにディフェンスミディで後輩もたくさんいるので、それをしっかり背中で示していきたいと思います。
――役職に就いた経緯を教えていただきたいです
多田 フェイスオフというポジションはいきなり最初からやるポジションではないと思います。自分も2年生の途中まではミッドフィルダーとフェイスオフを兼任していました。ですが自分が2年生の時、4年生のフェイスオフリーダーの方が学生の中では圧倒的な強さを誇っていて、その先輩に対するあこがれというのがすごく強かったです。その時の4年生みたいになりたいと思ったのが、フェエスオフ専任になったきっかけです。
寺田 僕は、2年生の時からAチームのディフェンスミッドフィルダーとして試合に出させてもらっていました。新しく始める人が多いポジションという中、2,3年で培った経験などを一番伝えられるのは自分かなと思ったのでその役職に立候補しました。
辻村 まずライドは経験が求められていて、試合に応じて少しずつ臨機応変に対応する必要があります。自分も2年生から出ていて、その中での経験を評価してもらって任せてもらったというのが大きいです。クリアに関しては自分の強みですし、自陣からボールを運んで点を取れるところは他にはない武器だと思っています。やっぱりその中で学生のトップに立てるようになりたいと思い、今回立候補させていただきました。
――自分たちの代になって、何か意識が変わったりしましたか
多田 2,3年生の時は4年生がいたので自分のことだけというか、練習中も基本自分のプレーに集中している感じでした。ですが4年生になって、さらにはフェイスオフリーダーというポジションについて、自分だけじゃなくて下級生の技術力向上に努めたり、練習中の雰囲気づくりをしたりするようになりました。下級生の中でも、特に自分が関わるフェイスオフのみんなが成長できるよう、最上級生になって困らないようしっかり自分がサポートしようと心がけています。そういったことは4年生になって初めて意識したことかなと感じています。
寺田 自分は、下級生中心にコミュニケーションをとても大切にするようになりました。去年は多田君と同じで自分がうまくいったり、自分がこの練習楽しかったらいいという気持ちが強く、どうしても練習中ふざけてしまうところもありました。やっぱり今年からはリーダーになったというのもあるので、自分の背中で示しながらも、部全体を見てフィールド練習に取り組むことが大切だと感じています。今は本当に下級生に目を配って、下級生がより良いラクロス選手になれるような活動を心がけています。
辻村 自分は仕事量が増えて、それが楽しいなと感じています。一選手として言うと、去年まではボールを持ちながらクリアして終わりだったのが、そこから点を取れるまでになりました。集団でいうと、今まで僕たちは先輩が多い中でラクロスをしてきました。今は同期が少なくて後輩が多いという中、いろいろな人にどう波及してくか、どうやって教えていくかを考えるようになったと思います。

対談中の寺田
プライベート
――チーム内でよく一緒にいる選手は誰ですか
多田 僕は理工学部なんですが、4年で唯一同じ学部の新井創太君(創理4=東京・早実)と結構仲がいいです。同じキャンパスというのもあって、2年生の時から一緒に授業に行っていますし、課題とかも同じ授業は一緒にやっています。あとは車で遠征をしたりするんですが、その時に一緒に乗る人でいうと4年の石津(郁弥、政経4=岡山・倉敷天城)君や大橋(陸人、商4=東京・早実)君です。その車に乗るメンバーも仲がいいかなと思います。
寺田 一緒にいる時間がいちばん長いのは、現ディフェンスリーダーで副将の中原健太君(商4=東京・早大学院)だと思います。学部も一緒ですし、家の方面も同じ方向に住んでいるので、本当にいる時間が長いです。でも最近は4年生になって中原君があまり授業に来なくなってしまっていて、学校で一緒にいる時間が少し減ってしまったのが少し寂しいです。
――それは授業を休んでいるということですか
