【男子バスケ】遠藤が3P連発 六大学リーグ戦は開幕2連勝

男子バスケットボール

3月20日 東京六大学リーグ戦 東京・明治大学和泉キャンパス

 スプリングマッチが終わってから約1週間。六大学リーグ戦が開幕した。初日の対戦相手は立大と東大。ベンチメンバーが躍動し2連勝をつかみ、上々の滑り出しとなった。

 第1試合の相手は立大。いきなり3Pを沈められ先制を許すと、早大はそのまま2分半得点することができず、苦しい立ち上がりとなった。しかし、嫌な空気を振り払うシュートを決めたのは期待のルーキー・F野津洸創(スポ1=静岡・藤枝明誠)。1年生の気迫あるプレーに、エース・F三浦健一(スポ4=京都・洛南)が2本連続の3Pで続いた。そして第2Q序盤、三浦のノールックアシストから野津がエンドワンを決めるコンビプレーで会場を沸かせる。42-30と12点のリードをもって前半が終了した。

 後半は途中出場のG小泉広翔(商3=京都・東山)とSF南川陸斗(文2=京都・東山)の東山コンビが活躍。ディフェンスを「自分の持ち味」と話す小泉のディナイと、南川の懸命に手を伸ばしたリバウンドは立大を苦しめ、約2分半の間得点を許さなかった。さらに小泉のアシストから南川がとどめの一撃と言わんばかりの3Pシュートを成功。試合終盤でも早大の勢いは留まることなく、遠藤と小泉が連続3Pシュート、南川がバスケットカウントを決め、98-63で初戦を終えた。

ドライブを仕掛ける野津

 第2試合の相手は東大。スタートからベンチメンバーが起用され、全員がここぞとばかりに活躍を見せた。絶好調のSG遠藤琢磨(商4=山形南)は8本の3Pを決める大活躍。後半は自身の3Pをおとりにペイントエリア付近からのジャンプシュートで得点を決めるなど、アピールチャンスをしっかりとものにした。また、野津はドライブで強引にゴール下までボールを運んで得点し、気迫あるプレーを見せた。

 さらに、F藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)も存在感を示した。第4Q残り8分でボールを持つと、「自分で行け!」というベンチからの声に、思い切りのあるパワーレイアップで応えた。試合終了間際でもハッスルプレーをみせた藤山。執念深くボールに食らいつくプレーでチームを救う時が必ず来るだろう。最後まで勢いを欠くことがなかった早大は、123-44で勝利。トリプルスコアには届かなかったものの、ベンチメンバーの力で東大を圧倒した。

レイアップを決める藤山

 今日の2戦はベンチメンバーが与えられたチャンスを無駄にすることなく、それぞれの持ち味を発揮した試合となった。昨シーズンの主力メンバーであった卒業生たちの穴を埋めることは簡単なことではないだろう。しかし彼らが、活躍する先輩の背中を間近で見てきたことも確実である。チャレンジャーとして試合に臨んだ昨年とは異なるプレッシャーがある中で、早大バスケがさらなる飛躍を遂げるにはベンチメンバーの覚醒が必要不可欠だ。常に自分自身に挑戦し続ける選手たちがコートで輝く瞬間を目にする日が楽しみだ。

(記事 北郷美結、写真 石澤直幸、齋藤汐李)

六大学リーグ戦 3月20日 立大戦

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)
G 城戸賢心(スポ4=福岡第一)
三浦健一(スポ4=京都・洛南)
藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)
12 松本秦(スポ2=京都・洛南)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 24 18 23 33 98
立大 13 17 18 15 63

六大学リーグ戦 3月20日 東大戦

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
南川陸斗(文2=京都・東山)
遠藤琢磨(商4=山形南)
藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)
18 宮本耀(スポ1=福岡第一)
19 野津洸創(スポ1=静岡・藤枝明誠)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 25 35 35 28 123
東大 14 16 44

コメント

SG遠藤琢磨(商4=山形南)

――本日の試合を振り返って

 みんながつくってくれたシュートで、最後に自分が決めたらチームの流れになると意識していました。

――Aチームに呼ばれた経緯は

 去年はハンドリングとディフェンスが課題でしたが、今年はシューター2人、高田さん(和幸、令8スポ卒)と堀田さん(尚秀、令8スポ卒=現秋田ノーザンハピネッツ)が抜けてしまって。今年からAチームでという風に倉石さんから言っていただきました。

