全関東学生弓道選手権 6月21日 東京・日本武道館
全関東学生弓道選手権大会(全関東)の本戦2日目は、男女個人決勝戦が行われた。男子個人決勝戦では、繁田舟蔵(基理3=東京・早大学院)が八寸1本目まで進んだものの、惜しくも脱落。続く女子個人決勝戦では、村松真衣(文構3=東京・頌栄女子学院)が4~7位決定戦の遠近競射の結果、見事7位入賞を果たした。
当日のアクシデントにより、開始時刻が1時間半以上遅れる中行われた個人決勝戦。射詰めの形式で、3本目までは直径約36センチメートルの尺二的、4本目からは直径約24センチメートルの八寸的へと切り替えて競う。八寸的になると脱落者が大幅に増え、最後まで中て続けた選手が優勝となる。なお2位から10位は、尺二的で、的の中心からの近さを競う遠近競射によって順位を決める。男子は、繁田、川口瑛司(人1=東京・城北学園)、並木勘汰(文構1=栃木・宇都宮)の3人が出場。尺二3本目までを中てた繁田が八寸1本目へ進んだ。しかし八寸的の壁は高く、上位進出をかけて挑んだが、ここで脱落となった。
女子個人決勝戦には、6名が出場。尺二3本目までを中てた今村愛梨(創理3=早稲田佐賀)と村松の2人が八寸的に挑んだ。今村は惜しくも八寸1本目で外したものの、八寸2本目まで進んだ選手が7人であったため、8位~10位決定戦に進出。計11人で残る3つの入賞枠を争った。遠近競射では落ち着いた射で的中したが、入賞にはあと一歩及ばず。

一方村松は、堂々たる射で八寸1本目を確実に中て、八寸2本目へ。7人しか残らず、この時点で入賞を確定させた。2本目は的中とはならなかったものの、4~7位決定戦に進出。遠近競射の結果、見事7位入賞を果たした。

団体戦では悔しい結果となった一方で、個人戦では村松の入賞をはじめとする活躍が光った全関東。今大会で見えた課題を乗り越え、歩みを進める。
(記事 上杉美結、写真 川田真央)
結果
男子個人戦
繁田 〇〇〇×
川口 〇×
三浦 ×
女子個人戦
古田和子(人4=東京・豊島岡女子学園) 〇〇×
橋本萌花(文構3=東京・早実) ×
今村 〇〇〇×
小林栄舞(人3=京都女子) ×
村松 〇〇〇〇× 7位入賞
安田梨乃(商2=新潟明訓) 〇×
コメント
村松真衣(文構3=東京・頌栄女子学院)
ーー7位入賞おめでとうございます。ご自身の射を振り返っていかがですか
ありがとうございます。今週半ばまで中たらない状況が続く中で、自信が無い部分も多くありましたが、やることを絞り、決めたことやりきって自分のベストが発揮できた射だったと感じています。
ーー緊張感の漂う雰囲気の中でしたが、実際に引いてみていかがでしたか
初めてのアリーナということもあり、今までにない緊張感でしたが、立ってみると意外と落ち着いて臨むことができたと感じています。終わって振り返ると、充実して楽しい時間でした。
ーー介添えのみなさんとはどのようなことを話しましたか
ずっとふざけていました(笑)。黙っていると緊張しすぎてしまうため、最近あった面白いことや、観客席の方をみて誰がいるかなどをあてるクイズをするなど、終始弓道の話からは離れたことを話していました。
ーー今後の目標をお願いします
リーグ戦で活躍できる選手になります。
今村愛梨(創理3=早稲田佐賀)
ーーご自身の射を振り返っていかがですか
今大会では団体戦、個人戦ともに弱気になって外す射が目立ちました。結果を意識するあまり、本来目指すべき射から離れてしまった部分があったと感じています。
ーー落ち着いて引いているように見えましたが、実際いかがでしたか
個人戦ではこれまでの試合と比較しても良い緊張感の中で、落ち着いて引くことができたと思います。直前の練習では十分な的中が得られておらず決して自信を持てる状態ではありませんでしたが、意識する点を絞り、決めたことを全てやり切れば的中は自ずとついてくるという考えで試合に臨みました。
ーー今後の目標をお願いします
これまで多くの試合経験を積ませていただきましたが、あと一本に泣く試合が数多くありました。だからこそ、結果や賞にこだわる以上に、ここ一番の勝負矢を確実に中てられる選手を目指していきたいと思います。
繁田舟蔵(基理3=東京・早大学院)
ーーご自身の射を振り返っていかがですか
全体として手応えがありました。練習の段階で確認し、決めておいた「やるべきこと」を本番でも一つずつ冷静にこなし、確実に的中させることができたと思います。
ーー途中、長い中断時間がありましたが、どのように集中を保っていましたか
自分はいつも、「集中する」、というよりも、「いかに緊張せず、平静を保つか」を大切にして試合に臨んでいます。そのため、中断して待機している間も、同期と何気ない会話を交わしたり、「練習通りに引こう」と自分に言い聞かせたりすることで、リラックスした状態を保つようにしていました。
ーー今後の目標をお願いします
当面の目標は、夏に行われるインカレ(全日本学生弓道選手権大会)に選手として出場し、優勝することと、その後のリーグ戦で再び都学十傑になることです。そのために、自身の射の更なる向上、具体的には、「最後にどこまでも引き続ける」ことを追求し、的中率を9割に載せてそれを維持できるよう、これからも日々精進していきたいと思います。