第2回の対談に登場するのは、MF三戸優也(商4=東京・早実)副将、DF島田和毅(商4=東京・早大学院)、DF福島颯太(社学3=東京・早実)。リーグ戦を前に、この夏にかける思いを伺った。。
※この取材は6月26日に行われたものです。
――まずは他己紹介をお願いします
島田 3年、ディフェンスロングの福島颯太です。得意なプレーは1on1で、苦手なプレーはパスです。とても熱血でパッションがある人で、1つの物事に対して熱心に取り組むところがすごくいいなと思います。
福島 三戸優也さんは副将とクリアライドリーダーという役職を兼任していて、オフェンスミディの選手です。とにかく足が速くて、ラクロスというスポーツの中だと足の速さはずば抜けています。人間的な部分で言うと、コンディションとか練習以外の部分もすごく気を付けていてアスリート気質だなと思います。
三戸 ディフェンスリーダーの島田和毅です。普段はちょけていることが多いんですけど、練習のときはチームを盛り上げるような声出しをしてくれたり、いざ試合になると、みんなで集まったときは熱い言葉でチームを鼓舞してくれます。ディフェンスでプレイをしているときも1番仕切ってくれて、頼りになる存在だなと思います。
――ラクロスを始めたきっかけを教えてください
三戸 高校の野球部の先輩が1個上に3人いらっしゃって、その先輩たちがラクロスをしている姿をSNSで見て、1年生からこんなに活躍できるんだ、と思い興味を持ちました。
福島 僕も先輩からの勧誘もあったんですけど、大学から新しく始めて日本代表を目指せる競技ってなるとラクロスぐらいしかないかなと思って、そこに惹かれました。新歓でも自分が必要とされているな、と感じたので入部を決めました。
島田 高校までずっとサッカーをやっていたんですけど、大学では新しいスポーツを始めようと思い色々な体育会の部活を見ていました。その中でもラクロス部は、未経験からでも日本一や日本代表を目指せて挑戦し甲斐のある環境が備わっているなと魅力を感じました。主将の井原(幸輝、商4=東京・早大学院)や三戸くんが熱心に僕を誘ってくれて、この人たちとなら4年間走り切れると思ったのでラクロス部を選びました。

対談中の3人
――今年のチームの雰囲気についてはいかがですか
島田 明るい人が多いなと思います。去年の4年生の人は落ち着きのある方が多くて、練習の雰囲気は良かったんですけど、今年と比べると少し静かでした。今年は練習を盛り上げてくれる後輩もいますし、同期のみんなもすごく楽しそうにラクロスをしているので、この雰囲気の良さは今年のチームの強みになると思います。
福島 去年は2年生だったので、チームの一員ではあるけどついていく側で主体性をあまり持っていなかったのですが、今年の2年生は去年の自分たちと比べて主体性を持ってのびのびラクロスをやっているなと思って、先輩後輩関係なくやっていける環境なのかなと思います。
三戸 チームは本当に自由な雰囲気で、後輩がミスを恐れず練習ができていると思います。同期の特色というところでいくとラクロスが好きな人がすごく多いと感じていて、オフの日でも他のチームの練習に行っている人や家でこっそり練習している人が結構いるので、ラクロスにのめり込んでいる人が多いのかなという印象です。
――4年生の2人からみた3年生はどんな学年ですか
三戸 幹部になりそうな中心となるようなメンバーがしっかり責任感を持って最近はやっているのかなという印象を受けていて、Aチームに食い込んでくれている3年生は、自分の代を見据えてメリハリのある雰囲気を作ろうと出来ているんじゃないかなと思います。
島田 ディフェンスだけの話になってしまうんですけど、向上心がある選手がたくさんいるなと感じます。例えば、分からないことがあればすぐコーチや私に質問したり、Bチームの子たちも「自分たちはAチームに入りたいんだ」というのを強くアピールするようなプレーを試合の中で発揮できています。やっぱりフィードバックをもらおうとする姿がすごく印象的で、福島も分からないことはよく聞いてくれるので、こちら側としてもすごくありがたいです。
――逆に福島選手の4年生に対する印象はいかがですか
福島 今年からではなく、去年から主体性を持って行動しようとしている人がすごく多くて、自分から周りに何かを提案したり周りを動かそうとしている人が自分たちの代と比べると多いなと思います。

