3月21日 第20回東京六大学リーグ戦 東京・明治大学和泉キャンパス
大会最終日を迎えた東京六大学リーグ戦(六大学リーグ戦)。試合前時点では3勝無敗の早大と明大を、2勝1敗の慶大が追う展開であった。第1試合は慶大を相手に大勝した早大であったが、2戦目で明大に惜敗。3連覇とはならず、準優勝で今大会を終えた。
第1試合の慶大戦。試合は慶大が0-5のランで先制するが、すぐさまF三浦健一(スポ4=京都・洛南)の連続3Pシュートで早大が逆転に成功する。その後は早稲田らしいスピーディーなバスケットを展開し続け、25-17で第1Qを終える。
第2Qはベンチメンバーが多く登場。SF南川陸斗(文2=京都・東山)がスコアリングでチームを引っ張った。しかしディフェンスや状況判断のミスが相次ぎ、ベンチから厳しい声が飛ぶ場面も。それでも点差は突き放し、52-35で試合を折り返した。

ハーフタイムのミーティングを通し、第3Qに早大が奮起。G小泉広翔(商3=京都・東山)が激しいディフェンスで流れを呼び込むと、SG遠藤琢磨(商4=山形南)が3本の3Pシュートを成功。流れをつかんだ早大が点差を41点に広げた。
最終Qは遠藤と南川を中心に得点を重ね、終わってみれば107-51の圧勝。4連勝で優勝決定戦となる早明戦を迎えた。

第2試合の明大戦は両者トランジションを強調するハイテンポな戦いに。早大は立ち上がりに苦しむが、小泉の3Pシュートで流れを取り戻し、17-23で第1Qを終えた。
第2Qに早大が反撃。G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)や三浦がオフボールの動きから得点を重ねる。Q終盤にはG下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)が爆発的なスピードからバスケットカウントを獲得し、38-39と点差を縮めた。

しかし第3Q、明大のオフェンスリバウンドと速攻がさく裂する。早大は最大10点のビハインドを背負う苦しい展開となった。それでも南川の3Pシュートで流れを取り戻すと、城戸主将、下山を中心とした速攻で猛追。点差を元に戻し、56-57で第3Qを終えた。
最後の10分間、先に抜け出したのは明大。鬼澤伸太朗(4年)を中心にオフェンスリバウンドから得点を重ね、試合の主導権を握った。早大もF松本秦(スポ2=京都・洛南)の連続3Pシュートで応戦するが、最後は湧川裕斗(明大・2年)のオフェンスを止めきれず。78-83で敗戦し、大会3連覇とはならなかった。

本日の大きな敗因となったのは速攻とオフェンスリバウンドへの対策。昨年敗れた全日本大学選手権決勝戦と同様の課題を突きつけられたと言えるだろう。「課題と向き合ってチームをつくり直したい」と語った下山。約1カ月後に控えた関東大学選手権に向け、どこまでチームの完成度を高められるだろうか。
試合後の表彰では下山がアシスト王、遠藤が3P王を獲得。各チーム1人ずつ挙げられる優秀選手賞には城戸主将が選ばれた。中でも昨年はBチームに所属した遠藤は大学初タイトル。ローテーション入りへアピールに成功した。

惜しくも全勝スタートとはならなかった早大。今季の目標である三冠獲得に向け、各選手のステップアップが求められる。
(記事 石澤直幸、写真 齋藤汐李、永由結衣)
コメント
G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)

ーー準優勝となりましたが、今のお気持ちはいかがですか
スプリング前にたくさん課題が見つかったと思うので、すごく収穫のある試合になったと思います。
ーー優秀選手を獲得しましたが、こちらについていかがですか
特にないですけど、チームのみんなのおかげだと思っています。
ーー今大会に点数をつけるならどのくらいになりますか
チームは50点くらいで自分自身は30点くらいかなと思います。チームとしてやるべきことをやろうという中で体力面などもあり、色々上手くできてない時間がありました。そのときの修正力がなかったのかなと思います。
ーー自分自身やチーム全体で感じている課題と、スプリングまでにどのように取り組みたいかを教えてください
自分たちは背が小さくて人数も少ないです。なので一番は、ボックスアウトや泥臭いプレーなどやるべきことを遂行する力を身につけたいです。スプリングまでにチームで高めあって怪我人とかも多いのでコンディションも整えながら万全な準備で迎えたいと思います。
G下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)

