グループステージを1勝1敗で終え、負けたら終わりのノックアウトステージに進出した早大は6日、韓国王者・高麗大との一戦に挑んだ。試合は序盤にリードを奪われるものの、ディフェンスから流れをつかんだ早大が後半に逆転する。激闘の末、試合は78-71で終了。早大がベスト4進出を決めた。F松本秦(スポ2=京都・洛南)は大会新記録の41得点をたたき出した。

序盤は高麗大のペース。 高確率の3Pシュートで最大10点のリードを奪う。対する早大は今大会絶好調の松本とG下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)の得点でくらいついた。第1Qは15-21で終わる。
第2Qは早大がターンオーバーを連発する苦しい展開。相手のリムアタックを止められず、点差が11点に広がった。それでも、早大はF三浦健一(スポ4=京都・洛南)や松本の粘り強い得点でつなぐ。松本は前半だけで19得点の活躍を見せ、32-42で試合を折り返す。
後半の早大はディフェンスが一変。相手のドライブに対するヘルプディフェンスの意識を一気に強め、マークが空いた選手はローテーションでカバーした。この作戦が功を奏し、早大はみるみる点差を縮める。松本のディープスリーや下山のジャンパーが飛び出し、第3Q残り1分で逆転に成功した。最終盤には松本がショットクロック間際にタフスリーを沈め、会場が頭を抱える。61-51と5点リードで第3Qを終えた。
第4Qは開始直後に三浦がバスケットカウントを獲得し、流れを手にする。その後は寄せの早いディフェンスを見せ、約3分間相手を完封。早大のハイペースな展開を前にした高麗大には疲れも見え始め、残り6分でこの日最大10点のリードを奪った。しかし韓国王者は粘りを見せる。早大のシュートが落ち始めた時間帯にミドルシュートを確実に沈め、一気に猛追。残り約3分で点差は2点に縮まった。
その後は身長169センチの下山が相手の速攻をブロックするビッグプレーが飛び出し、早大がリードを維持する。そして4点リードの残り1分。試合を決めたのは松本だった。1on1からジャブステップで相手との距離を取り、強気にディープスリーを放つ。シュートは寸分の狂いなくリングを射抜き、試合を決定づけた。松本はファウルゲームでも確実にフリースローを沈め、自身が持つ大会記録を更新する1試合41得点をマーク。78-71で勝利しベスト4に進出した。
「シン・マツモトどないなっとん…」、「松本秦やっぱ異次元」。など、SNS上でも松本の活躍に驚きの声が上がっている。現在の得点数は1試合平均33.0点で、断トツのトップ(2位は北京大、ワン・ジーポン、24.0点)。先月20歳の誕生日を迎えた怪物・松本の勢いは、国外でもとどまることを知らない。
アジアの頂点まであと2つ。次戦は前回王者・国立政治大学(台湾)と対戦する。ここまで全勝と、「アジア最強」の呼び声高い強敵。早稲田バスケの未知なる挑戦は続く。
(記事 石澤直幸)
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早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 9 | 藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 15 | 19 | 22 | 22 | 78 |
| 清華大 | 21 | 21 | 9 | 20 | 71 |