全日本インカレ前対談第2回は川野琢磨、佐藤遥斗、菅原啓、瀬川桜輝の4名にお話を伺った。3年生と1年生という立場からチームの状況について話を伺った。
※この対談は11月9日に行われたものです
お互いのこと
――隣の方の他己紹介をお願いします
瀬川→川野
瀬川 琢磨君は、バレーボールの時は真面目にやるけど、プライベートは楽しい人間です。
川野 ばかみたいやん(笑)。
瀬川 バレーボール以外だったらサッカーが好きで、よくサッカーについて話してます。
川野→菅原
川野 啓さんは、本当にザ先輩っていう、温かい感じの雰囲気でいつも接してくれてて、バレーボールになったら良い意味でミドルらしからぬプレーをしていて、本当に冷静で、回りを見れて、打ち分けも上手くて、バレーボールが本当に上手くて強いミドルだと思います。
菅原→佐藤
菅原 嬉しいね(笑)。遥斗は、学部とかは違うので。意外と自分の同期にお酒飲める人がいなくて、数少ないお酒飲める友達なのでこの前飲みに行ったりしてましたね。あとは、自分はそんなに友達いないですけど、友達多そうだなって思います。
佐藤→瀬川
佐藤 桜輝はバレー以外のところで普段話すことも多いし、学部が一緒なのでキャンパスで会うことも多いんですけど、根は本当に真面目な子だなって思うのはとてもあって。挨拶とかはきちっとしてるんですけど、ちょっかい掛けたりすると、すぐ僕の手を食べようとしたり、顔のこの辺(あごの下あたり)触るとすぐ僕の手を食べようとしてきたり(笑)。すぐこちょこちょしてくるんで、真面目な中にも後輩感が僕の中で強いという感じで。バレーのことだと真面目なのは一緒なんですけど、自分のプレーで上手くいかないことがあると、自分にちょっとイライラしてるのかなっていうのは思います。
――それぞれの良いところと悪いところを逆回りでお願いします
佐藤→菅原
佐藤 啓の良いところは、バレーのことでいうとポジション的にも元々サイドなので、打ち分けが上手だなというのを感じています。それに加えて、ミドルなんですけどパスも器用にできるので、それはめっちゃ良いところだなと思います。バレーボール以外のことだと、僕も数少ない飲める同期だと思っているので、お酒を飲んでるときは楽しくできるかなっていう。あとは、人と違う視点を持てる人だなと思っているので、それは良いところかなと思います。悪いところ?
――直してほしいところはあったりしますか
佐藤 直してほしいところは、ちょっとたまにめんどくさいのが嫌だなっていうところと、あとお酒飲みすぎちゃうところですかね。

対談中の(左から)菅原と佐藤
菅原→川野
菅原 気を付けます。琢磨の良いところは、良い意味で1年生っぽくないなっていう、コート内の振る舞いとか、そういったところが良いかなと思います。プレーはもう素晴らしいです。言うことないです。あとはずっと優勝していてすごいとおもいます。小・中・高と。だからそのまま大学も、来たからには優勝してもらって(笑)。悪いところはまだ見つけられてないですね。
佐藤 見つけられてないんだったら、何かしらあるってこと?
菅原 難しいな。もうちょっと関わりを増やして、逆に見つけられるくらい仲良くなりたいね。
川野→瀬川
川野 桜輝の良いところは、結構同じ授業とか取ったりして毎日楽しくしてもらってて、おちゃらける部分もあるんですけど、バレーボールとか練習になると本当に集中してて、真面目な性格なので1年生の中でも引っ張ってくれている存在なのかなと思います。悪い点で言えば、対角として出るときも多いので、ブロックをもう少し出してほしい。
佐藤 現実的。
瀬川→佐藤
瀬川 遥斗さんは、良いところは接しやすいなと思えるところで、1年生みんな遥斗さんは接しやすいっていう印象があるんじゃないかなと。
菅原 接してない人多いから。
一同 (笑)。
瀬川 悪いところは、こちょこちょしてくるところはちょっとダメじゃないかなと思うんで、そこはしてきたらし返すって感じでいきたいと思います。
佐藤 別に俺はやめないよ?
