2026年度の野球部にスポーツ推薦で入学する4名を特集する注目ルーキー特集。第1回は仙台育英高の正捕手として甲子園にも出場した川尻結太(スポ1=宮城・仙台育英)選手を取り上げます。
偉大な先輩方の後を追いかける選手に
ーー自己紹介をお願いします
川尻結大です。仙台育英学園高校出身でポジションはキャッチャーです。
ーー大学の練習に参加してきていかがですか
とてもレベルの高い大学なので、自分のレベルを上げるにはとても良い環境だと思います。偉大な先輩方もいるので、その先輩方の後を追いかけることができるような選手になれれば良いかなと思います。
ーー高校時代との違いはありますか
高校時代も比較的自分の時間が多い高校だったと思うのですが、それ以上に自分の時間が多くて、どうやって取り組んでいけばいいかを高校の時より考えないといけないと思ってます。
ーー練習していく中で印象的な先輩はいますか
高校時代の先輩でもある尾形樹人さん(スポ3=宮城・仙台育英)は親近感がありますし、ずっと先輩として見てきている先輩です。守備とかの面でも尊敬する部分があるので、樹人さんは意識して見てました。
ーー尾形選手は二つ上の先輩ですが、高校時代ははどのような存在でしたか
雲の上の存在みたいな感じで、優勝、準優勝を経験してるキャッチャーなので、自分的に偉大な先輩です。そのような人と一緒にまた野球できるのは嬉しいことですし、しっかり自分を鍛えられるようなところなんじゃないかなと思います。
ーー大学入ってから何かお話しされましたか
自分でしっかりやらないと駄目だよって軽めに言われました(笑)。
ーー選手的にはタイプ的にも尾形選手は少し近いのでは
樹人さんの方が守備寄りなのではないかなと思います。自分はバッティングとかの方を意識したりするので、バッティングよりのキャッチャーという感じかなと思います。
ーー湯浅桜翼選手(スポ2=宮城・仙台育英)に以前川尻選手の印象を伺いました。打撃が一番の魅力とお聞きしたのですが、ご自身ではどうですか
自分自身もバッティングが一番自分の長所じゃないかなと思っています。

ーー早大は仙台育英高校出身者が多い環境ですが
知り合いという関係なんで、とてもやりやすい環境ではありますし、昨日はご飯に連れて行ってもらったりして、とてもやりやすい環境でやらせてもらってるかなと思います。
ーーどなたとご飯に行かれたんですか
仙台育英の4人ですね。煌稀さん(髙橋、スポ3=宮城・仙台育英)、樹人さん、湯浅さんと自分です。
ーー高校時代に髙橋選手の球を受けたことはありますか
引退してから1回だけ立ち投げ受けて欲しいと言われて、それで1回だけ受けたことはあります。
ーー当時の髙橋選手の印象はどうでしたか
「あ、髙橋煌稀さんだ。」みたいな感じでした(笑)。
ーー早大を選んだ理由を教えてください
歴史の深いチームですし、この環境で自分を高めていくことができたら、次のステップでも自分がよりその高いレベルできるんじゃないかなと思って選びました。
ーー色々な選択肢があった中で大学進学を選んだ理由を教えてください
プロも入って終わりじゃないので、その先、プロに入った後を考えた時に、今の自分で活躍できるかを考えました。まだプロレベルではないかなという考えと、もっとやるべきことが大学にあるんじゃないかなという思いで、大学進学を選びました。
ーープロへの意識はいかがですか
自分的に目立つのが嫌いなので、100%と言いたいんですけど口では結構ぼちぼちみたいなことを言っていています(笑)。気持ちでは100%、みたいな感じです。
ーーキャッチャーは高校から始められたのですか
高校からですね。少しかじったりはしていたんですけど。小学校でかじって、ただ小学校はサードを主にやっていて、球が速かったのでピッチャーもやっていました。高校入ってそのままやっていこうと思ったら、キャッチャーをやらないかと言われて、そこからです。
ーー当時の心境は
仙台育英の監督から言われたことなので、そっちの方が試合に出れるのかなと思ったりしました。

