第16回関東大学女子新人戦 6月7日 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場
6月6日の拓大戦では、高さのある相手に奮闘。結果的には敗戦したが、収穫のある試合となった早大。翌日の6月7日、関東大学女子選手権大会では、13点差をつけて勝利している専大と対戦。新人インカレに出場するためには負けられない戦いとなった。
第1Q、試合は専大の5点ランで幕を開ける。立ち上がりこそ主導権を握られた早大だったが、阿部がオフェンスリバウンドから得点を奪い、反撃のきっかけを作る。さらに、岸のスティールから西川へロングパスが通り、そのままシュートを沈め得点を重ねた。ラスト2分、早大が6点のランを成功させ、流れを引き寄せる。「第1Qはシュートが当たっていた」と岸が振り返ったように、中盤から追い上げを見せ、24-27で第1Qを終えた。
第2Q、早大は苦しい時間帯を迎える。ターンオーバーから速攻を許したほか、スローインのボールがうまくつながらず、攻撃のリズムを作れない。さらに、シュートに持ち込む前にスティールを許す場面も目立った。加えて、本大会で得点源となっていた西尾の3Pは前半を終えて7本中0本と不調。それでも、阿部と三宅を中心にインサイドへ積極的にボールを集めて、大きく崩れることなく踏みとどまった。35-42と一桁点差を維持して前半を折り返した。

第3Q、専大が10点のランを成功させ、一気に試合の流れを引き寄せる。早大はタイムアウトを取って立て直しを図り、ここまで出場を続けていた西尾に代えて岡崎を投入。しかし、西川が4つ目のファールを犯してベンチへ下がる苦しい展開となった。専大は#51山田(1年)を中心にテンポの速い攻撃を展開し、さらに徹底したボックスアウトでリバウンド争いでも優位に立った。47-67と20点差をつけられ、最終Qへ突入した。
最終Q、専大に立て続けに2本の3Pを沈められると、徐々に点差を広げられてしまう。「タフショットばかりになってしまった」と岸が振り返ったように、オフェンスでは苦しい状況の中でのシュート選択を強いられる場面が続いた。それでも終盤、岸がパスをカットして速攻へ持ち込み、西川を経由して再び岸がシュートを沈めるなど最後まで攻める姿勢を崩さない。しかし反撃及ばず、59-89で試合終了。大差での敗退となった。

本大会を通して、早大はスターティングメンバー5人全員が40分間フル出場を続け、体力的にも厳しい戦いを強いられた。一方で、その分シュートやリバウンドのアテンプトは増え、多くの実戦経験を積む機会となったことは間違いない。新人インカレの出場こそ逃したものの、秋リーグに向けて各々の課題と収穫が明確になったトーナメントとなった。
(記事、写真 齋藤汐李)
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 24 | 11 | 12 | 12 | 59 |
| 専大 | 27 | 15 | 25 | 22 | 89 |
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| F | 7 | 三宅香菜(スポ1=岐阜女子) |
| PG | 10 | 岸希(スポ1=熊本・慶誠) |
| F | 12 | 阿部心愛(スポ2=愛知・桜花学園) |
| F | 25 | 西尾美都(人科2=東京・駒場) |
| G | 37 | 西川葵(社1=日本航空北海道) |
PG岸希(スポ1=熊本=慶誠)

――本日の試合を振り返って
昨日拓殖さんと高さの部分でボックスアウトとかリバウンドとかを結構頑張ってたっていうのがチーム的に手応えがあったんですけど、今回同じぐらいのサイズで、同じような攻めをするチームに対して、泥臭さというか、そういう部分の差がこの結果に繋がってしまったのかなという風に思っています。
――身長差がない中で、リバウンドに苦戦している印象でしたが
この大会が始まってから、その部分はずっと言われていて、意識の部分とか勝ちたいという気持ちでまだ足らなかったという話がミーティングでもありました。
ーー本日は西尾選手のシュートが不調な中で、どのようにオフェンスを組み立てていたのか
高さがない相手だったので、中で攻めようとは言っていて、阿部や三宅のところにボールを集めて打ち続けようと話していました。今まで通りの早稲田のバスケットをしようという風には思っていました。
ーーターンオーバーからの失点が多く見られたが
オフェンスの終わり方という部分では、タフシュートばかりになってしまったり、阿部がリバウンドに行けなかった時に周りが入れていなかったりして、速攻で走られてしまいました。
ーー司令塔としてチームのオフェンスをつくっていましたが、ご自身のプレーを振り返って
第1Qはシュートが当たっていて点数を取れたと思ったのですが、その後相手ディフェンスのプレッシャーがあって、ボール運びに苦戦してしまったのかなと思います。ターンオーバーに関しては、ガードがしては行けないミスをすごいしてしまって、チームの勝利に貢献できなかったなと思います。
ーー今大会の収穫や手応えは
このチームは全員が40分出る形になってしまっていたのと、早稲田は小さいのでずっと動き続けるバスケをしなければいけなかったので、そういう部分では、体力は依前よりついたかなと思います。ボックスアウトのところでは、今日は全然できなかったんですけど、昨日の拓殖大戦ではできたからこそ、競れたっていうのもあると思うので、やるべきことを徹底できた時間が長くなったのは良かったかなと思います。
―ー秋リーグに向けて、どのよう準備をしていきたいですか
新人戦が始まる前までは、そんなにプレータイムをもらえていなかったので、今回たくさん出れる機会をもらって、自分の中で課題であったり、うまくいったことだったり、チャレンジできたところもありました。それを先輩と一緒になった時に、自分の良さを出しながら、全体のバスケットに貢献できたら良いなと思います。