瀬川 そこは要相談ということで(笑)。
――オフの日の過ごし方は
佐藤 週1のオフの時は、基本は授業が入ってるので午前中とか昼過ぎまでは授業なので、最近だと、アニメが好きで10月から始まった秋アニメとか、見たいアニメが多いのでいっぱい消費してそれに時間を費やしてます。長期オフは、飲みに行ってましたね。バレー部とも学部同じ子とかとも。同期と一緒にサウナ行って、そのあとご飯食べてその時ちょっと飲んだりとかしてたんですけど、バレー部以外の大学の先輩と飲みに行ったりしてました。あと、琢磨と一緒に駿台(学園)に行きましたね。
菅原 自分は意外と活発に動いてて、長期オフは割と一人旅に行くことが多くて、この前は日光に夜行列車で行って、早朝から回って紅葉見てきたり、夏もどこか一人で島行ったりと一人で楽しんでますね。週1のオフは映画を見るのが好きなんで、映画をいっぱい見てます。
川野 自分は長期オフの時は、本当に何もしてないか、バレーしに行くかしかやってなくて。あまり物欲とかなくて買い物とかも行かないので、駿台の練習に連続で行ったりとかで、オフでもずっとバレーしてます。一日オフの時は、自分も授業があるので、午前中授業受けて午後は家に帰って寝るか、自分もアニメ好きなんでアニメ見たりとかして有意義に過ごしてます。
瀬川 自分は長い休みで授業も部活もなかったら、地元に帰ることが好きというか、帰りたいと思っているので、秋リーグが終わった後も帰って、地元の友達と遊んできました。一日オフの時は、基本寝てるとかゆっくりしてることが多くて、どこかに行ったりっていうのは一日とか短いオフではあまり無いかなと思います。
――この4人でのエピソード、またはこの中の人とエピソードはありますか
瀬川 啓さんは高校時代から、敵としてね。山形と宮城で。
菅原 よく練習試合はしてましたね。
瀬川 大会前とかよくしてました。
川野 自分は啓さんと遥斗さんと自分で焼肉行きましたよね。別に3人じゃないですけど。
菅原 ああ行ったね。凌吾さん(前田主将、スポ4=大阪・清風)とかいて、
佐藤 連れられてね(笑)。
菅原 (瀬川は)たまたまいなかったけどね。
瀬川 (笑)。
川野 遥斗さんは駿台で、1年間だけど一緒にやってました。
佐藤 1年間だと思ったら、5年。たまに連絡が来て、遥斗さんこの課題どうやってやるんですか?って。
川野 そう、どうやってやりましたかって。
佐藤 僕と啓は、飲みに行ったもんね。、
川野 桜輝は、自分は高校選抜で一緒にインドネシア行ったりとか、ドリマ(ドリームマッチ)もね、チームは違ったけど。
瀬川 合宿とかね。ユースの。
川野 高1のときのユースの合宿で桜輝と一緒になったりとか、意外と接点多くて。
菅原 そうだね、入学してすぐもう仲良かったよね。
川野 そうです。ユースで1年生が2人だったんで。ホテルも2人部屋で一緒だったんで、仲良かったです。
――1年生から見て3年生の代はどのような学年ですか
川野 3年生は結構真面目な人が多い印象で、誰を見てもおふざけキャラみたいな人はいないですよね。
菅原 おふざけキャラ。
川野 ほんとに真面目な感じで、3年生主体期間も徹底してちゃんとやってくれてました。
佐藤 ちょっと真面目過ぎたか(笑)。
川野 でも真面目過ぎるっていうのもあって、最初は他の1年生に聞いても絡みずらいっていう印象もあったんですけど、別に喋ってみたら、みんなフレンドリーで温かい感じの学年だなと思います。
瀬川 個性が強いと思います。
――逆に3年生から見て1年生の代はどのような学年ですか
菅原 真面目ですかね。それこそ、今日も話題になってたんですけど、秋はBest of support賞取ってたりして練習とかも真面目な人が多い気はするよね。いいと思うよ。
佐藤 意外とぱっと見は仲良さそうですけど、結構僕は話すことが多いんで、意外と同期の間の愚痴を聞くことも多いですね(笑)。
川野 仲良いです!