対談中の福島
――普段仲が良い選手はいますか
三戸 家が近い井原くんや主務の柏森(譲、政経4=東京・早実)とは仲が良いです。学部が一緒の富田(隼平、商4=神奈川・県立大和)ともよく一緒にいて、最近僕と富田で釣りにハマっているので、2人で何回か釣りに行ったりしています。
福島 一緒のチームで活動している平山(晴亮、教育3=東京・佼成学園)や若杉(政経3=東京・早実)、渡部(夏偉、商3=東京・早稲田)、三上(教育3=東京・早大学院)とは練習後に一緒にウェイトをすることが多くて、1日の半分くらいの時間を一緒に過ごしています。
島田 結構インドアなので、正直なところ休みの日にチームメイトと何かをするということはあまりありません。練習の後もすぐに帰っちゃうし、お誘いも悲しいことに少ないんですけど、部活中によく話すのは作田(大河、社学4=神奈川・附属横浜)くんや、学部が同じの人です。基本的にはみんなと喋って仲良くしています。
――4年生は商学部の選手が多いですよね
三戸 商学部が1番多いですね。3年生からはコースが分かれてしまうんですけど、1年生2年生の頃はずっとラクロス部一緒に授業を受けていました。
――オフはどんなことをして過ごしますか
島田 家で過ごすことが多いんですけど、2匹犬を飼っていて、その子たちの散歩を1時間弱してあとは寝ています。
福島 就活以外出てこない(笑)今ちょうど3年生でサマーインターンの時期なので、オフの日くらいは就活をしようと思ってパソコンに向かっています。
三戸 僕は外に出ることが多くて、さっき言った釣りも富田と一緒に行くこともあれば1人で朝早くから行くこともあります。友達とご飯食べに行くこともあります。

対談中の島田
――前半シーズンを振り返っていかがですか
三戸 チーム全体で言うと、昨シーズンからずっとフルフィールドでやってきて、ディフェンスの選手もボールを持ったらどんどん前に攻めていくという意識づけ自体は去年1年でだいぶ完成したので、今シーズン序盤は前に行く意識を持てていたのかなと思っていますが、指導が遅れた分まだ個人個人の完成度が足りていなくて、個人個人のプレーに集中して練習をしています。また、去年のリーグ戦終盤は勝ち切る力があったんですけど、今年はまだ練習試合でも1個足りなくて試合を落としてしまうことがあるので、ここから勝ち切る力が必要になってくると思っています。
福島 自分的には伸び悩んだ前半戦というか、去年はずっと2年生で上級生に引っ張ってもらってプレーしていてそこで上手くなれたなという実感があったんですけど、今年は同期や後輩がたくさんAチームに入ってきて、自分が引っ張らないといけないなと考えたときに全体的に伸び悩んでしまったように感じています。自分の能力値がどんどん集団の平均値に寄ってしまう感覚があったので、去年と同じようにやるのではなく、早稲田以外のチームからももっと吸収しないといけないなと思います。
島田 反省点でいうと、戦術的なところに注力しすぎたところがあって、ラクロスは個人技術が伴ってから戦術をやるべきなんですけど、私が逆にしてしまいまして。後半戦は個人技術をしっかり固めてから戦術にシフトしていきたいです。ディフェンスで1番大事なのは1on1なので、とにかく1on1をみんなで頑張ろうと思います。

