【連載】早慶定期戦直前特集 第1回 山崎喬平×林航大 

特集中面

第1回は山崎喬平(スポ4=静岡東)と林航大(慶大)による早慶主務対談。普段からチームの軸となり活動を支え、今回の早慶戦運営でも中心となったお2人に様々なお話を伺った。

※この対談は5月31日にオンラインで行われたものです。

ーー自己紹介をお願いします

山崎 早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科4年の山崎喬平です。出身高校は静岡県立静岡東高等学校です。今はリーグオフ期間なので、最近は夜散歩するのにハマってます。よろしくお願いします。

 林航大と申します。慶應義塾大学商学部商学科の4年生で、出身校は慶應義塾高等学校です。最近の趣味は、練習終わりに1年生とか2年生と混ざってバレーボールをすることと、部室掃除にハマってます。よろしくお願いします。

ーースタッフの仕事に関わり始めたのはいつからですか

山崎 自分は2年生の頃からマネジメントスタッフという形で関わってます。

 僕は2年生の頃はちょっと見させてもらうくらいの感じで、がっつり関わり始めたのは3年生からです。

ーー主務という役職になったきっかけについて教えてください

山崎 主務になったきっかけは、自分としては人を支えるということが高校の頃から好きというか、そういったところにやりがいを感じているので、主務として、松井先生がよく全部出すとおっしゃっているように、選手が力を出せるようにということを体現できるようになりたいなっていう風に思って、支えられるようになりたいなってことで志望しました。

 僕は元々主務がやりたくて体育会に入ったというちょっと特殊な身なんですけど、元々体育会でバレーをやるつもりは全くなかったんですけど、同期が早慶戦で活躍してる姿を見て心を動かされて、早慶戦の運営に携わりたいなっていうのと、加えて高校時代の同期ともう1回一生懸命バレーをやってみたいなっていう思いで、主務をやりたくて入りました。

ーーお互いの交流はありますか

山崎 早慶戦ぐらいじゃないかな。

 定期戦とプラスで去年だったらスプラウトキャンプとか、その他の大学との試合で関わることがあるのかなって思います。

ーーお互いの印象について教えてください

山崎 航大は意外と、オンラインミーティングしてる時もちょける感じがすごい面白いなと思ってます。カメラを自分で適当にいじって、変なアバターにしてたりするのがめっちゃ印象に残ってます。

 喬平の印象は、早稲田の主務ってすごい大変だなっていう印象があって。海外も行ってたし、スプラウトキャンプも行って、企業の方と連携も取って、早慶戦もやってって、俺だったら頭パンクしちゃうところを後輩だったり同期とかをうまく使ってやりきってるのかなっていう印象があります。

ーー主務の仕事の内容を教えてください

山崎 自分の仕事としては、大学側との調整業務として部の活動をしていく上で必要な手続きを踏むっていうのと、あとは昨年からスポンサー企業がついているので、そういった人たちへ今の早慶戦だったら案内とかを送ったりしつつっていうのがメインな仕事ですね。

 こういう時どうやって説明したらいいのかなってすごく迷うんですけど、パッとイメージしてもらえるのは、高校までの部活動の顧問の先生がやってたことをやってるのかなっていう感覚で、練習試合の日程の調整や練習の調整であったりとか、大会のエントリーの事務手続きなど、そういう部に関わること全てをやってるのが主務なんじゃないかなって思います。

ーー主務としてのやりがいを教えてください

山崎 昨年は副務として1年間動いていく中で、合宿を夏場に大体2週間くらいやるんですけど、1年通しての行事でメインになるような、色々な企業さんとかとも調整が必要ですごい大変で、自分も大変だし、選手も大変な中で、最後終わった時の達成感がやりがいかなと思いますね。

 僕も結構喬平と似通ってて、2週間合宿行くとかはないんですけど、合宿行った後とか、リーグが無事終わるだけで僕としてはすごい達成感があって、無事終わったーみたいな感じなのでイベントごとのやりがいがあると思います。

ーー主務として活動していく中で、難しいなと思う部分があれば教えてください

山崎 多方面から本当に色々な連絡が来るので、連絡のスピード感っていうのが結構大事なのかなと思ってて。連絡が遅くなったりしちゃうとどうしてもいろんなところに迷惑がかかっちゃって、早稲田全体のイメージにも直結しちゃうってところもあるので、連絡の素早さとかそこは当たり前にできなきゃいけないんですけど、やっぱり難しいとこなのかなとは思います。

 僕も本当に喬平と似てるというか、主務だったら同じだと思うんですけど、レスポンスとか業務をこなす速さと、あとは正確さが求められると思いますし、主務になってから特に思うのが、後輩に対して仕事を振るっていうのも一つ自分に求められてるのかなと思ってて。全部自分でやろうとすればできないこともないんですけど、あえて後輩に託すみたいなところも難しいなって思います。その塩梅が難しいです。

ーー主務として目指す姿を教えてください

山崎 1番の目標はチームの柱になるってところで、選手からは分からないと思うんですけど、主務は活動していく中で軸となる役職ではあるので、選手が不安にならないような状態に自分がしてあげられるのがやっぱり1番ベストなのかなってところで、チームとしての柱となることが目標かなって思います。

 僕もまさにそうで、何やってるか分からなくてもいいし、目立たなくてもいいので、選手がストレスなく活動して、チームとして目標としているところに向かっていけるっていうのが主務としての目指すべきところだと思います。

