第73回関東大学選手権大会 5月23日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ
- 54:00 石垣
0-0
0-1
1-0
- 37:25 小島
- ----
- 60:00 冷水
※PSSにより敗戦
関東大学選手権大会(春リーグ)の5位決定戦に臨んだ早大は、慶大と対戦した。6月13日には第71回早慶アイスホッケー春季定期戦を控えており、その行く末を占う一戦ともなる。終始互角の戦いを繰り広げ、緊迫した試合展開となった。第2ピリオドに先制を許すも、第3ピリオド終盤に同点に追いつき、PSSにもつれ込んだ。両者5人を終えても決着がつかず、勝負はサドンデスに。慶大に得点を許してしまい、悔しい敗戦となった。
第1ピリオドは両者譲らない展開となった。フェースオフからの得点を狙う早大は、ゴール付近までパックを運びチャンスを伺うも、慶大のディフェンスに弾かれ、得点につなげることができない。そんな中、慶大に先制のチャンスが訪れる。FW冷水(1年)がリンクを駆け上がり、そのまま自らシュートを放つ。ここはGK壬生仁(スポ1=青森・八戸工)がセーブし、失点を許さず切り抜けた。その後も、自陣ゴール前での危ない場面が多く見られ、ディフェンスに回る時間帯が多かった。GK壬生がゴールを死守したが、一方でリバウンド処理の遅れから、こぼれ球を再度狙われるピンチを招いてしまった。しかし両者無得点のまま、第1ピリオドを終えた。シュート数は互角だったものの、チャンスメークの面で差が見られるピリオドであった。

第2ピリオドはレフェリーの笛に苦しむ展開となった。DF飯塚創哉(教3=東京・早実)がブレイクアウェーに持ち込み、あとはシュートを打つだけの状況。しかし、そこで笛が鳴りプレーが止められてしまった。直後にはFW高見澤英翔(スポ3=埼玉栄)が同じような場面を演出するも、再びプレーが中断され、早大の流れをつくることができなかった。試合開始37分、ようやく均衡が破られる。慶大のFW小島(2年)がGKの右へ流し込み、先制点を挙げた。早大はピリオドは最後までゴールを割れず、0-1で第2ピリオドを終えた。

最終ピリオド、早大が反撃を見せる。FW石垣逞斗(政経1=Canadian International Hockey Academy)が抜け出し、ディフェンスをかわしシュートを放つ。一度GKに弾かれたが、そのままパックがゴールへ吸い込まれ、値千金の同点弾となった。追いついた直後、慶大に再び勝ち越しを許してしまう。しかし、ビデオ判定の結果、GKへのインターフェアによりノーゴールとなり、この判定を受けてチーム全体が奮い立った。ラスト3分、数的有利の好機を得るも、その時間をものできず同点で第3ピリオドが終了した。

迎えたPSS。先攻の早大は、一番手のDF飯塚から、続いてFW田中佑志(スポ2=北海道栄)、FW石垣、FW笹沼葵(教4=東京・早実)、FW高見澤の5人全員が得点を奪えなかった。一方の慶大も5人全員が失敗に終わったため決着がつかず、サドンデスに突入した。慶大の一番手FW冷水がここでシュートを決める。早大は外したら敗北という状況で登場したDF飯塚は、GK壬生に一言掛け、運命のシュートに臨んだ。だが、渾身の一撃も実らず、1-2で敗北を喫した。
試合終了後には非常に悔しい表情を見せ、その場に立ち尽くしたGK壬生。しかし、FW笹沼が「本当に1年生キーパーの壬生が守ってくれた」と振り返るように、春リーグでは何度も好セーブに救われている。その悔しさを胸に、更なる成長を期待したい。春リーグを6位という結果で終えた早大だが、夏合宿を経て、どんな姿をみせてくれるか更なる飛躍が待たれる。
(記事 齋藤汐李、写真 池田健晟)
FW笹沼葵主将(教4=東京・早実)

―― PSSで破れる結果となりましたが、今の率直な気持ちを教えてください
単純に実力不足だったのかなっていうのが1番です。でも本当に1年生キーパーの壬生が守ってくれた中で、フォワードの自分らが全然点を取れなかったっていうところで、悔いは残るのかなと思います。
―― 早慶戦の前哨戦となりましたが、今年の慶大はいかがですか
本当に強くて、自分らよりも全然実力がある感じだったので、早慶戦に向けては油断とかではなくて、またチャレンジャーとしてしっかり挑みたいなとは思っていました。
―― 春リーグを終えての収穫は
法政戦で第3ピリオドから追い上げたりっていうところで、自分たちも戦えるという気づきがあったところが収穫なのかなと。
―― 立ち上がりの決定力を課題に挙げていたと思うのですが、オフェンスの課題はどのように感じていますか
シュート数の割に入ってないっていうのが本当に課題なので、シュートを打つ前のひと工夫とか、技術が足りないのは1番ですけど、チームとしての普段の練習の取り組み方が、結構試合に顕著に出てしまっているのかなと思います。
―― 夏以降で重点的に取り組みたいことありますか
完全に個人的な意見で言うと、フォワードの決定力と、ディフェンスからの球出しというところで、ブレイクアウトとかリグループの精度は上げていかなきゃなというのは、秋リーグに向けて思っています。
―― 最後に早慶戦への意気込みをお願いします
今回本当に悔しい負け方をしたので、絶対勝たなきゃいけないというのはみんな思ってるので、勝てるように頑張りたいと思います。