12月の引退まで部員の姿を追う早大応援部特集。今回は学生動員対策責任者を務める野口航太郎(国教4=埼玉・熊谷)、安達彩咲(政経=兵庫・白陵)、加藤杏由夏(スポ4=長野・松本県ヶ丘)に対談を行っていただいた。学生動員対策部門では、野球応援や各種応援に多くの方々に来ていただけるような取り組みを行っている。部門での活動や早慶戦への意気込みを3人に伺った。

ーー他己紹介をお願いします
安達 リーダー4年の野口くんです。学部は国際教養学部です。
加藤 私たちは「のぐちゃん」と呼んでいます。
安達 いるだけで雰囲気が和みます。実はこう見えてデザインセンスがすごく光っているタイプで、口数は少ないけどこだわりが結構あります。
加藤 野口にしか出せないアイデアをよく出してくれます。彼の世界観があると思います。
野口 政治経済学部で吹奏楽団4年の安達さんです。関西出身ということが彼女の人格を作っていると思っていて。本当にいつもユーモアセンスに溢れていて、いるだけで場の雰囲気が明るくなります。しかも、この学生動員対策部門において、一番情熱を注いでいる存在で、前後期を通して学対への愛を強く感じていて、一緒に働くことができてよかったです。
安達 スポーツ科学部でチアリーダーズ4年の(加藤)杏由夏です。杏由夏はすごく明るくて、下級生へのアプローチとかにおいて、私はすごく学びがありました。楽しい企画や斬新な企画を思いつくのが得意なんだろうなと思っていて、去年は一緒に学対をやったわけではないですが、責任者になった理由がわかるというか。たくさん刺激を受けました。
野口 固定観念にとらわれない、エネルギーの爆発がすごい人で、アイデアを出すことに長けているという印象です。
ーー初対面の時の印象は
加藤 野口は付けてるメガネが丸くて可愛かった印象があります。特に上級生の方からよく可愛がられてました。(笑)
安達 野口は最初は口数が少なくて、同期ともあまり話さないタイプだったので、性格がよくわからなかったです。
加藤 今は色々話してくれるようになったよね。素を出してくれるようになって。責任者として一緒に活動していく中で、なんでも話せる仲になったと思います。
野口 あまり関わりはなかったですけど、安達はコミュニケーション能力が高い人だなという印象を持っていました。4年生になってからより近くで接する機会が増え、その人柄が周囲に良い影響を与えていると感じます。
加藤 下級生の時はあまり話したことなかったよね。
安達 そうだよね。
加藤 責任者で一緒になって、いつも優しい雰囲気が溢れていて、なんでも頼れるしなんて話しやすいんだろうと思いました。すごく一緒にいると安心して同じ責任者として隣にいてくれることが本当に心強いなと感じています。
安達 加藤は見たまんまなんですけど、ずっと笑顔で明るくて弱音をはいているところを見たことがない印象はありました。確かにあまり話したことはなかったけど、最初に同じ責任者だと知った時は駆け寄っていったくらい嬉しかったよね。

ーー応援部に入った経緯は
野口 ずっと海外で育ってきた中で、高校から日本に帰ってきた時に、その時に学校にあった規律正しくてかっこいい応援団を見たのが、日本の応援の文化に接した始まりです。その中で、大学で自分を鍛えるために打ち込めることが欲しいなと思った時に、真っ先に検討したのが応援部で、実際入ってみて自分を変えることができたのでよかったかなと思います。
安達 私は楽器をずっとやっていてそれを続けたいという思いで音楽団体を探していたのがきっかけで、緩い団体は性格的に自分が廃れていく自覚があったので、できるだけ厳しい環境に身を置きたいなという軽い気持ちで入りました。応援部がどんな団体なのかわからなかったので、ギャップは大きかったですが、自分が得意な分野を見つけることができて、今は入部してよかったなと思っています。
加藤 私は高校の時に陸上部で競歩をやっていて、その時に競歩は苦しくて孤独な競技なのですが、トラックを何周もしているときに応援の力の偉大さを感じたという経験がありました。応援ってすごくいいなと思っていて、今度は自分が誰かの背中を押したいと思うようになり、その時にちょうど早稲田大学応援部のYouTubeを見つけて、次目指す場所はここだと思ったのがきっかけです。
ーー学生動員対策補佐の活動から責任者就任までを振り返って
野口 自分は応援部2年生まで物を作り出すというポジションを経験したことがなかったので、3年の時に就いた学対補佐でデコレーション企画の担当をやらせていただいた時に、自分で一からアイデアを出せるという環境がとても新鮮で。それからの応援部生活で色々な新しいことに挑戦する時も、その経験が生きていたので、すごく自分にとっていい経験だなと思っています。それはデコレーションを今年新たに作るというところにも繋がっているのでよかったと思います。
安達 私は誘導人員に下級生の時からよく入っていて、褒めていただいたことがあったことで、誘導に勝手に親近感を覚えていました。そして、補佐の時に自分が考えたグッズが現物化して、お客様の手に渡った時に一番やりがいを感じたので、ぜひ4年生になっても責任者として部門を動かしたいなと思ったことが一番大きな理由です。
加藤 私も補佐の時に、誘導人員とかグッズ販売人員とかになることが多くて、その時にお客さん一人一人と話したり、関わることがたくさんあったので、もっと多くの人に早稲田の応援席を知ってもらって応援する楽しさを広めたいという思いがきっかけで責任者を目指すようになりました。
ーー学生動員対策部門で取り組んでいること
安達 今年は誘導方法を変えたことが大きな変化だと思っています。今までは多くの部員で一人のお客様を誘導するという形式をとっていたのですが、今年は補佐のアイデアをベースに、自由着席型に変更しました。これによって一列空けが徹底できたことが成果の一つだと思っています。後期から「Viva Waseda」の大移動企画が始まったのですが、これも一列空けが重要なカギになるので、そういう意味でも少人数で円滑に誘導する方法を生み出せたのは大きな成果だったと思います。
加藤 秋の早慶戦では毎年応援席の後ろのネットにデコレーションを設置しているんですが、それを今年は新しくしました!令和5年度から同じ物でしたが、野口とかみんなで今年は新しくしたいねと話していて。応援席をより明るく盛り上げたいという思いがあって、よりポップなデザインにしたいと思って新しくしました。そこのデコレーションに込めた思いとしては、絶対に早稲田の勝利を譲らないという熱い闘志と、応援席にいるみなさん全員と勝利をつかもうという思いが込められています。デコレーションデザインは当日のお楽しみなので、ぜひ見ていただきたいです。
野口 今年はかなり下級生からの意見を吸い上げている部門だと思っています。3年生の補佐がアイデアマンというか、斬新な意見を出してくれる子が多いので、非常に助かっています。例えば、ガチャガチャとかは今年から運用を始めているのですが、僕たちでは考えつかなかったアイデアです。そのほかのグッズも非常にポップで、今の学生受けするようなものをたくさん提案してくれているので、責任者として心掛けていることとしては風通しの良さというところになります。

