【女子サッカー】小島の試合終了間際の決勝ゴールで劇的勝利/神奈川大戦

ア式蹴球女子

関東大学女子リーグ戦 前期第4節

2026年4月25日(土)16:00 Kickoff

@早大東伏見グラウンド

試合結果

チーム 前半 後半 合計
早大
神奈川大

得点者

後半

44分 小島世里

 前節の東京国際大戦で勝利を収めたア式蹴球部女子(ア女)。今季初の連勝をかけて臨んだ関東大学女子リーグ戦(関カレ)の前期第4節は、神奈川大をホーム・東伏見に迎えた。試合は、相手チームの堅い守備に阻まれ、スコアレスのまま終盤へ。試合が動いたのは89分。MF小島世里(スポ2=東京・十文字)が相手選手をかわし、左足で放ったミドルシュートがゴールに吸い込まれていった。このゴールが決勝点となり、昨季2戦2敗と悔しい思いをした神奈川大相手に白星を挙げた。

ドリブルを仕掛けるMF福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)

 ア女のキックオフで始まった一戦。序盤からボールを握ったホームチームは、パスの連携からシュートという流れを幾度となく作り、相手ゴールを脅かす。多彩な攻撃を仕掛ける中、27分に決定機が訪れる。中盤のMF福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)にボールが渡ると、走り出していた前線のFW三宅万尋(スポ3=東京・十文字)へ絶妙なロングパスを通す。ボックス内に侵入した三宅は、相手選手と巧みな駆け引きをしながら右足を振り抜いたが、相手GKに正面で弾かれた。その後も攻撃の手は緩めない。39分、小島のボールキープを起点に、DF佐溝愛唯(社3=大阪・大商学園)へパスを出す。カットインした佐溝は強烈なシュートを打つも、相手守護神に再びセーブされた。互いに譲らない展開で、緊迫感のある空気のまま前半を終えた。

パスを出すDF吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)

 後半も開始直後から積極的なオフェンスを見せたア女は、48分にチャンスを演出する。FW﨑岡由真副将(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)がパスを供給。反応した三宅がシュートを放ったが、相手のブロックによりゴールをこじ開けることができない。その後も、多くの時間帯でアタッキングサードを支配したが、神奈川大の鉄壁の守備に阻まれ、あと一歩及ばない。東伏見に陽が沈みかけ、刻々とタイムアップが近づく中、試合はついに動いた。89分、福島が右サイドの小島にパスを通すと、迷わず前を向き、ドリブルでボールを運ぶ。相手DFを引きつけると、瞬時に左足へとボールを持ち替え、勢いのままシュートを放つ。狭いシュートコースを射抜いた弾丸シュートは鮮やかにゴールネットを突き刺し、待望の先制点をチームにもたらした。土壇場で奪った劇的な1点を、試合終了のホイッスルが鳴り響くまで集中して守り切ったア女。昨季の雪辱を果たすとともに、価値ある勝ち点3をもぎ取った。

決勝点を挙げ、喜ぶ選手たち

 劇的な決勝弾に注目が集まるが、守備陣も奮闘した。相手チームにはわずか3本のシュートしか許さず、攻守が噛み合って勝利を収めたア女。次節は今季から1部で戦う国士舘大が対戦相手だ。当日は関東女子リーグ(関東リーグ)とのダブルヘッダーが組まれており、ア女としての総合力が試される。アウェーでの試合となるが、確実に勝ち点3を積み重ね、複数得点での快勝を期待したい。

(記事 堤健翔 写真 髙橋彗人)

※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません

早大出場メンバー

GK21福田真央(スポ1=JFAアカデミー福島)

DF2新井みゆき(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

→90+1分、DF30尾辻夏奈(スポ1=静岡・藤枝順心)

DF3杉山遥菜副将(C)(スポ4=東京・十文字)

DF4佐溝愛唯(社3=大阪・大商学園)

DF5吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)

MF7米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)

MF13福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)

→64分、FW9千葉梨々花主将(スポ4=東京・十文字)

MF19福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)

MF22小島世里(スポ2=東京・十文字)

FW10﨑岡由真副将(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

FW11三宅万尋(スポ3=東京・十文字)

→87分、DF33宮武つぐみ(スポ1=広島・AICJ)

試合後インタビュー

野田明弘監督(平23スポ卒=サンフレッチェ広島ユース)

ーー試合を振り返っていかがですか

 ピンチはそれほど多くなく、ただ決定機もなかなか作れない中で、苦しいゲームになるというところは、神大(神奈川大)さんが守備の組織がしっかりしてたことは想定できた中で、しっかり1-0で最後に(小島)世里のミドルシュートで得点が奪えてほんとに良かったなと思います。

ーートップに三宅選手、右サイドに﨑岡選手を配置した意図を教えてください

 ネガティブな意味では全くなく、(三宅)万尋が頂点に入ると、しっかりボールキープができるし、背後へのスプリントの能力というところと、(﨑岡)由真がサイドに入ることによって、より味方、相手を見ながらコンビネーションでサイドを突破できるんじゃないか。あとは相手の神大(神奈川大)さんとのパワーバランスを考えて、練習を見て決断しました。

ーー決勝点となった小島選手のゴールをどのように見られていましたか

 1回同じようなシーンで外したというところもあったので、(小島)世里は責任を感じながら、それをプラスに変えて、よくしっかり決めてくれたなというところと、やはり彼女も得点でチームに貢献するという意識を持ちながら、普段のトレーニングだったり、練習終わった後の自主練も励んでいる姿を見てきてたので、本当にそれが今日結果として体現できて素晴らしかったなと思います。

ーー次週はダブルヘッダーとなりますが、次節に向けた意気込みをお願いします 

 シーズン始まった時から本当に総合力というか、全員が戦力で日本一を目指す組織の一員として、オンオフともに成長しながら1年間戦っていくよということはみんなには伝えているので、この5月のタイミングで1つ、自分たちの成長だったり目標への物差しというところを図れる素晴らしいタイミングなんじゃないかなと思います。また1週間競争して、ダブルヘッダー、スタッフ含めてチーム一丸となって良い結果を残せるように準備をするのみかなと思います。

 

MF小島世里(スポ2=東京・十文字)

ーーゴールが決勝点となりました。振り返っていかがですか

 福島選手がボールを持った時に、絶対裏に出してくれると思って走ってたら出してくれたので、 抜け出して、いつも左サイドなんですけど、右サイドでもカットインの形でシュートを決めました。

ーー心境はいかがですか

 うれしいです。

ーー試合全体を通して、攻めてはいるがゴールに近づけない時間が続いたと思います。そういった時間でも、どのように攻撃していこうと考えていましたか

 チームで、攻撃でうまくいかなくても焦れないというところで無理に仕掛けたりとか、崩そうとするとか、シュートを打つのではなくて、相手を引き出していってゴールに近づくという攻撃を今週ずっと積み重ねてきたので、そういった部分では、焦れずに攻撃できていたのかなと思います。

ーー前節に続き2戦連続での得点となりました。今シーズンを通しての得点に対する目標はありますか

 昨シーズンは関カレ1得点、関東リーグ1得点というところで、全然得点ができなかったので、今シーズンは毎試合得点に関わるようなプレーができればなと思います。

ーー次節国士館大との対戦に向けて、どういった準備をしていきたいですか

 先週も神大(神奈川大)に向けて良い準備がチーム全体でできていたと思うので、来週はもっとより良い準備を、自分だけじゃなくてチーム全体でして、戦っていければなと思います。