【ラグビー】伝統の新人早慶戦 慶大新人相手に無念の敗北

ラグビー男子

新人早慶戦 5月9日 対慶大新人 慶大・日吉グラウンド

 

 慶大・日吉グラウンドで行われた伝統の一戦。キックの飛距離やパスの正確さに影響するような強風の中、フレッシュな新人たちが激突した。前半、早大新人は先制を許すもFL栂野⿎富(基理1=東京・早⼤学院)のチャージから流れを掴む。SO⽵⼭史⼈(スポ1=神奈川・桐蔭学園) が待望の初得点を挙げ逆転すると、FB髙野恵次郎(スポ1=福岡・⼩倉)が鮮やかな連携とオフロードパスから立て続けて2本のトライを奪う。21ー12と早大新人リードで折り返し、勝負の行方は後半へ。後半は風向きの変化とともに慶大新人に主導権を渡し、逆転を喫する。WTB佐藤光希(スポ1=早稲⽥佐賀)のトライで意地を見せたものの、慶大新人の猛攻に屈し33ー45でノーサイド。宿敵を相手にあと一歩及ばなかった。

巧みなゲームメイクをみせるSO竹山

 伝統の一戦、新人早慶戦。試合は開始直後から激しい動きを見せる。キックオフ直後、慶大新人の猛攻に押され早大新人は、不本意にも先制トライを許す。嫌なムードが漂う中、栂野が慶大新人のキックをチャージ。自ら流れを断ち切り、反撃ののろしを挙げるも、この好機は惜しくも得点には繋がらなかった。しかし、迎えた前半8分、相手のミスを逃さずチャンスに変え、⽵⼭が待望の初得点を挙げ逆転。勢いに乗った早大新人は続く前半12分、WTB桑⼭和⽣(スポ1=⿅児島実業)と髙野の鮮やかな連携で左ライン際を駆け抜け再びトライを挙げる。前半14分には、CTB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀) が大幅に陣地を獲得。ハンドリングエラーによりチャンスを逃したものの、攻撃の手は緩まなかった。前半18分、吉廻のオフロードパスを髙野が受け取りグラウディング。⽵⼭が難しい角度のコンバージョンを鮮やかに決め、慶大新人を大きく突き放した。だが、慶大新人がこのまま黙っているはずもなかった。前半21分、早大新人ボールでスクラムを組むも慶大新人のFWの強さに押されコラプシングを取られ、相手ボールに。そのまま前半24分、ゴールラインを割られ、21ー12。早大新人リードで前半を折り返すも、勝負の行方は混沌として後半へ。

ディフェンスのギャップを突くCTB吉廻

 迎えた後半戦。慶大新人の執念が垣間見える。開始4分、8分と開始早々に連続トライを許し、逆転を喫する。窮地に立たされた早大新人は後半11分、佐藤光がインゴールをこじ開け再び逆転。しかし直後に痛恨のノックフォワードで好機を逸したことで再び慶大新人が勢いを取り戻す。後半14分、17分と立て続けにトライを献上しリードを広げられる苦しい展開となる。一矢報いたい早大は、敵陣22メートル付近のスクラムから佐藤光が意地のトライを奪うも反撃はここまでだった。度重なるミスから、慶大新人の勢いを止められず、後半28分にはダメ押しのトライを許し、33ー45でノーサイド。昨年に続く、悔しい黒星となった。

ディフェンスに接近するCTB東

 悔しさが滲んだ新人早慶戦。初めて肌で感じた「伝統の一戦」は苦しいものであった。一時はリードを奪ったものの、勝負所での慶大新人の執念や底力がわずかに上回った。しかし、この敗戦は決して無駄ではない。宿敵・慶大の強さを身を持って知った悔しさを強さに変え、彼らは『赤黒』を身にまとい、リベンジを果たすために泥臭く這い上がっていく。

 (記事:飯塚咲 写真:大林祐太、池田健晟、宮川紗季、吉田明日香)

コメント

◆CTB東佑太(スポ1=東海⼤⼤阪仰星)ゲームキャプテン

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください

 コンタクトの強度とハードワークすることをこだわろうと話をしていました。

ーー個人としては大学入学後初の試合となりましたが、いかがでしたか

 少し緊張していましたが、落ち着いてプレーに集中できていたと思います。

ーー個人のパフォーマンスを振り返ってみていかがですか

 ディフェンスの場面で抜かれた場面が多かったのでそこは修正すべき点だと思いました。

ーーこの敗戦をどう受け止めていますか

 これが今の自分たちの現状だと思うので、この現状に対して日々成長するだけだと思います。

ーー今後の意気込みをお願いします

 アタック、ディフェンス共にさらに成長してチームに必要とされる選手になれるように頑張ります。

 

◆SO⽵⼭史⼈(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください

 まだ1年生だけで合わせる機会が少ないため、難しいことはせず、一人一人が体を当て続けることをテーマにしていました。

ーー個人のパフォーマンスを振り返ってみていかがですか

 強みを出せた部分もありましたが、自分に足りない、フィジカルやスキルの部分で、まだ多くの課題があるなと、改めて感じました。

ーーご自身のラン、パス、キックといった強みを出しながらゲームメイクをされていましたが、司令塔としてのゲームメイクはいかがでしたか

 ディフェンスの時間を長くしてしまい、FWに負担をかけてしまった部分があったので、ゲームメイクでも課題が残ったと感じました。

ーーこの敗戦をどう受け止めていますか

 自分たちの弱みを知ることができたいい機会になったので、次戦の新人早明戦に向けて修正していきたいです。

ーー今後の意気込みをお願いします

 この悔しい気持ちを胸に、チーム全員で成長していきたいです。

 

◆CTB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀)

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください

 今日の試合のコンセプトはフィジカルバトルの部分とワークレートの部分で圧倒することでした

ーー個人としては大学入学後初の対外試合となりましたが、いかがでしたか

 結果は悔しいものになりましたが、きつい練習を乗り越えてきた同期と初の試合を戦えたことは嬉しく思います。

ーー個人のパフォーマンスを振り返ってみていかがですか

 個人としてはまだまだです。接点の部分で攻守ともに圧倒することはできなかったです。要所要所のミスが出たところもこれから改善していきたいと思います。

ーーこの敗戦をどう受け止めていますか

 今の僕らの立ち位置が明確になったと思います。僕らが4年生になったときリベンジできるようにみんなで強くなりたいと思います。

ーー今後の意気込みをお願いします

 チームが『荒ぶる』を取れるようにどんな形であれ、貢献したいと思います。

写真ギャラリー

ディフェンスのギャップに走りこむWTB桑山

トライラインにグラウディングするWTB佐藤

喜ぶ選手たち

円陣を組む選手たち

力強いヒットをみせるWTB河村

メンバー表