――大会全体を振り返って
チーム全体で練習することがなかなかできませんでしたが、ディフェンスやリバウンドはそれ以前の問題で、気持ちの部分だと思います。リバウンドを取られるというのは自分たちの課題で、これからずっと向き合っていかないといけないと思うので、またチームをつくり直していきたいと思います。
――リバウンドが1番の課題
明治は特にでしたが、色々なところにリバウンドを取られていました。しっかり徹底していかないと勝てるものも勝てないと思うので、そこは課題ですね。
――オフェンス面では下山選手のボールプッシュが起点となりました
自分がプッシュしてボールを散らすことはチームの方針なので、そこは今年も続けていきたいです。
――結果としてアシスト王に輝きました
自分のプッシュからキックアウトして、シュートを決めてくれるチームメイトがいるので。それがなければアシストは付かないので感謝です。ただもっとアシストもできると思うし、自分が点数を取りに行けるところもありました。その判断はもっと良くしていきたいと思います。
――ハーフコートオフェンスは少し苦戦を
練習をしていないというところで、チームメイト同士で何をしたいかが噛み合っていないところがありました。それはこれからコミュニケーションを取って、ハーフコートのオフェンスでも点数を取れるようにしていきたいです。
――先日まで特別指定選手としてライジングゼファーフクオカでプレーしていましたがそちらの方は
留学生のいない早稲田大学で戦ってきた中で、外国籍選手2、3人と一緒にプレーできるのは貴重な経験でした。自分のスキルの足りなさ、スリーポイントのシュート確率を上げるなど課題も見つかったので、持ち帰るものはたくさんあったと思います。それをしっかりこのチームに還元して生かせていけたらと思います。
――ビッグマンがいるとプレーはしやすい
そうですね。全然違います。ビックマンがいると自分のスピードも生かせるし、アシストも増えるので。プレーしていて正直、外国籍良いなと感じました。
――プロで得た技術を早大でどのように生かしたいか
ツーメン、スリーメンの技術では、自分たち外国籍選手がいない中でもできる戦術があったと思います。自分がオフェンスの中心になると思うので、コミュニケーションを取りながら合わせていきたいと思います。
――スプリングまでどのようにチームをつくりたいか
やるべきことを徹底して、一つ一つの練習を大切にしたいです。自分たちはやりきることがなかなかできていなかったので、やるべきことを詰めて。リバウンドなどを徹底して、自分たちの流れのオフェンスにつなげられるようにしたいです。
SG遠藤琢磨(商4=山形南)

――3P王を獲得した今のお気持ちを教えてください
あっ、自分なんだっていう気持ちもありつつ、貰えた賞は素直に嬉しいので、もっとこれから磨いて行けたらというふうに思っています。
――準優勝という結果はどのように受け止めていますか
チームとしてはAチームに分かれてから全然練習していなかったりして、まだまだ未完成な部分も多かったと思います。そういうところが差に出たかなと見ていて思います。個人としてもそこに絡んでいけなかったことが悔しいなというふうに思ったので、もっと練習重ねていく中で少しずつ、チームも個人もやっていけたらと思います。
――現状感じている課題は
一番大きいのは、ディフェンスもそうですけど、ローテーションがメンバーの少なさとかのところで。去年の誰が出ても早稲田のバスケットができるところを学ばないといけないなと思うので、チーム全体でやっていけたらと思います。
――スプリングまでにどのように取り組んでいきたいですか
今も言ったようなチームの課題とか、この六大学リーグの中ででた課題をもう一回整理して、練習し直していきたいです。白鴎大とベスト4を懸けて当たると思うので、去年のリベンジも含めて勝って、てっぺん取れるように準備をしていきたいと思います。