佐藤 仲間内でもそういうノリしてるのかなっていうのは、真面目な中でもワイワイできてていて、結束力があるから、そのBest of support賞が取れたのかなっていうのは思いますね。

対談中の(左から)瀬川と川野
秋季リーグ戦について
――秋季リーグ戦を振り返って
瀬川 あまり出場機会は多くなくて、特になんもしないかなっていうイメージはありますけど、春より秋はサーブで入ることが増えたので、サーブをちょっと練習しないといけないなと思っています。
川野 秋ではスターティングで使ってもらっていることが多くあって、その中でも春で決まっていたスパイクが決まらなかったり、自分の調子の浮き沈みっていうのがちょっと激しかったりっていう印象です。秋でも前半戦決まっていた部分はありましたが、後半の相手に対してはミスが多くなってしまったり、自分の中で考えすぎてしまったりしてプレーがうまくいってなかった部分であんまり良くはなかったのかなと思っています。その中でも、4年生とか3年生とかが引っ張ってくれたりとか、気にかけてくれたり、話す機会も増えたと思います。足がつりそうになっちゃった時も、堅斗さん(麻野、スポ3=京都・東山)がケアしてくれました。春の時よりいい活躍というのはできなかったのですが、最後までスターティングのメンバーとしてチームで戦えて、優勝できたのはよかったのかなと思います。
佐藤 上半期、自分がスタートで出てなくて、途中からっていうのがわかったんですけど、まず夏合宿終わって秋始まるってなって、スターティングで使ってもらって。調子の波がちょっと激しすぎたかなっていうのはあります。いい時は良かったんですが悪い時に自分でミス吐き出しちゃってとかが多かったところは、全カレまでにどうにか直さなきゃいけないかなって思っています。あとは琢磨含め下級生の子たちがちょっと大人しめの子たちが多いので、僕はその分ずっと叫んでいましたけど。そういう枠でいいのかなって思っていました。啓と一緒なんですが上級生なので、雰囲気はしっかり盛り上げていかないといけないかなと思っていました。
菅原 自分は夏に怪我をしてしまって、途中出場が多い中でいい感じで活躍できたのかなと思っています。秋は外から見ているからこそ気づくような視点が、自分の中1個プラスになったなって思っています。全カレに向けてできたこと、できなかったことがはっきりしたので、そこからまたやっていこうかなっていう風な感じです。
――菅原選手はベンチから声をかける姿や試合中にも声を出すことが増えたように見えます。ご自身ではいかがですか
菅原 試合できなかったら声出すぐらいしかいけないので。上級生なので、頑張らなきゃなと思ってやっています。確かに去年とかとはちょっと変わったところかもしれないです。
――秋リーグで特に印象に残っている試合はありますか
佐藤 2戦あって、日体大戦は、去年の全カレで最後負けている相手っていうのがあって、しかも自分たちとやっていく中で、中の自分たちではなかなかうまくいかずにフルセットになりました。そこの状況も全カレと似てるなって、自分の中で勝手にこう重ね合わせてっていうのが印象に残っています。結果は負けちゃったんですけど印象に残ってるかなっていうのと、明大戦はシンプルに優勝がかかっていたので印象に残っています。
川野 自分も日体大戦です。春は勝ったというところでその時自分もあんまり状態は良くなかったんですけど、凌吾さんとの信頼関係があまりなくて、トスも上がってこなかったりとかして、そこで自分のプレーにちょっとイライラしたり黙ったりしてしまって、チームの雰囲気壊してしまいました。そこから3、5セット目まで行ったんですけど、序盤で自分のシャーが2本連続で止められてしまって(最終セットは)15点しかない中で、序盤で自分のミスで差がついてしまったなっていうのがあって悪い印象が残っています。
――川野選手は秋ではブロックにつかれることも増えて、トスの配球の面で課題はありましたか
川野 秋になってミドル陣も変わったりとかして、凌吾さん(前田主将、スポ4=大阪・清風)のトスの配給というのも変わってきたと思います。春は自分は効果率が高くて、ランキングにも入れて1年生ってのもあって相手からしてもまだデータのない選手だったので自分のマークが1枚になることが多かったです。秋になってデータも取られて、パワーとか吹っ飛ばせるほどの力を持ってなくて、コースに入られて、あげられるというのが大きかったのかなと。そういうのがだんだん増えていって凌吾さんからしても安心してあげられなくなっちゃったのかなとか。ミスを出した後にあまり声が出てなかったり動けてなかったりがあったかなと思います。
瀬川 自分は明大戦が1番印象に残っていて、外から見ていてワクワクするっていうか、見ていて楽しい試合だったし、サーブで入った時はほんとに緊張したっていうか、集中してやろうみたいな、結構気持ち悪い試合だったと思います。