ーー補佐の働きぶりは
安達 私たちが補佐の時には、今までの応援部を強く意識したようなアイデアやデザインを提案することが多かったですが、今年の補佐はトレンドを新しく取り入れたり、新しい風を入れてくれているような感覚があります。できるだけ私たちもそれを尊重して、取り入れたいという思いは1年を通して意識できたと思っています。
加藤 何度も補佐と話し合う機会を設けたりして、多くの補佐の意見をなるべく汲み取るようにしているのですが、私たちには考えつかないアイデアを出したり、色んな提案を積極的にしてくれて、最後まで責任を持って取り組んでくれています。
ーー部門としての目標は
加藤 神宮満員だね!
安達 満員御礼だね。あとは数字の話にはなるんですけど、グッズの種類を増やしたりとか、原価率をしっかり計算して発注を進めているので、部に利益をもたらすとか、グッズで利潤を生むという部分は例年と比較してかなり上がったと思います。これは最初から掲げていた目標で、達成されたと思います。
加藤 グッズに関しては、学生目線でどのようなグッズなら身につけたいと思うかを考えて、より応援中に一緒に参加してもらえるようなグッズ作成を目指していました。
野口 自分が所属している国際教養学部の学生の中で早慶戦を認知している学生が少ないので、そこに働きかけているというのが個人的にやっていることで。そういった新しいお客さんがどんどん来てくれたらいいなというのが、目標としてあります。
ーー早慶戦でのグッズは
加藤 早慶戦グッズセットというものを販売します。「わーおくんうちわ」と「フェイスシール」のセットになっています。「わーおくんうちわ」の表面は「華の早慶戦」と入ったわーおくんで、裏面は「吼えろ早稲田」と入ったデザインになっています。
野口 早慶戦でも使用する応援歌「吼えろ早稲田の獅子」の際には、ぜひうちわを手に応援していただきたいと思っております。
加藤 吼えろ早稲田の名の意味の通りにみなさんで大きな声をあげて、選手に力強い声援を届けて欲しいという思いが込められております。
安達 フード付きタオルを早慶戦限定で販売します。昨年度も似たようなデザインのものを販売していましたが、今年は新たに耳をつけてよりわーおくんに近づけたデザインにしています。これを身につけて応援席がわーおくんに染まればいいなと思っているので、ぜひお手に取っていただけると嬉しいです。
加藤 秋の早慶戦は寒いと思うので、これは寒さ対策にもいいと思います!

ーー今後どのような部門であって欲しいですか
安達 応援部の中で一番楽しいことを追求する部門だと思っています。例えば、動員企画とかはまだまだ開拓の余地があると思いますし、学年問わず皆の意見を合わせて企画へ昇華するとか、グッズのデザインを生み出すということが重要になるので、風通しの良さを大事にしながら、集客を盛り上げてくれればなと思っています。
加藤 学生動員対策部門はやりたいことを最も実現しやすい部門だと思うので、成功と失敗を繰り返しながらも、常にいろんなアイデアを出しつつ、ずっとワクワクが溢れる部門であって欲しいと思います。
野口 学生動員対策部門も応援部の目標である、早稲田の学生やOB・OGの心を一つにするという大きな目標のために、観客を呼び込むことをしてきたので、今後も学生動員対策部門から早稲田の人々を繋げていくということを忘れずにやっていって欲しいなと思います。
ーー早慶戦への意気込みをお願いします
一同 早稲田が勝利をいただきます!
◆野口航太郎(のぐち・こうたろう)
国際教養学部4年。リーダー4年。好きな応援歌『日輪輝く』。試合の日のルーティンは自身のWの応援旗の先にお守りの河童のキーホルダーをつけること。
◆安達彩咲(あだち・さき)
政治経済学部4年。吹奏楽団4年。好きな応援歌は『早稲田健児』。試合の日のルーティンは梅おにぎりとinゼリーを飲むこと。
◆加藤杏由夏(かとう・あゆか)
スポーツ科学部4年。チアリーダーズ4年。好きな応援歌は『吼えろ早稲田の獅子』。ほっぺにキラキラのラメをつけて気合いを入れること。