対談中の三戸
――リーグ戦で注目してほしいプレーはなんですか
島田 ディフェンスを司っているところを注目してほしくて、ラクロスに馴染みのない人が注目するのは難しいと思うんですけど、僕の強みは1番大きい声を出せるところだと思っていて、ディフェンスはコミュニケーションを取れないと守れなくなってしまう中で、私の大きな声でディフェンスを動かしているところを皆さんにお見せできたらと思います。
三戸 僕は足の速さに注目して欲しくて、セットされたハーフフィールドでやるオフェンスだけじゃなくて、クリアにもオフェンスミディとして参加して、相手のディフェンスがセットされていない状態でスピードを持って大きいスペースを使って1on1で勝負するところが自分の強みの1つだと思うので、大きいスペースでの速い1on1に注目して欲しいなと思います。
福島 試合開始から全力でプレーするのを見て欲しいです。試合序盤は緊張してあまり体が動かなくてあまり得意ではないんですけど、ここで言うことで自分を奮い立たせようかなと。ディフェンスは特に受け身になってしまうので、試合序盤からフルスロットルでプレーする姿を見て欲しいです。
――チームでリーグ戦のキーマンを挙げるとしたら誰ですか
三戸 主将の井原くんに注目してもらいたいと思います。早慶戦でもそうですし、1点取らないといけない場面で点を取ってくれる頼りがいのある主将になってきました。井原くんはチームが苦しい状況のときに特に力が出る選手なので、リーグ戦本番もチームを救うような得点を取ってくれるんじゃないかなと期待しています。
福島 3年生の西島大翔(人科3=東京・成蹊)に注目して欲しいです。1年間ずっと留学に行っていたんですけど、学年リーダーを務めたり留学先でもしっかりラクロスをやっていて、体が鈍らず成長して日本に帰ってきたので、まだ他大にはあまり知られていないと思うんですけど、今年のリーグ戦で秘密兵器として有名になってくれればなと思います。
島田 僕のキーマンは吉原悠真(スポ4=神奈川・桐蔭学園)です。今年の早稲田は、去年と引き続きフルフィールドオフェンスを核としてリーグ戦に臨もうと思っているんですけど、その中で最もそれを体現しているのが彼だと思っていて、自陣から自分でボールを持ってそのままゴールに繋げられるところが彼の強みであって、リーグ戦でもやってくれるんじゃないかと期待しています。
――最後に、リーグ戦の意気込みをお願いします
三戸 今年は連覇がかかっているリーグ戦ということで、他の大学からのマークや見る目が去年と全然違いますし、日本一のチームとして簡単に落とすことはできないというプレッシャーもあります。早稲田を倒すという目的を持って練習しているチームもいると思うので、そこは相手の対策を上回るような強みをリーグ戦までに確立していければと思います。
福島 去年のリーグ戦では、試合に出るとき緊張してしまっていいプレーができなかったので、今年はそのイメージを塗り替えたいです。去年とは違って自分のプレーでチームを勝たせられたと思えるような悔いのないプレーをしたいです。
島田 死に物狂いで頑張ります。それだけです。
――ありがとうございました!
(取材、編集 小畑萌)

◆三戸優也(みと・ゆうや)(※写真中央)
2004(平16)年5月17日生まれ。167センチ、68キロ。東京・早実高出身。商学部4年。釣りにハマっている三戸選手。釣った魚は自ら包丁を握り捌いて食べる本格派です!
◆島田和毅(しまだ・かずき)(※写真右)
2004(平16)年12月9日生まれ。187センチ、94キロ。東京・早大学院高出身。商学部4年。夏らしく髪の毛をバッサリ短くした島田選手。他のチームメイトも島田選手に続いて坊主にするとかしないとか。
◆福島颯太(ふくしま・そうた)(※写真左)
2005(平17)年6月27日生まれ。177センチ、85キロ。東京・早実高出身。社会科学部3年。最近、念願 のミキサーをゲットした福島選手。朝は冷凍フルーツやヨーグルトでスムージーを作って飲んでいるそうです!