【連載】卓球 秋季リーグ戦直前特集『SUPER!』 第1回 杉田陽南主将×宮脇心和子×司千莉

特集中面

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第1回は女子部の攻撃型の主軸となる、杉田陽南主将(スポ4=大阪・香ヶ丘リベルテ)、宮脇心和子(社3=鳥取敬愛)、司千莉(スポ1=大阪・香ヶ丘リベルテ)の3人が登場。春季リーグ戦や全日本大学選手権・団体の部(インカレ)でも活躍を見せた3人に、リーグ戦にかける思いを伺った。

※この取材は8月27日に行われたものです。

(リーグ戦は)空気が重い(宮脇)

春季リーグ戦で、応援に向けてガッツポーズを見せる宮脇

――まずは隣の人になりきって自己紹介をお願いします

 宮脇さんは普段はすごく明るくて、ニコニコしていて、誰にでも優しい対応とれるすごくいい人です。卓球になると前陣で相手のどんな強打もブロックして、「壁」みたいな感じです。

杉田 司は、司が中1の頃から知っているので、正直中学生の時の方が印象が強いです。大学生になって考えるとやっぱり成長したなっていうのがすごいあります。 顔が綺麗なタイプなので、無表情だとすごい怖がられちゃうんですけど、 話したらいい子ですし、卓球に対しても真面目にしっかり取り組んでいるかなと思います。卓球に対する思いはちゃんと自分なりにあって、それがちゃんとプレーにも出ているので、そういうところはすごいいいところかなと思います。

宮脇 杉田さんはキャプテンで、 背中に見せる感じのキャプテンって感じです。あんまり多くは語らない方なんですけど、試合に対する態度とか意気込みとかでチームを引っ張っているな、と感じます。卓球は自分とは真反対のプレーで、豪快にフォアハンドとかバックハンドを振っていて、魅力的で、見ていて面白い卓球だなと感じます。

――今年度が始まってからの試合結果やご自身のプレーを振り返っていかがですか

杉田 今年度始まってからは外部に練習に行かせていただく機会も増えて、春休みの期間にドイツリーグの一部に参戦させていただきました。そこでパリオリンピックに出た選手とも対戦させていただいたことで、自分が今まで見てきた世界と違う世界っていうのを経験できて、引き出しが増えた部分は間違いなくあるかなとは思います。でも実際に成績としてそれが出せているかと言われると、ちょっとまだ少し足りないかなと思うので、秋リーグに向かって頑張っていけたらな、と思います。

 大学1年生ということで、高校の時から環境が大きく変わって、 最初は少し慣れない部分もあったんですけど、自分なりに外部に練習に行くなどして、いろいろ試行錯誤しながら練習していって、ちょっとずつ本調子に今近づけてきているのかなと思います。でも試合結果としては目標で設定していた結果よりもいつも1つ下とかで、なかなか目標達成ができていないです。夏休みで台湾に遠征に行かせてもらったので、 そこでその得たものを秋リーグまでに自分のものにして、そのまま上り坂で調子を上げていけるようにしていきたいです。

宮脇 今年度1番自分の中で印象に残っているのが春リーグです。いっぱい出させてもらったんですけど、たくさん負けてしまって、チームにも迷惑かけてしまって。申し訳ない気持ちで春リーグは過ごしていたんですけど、部員の人からの声かけやOBOGの方々からアドバイスをたくさんいただいて、なんとか乗り切ることができた大会でした。秋リーグはもう二度とそんなことを経験しないように、あと残り少ない期間ですがしっかり頑張っていきたいです。また関西遠征に私も行かせてもらったので、そこで得たものを発揮できるように頑張りたいと思います。

――今回は秋季リーグ戦前対談ということで、特に春季リーグ戦を振り返っていかがですか

杉田 春リーグは正直対戦する相手のエースか、エース級クラスの選手しか当たってないので、正直厳しい試合ばかりで、その中で3勝できたというのは自信にもなりました。ただ、3敗してしまったということを言えば、このクラスの人たちに全勝しようと思ったら今のままではダメだなと思った大会でした。ダブルスは逆転勝ちみたいな試合がすごく多くて、差を離して勝った試合がなかったです。どのチームのダブルスも強いので、 実力が拮抗しているからこそ、最後の1本、2本をちゃんと取り切るというところをしっかり頑張っていかないといけないなと思いました。