――1番の武器は3Pシュート

 はい。だからこそ自分に足りないことはディフェンスと運動量なので、そこはもっと頑張っていきたいです。

――2年生時はAチームに入っていました

 2年前はまだ2年生ということで、チームの勝利というよりは自分のことしか考えられていませんでした。今年は最後の年で、自分が最高学年となります。自分の仕事を全うできるように考えてやっているところです。

――ラストイヤーに懸ける思いは

 今のところはローテーションに絡めていないんですけど、ゆくゆくは少しでも試合に絡んで、自分の武器である3Pシュートを生かしながらチームの勝利に貢献していきたいと思います。

――昨年のBチームではエースを務めていました

 30分出場する試合もあれば、10分出場の試合もあったんですけど、慣らしたら平均20得点くらいですね。

――今年の目標を教えてください

 チームの勝利のために、自分の武器の3Pを生かして貢献したいと思います。最後ラストイヤーなので、去年つかめなかった日本一に少しでも貢献出来ればと思い頑張りたいと思います。

G小泉広翔(商3=京都・東山)

――本日の試合を振り返って

 1試合目は短いプレータイムでしたけど、自分の中ではボールプッシュとディフェンスをしっかりやれたかなと思います。2試合目は交代がいなかったんですけど、上手く調節しながらやり切れたと思います。

――2試合目はアシストが光りました

 普段(下山)瑛司さんがやっていることだったので、やらないといけないという思いでした。

――小泉選手は下山選手に次ぐスピードを持っているのでは

  あれが速すぎるので参考にはならないですけど、頑張っています(笑)。

――今後の課題は

 自分の持ち味のボールプッシュとディフェンスは生かしつつ、1番上の試合に出るにはアウトサイドシュートやコミュニケーションの部分が全然足りないと思います。シューティングを最近やっていて少しずつ改善されていると思うので、あとは試合で出せるか、チームのリズムにどれだけ溶け込めるかだと思います。

――ゲームクリエイトの面は

 トランジションのオールコートのオフェンスではクリエイトできているんですけど、ハーフコートのときが課題です。高校時代はオンボールスクリーンに頼っていた分、今もずっとアジャストに苦しんでいます。自分の中で指示してのゲームクリエイトは得意ではないので、ドライブで割ったり、自分が犠牲になる動きでリズムを作れたらと思います。

――今年の目標は

 ローテーションにしっかり絡んでいきたいと思います。上級生側になって大変なこともあると思うんですけど、高校時代の経験もしっかり生かしてやれたらと思います。

SF南川陸斗(文2=京都・東山)

――今日は東大戦は31点と絶好調でした

 主力のプレータイムが短めで、僕らがスタートでやってこいっていう倉石さんの指示だったので、できることをやった結果かなと思います。

――試合を振り返って

 試合自体は倉石さんがベンチからディフェンスが良くない時間帯とかに喝を入れられた時もあったのですが、全体的には点数も取れて、ディフェンスも悪くなかったんじゃないかなと思います。

――3Pとドライブでチームを引っ張りました

 去年のチームのスタイル的に、スリーポイントが打てないと出場機会がなかなか難しいっていうのは実感していました。オフシーズンでそこの改善に取り組んでいたのが、結果として表れたのは良かったと思います。あとドライブのところは元々自分の持ち味なので、継続してやれたのは良かったかなと思います。

――1年生が入ってきて変わった面は

 2人ともいろいろなプレーができて、高校時代から有名な選手です。そこに上級生がいろいろ教えてあげて、今は良い循環が生まれているんじゃないかなと思っています。

――今後の課題は

 僕が今一番課題だと思っていることはディフェンスで、チームルールの徹底であったり、1対1のディフェンスの強さが全然足りていないと思っています。オフェンスではスリーポイントの精度をもっと上げていきたいなと思っています。

――今年の目標は

 チームとしては去年取れなかったインカレの優勝を目指していくことです。自分としては、去年はずっとベンチだったので、もっとローテーションに絡んで、チームの勝利にプレーで貢献できたらいいなと思っています。