関東大学女子リーグ戦 前期第2節
2026年4月11日(土)13:00 Kickoff
@山梨学院向町サッカー場
試合結果
| チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 早大 | 0 | 0 | 0 |
| 山梨学院大 | 1 | 1 | 2 |
得点者
前半
31分 立花芽唯(相手)
後半
21分 山名映理(相手)
関東大学女子リーグ戦(関カレ)開幕節で強豪・日体大を3-0で破り、最高の滑り出しを見せたア式蹴球部女子(ア女)。その勢いのまま、昨季の全日本大学女子選手権(インカレ)王者の山梨学院大に勝利すべく、今節は敵地・甲府に乗り込んだ。序盤からスムーズなパス連携を軸に、試合をわずかに優位とも言える展開で進めていく。 しかし前半、わずかな守備の綻びを突かれ、先制点を献上する。後半にも追加点を許し、苦しい展開となった。ア女は、最後まで得点を奪えずに敗戦。開幕連勝とはならなかった。

ピッチレベルで猛烈な暑さを感じる中、ア女のキックオフで試合が始まった。立ち上がりから果敢に敵陣に攻め込み、好機を演出する。13分には、DF吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)が積極的なロングシュートで相手ゴールを強襲。さらに、相手チームのビルドアップに対し、ア女は連動したプレスを仕掛けると、ボックス付近でボールを奪取する。MF福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)が強烈な一撃を放つも、ここは相手GKに阻まれた。その後も互角ながらも、ア女が相手を上回る展開が続く。しかし、インカレ王者が一瞬の隙を見逃すことはなかった。31分、中盤から背後にスルーパスを通される。抜け出した相手選手に数少ない好機を確実に仕留められて、失点した。追いかける形となったが、ア女の攻撃は止まらない。前半最大のチャンスは34分に訪れる。左サイドのDF佐溝愛唯(社3=大阪・大商学園)が大きくサイドチェンジし、ボールは前線にいたFW三宅万尋(スポ3=東京・十文字)へ。サポートに入った福島にパスすると、コースを確認し、シュートを打つ。放たれた弾道は無情にもクロスバーを直撃。前半だけで計9本ものシュートを浴びせながらも、山梨学院大の壁を崩し切るには至らず、1点のビハインドでHTを迎えた。

1点を追う後半も、積極的な姿勢を崩さないア女。51分、相手選手を背負いながらFW﨑岡由真副将(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)が絶妙なパスを供給。これに反応した三宅が右足を振り抜くも、シュートは惜しくも枠を捉え切れない。ア女の同点の機運が高まる中、次のゴールは山梨学院大に生まれた。66分、前半の失点と同様の形で追加点を許し、2点のリードに広げられた。その後も選手を入れ替えながら、反撃の糸口を探るが、相手の守備を前に決定機を作り出せないままタイムアップの笛を鳴った。決定力の差に泣き、0-2で今季初の黒星を喫した。