寺田 就活を理由にしています。一緒にいる時間が少し減ってしまっていて少し寂しいです。あとは本当にキャンパスも違うのですが、人間科学部の山崎柚貴君(人4=東京大学教育付属中教)も遠征の時など常に車に乗せてくれます。二人で車の中で、語り合うくらい仲が良い同期の一人です。
辻村 結構いろいろな人と仲良くさせてもらっているんですが、例えば高校時代の同期で学部学科も一緒の小川隼人(政経4=東京・早実)とかはよく一緒に課題をやったり遊んだりします。他に挙げるとしたら、家が近い山﨑文也君(政経4=東京・早大学院)で、たまにご飯に行ったりしています。すごくいじられキャラなんですが、僕がいちばんくらいにいじっています(笑)ある意味向こうも僕のことを信頼してくれていて、仲良くさせてもらっているなと感じています。
――部活をやられているととても忙しいと思うのですが、部活と授業の両立は大変ですか
多田 大変でした...。
――理工学部は時間割がかなり詰まっていますよね
多田 そうですね。3年生になると少し楽になるんですが、1、2年生の時は週5で2限から5限まであって課題もあるという感じでした。課題が終わらないのでオールしてそのまま朝練に行くこともあって、その時は結構死ぬかと思いました。
――オールってできるものなんですか
多田 意外とできます(笑)
寺田 僕は商学部で文系学部なので、理工学部ほど日々の授業で忙しいということはなかったです。自分の場合は部活が朝と午前中心なので、午後授業を受けた後に図書室に残ってその日の復習をしたりしてます。大学受験の際、高校で自分がやっていた勉強のスケジュールを今でもうまく生かしています。そうすればオールとかしなくてもテスト期間自分で作ったまとめノートとかをパパっと振り返って、ある程度の単位は順調に取れるといった感じです。
――まとめノートを作っているんですか
寺田 まとめノートというよりかは授業ノートです。授業中先生が言ったことや板書をまとめたノートがあるので、それを振り返っています。
一同 (笑)
――なんで皆さん笑っているんですか
辻村 いや、やっぱり本当に優秀だなと。なぜか年も上で、勉強は僕たちの10倍くらいしていると思います。
寺田 勉強はずっと好きです。本当ですよ(笑)
辻村 僕は(政治経済学部の)経済学科で、とてもテストが多いです。正直授業は出席して話を聞いているくらいなのですが、テストオフというのが授業の最終週にあります。そのぐらいになると経済学科の人総出で、山﨑文君とか小川君と一緒に教科書を読み込んで徹夜で勉強しています。分からないところを聞き合うとか、そういう風にして何とか頑張って乗り切れているという感じです。
――オフの日はどんなことをしていますか
多田 オフは基本寝ています。寝たり、QOL高いことをしたいなと思った時はカフェに行ったりしています。
寺田 自分は筋トレしてからバイトに行くっていうのがオフの日の鉄板です。朝起きてご飯を食べて、1時間くらいしたら最寄りのエニタイムフィットネスに行って筋トレをします。昼過ぎくらいにアルバイト先に行って、5時間くらい働いてから帰るというQOLの高い生活を送っています。やっぱり部活をやりながらバイトをするのは結構大変なのですが、そこは自分の継続力で続けられたかなと思っています。
辻村 僕は家で寝るのも好きなのですが、やっぱりオフの日は外に出て何かしたいと思っています。まず温泉に行ってからサウナに行くのも好きですし、あとは二郎系ラーメンが好きなのでいろいろな場所を巡りに行っています。それにアルバイトもしていて、オフの日も何かしら予定を入れて外に行くようにしています。

プレー中の寺田(写真左)
学年について
―今の4年生は全体的にどんな学年ですか―
多田 ラクロスはもちろん好きで熱中していますし真剣なのですが、他の学年と比べると静かな方かなと思います。それでも練習ではメリハリをつけて盛り上げていて、結構真面目な学年なのかなと思います。
寺田 静かなのでまとまりが良いのですが、時に小さくまとまってしまう部分もあります。そういう時は逆に、下級生のフレッシュな若さを我々が上手く引き出して、その勢いに4年生が一緒に乗っからせてもらっているのかなと思います。
