早関女子交流戦
2026年3月8日(日)12:45 Kickoff
@早大東伏見グラウンド
試合結果
| チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 早大 | 3 | 2 | 5 |
| 関学大 | 0 | 0 | 0 |
得点者
前半
34分 三宅万尋
36分 三宅万尋
42分 三宅万尋
後半
10分 ワース恵
33分 福島茉莉花
野田明弘監督(平23スポ卒=サンフレッチェ広島ユース)を新たに迎え入れ、「一志挑闘」のスローガンを掲げて再始動したア式蹴球部女子(ア女)。13回目の開催となる今大会、ホーム・東伏見で関学大と対戦した。終始ボールを支配したア女は前半だけで三宅万尋(スポ2=東京・十文字)がハットトリックを達成。守備では相手攻撃陣に隙を与えず、零封した。遺憾なく実力を発揮したア女は5-0のゴールラッシュで快勝を収めた。

序盤から敵陣に押し込み、主導権を握ったア女。左サイドを軸に何度も攻撃を仕掛けるが、フィニッシュの精度を欠き、攻めあぐねる時間が続く。この嫌な流れを断ち切ったのが三宅だ。34分、相手陣地でボールを保持した三宅は、ゴール正面を向いて、左足一閃。ロングレンジから放たれたシュートが、ゴールネットを揺らす。先制に成功したア女は、試合再開直後にも得点を挙げる。練習生の縦パスに反応した三宅は相手選手と対峙しながら、鋭くカットイン。角度のない位置から打たれたボールは吸い込まれるようにゴールへ。ア女はリードを広げた。さらに42分、勢いが止まらない三宅はクロスのこぼれ球に反応。ボックス内から右足で沈め、瞬く間にハットトリックを達成した。三宅の圧倒的な決定力により、3点リードでア女は前半を折り返す。

HTを境に大幅なメンバー入れ替えを敢行したア女だが、勢いは衰えるどころかさらに加速する。55分、ワース恵(国教3=カナダ・トンプソン・オカナガンFC)がこぼれ球を拾うと、相手GKがゴールから飛び出している隙を見逃さずに流し込み、リードを4点に広げた。後半から出場する選手もチャンスを作り出す。59分、佐溝愛唯(社2=大阪・大商学園)が左サイドから上げたクロスに、﨑岡由真(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)がダイレクトで合わせたが、惜しくも枠を捉えきれない。そして、ダメ押しの5点目が生まれたのは78分。再び佐溝が左サイドからクロスを供給すると、これに反応した福島茉莉花(スポ1=東京・十文字)が相手GKの意表を突くようなループシュートを決めて、勝負あり。5-0という大差のスコアで早関女子交流戦を制し、新体制で最初の大舞台を白星で飾った。