ーー仙台育英の須江航監督から「俯瞰してリードしろ」教わったと尾形選手から伺いました
めっちゃ言われます。テレビとかバックネット裏にいる時を想定して、俯瞰して考える。そうしたら変な1球を要求することはなくなってくると言われたことがあります。
ーーその考え方を実践して手応えはいかがでしたか
配球とかも良いと思うのですが、自分の気持ちを落ち着かせる時に俯瞰してみてたり、主観じゃなく周りを見るような感じでやったら、意外と色々なことを自分の中で落とし込めるので、その俯瞰すという観点が配球だけではなく、そういう観点で自分はよかったんじゃないかなと思います。
ーーお手本にしている選手は
バッティングだけで言うと、吉田正尚選手(ボストン・レッドソックス)。身長が小さいのですが、マッチョマンになってしっかり打てる人になれればいいかなと思います。
ーー自分でアピールポイントをあげるとしたら
バッティングです。広角に打てるバッティングですかね。逆方向に打つバッティングとかも結構自分の中で得意なんじゃないかなとは思っています。そういうところをいち早く木製バットに慣れていけばいいかなと思います。
ーー守備面であげるとしたら
肩はある程度あるのではと思っています。盗塁阻止率などを見て欲しいと思います。
ーー今の時点で同期の印象はいかがですか
同期の印象は、1人1人に個性があってどこでも活躍していける人たちなので、自分の色があるかなというような印象があります。
ーー同じく愛知県出身の阿部葉太(スポ1=神奈川・横浜)とは昔から関わりがありましたか
中学の時はボーイズリーグで試合を4回やって、2戦2勝って(阿部選手に)言われました。
ーー当時の印象は
プレイヤー的にはあまり変わってない感じです。ヒットセンスよく打って、足速くて、印象は変わってないです。昨日阿部に中学校から打ち方変わってないっていじられました。

ーー大学野球に対しての印象を教えてください
高校野球より1個の精度、打つスイングだったり、ピッチャーの1球投げるボールであったり、そういう精度がやっぱり1個1個高いかなというような印象があります。
ーー中でも早大に対して抱く印象は
アメリカ遠征とかであったり、そういう世代の最先端のようなことを取り入れてる大学だと思います。長い歴史もありますし、その歴史のうちの1ページに自分がなれるということを考えるととても嬉しく思います。それに恥じないように頑張らないといけないなと思います。
ーーこれから大学野球で対戦したい選手はいますか
1個上の武藤陽世選手(明大)とかは、仙台育英の先輩ですごいボール投げてたので、打席で見てみたいなとは思います。
ーー1年間の目標を教えてください
まず環境になれることを1番に考えて、最終的にはしっかり自分の立ち位置を確立して、チームに求められていることをしっかり1番できる、自分の中でチームに貢献できるようなことができればいいかなと思います。
ーー4年間の目標を教えてください
リーグ優勝であったり、チームの目標としては天皇杯を奪還するというようなことを掲げてますし、そういう全国大会とかで優勝することはもちろんです。個人成績では三冠王を取りたいなと思っています。仙台育英高校出身の郡司裕也選手(現北海道日本ハムファイターズ)も取っていたので、大学は違うんですけど、高校の先輩と考えたら自分も取りたいなと思います。
ーー最後にこれからの抱負を教えてください
チームに貢献できる選手が1番だと思うので、チームに貢献できるような選手に自分がしっかり努力してなっていきたいなと思います。
(取材 石澤直幸、編集 山口愛結)

◆川尻結大(かわじり・ゆいと)
2007(平19)年8月6日生まれ。宮城県・仙台育英高出身。スポーツ科学部1年。右投右打。第107回全国高等学校選手権ベスト16。