辻村 僕もやはり同じで、優しい代だなと思っています。それこそ後輩が多くて賑やかな中で、それを受け入れて一緒に盛り上がったり、話したりと優しい人が多い印象です。それが良さでもあるのですが、試合の時にはもしかしたら逆に甘くなってしまっているかもしれないとも思います。でもそれも込みで、この代の優しさというのは1つ大きな特徴であると思います。
――チームの中でライバルとして意識している選手はいますか
多田 僕は、同じポジションで3年生の富田隼平(商3=神奈川・県立大和)君です。彼はU20の日本代表にも選ばれていて、僕が3年生の時から切磋琢磨してやってきました。今年もAチームで良いペアとしてやれているので、後半戦も彼の良いところを引き出してうまくリーグ戦に挑めれば良いなと思います。
寺田 僕は隣にいる辻村君がライバルかなと思っています。2年生、3年生、4年生とずっと同じチーム、ポジションで同じ練習をしてきました。だからこそ自然とAチームのベンチ争いをする時に、辻村君という存在は良くも悪くも自分にとって刺激になっています。これは非常に良い関係なのかなと感じています。
辻村 僕もやはり寺田君です。大学2年生からずっと同じポジションをやってきて、意識せざるをえない関係かなと思っています。オフェンス能力で言えば自分の方が長けている部分がある一方で、ディフェンス面では昨年からずっと下で、勝てていないというのが正直あります。ディフェンスミディのポジションリーダーをやってもらっている中で、自分はもっとディフェンス能力をあげて少なくとも寺田君を脅かせられるレベルにはならないと思っています。そうしないと後輩も、他のポジションの仲間もついてこないと思うので、そこはまず1つ目指したいなと思います。

対談中の辻村
前半シーズンの振り返り
――前半シーズンを振り返って見つかった課題などはありますか
多田 前半シーズンで自分は初めてAチームに入ったので、試合に入る時に緊張があり、思うようにチームに貢献できない部分がありました。そこはリーグ戦に向けての1ヶ月ちょっとの期間で課題を整理し、もっと強くなってチームからの信頼を得られるよう頑張っていきたいなと思ってます。
寺田 今年はフルフィールドといって、ディフェンスでボールを奪って、そのまま相手のゴールに向かって得点を目指すことをテーマにラクロスをしています。そこの部分で先週の早慶戦であったり、日体大戦ではチームとして強みとしようとしていた部分があまり発揮できませんでした。その原因は技術力だけではなくて、精神的な部分の弱さなどがあったからだと思っています。リーグ戦ではメンタルの部分を鍛え直して、強みにしようとしているフルフィールドで他大学を圧倒したいと思います。
辻村 自分もメンタル面の話で、やはり大舞台になると今まで出来ていたことが出来なくなってしまうということが多くあります。それが負けにつながったなという試合はいくつかありました。早慶戦や日体大戦を含めた大事な試合で出てしまったことが、1つ課題だなと思います。そのようなところを修正しようと、最近は練習からも野澤主将(想大主将、政経4=東京・桐朋)を中心に4年生が雰囲気を作っています。出来ることをしっかりやりきるという姿勢を後輩に示して、組織をより良くした状態で後半戦につなげていきたいと思います。

プレー中の辻村
リーグ戦に向けて
――リーグ戦で個人的に見てほしいプレーを教えてください
多田 個人的に見てほしいプレーは、フェイスオフをとった後のプレーです。自分が自信あるのはフィールドのプレーなので、そこで相手の脅威になれるよう、ゴールに向かっていくプレーに注目してほしいです。あとはフェイスをやる時、セットプレーのウイングの連携にも注目してほしいなと思います。
寺田 自分は1on1とグラウンドボールのところを見てほしいと思っています。自分の強みは1on1なので、リーグ戦の舞台ではアグレッシブにプレーします。自分が相手からボールを奪うところを見て、観客が沸いている姿を見ていただきたいです。あとは、ボールを奪った後のグラウンドボールのところにも注目してほしいです。最後にもう1つ。実は僕、フェイスオフを1試合に1回くらいやるんですが、とてもレアなのでぜひ注目してください。
