【連載】『New Blood, New Era』 第4回 本田桜二郎

特集中面

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 U20日本選手権で3000メートルと5000メートルの2冠を達成し、全国高等学校駅伝競走大会(都大路)では1区3位でチームを4位入賞へ導くなど数々の実績を持つ本田桜二郎(スポ1=鳥取城北)。ロード1マイルの日本記録保持者という圧倒的な肩書きを引っ提げ、今春早大へ進学した。世代屈指のスピードランナーが見据える今後について伺った。

※この取材は4月1日に行われたものです。

ーー出身高校名とお名前をお願いします

 鳥取城北高校出身の本田桜二郎です。

ーー入学式を終えて、今のお気持ちはいかがですか

 1カ月ほど前から入寮していますが、やっと学生生活が始まるのだというワクワク感でいっぱいです。

ーー既に大学の練習にも参加されていますが、高校時代の練習と比べていかがですか

 ポイント練習の質が高いという印象が一番強いです。また自由度が高く、自分の状態に合わせて練習することができるのは、早大の練習の強みだと思います。

ーー寮生活には慣れましたか

 高校生の頃から寮生活をしているので、大学での寮生活にもだいぶ慣れました。

ーー高校の寮と大学の寮で違いは感じますか

 かなり違いを感じます。高校3年間は縛られた生活をしてきました。大学の生活は自由度が高い半面、周りに流されることも多いと思いますが、同期と声をかけ合いながら、一緒に暮らしていきたいです。

ーー寮の同部屋の先輩はどなたですか

 佐藤広人(創理3=埼玉・早大本庄)さんと安江悠登(法4=埼玉・西武学園文理)さんと冨田拓臣(スポ2=茨城・水城)さんの3人です。

ーー昨年の都大路で1区を走った4人が同期になりましたが、どのように感じていますか

 一度負けてしまった相手にはリベンジしないといけないので、ポイント練習でもバチバチに競えることは良いことだと感じています。これから4人で切磋琢磨(せっさたくま)しながら質の高い練習をして、世界で戦える選手を目指していきたいです。

ーー今年、早大は特に注目されていますが、その注目に関してはどのように感じていますか

 目立つことが好きで、注目してもらえばもらうほどパフォーマンスがあがると思っているので、どんどん目立っていきたいです。

ーーこの4年間で成し遂げたい一番の目標は何ですか

 まず、今年のU20のアジア選手権と、世界選手権でメダルを取ることが目標です。4年間では、日本選手権のチャンスが4回あるので、そのいずれかで優勝できたら良いと思います。箱根(東京箱根間往復大学駅伝)が一番目立つことのできる舞台なので、4回優勝できるように頑張っていきたいです。

ーー日本選手権はどの種目で優勝を狙っていますか

 1万メートルはまだ厳しいと感じています。1500メートルと5000メートルのどちらかで優勝できたらと思います。

ーーご自身の走りのストロングポイントを教えてください

 ラスト200メートルのスパートでは、誰にも負けない自信があります。ラスト勝負のレースであれば自分の強みが一番生かせると思います。

ーー意識している選手や、ライバル視している選手はいますか

 増子陽太(スポ1=福島・学法石川)と新妻遼己(スポ1=兵庫・西脇工業)にだけは絶対に負けたくない気持ちがあります。私生活では仲良くしていますが、ポイント練習になるとラストスパートで勝負になることもあります。

ーー憧れの選手はいますか

 山口智規(令8スポ卒=現SGホールディングス)さんです。昨年、1500メートルから箱根までの距離をオールマイティに走られていたので、そのような選手を目指したいです。

ーー山口智選手と実際に話されたことはありますか

 試合前に調整ジョグをしていて、結構遅いジョグをしていたら、「ペース遅いぞ」と言われたことがあります。

ーー出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝)の印象を教えてください

 スピード駅伝であり、自分の強みを生かせると感じます。箱根に向けての序章になると思うので、優勝を目指したいです。

ーー出雲駅伝で走ってみたい区間や、自分が勝負出来ると思う区間はありますか

 一番長い区間でも10キロなので特に走りたい区間はありませんが、1区でラストスパート勝負を制して目立っていきたいです。

ーーこれから4年間の大学生活が始まりますが、陸上以外で一番楽しみにしていることはありますか

 カラオケという新しい趣味を見つけることができて、増子と最近よく行っています。陸上に加えて、カラオケも極めたいです(笑)。

ーーカラオケのおはこは何ですか

 歌がとても下手で、おはこと言える曲はありませんが、あいみょんや椎名林檎の曲を歌います。

ーー本田選手から見て、小平敦之駅伝主将(政経4=東京・早実)の印象はいかがですか

 一緒に福岡ロード(Fukuoka Ohori Road Running)に遠征に行って、頼もしいキャプテンだという印象を一番に持ちました。小平さんは普段の練習でも他の人よりも長い時間、真面目にジョグをしています。この人について行けば間違いないと思えるような存在です。

ーー高校の練習と大学の練習を比べて、質や量、先輩方との意識の差で驚いたことはありますか

 意識はあまり私たちと変わらないと感じましたが、練習量は多いです。これ以上ジョグをすると故障しそうだと思うときもありますが、自分が走り終わった後にも先輩たちはずっと走っています。箱根で総合優勝を目指すにあたり、長時間ジョグをすることや体づくりの重要性には驚かされました。

ーー最後に、4年間の目標をお願いします

 4年間の目標は、日本選手権で優勝することと、箱根総合優勝です。

ーーありがとうございました!

(取材・編集 田邉桃子)

◆本田桜二郎(ほんだ・おうじろう)

2007(平19)年4月6日生まれ。鳥取城北高出身。スポーツ科学部1年。