 私は春リーグは3勝という目標で行かせていただいて、結果的には3勝することができて、目標達成することができたことはよかったと思います。でも 負けた試合の中でも僅差で負けたり逆転で負けたりという試合があって、もしかしたら3勝以上できていたかもしれない、ということもあったので、秋リーグでは目標した勝敗は最低ラインとして、それよりも1勝、2勝多く勝てたらいいなと思います。

宮脇 私は春リーグは1試合目からひどい試合をしてしまって…。

杉田 全然ひどくないでしょ(笑)。

宮脇 いやでも、何回もマッチポイントを握っているのに勝ちきれなかったりしてしまって。それから2試合目、3試合目も「切り替えないといけない」と頭ではわかっているのに、心では切り替えることができていなくて、引きずったまま試合をしてしまったところがあったので、秋リーグでは苦しい試合ばかりだと思うんですけど、まずはチームに悪い影響を与えないような自分の行動とか振る舞いとかを意識して、その上で試合に臨むようにしていきたいと思います。

――リーグ戦は特殊、と言う話をよく聞きますが、どのようなところが違うのですか

杉田 自分の主観ではボールが全然飛んでいかない試合かな、という印象があります。応援は立ち上がってはいけなくて、 インカレに比べたら正直そんなに応援があるか、と言われるとあまり差がないとは思うんですけど、やっぱりベンチに入れる人数も多いですし、勝てない中でも声を出してきたりとか、手を高く上げてガッツポーズしてきたりとか、そういうところでの圧の強さ、というのはすごく感じます。だからこそボールが飛んでいかなくて、 だからこそ強い選手よりも負けない選手が勝っていく試合、という印象があります。

 私は高校までは団体戦が5番までしかなかったので、初めてリーグ戦をやって感じたのは、(リーグ戦では)7番まであって、早稲田は結構7番まで回ることが多くて、長いな、ということです。7番まであるので、前半でリードしていても後半で逆転されることもあったりするので、最後まで展開が分からないというのもちょっとプレッシャーになりますし、 長い中で気も抜けないので、精神的にも体力的にもきついなと感じます。

宮脇 自分のイメージではあるんですけど、学生卓球の中では「インカレよりリーグ戦」というイメージがあります。長い歴史があるので、その歴史からくる名誉がある大会という感じでみんな優勝しようって意気込んでいると思います。なんかインカレより空気重いですよね?

杉田 重い。インカレの方が勝ちやすい。リーグ戦の方が最後までどうなるかわからない。

宮脇 そうですよね。そういう雰囲気からくる空気のはりつき感が独特な雰囲気という感じがします。

――ご自身の強みと課題を教えてください

杉田 強みというところでいうと、卓球はサーブレシーブがすごく大事、とよく言われるんですけど、特に自分はサーブが比較的得意かな、と思っています。サーブからの展開というのはいつも意識して、長所として伸ばせていけたらと思っています。見えた課題は正直、何か1つを変えて勝てるようなレベルじゃないな、と感じたので、全ての面において相手を上回っていかないと、あのレベルの選手たちには勝てないなっていうところを痛感したかな、と思います。

 私の強みは攻撃力があるところで、勝っていても、負けていても、 競った場面でも、攻撃し続けることができるというのはすごくいいところだと思います。逆に自分が攻撃できない展開の時や、攻撃を相手にうまくブロックされてなかなか決め切れない時に、コースだったりとか、 相手に打たせてからの展開が課題だと思いました。そこは改善できるところだと思うので、秋リーグまでに改善していきたいなと思います。

宮脇 私の強みはラリー力だと思います。あまり強いボールが打てない分、ラリーでしっかり守るっていうところを意識してやっているので、裏を返せば、攻撃力があまりないというのが私の課題です。あとはそのラリーに頼ってしまうところがあるので、サーブレシーブの質がちょっと落ちてしまうという部分も課題だと思います。