辻村 僕はやはりオフェンスが強みだと思っているので、もちあがってショットを打つところに期待してほしいです。今までは右手で打つショットが多くて、もちろんそれにも自信があるのでぜひ見てほしいのですが、リーグ戦では左手で打ったり、止まって打つスタンディングシュートであったりとか、より多彩なショットで点をとりたいと思います。ディフェンスミディはただディフェンスをやるだけのポジションではありません。これからはオフェンスもできるようなディフェンスミディも出てくると思うので、その先駆けになれたらなと思っています。
――チームで1人、リーグ戦のキーマンを挙げるとしたら誰ですか
多田 背番号13番、オフェンスミッドフィルダーの山口遼真(政経4=東京・成城)君です。オフェンスは下級生が多いですが、オフェンスミッドフィルダーの4年生として、引っ張ってくれている存在かなと思います。そんな遼真君のランシューなどの得点力やオフェンスを引っ張る姿に注目してほしいなと思います。
寺田 自分は背番号16番、ATの山崎柚貴(人4=東京・東京大学教育学部附属中等教育学校)君を注目選手にあげさせていただきます。彼の見た目はラクロスプレイヤーっぽくなく、だいぶ細いのですが、逆にそこから出る器用で観客が湧くようなオシャレなプレーがとても魅力的な選手です。ぜひ彼のクロス捌きや足捌きに注目していただきたいです。
辻村 自分は自分と同じポジションで後輩の、若杉(泰希、政経2=東京・早実)君です。もともとはオフェンスをやっていた選手で、今年からディフェンスミディをやっています。大学2年生ながらも既にAチームに入っていて、序列も高い方なので、試合でもよく活躍してくれていると思っています。先ほども言ったオフェンスの話でいうと、若杉君は僕を超える存在になれると思っているので、リーグ戦でもう1つ殻を破って、よりレベルの高い選手になってほしいなと思います。
――最後にリーグ戦に向けた意気込みをお願いします
多田 自分たちがラクロス部に入ってから、日本一という姿は見ていません。前半戦はフェイスオフであまり貢献できなかった分、リーグ戦ではしっかりと毎試合得点に絡んだり、安定したポゼッション率というのを残したいです。そのようにチームに貢献して、日本一に向かって突き進んでいきたいと思います。
寺田 自分はディフェンスの部分で貢献するのはもちろんなのですが、オフェンスに入って自分がボールを奪おうと考えています。そのまま自分で点を取ってチームの勝利に貢献して、日本一になれたらなと思います。
辻村 僕も今まで部活動をずっと必死にやってきて、高校も大学も日本一を少し意識してきました。ですが本当に壁が高いものだと実感していています。何とかラストイヤー、そこを達成したいという気持ちは誰よりも強いです。それを個人としては、チームが苦しい時に誰よりも走って点を取ることを大きな目標にして、それを達成したいと思います。
――ありがとうございました!
(取材・写真・編集 高津文音、西塚奏琉)

◆寺田颯一郎(てらだ・そういちろう)(※写真中央)
2002(平14)年3月14日生まれ。東京・攻玉社高出身。商学部4年。180センチ、75キロ。MBTIがエンターテイナーだという寺田選手。真面目さと面白さ、さらにはスタイルを生かすファッションセンスまで持ち合わせているそうです!
◆多田倫太郎(ただ・りんたろう)(※写真左)
2003(平15)年9月13日生まれ。東京・早大本庄高出身。創造理工学部4年。179センチ、82キロ。最近聞いた曲は「きゅるりんしてみて」という多田選手。かわいい曲を聴きながらも、アイスコーヒーが好きだという大人な一面も教えてくれました!
◆辻村征也(つじむら・せいや)(※写真右)
2004(平16)年1月5日生まれ。東京・早実高出身。政治経済学部4年。174センチ、70キロ。高校は野球、大学はラクロスと常に部活に全力投球な辻村選手。試合前にはサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」をよく聴いているそうです!