90分間、絶えず攻撃し続けたホームチームに軍配が上がった今大会。計20人の選手がピッチに立った中、チーム全員の力で勝利を掴んだ。5得点の猛攻のみならず、数少ない守備機会でも集中を研ぎ澄ませ、クリーンシートで終えたことは大きな収穫と言える。4月から11月にかけて、ア女は関東大学女子リーグ(関カレ)と関東女子リーグ(関東リーグ)の2つのリーグ戦を戦う。目標に掲げる全日本大学女子選手権(インカレ)制覇へ向け、最高のスタートを切ったア女の戦いは、まだ始まったばかりだ。勝負のシーズン開幕を見据え、チームはさらなる成熟を目指し調整を加速させる。
(記事 堤健翔 写真 安田直樹、綿貫竜之介)
早大出場メンバー
1 田村亜沙美(スポ3=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)
→HT、練習生
3 杉山遥菜副将(スポ3=東京・十文字)
→78分、練習生
23 小林睦(スポ1=湘南ベルマーレU18ガールズ)
6川本美羽(社3=新潟・帝京長岡)
→78分、14 望月美希(スポ2=INAC東京レオンチーナ)
13 福岡結(スポ2=岡山・作陽学園)
→HT、19 福島茉莉花(スポ1=東京・十文字)
20 今井双葉(スポ2=兵庫・日ノ本)
11 三宅万尋(スポ2=東京・十文字)
→HT、10 﨑岡由真副将(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)
15 ワース恵(国教3=カナダ・トンプソン・オカナガンFC)
→78分、7 米村歩夏(スポ2=宮城・聖和学園)
22 小島世里(スポ1=東京・十文字)
→HT、4 佐溝愛唯(社2=大阪・大商学園)
練習生
→64分、5 吉田玲音(社2=新潟・帝京長岡)
練習生
→64分、2 新井みゆき(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)
試合後インタビュー
野田明弘監督(平23スポ卒=サンフレッチェ広島ユース)
ーー試合を振り返っていかがですか
伝統がある早関戦で、今までは練習試合ということから、今年からオフィシャル化して、しっかり定期戦ということになりました。まずは複数得点、無失点で新体制になって勝利することができて、本当に選手がよく頑張ったなというところで良かったなと思います。
ーー新体制となり、どういった所を意識して、練習に取り組まれてきましたか
4月の1週目に関カレと関東リーグが開幕するというところから逆算して、もちろん定期戦ですごく大事な試合という位置付けは変わらないですけれども、まずは2月10日に始動したばかりだったので、選手の特徴だったり、ア式出身ではあるんですけど、ア女の組織のことをまず理解するというところを大事にして、トレーニングを積んできました。
ーー大量得点での勝利となりましたが、この得点数についてどのように評価されますか
得点数のところに関しては、やっぱり1点でも多く取って勝つというところが大事になると思うので、そこは本当に素晴らしかった。ただ、得点の取り方に関しては、個人での点を取ったところと、あとは後半に入ってしっかりチームが連動して崩して点数を取ったと認識してるので、そこの部分は良かったんじゃないかなと思います。
ーーシーズンに向けての意気込みをお願いします
今年の目標はインカレで日本一を掲げています。自分も大学のリーグに十文字含めて3年間経験値があって、やっぱりリーグ上位のチームが最終的にインカレでも結果を残す可能性が高いという思っているので、インカレで日本一というところと、リーグ戦で優勝、少しでも良い順位を目指すというところを、選手と協力しながらスタッフ一丸となって取り組んでいけたらいいかなと思ってます。
杉山遥菜副将(スポ3=東京・十文字)
ーー試合を振り返っていかがですか
今シーズン初めての大きな試合ということで、全員で戦うっていうところを目標に、サポートも含めて全員で戦いましたけど、相手に合わせずに自分たちのサッカーをすること、初めから自分たちで勢い作っていくということを意識して(試合に)入りました。ですけど、どうしても最初は点も入らなくて、モヤモヤした時間帯があった中で、それでもペースを崩さず、しっかりと3点取って、後半も勢いを落とさずに無失点で抑えきれたので良かったと思います。
ーー守備陣をどのように評価されますか
今日は(敵陣に)詰めてる時間帯が結構多くて、守備の時間でいうと、(ボールを)取られた後の切り替えだったり、カウンターの対応のところで、そこはリスク管理含めて全員で声掛け合いながら、ミスなく全員でカバーし合いながらできたので良かったです。
ーー守備陣が攻撃の起点になる機会が多かった試合でした
ディフェンス陣はあまりプレッシャーを受けずにフリーな状態なので、フリーでミスせず安全に味方に勢いをつけるというか、攻撃の起点になるというのが大事だと思いました。結構フリーなのにひっかけるというところはあったと思いますけど、それでもピッチを広く使いながら、空いている味方をうまく見て、起点になれていたので、今日の守備陣は良い攻撃の起点になれていたのかなと思います。
ーー新たな監督を迎えたことで、戦術面においてどのような変化がありますか
特に守備のところで、去年は4ー4ー2でセットする守備をしていましたけど、今年は4ー3ー3で、結構アグレッシブな守備というのを目指してやっています。アグレッシブな守備をすることで、そのまま高い位置でボールを奪えるし、結構パワーを持った守備もできて、攻撃に繋がるというところがあるので、新入生も含めて全員で結構勢いのいいサッカーを目指してるので、それを結構士気も高くピッチ内でやれてるかなって思います。
ーーシーズンに向けての意気込みをお願いします
今年チームでは、関カレで得点を40点以上、失点を10点台に抑えるということを目標にやっています。なので、私はディフェンスの1人ではあるので、失点を10点台にすることを1番の目標で戦いたいと思っています。
三宅万尋(スポ2=東京・十文字)
ーー試合を振り返っていかがですか
まず前半の入りの部分で、相手のペースに合わせず自分たちのサッカーをやることを全員で意識しました。新チームが始動してから初の公式戦だったので、勝つことを前提にそのベースとなるサッカーをしようという感じで。前半の最初は少し手こずったところもあったのですが、1点取れてから自分たちのペースで試合ができたと思います。
ーー新チームになって感じる手応えや課題はありますか
去年とはまたサッカーが変わって、アグレッシブな守備とボールを奪った後の切り替えの運動量の部分で、前のサッカーよりも攻撃的で走るサッカーになったと思うのですが、そこをしっかり皆で練習からも積み上げていくことができていると思います。
ーーシーズンに向けての意気込みをお願いします
今年のリーグこそは、まずは開幕戦からア女らしいサッカー、新しいサッカーを見せれるようにしていくのと、インカレ優勝するために、最初から勝ちを積み重ねていきたいと思っています。