杉田 なんか就活の答えみたいだね(笑)。

――次に杉田さんと司さんにお聞きします。今年度からダブルスを組んで団体戦に出場されていますが、これまでのダブルスを振り返っていかがですか

杉田 私はダブルスの時、何も考えてないので、司さんの指示に従っているだけなので。

 最初のスタートが悪い試合がほとんどなんですけど、 その試合の中で逆転できる時もあるので、試合の中でうまく対応していけているのは、まあぎりぎりいいんじゃないのかなって思います。勝つ試合とか逆転できる試合とかは、お互いがすごく試合に集中して、 余計なことを考えずにプレーすることができていると思うんですけど、負ける試合の時は、相手に試合を握られすぎていて、自分たちが何したらいいのかわからない、 考えることができていないという状態の時があるので…。なんか難しいです(笑)。

一同 (笑)。

 多分お互いで話し合えている時は、それで負けたとしてもあまり後悔はないんじゃないかなって思うので、最後相手に先手を握られても最後まで話し合って、諦めずに泥臭く頑張りたいと思います。

――ダブルスで組みはじめと比べて成長したところはありますか

杉田 春リーグに比べて、インカレの方が内容もよかったですし、勝利数もよかったと思います。全日学予選でもしっかり結果を残すことができたので、やっぱり組む時間が長く、練習時間が増えていくとよりよくなってきていると思います。まだまだ成長ができると思うので、試合に合わせて、試合の内容に合わせてうまく成長できればいいかなと思います。

(4年生に)早稲田で戦ってよかったな、と思ってもらえるように(司)

今年度からダブルスを組む、杉田主将と司

――続いては宮脇さん、司さんにお聞きします。お二人にとって杉田さんはどんな主将ですか

杉田 聞きたくないよ(笑)。

 私も杉田さんは自分が中1で、杉田さんが高1の頃初めて出会って、高校生の時から背中で見せるタイプだったので、自分としては懐かしいなって思いつつも、変わっている部分とかもあるので、いつまでも追い続けたい存在かな、と思っています(笑)。

宮脇 背中で語る主将です。

杉田 そんなにしゃべってないか?(笑)

宮脇 いや、そういうわけじゃないです(笑)。

――秋季リーグ戦が近づき、4年生の引退も近づいていますが、4年生のみなさんとの思い出はありますか

 春リーグで例えば試合が7番まで回ったときに、全員でその人を大きい声を出して応援したときは楽しかったし、4年生が意地を見せているところも見ることができました。秋季リーグは勝って4年生を悲しい気持ちじゃなくて、早稲田で戦ってよかったな、と思ってもらえるように頑張りたいなと思います。

宮脇 3年間くらい過ごしてきて、3人の4年生ひとりひとりみんな個性があって、だけどみんなチームのことを考えてるっていうのは本当に軸にあって、それが団体戦とかに現れているなと思います。司さんとも被る部分があるんですけど、誰も人事にせずにみんな真剣になって、自分のことのように(他の人の)試合展開を考えてくれるそういう気持ちがすごく嬉しかったし、秋リーグは4年生が笑顔で卒部できるような試合をして、みんなで終わりたいなと思っています。

――杉田さんは同期のみなさんとの印象的な思い出などはありますか

杉田 一人一人違う人です。まず福岡(乃愛副将、スポ4=兵庫・三田学園)は、 自分が大学1年生の時にインカレメンバーとして出させていただいて、ずっと固定で決勝まで出させていただいたんですけど、その時に福岡は多分ベンチから外れていて、ただみんなと一緒に会場にはいて、上で応援という形だったんですけど、あの時はやっぱり(ベンチ外の1年生は)1人だし、もちろん部の仕事はいっぱいあって。インカレは試合に出られる人が少ないので、試合に出ている人も出ていない人もみんなで仕事をやっていたんですけど、その中で福岡は率先して洗濯物をやっていました。しかもその時ホテルがすごく混んでいて、洗濯物を朝の4時ぐらいまでやっていたとか、朝早く起きてやっていたみたいなことを聞いて。その上毎回メッセージとかを書いて置いておいてくれて。1年生で試合に出ていない立場でそういう選手がいるというのは、やっぱりチームにとってもすごくいい影響を与えますし、それを見た先輩方はもちろん頑張ろうってなると思います。その年のインカレは多分自分以外の人は正直あんまり調子が良くない中での試合だったので、ほとんど苦しい試合ばっかりだったんですけど、そういうところでやっぱりチームとしての強さがあったのかなとは思います。顧(琳婧、スポ4=愛知・桜丘)が自分の中で1番印象に残っていることは、春リーグの東洋戦で、7番手で勝ったというのはすごく印象に残っています。顧は2年生のリーグ戦で結構苦しんでいて、リーグ戦というか、団体戦があんまり得意じゃないのかな、みたいな感じの印象がどうしてもあって。3年生の春は留学でリーグ戦に出ていなくて、 それから秋リーグがあって、今年の春リーグだったので。もちろん実力が高いのはわかっていますし、だけどリーグ戦は少し特殊な舞台で、実力が高いから勝てる世界じゃないので。そういった中、最後7番でああいう姿で勝ち切ってくれたっていうのは、本当にかっこいいなと思いますし、尊敬もしています。

