夏季オープン戦 8月18日 対新潟食農大 早大・菅平グラウンド

帝京大との4連戦を終え、早大・菅平グラウンドの地で臨んだ新潟食農大との一戦。早大Eは序盤からテンポのよいパス回しで着実に得点を重ねて主導権を握る。スクラムやラインアウトからの失点はあったものの、バックス陣の鋭いラインブレイクやFW陣の力強い推進力を活かした連続攻撃で相手を翻弄。前半を40ー21とリードして折り返した。後半も勢いは止まらず、立ち上がり早々のビッグゲインから加点すると、相手の隙を突いた素早い展開で着実に点差を広げた。終盤にも怒濤の連続攻撃からダメ押しのトライを奪うなど圧倒。最後まで運動量を落とさずに守り切り、59ー26で完勝を果たした。

ゴールキックで高い精度をみせた古瀬
SO古瀬のキックオフで試合の幕が開ける。早大Eは開始早々から細かなパスを繋ぎ、中でも古瀬とCTB赤塚の巧みなハンドリングが目立った。早くも先制点は前半2分、SH安岡の素早い球捌きから古瀬へと繋ぎ、最後は勢いよく走り込んできたCTB佐々木がゴールラインを駆け抜けた。古瀬のゴールも決まり、7ー0とする。しかし、前半7分、新潟食農大ボールのスクラムからファーストフェーズで大きくゲインラインを突破されてしまう。安岡がなんとか止めたものの、FWの連続攻撃から前進を許し、インゴールを明け渡してしまった。ここでスコアは振り出しに。その後も早大Eは巧みなパス回しで前進を図る。古瀬からボールを受け取ったFB桑山が相手ディフェンスをいなしてラインブレイクをすると、再び古瀬のリターンパスをもらったWTB野村がゴールラインまで迫る。最後は古瀬からのロングパスをもらい、今試合がFWとしてのデビューとなったFL今尾がゴールラインをこじ開けた。CTBやWTBからのコンバートとなった今尾は、FWとなった今試合でもアタックラインへの参加やギャップを突くプレーなど、持ち前のアタックセンスを十分に発揮した。古瀬のゴールも決まり、14ー7とする。古瀬が自ら蹴り上げたハイボールに対して相手ディフェンスにプレッシャーをかけると、鋭いタックルで反則を誘発する。すると13分、敵陣ゴール前からラインアウトモールを形成すると、最後はHO野口がゴールラインを叩き割った。左隅からの難しいキックを古瀬が決め21ー7とする。20分には古瀬が自らトライをマークして26ー14とした。27分には早大Eのハンドリングエラーに反応した野村が相手ディフェンスを翻弄してゴールラインに飛び込み33ー14とする。前半終了間際には安岡がラックサイドの一瞬の隙を見逃さずに飛び込み、40ー21として試合を折り返した。

ディフェンスラインに接近するCTB赤塚
迎えた後半戦は5分、ややアタックが停滞していた中で、WTB馬場が相手ディフェンスを翻弄してビッグゲイン。そのままインゴールまで走りきり、45ー21とした。10分には相手の反則から古瀬が速攻を仕掛けると、相手ディフェンスを巧みにかわしてゴールラインを駆け抜ける。自らゴールを沈めて52ー21とリードを広げる。早大Eは続く35分、LO神成が力強いヒットで起点を作ると、古瀬からパスをもらったNO・8山崎がオフロードパスを繋ぎ、最後はFL安恒が飛び込み57ー26に。このコンバージョンキックも古瀬がきっちり決めきり59ー26にした。試合終了間際に一度は新潟食農大にボールを奪われるものの、最後まで足を止めることなくディフェンスをすることで追加得点を許さずにノーサイドの笛を迎えた。

力強いキャリーをみせるHO野口
早大Eは序盤から持ち前のアタックセンスと巧みなハンドリングを存分に発揮した。特に古瀬と赤塚を中心に繋ぐ細かなパスワークが光り、ラインブレイクや連続攻撃から次々とトライを量産。途中スクラムからの失点などで追い上げられる場面もあったものの、攻勢の手を緩めず40ー21で前半を折り返した。キッカーを務めた古瀬の好調さも光る。菅平での試合を通じて高いキック成功率を誇り、得点源としてチームを牽引。この試合でもグラウンド端の難しい位置からのコンバージョンキックを着実に決めるなど、攻撃の精度を大きく高めた。頼もしい個の躍動が、チーム全体を次なるステージへと押し上げていく。部員一人ひとりの覚悟を背負い、早大ラグビー蹴球部は揺るぎない真価を証明し続ける。
記事:大林祐太 写真:早稲田大学ラグビー蹴球部提供
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