【水球男子】最後まで粘りを見せるも専大に敗戦 日本選手権を第7位で終える

水球男子

第102回日本選手権水泳競技大会

2026年8月15日(土)

千葉国際総合水泳場

試合結果

チーム 1P 2P 3P 4P 合計
稲泳会 6 5 1 5 17
専大 6 5 6 7 24

得点者

斎藤6、加藤3、醍醐3、永野2、曳地1、小林1、水浦1

 第102回日本選手権水泳競技大会水球競技。準々決勝で敗れた稲泳会は、5位決定戦に進み専大との一戦に臨んだ。試合は序盤から両者が得点を重ねる展開となり、第1ピリオド(P)は6ー6と互いに譲らないまま終了。続く第2Pでも5-5と拮抗した展開が続き、前半を11-11の同点で折り返した。後半に入り、専大に徐々に点差を広げられる苦しい展開となったが、稲泳会も最後まで粘り強く攻撃を続けた。しかし17―24で試合は終了、第7位で日本選手権の幕を下ろした。

選手としてプレーした醍醐監督

 試合開始30秒、専大の一打で先制点を奪われるが、直後に加藤旺道(スポ4=静岡・磐田)がシュートを決めて同点へ。その後、斎藤昂泰(スポ3=神奈川工)がループシュートを決めると、続いて永野冬惺(スポ4=東京・明大中野)、斎藤を中心に攻撃を仕掛け、得点を取り合う展開となった。さらに残り1分には永野のミドルシュートも決まり、第1Pは6-6。続く第2Pは開始早々斎藤から加藤への速攻が決まる。続いて、専大に退水を誘い攻撃の隙を見つけると醍醐裕也(平22年度卒=埼玉栄)が勝負強いシュートを決める。また、第1Pに引き続き互いに得点を重ね、11ー11で試合を折り返した。

6得点の活躍を見せた斎藤

 第3Pに入ると、専修大の攻撃が勢いを増し、5連続得点を許してしまう。斎藤が意地の一撃で1点を返すも、専大もすぐさま追加点を挙げ、再び点差を広げられた。第3PではGK渡邊空(令8スポ卒=新潟産業大附)の好セーブも光ったが、専大の勢いを止めることはできず、12ー17と5点差をつけられ最終ピリオドへ向かった。

ゴールを守るGK渡邊空(令8スポ卒=新潟産業大附)

 迎えた最終ピリオド、残り4分には専修大にさらにリードを広げられ、10点差と苦しい展開となった。しかし、選手らは最後まで諦めず醍醐が意地のシュートを決めると、その姿に応えるように、残り1分半で小林稜典(スポ3=岐阜・大垣東)がこの試合初得点を決めた。残り37秒には斎藤も追加点を挙げ、試合終了ブザーとともに水浦楽久(スポ1=石川・金沢工)のシュートがネットを揺らし、17ー24で試合を終えた。

決死のディフェンスで守る小林

 来月からは日本学生選手権大会(インカレ)が始まる。初戦の沖縄大戦を勝ち上がると再び専修大との対戦が待っている。今大会で得た経験を糧に、インカレでのさらなる飛躍に期待したい。

 

(記事 岸本咲彩、写真・編集 指出華歩)

♦︎コメント

醍醐裕也(平22年度卒=埼玉栄)

――選手として出場した日本選手権はいかがでしたか

 他のチームにも、中高生の頃に一緒にプレーしていた仲間がこの舞台にいたので、年齢を言い訳にせず、大学生と一緒に選手として頑張ることができました。昔の仲間と再びこの舞台で戦えたこともとても嬉しかったです。

――第3ピリオドは点差を離されたまま終了してしまいましたが、その後ラストに向けた声掛けや作戦はどういったものがありましたか

 第1ピリオド、第2ピリオドは本当に自分たちのやりたいことがそのままできていて、専修大学さんにも点差が離されなかったので、非常に良い入りができていたと思います。ただ、第3ピリオドは自分たちのミスから崩れてしまったので、もう一度自分たちが決めていたことを確認し、ミスを減らして最後まで戦おうと話しました。

――第3ピリオドはスタメンで出場されていましたが、どのような意図があったのですか

 バックからの押し上げの部分で少し遅れてしまい、相手に先に戻られてしまう状況が続いていたので僕がセンターバックとして入ることで、後ろから全体を押し上げ、早い段階で攻撃を作れるようにするという狙いがありました。

 

――第4ピリオドの1回目のタイムアウトでは、何を話し合いましたか

 1回目のタイムアウトでは、相手の下がったディフェンスに対して、どのように崩していくかを確認しました。相手がゾーンディフェンスで、特にフローターなどを警戒していたので、それに対してどのようにパスを回し、ディフェンスを崩していくのかを話し合いました。

 

永野冬惺(スポ4=東京・明大中野)

ーー前半終了時まで同点でしたが、後半専修大学に大きく離されてしまいました。展開を振り返っていかがですか

 前半は、自分たちのやりたいプレーがディフェンスもオフェンスも上手くいっていて、前半勝ち越しで行こうと思えば行ける展開ではあったのですがただ何個かミスがあり、そこが悔しい部分です。第3ピリオドからは、自分たちのミスから相手の得意なカウンターで3、4本続いてしまって、そこが敗戦のポイントだったのかなと思います。

ーー前日ののIKAI・Kingfisher74戦を踏まえて

 昨日と同じディフェンスの形で挑みました。昨日に比べて最初は、プレスを強めに行ってから下がる形で、前半は上手くハマっていたと思います。

ーー個人のプレー

 個人としては、ディフェンスもミスなく、指示も出せながらうまく行っていたのですが、ペナルティーを外してしまったのでそこは改善かなと思います。後半どうしても攻め上がりが遅かった部分があったのでインカレまでに体力をしっかりと作って、もう一度専修大学と対戦することになると思うので、頑張りたいです。

ーーインカレの目標と意気込み

 インカレは、メダルを目標にしています。初戦の沖縄大学に勝つとおそらく専修大学、その次に筑波大学かなと思うので、まずは、沖縄大学にしっかりと勝って、その次にメダルに向けて専修大学にリベンジしたいです。

 

斎藤昂泰(スポ3=神奈川工)

ーー昨日の敗戦を踏まえて、今日に向けて改善した点があれば教えてください

 昨日は、Kingfisherが相手で、正直、実力差もありましたが、自分たちの力を試す良いチャレンジの機会だったと思っています。今日の専修大学戦では、1日目の明治大学戦で出た反省点を修正して、特にボールに対してアタックしていくという基本的な部分を意識してプレーしました。

ーー第3ピリオドで相手に5点を取られた後、1点を決めていましたが、どのような思いでゴールを決めましたか

 自分がチームのオフェンスを引っ張っていかなければいけない立場なので、特に第3Pは苦しい流れでした。なんとかこの状況を変えたいという思いで、全力でゴールを決めました。

ーー今回の日本選手権を振り返っていかがでしたか

 普段の早稲田大学とは違って、稲泳会にはOBの方々もいるので、いつもとは少し違った環境で取り組むことができました。楽しくプレーすることができましたし、自分にとってもすごく良い経験になりました。

ーー来月のインカレに向けて、意気込みをお願いします

 インカレは初戦が沖縄大学で、勝ち上がるとまた専修大学との対戦になります。今回の大会で出た反省点をしっかり生かして、インカレでは良い結果を出せるように頑張ります。