――司さんは今年早稲田に入学して、早稲田大学卓球部の雰囲気はいかがですか

 規定練習の時もみんな真剣に卓球に取り組んでいて、練習が終わった後も自主練習、サーブ練習だったりとか、誰か練習相手を捕まえて 3球目などの細かい練習をしたりする選手が多くて、意識の高さで言うと大学の中でも高い方なんじゃないかなと思いました。

――杉田さんは主将としてこれまでチームを率いてきたと思いますが、このチームの強みと課題はどんなところにありますか

杉田 強みで言うと、ここ一番っていうところにしっかり力を出し切れるっていうのはすごく強みなのかなと思います。 応援もみんなで全力でやりますし、実力差がすごくあるチームではないですけど、切磋琢磨しながらみんなでチームを良くしていこうっていう姿勢は全員が持っていますし、そういったところがチームとしての強みかなと思っています。課題としては多分頭が良すぎる(笑)。やっぱり勝負の世界なので、わからない方が強いこともたまにはあると思うんです。完璧なことを求めすぎてしまうと、結果としては勝てなかったりするので、頭が良すぎて諦めがちょっと早いのはもったいないなと思います。やっぱり(他校の選手も)同じ大学生だし、 他の大学も圧倒的に強い大学ははっきり言ってないので、 もちろんオーダー次第ではあるんですけど、当たりさえよければどの大学にも勝つチャンスがあるとは思います。でもそのチャンスを本気で取りに行けているか、と言われると、やっぱりそれ以外の安定的なところもどうしても見えているチームなので、 そこの泥臭さというか、ハングリー精神的なところはちょっと弱いかなとは思います。

優勝決定戦をこれまで見てくれた人たちに届ける(杉田主将)

――秋のリーグ戦に向けて、今どのようなことに取り組んでいますか

杉田 自分はサーブレシーブの1番最初の展開のところを練習してやっています。というのは、大学2年の時のリーグ戦でほとんど勝てなくて、 日生(日本生命)の村上恭和監督に報告した時に、「オーダーがわからない大会なので、サーブレシーブさえうまくやれば勝てるのだから頑張りなさい。 」といってもらったので、それから、リーグ戦の前は特にサーブレシーを意識して、どの相手が来てもある程度対応できるようにしっかり準備していきたいなと思っています。

 私は、攻撃力が一番カギとなるプレースタイルなので、その攻撃ができなくなったら、勝つことができなくなってしまって、その攻撃を保つためにも、体の状態をしっかりさせておかないといけないと思うので、中高の時にずっと続けてきたトレーニングを、ちょっと最近さぼってしまっていたので、それを再開させて、毎日頑張って続けるようにすることと、もし自分のサーブが良ければ攻撃もしやすくなって、サーブで先手を取れるようになると思うので、サーブ練習を毎日取り入れるようにしています。

宮脇 取り組んでいることは2つあって、1つ目はサーブ練習で、毎日20分サーブ練習に取り組むようにしています。あんまりいろんなサーブが出せるっていうわけじゃないので、 一つ一つのサーブの質とか、結構私はサーブミスも多いので、絶対にミスをしないっていうところを意識して取り組むようにしています。もう1つは、意識的な部分ではあるんですけど、簡単にミスをしないということです。 ラリー型を売りにして卓球しているので(笑)、なんかあんまり相手より先にしないっていうところを意識して、練習しています。