ポゼッションやシュート数では山梨学院大を上回っていたア女。今節の課題は「決め切る力」、つまり「決定力」だ。次節の東京国際大では、チーム全体で「決定力」を研ぎ澄ませ、大量得点での完勝に期待したい。インカレ優勝への道は、ここからの逆襲にかかっている。
(記事 堤健翔 写真 髙橋彗人)
早大出場メンバー
GK21福田真央(スポ1=JFAアカデミー福島)
DF2新井みゆき(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)
→71分、DF30尾辻夏奈(スポ1=静岡・藤枝順心)
DF3杉山遥菜副将(スポ4=東京・十文字)
DF4佐溝愛唯(社3=大阪・大商学園)
DF5吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)
MF7米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)
MF13福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)
→60分、FW9千葉梨々花主将(スポ4=東京・十文字)
MF19福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)
MF22小島世里(スポ2=東京・十文字)
→71分、FW25田中沙羅(社1=岡山・作陽学園)
FW10﨑岡由真副将(C)(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)
FW11三宅万尋(スポ3=東京・十文字)
試合後インタビュー
野田明弘監督(平23スポ卒=サンフレッチェ広島ユース)
ーー試合を振り返っていかがですか
ボールを持つ時間帯は90分を通して長かったかなとは思いますが、やっぱり山学(山梨学院大)さんは決定機を2つしっかり決め切ることができた。で、うち(ア女)はボールを保持しているけれども、なかなか決定機を作れず、自分たちの一瞬の隙とボールロストからの失点というところで、山学さんの日本一の基準というのを学んだゲームであったところと、自分たちの弱さ、甘さを感じたゲームだったかなと思います。
ーーア女が押し込む時間帯も多くあった中で、得点を奪い切れませんでした。この点は改善すべき箇所になりますか
そうですね。やっぱサッカーはゴールゲームなので、得点を与えない、相手よりも1点でも多く得点を奪うというスポーツなので。ただ、ゴール前のアタッキングサードというところは本当に永遠の課題というか、難しいところなので、そこは全員でイメージを共有しながら、質だったり判断だったりというところを高めていく作業をチームでも個人でも、特に前線の選手はやっぱり相手を剥がしてアシストするとか、相手を抜いて決め切るところが仕事だと思うので、そこはチームで取り組むところと、個人が自分のポジションの役割を理解して、責任を持ってスタートで出るという覚悟を持ってやらないといけないのかなと思います。
ーー最初の選手交代で千葉主将を投入し、トップに配置しました。この交代は、攻撃に変化を加えたい意図があったのでしょうか
そうですね。あと、由真(﨑岡副将)との違いで、頂点に梨々花(千葉主将)がいるというところを考えると、前線で起点がよりできる、あとはクロスの迫力というのは増して、インサイドに由真が入ることによって、よりクオリティを高めてゴールに入っていきたいというところだったんですけど、なかなか交代してからの10分ぐらいはそこにボールがうまく入らなかったかなと思うので、そこも受け手と出し手の関係だったり、チームのイメージを共有するというところを、もう少しトレーニングからリアリティを持って積み上げていけると良いかと思います。
ーー次節に向けた意気込みをお願いします
良かった点はしっかり継続しながら、ただ得点を奪えなかったというところと、2失点してしまったというところはしっかり改善していかなくちゃいけないかなというところと、あとは、日本一を掲げている以上、リーグ戦連敗は避けないといけないと思うので、モチベーションのところ、コンディションのところ、サッカー面のところ、そこをしっかり少しでも成長した形で1週間取り組んで、東京国際大戦に臨んでいきたいと思います。
MF米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)
ーー試合を振り返っていかがですか
約2カ月間で積み上げてきたことを体現できた部分もありましたけど、決め切るところや、体を張って1点を防ぐところなど、1点の重みを感じました。
ーー体現できた部分について教えてください
ビルドアップで最終ラインから1個前に運ぶところや最終ラインまで持っていってフィニッシュ、シュートで終わるというところはできました。しかし、最後の質の部分だったり、それぞれの個の強みを出すところが、山学(山梨学院大)さんの方が勝ってたのかなと思います。
ーーボールを保持したものの、得点までつながりませんでした。このようなゲーム展開を、今後どのように改善していきたいですか
自分自身を振り返って、ボールを受けてサイドに散らすことはできたけど、決定的なチャンスを作ることや前への推進力を出すところがまだ足りてないなと感じました。中盤としてゲームを作るポジションなので、全体の推進力を出せるような、前へのパスにこだわっていきたいです。
ーー次節に向けた意気込みをお願いします
(前期)第1節を勝って、スタートは良かったですが、今節負けて、次の試合がこれからのリーグ戦の中でとても重要な試合だと思うので、必ず勝ち点3を取って、全員で早稲田らしいサッカーをして勝ちたいです。