ーー今年のチームの特徴を教えてください

山崎 早稲田は春季リーグを通してすごい攻撃力が高いのと、経験値が高い選手が揃ってるというところで、昨年度から出てる徳留や小野だったり川野とか、そういったメンバーが安定してきてるっていうところに加えて、今年からスタメンになった瀬川や中上も非常に思い切りのいいプレーができているので、そういったところが強みとして春リーグは出てたのかなっていう風に感じてます。

 慶應としてはしぶといっていうのをキーワードにしてて。レシーブであったり、ラリー中のつなぎをすごく重点的にこのリーグ期間中も強化してきました。しぶとさで負けないってところが一部昇格という結果につながったと思うので、そこが一つ強みかなと思っています。あとは技術以外でいうと、メンタルトレーニングみたいなところもすごく力を入れていて、4点差だったり、去年までだったらそのまま崩れていったシーンが散見されたんですけど、そこでメンタルトレーニングのコーチの方がおっしゃってる考え方があるんですけど、それをみんなが実践して崩れずに最後まで戦い抜いたっていうのが結果につながったと思ってるので、強みはそこの2点かなって思います。

ーーお互いのスタッフ陣の違いは感じたりしますか

山崎 慶應はOBとのやりとりで渉外主務があるっていうところで、また役割を分けてるのが大きな違いなのかなと思います。

 能力とかの違いはないと思うんですけど、仕事の幅広さと大変さみたいなところで、僕たちと違って海外にも行って企業の方と連携してみたいなところが、学生としての幅を超えてるというか、そういったところが違うのかなって思います。

ーー早慶それぞれのスタッフ陣の魅力を教えてください

山崎 今航大からあったように、求められる能力はすごい高いところもあるんですけど、アナリストや広報だったりとか、活動をしていく中で選手の役に立ってるって感じられて、貢献度が高いところはいいところなのかなとは感じます。

 慶應のスタッフのいいところは、みんな頭がすごくいいので、僕をフォローアップして「航大さん、あれどうですか?」とか「あれ出るんですか?」みたいなことを言ってくれて、「私やりますよ、僕やりますよ」ってやってくれるところと、あとは試合中にスタッフが男女問わずに声を張り上げて応援してくれるところと、いつもニコニコしてるところがいいところかなと思います。

ーー早慶戦に向けて主務はどのような活動をしていますか

山崎 もう1週間後なので、今は全体の流れをもう一度自分の中で考えてて、あとはそれを全体に共有しつつ、パフォーマンス団体とかいろんな団体にも連絡をしながらって感じで、最終調整の段階ですね。

 そうですね、僕としても最終調整みたいなところと、あとは「これ大丈夫?」みたいなところを後輩とか色々なところに聞いて回って、「大丈夫です」って聞いて安心するみたいなことをやってます。

ーー早慶戦の運営をしていく上でのやりがいを教えてください

山崎 ネームバリューある早慶戦を運営するっていうのが、そもそも楽しいかなと思ってて。みんなで話し合いながら、これやってみたら面白いんじゃないかって考えるところがやってて楽しいかなって思います。

 やりがいは多分当日に感じるのかなって思ってて。すごく人数が入った体育館で、早稲田大学さんというすごく強いチームとやらせてもらって、ワンプレイにもう会場が揺れるくらい沸くみたいな、そういうのを見た瞬間にやって良かったなって思うと思うので、準備期間は多分そこまでの気持ちを高めてくれる期間だと思うので、ストレスもあるんですけど、それを楽しみにしてます。

ーー早慶戦のこだわりや注目してほしいところを教えてください

山崎 今年のこだわりとしては、一昨年もやったんですけど、ワセメシを販売するということで、飲食は体育館ではできないんですけど、外で販売してプロの試合みたいな感覚に近づけられてるっていうとこが魅力なのと、会場演出についても、昨年の慶應さんには劣っちゃうんですけど、ある程度の会場が盛り上がれるような演出と機材を色々な会社と協力してもらいながら準備してるので、そういったところが魅力かなって思います。

 去年観客アンケートを取って、そこで要望があった企画を取り入れようっていうところと、あとは単純に慶應が一部に上がれたということで、今年は戦えるくらいの、なんならワンチャンぐらいあるのかなと思っているっていうところです。

ーー早慶戦への意気込み

山崎 最終学年になって早慶戦はラストっていうところで、自分が責任者として大会運営を滞りなく、観客と選手が楽しめるような大会を実現したいなって思います。

 早慶戦を見て体育会に入るって決めて、本当は週6で体育館でバレーやるなんて大学生活は全く思い描いてなかったんですけど、そこで人生を変えられて。誰か一人でもいいので、早慶戦を見て明日から頑張ろうと思える人がいたらいいなというか、そういう人が生まれるような早慶戦運営にしたいと思います。

(取材、写真、編集 早稲田スポーツ新聞会 井口そら 慶應スポーツ新聞会 梅木陽咲)

◆山崎喬平(やまざき・きょうへい)※写真左

身長177センチ。最高到達点305センチ。静岡東高出身。スポーツ科学部4年。最終学年として迎える早慶戦の運営を成功させ、観客、選手ともに楽しませます!

◆林航大(はやし・こうだい)※写真右

身長182センチ。最高到達点321センチ。神奈川・慶應義塾高出身。商学部4年。早慶戦を見て入部を決意した自分のように、早慶戦で人の心を動かします!