――もしあれば、このリーグ戦の中で特に意識している選手やチームを教えてください

宮脇 意識しているチームというよりは、最初の2試合、筑波大・東洋大の試合をしっかり勝ち切ってスタートダッシュを決めたいです。

 私は誰とかはないんですけど、 他大の同級生の人たちよりも勝ちたいなという気持ちはあります。

杉田 そうですね。うちは毎回スタートダッシュって言って、スタートダッシュを切れていない感じがいつもあるので、もちろんスタートダッシュできるのが1番いいんですけど、 もちろん目指しつつも、もしできなかった時にそこで大崩れしちゃうと、3日間5試合あるので、全部ダメになっちゃったりするのも全然ありえると思うので、やっぱり一戦一戦、最後の1球を取り切るまでは全員が諦めないでいけたらいいかな、と思います。

――秋季リーグ戦のチームの目標を教えてください

杉田 優勝決定戦をこれまで見てくれた人たちに届ける、というのが女子部の目標です。

――秋季リーグ戦のご自身の目標を教えてください

杉田 もちろん試合に出る選手として当たり前ですけど、いつどんな時に誰と試合をしようが、やっぱり勝ちを目指すとこをやめるのはよくないと思うので、特に団体戦ですし、明らかな格上選手ももちろんいるかもしれないですけど。常に全勝を狙っていきたいなという思いと、やっぱり現実的なところで言うと、実際に負けてしまうことも全然ありえると思うので、1敗した時にその1敗で止められるように、そこで2敗、3敗ってしないように、そこはある程度準備していかないと気持ちが切り替えできないので、しっかりそこは気持ちの準備をしていきたいと思います。

 私は春リーグで負けた試合の時にメンタルが崩れてしまったりとか、弱気になってしまったりする部分があったので、秋リーグではどんな状況でもメンタルを一定に保てるように「心は熱く、頭は冷静に」最後まで自分を信じて、春リーグよりも1勝2勝多くを目指して頑張りたいと思います。

宮脇 私もかぶる部分があるんですが、春リーグでは負けを引きずってしまって、負けが続いてしまったので、1試合でちゃんと気持ちを切り替えて次の試合に臨んで、春リーグよりもたくさんチームに貢献できるように頑張りたいです。

――最後に秋季リーグ戦に向けた意気込みをお願いします

杉田 4年生ということで、自分は卒業後、卓球はたぶん日本ではしないと思うので、日頃支えてくれていた方々への感謝の気持ちというのはすごくありますし、やっぱり卓球人生を見せられるのが最後かもしれないので、そうなるとやっぱり大学の関係者、今までさせてくださっているOBOGの方々や監督やコーチの方々に見せるっていうのはもちろんですけど、やっぱり両親であったり、家族であったり、あとは中学とか、卓球を始めた頃からお世話になっているたくさんの人に何かひとつでもいい姿見せれたらいいなという恩返しの気持ちは忘れずに最後までプレーしたいなと思っています。

 私は秋リーグで目標にしている勝率はあまり気にしすぎずに、1試合1試合、勝ちを積み重ねていけたらいいなって思っているので、先のことを見すぎずに、目の前のことから1つずつ焦らずに頑張っていきたいと思います。

宮脇 個人的な考えとしては、試合に出させてもらったら、その自覚と責任を持って最後までやりきることを意識して試合に挑みたいなって思っているのと、4年生が最後なので、さっきも言ってしまったんですけど、みんながいい気持ちで終われるように、誰1人取り残されることなく、その試合に全員が一生懸命臨めるような雰囲気作りっていうのを3年生として作っていきたいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 梶谷里桜)

秋季リーグ戦に向けた意気込みを書いていただきました!

◆杉田陽南(すぎた・はるな)(写真右)

大阪府・香ヶ丘リベルテ高出身。スポーツ科学部4年。戦型は右シェーク、裏・裏。試合前のルーティーンをお聞きすると、多すぎて答えきれない、という杉田主将。試合の前日と当日の行動は全て決まっているそうです!

◆宮脇心和子(みやわき・しおこ)(写真左)

鳥取県・鳥取敬愛高出身。社会科学部3年。戦型は右シェーク、裏・裏。試合前のルーティーンは全くないという宮脇選手。いつも早く寝て試合に備えるそうです!

◆司千莉(つかさ・せんり)(写真中央)

大阪府・香ヶ丘リベルテ高出身。スポーツ科学部1年。戦型は右シェーク、裏・裏。試合前のルーティーンはウィダーインゼリーを丸々一本飲むことと、決まったトレーニングをすることだそうです!