菅原 明大戦と中大戦です。両方フルセットで最後勝ち切った試合だったんで、チームとしてのその最後の2点差を勝ち切れるような、そういう接戦をものにできるようなチームになってきたという風に感じたのと、個人としても途中出場でブロックしたりで印象に残っている試合というか、チームとしてこれをやろうみたいなのがはっきり出てた試合だったのかなって思うので、そこの2つが印象に残っています。
――菅原選手は秋リーグでは途中出場が多かったと思いますが、春ではスタートからの起用で立場が違う中で難しさはありましたか
菅原 難しさは、(途中出場だと)体は冷えちゃうので、ずっとアップしていました。緊張とかはしなかったのでやることやろうみたいな感じでした。あまり深く考えず、いい意味でも悪い意味でも、それがいいところかなとは思うんで、考えてはいるけど深刻になりすぎずというか、逆にそういったところを意識していました。外から見ている分、冷静になって、相手チームも自分のチームを見られるので、自分からそのチームに働きかけて指示することが増えました。ディフェンスに関して聖(布台、スポ3=東京・駿台学園)と話したり、チームの方針に関わるような指示を出したりすることは増えたかなと思います。
全日本インカレに向けて
――インカレに向けて伸ばしたいところは
瀬川 自分が凌吾さんに変わって入ってもチームがそんな変わってないようなレベルなので、もし代わることがあってもチームの勝利にちゃんと貢献できるようにしたいなと思っています。
佐藤 秋リーグ中はディフェンス面が課題だったので、最近の練習でもゲームライク増えてきたので状況判断で練習しつつ、そこは伸ばしていけたらいいかなっていうところと、秋リーグ通してとかずっとそうなんですけどハイセットの決定率をもう少し伸ばしていきたいかなって感じはします。
菅原 この夏、秋ぐらいにサーブを変えて、今だんだんいい感じになってきているので、そこは全カレ前の1個伸びしろかなっていうところと、ブロックもこの秋から調子良くなってきているんで、そこも継続していきたいです。今徐々に足首とかも治ってきて、怪我からの復帰がだいぶ見られてきているので、なるべく100パーセントの状態に前回までには持っていきたいなと思っています。
川野 自分は役割としてはスパイクとブロックっていう部分になっていると思うんで、スパイクではデータを取られて決まりにくいところもあると思うんですけど、ゆるいボールを決めるのが得意なので、小賢しくいきたいです。ブロックでは秋リーグでランキング的にも上位に行けたし、自分の方から合流してきたものを失点にさせないようにしていきたいです。
ーー4年生と戦う最後のインカレですが、皆さんにとって4年生はどんな存在でしたか
佐藤 佐藤、菅原、川野の3人は焼肉に行ったって言ったと思うんですけど、それは凌吾さんと慧さん(板垣、政経4=京都・洛南)。
菅原 虎太郎(畑、スポ4=福井工大福井)さんもいたな。
佐藤 その3人に連れて行ってもらったので。今年の4年生はレクリエーションみたいなのをやったり、部活以外でワイワイできる場を作ってくれて。コミュニケーションの機会を作ってくれるので、厳しい時は厳しく、逆にふざける時はふざけるというメリハリがしっかりしている人たちだと思います。
――4年生へのメッセージなどもあればお願いします
佐藤 自分にとっては一個上なので3年間お世話になりました。1年生の時は厳しいことを何回も言ってもらったこともありました。凌吾さんとか、プレーで引っ張る人もいれば、慧さんはプレーに加えて主務として、颯汰さん(梶村副将スポ4=東京・安田学園)はこの秋はずっとベンチにいてくれて安心感もありますし、颯大さん(横山、教4=東京・早実)がずっと上でデータを打ってくれているというのもあり、何か1つのことだけでなく全ての部分において4年生が支えてくれているというのは自分たちにとってすごく頼もしいです。そうやって1年間支えてきてくれたので、それがいいかたちで終われるように、4年生のために頑張れたらいいなと思います。
菅原 4年生は5人いますが、全員と仲がいいというか、全員のうち誰とも関わりがないなという人がいないくらい、本当につながりが深かったなと思っています。颯大さんと家が近いのでよくご飯に行ったりするんですけど、もう何回ご飯を奢ってもらったか分からないくらい本当に何回も一緒にご飯に行きました。虎太郎さんと3人でも行きました。そんな風にプライベートでも誘ってくれたり、バレー以外でのつながりといえばその2人とはよく会ったなと思っていて。あとは慧さんとか颯汰さんとかは立ち位置が自分と似ているというか。スポーツ推薦でもないし、チームのプレー以外の部分もやらなければいけないというところが似てるかなと思って、よくそういう部分で話を聞いてもらっていたので本当に4年生にはお世話になったなと思っています。凌吾さんに関しても大学からポジションを変えて、ここまでうまくいったのは凌吾さんのトスがあったからだと思います。本当に4年生は頼りにしています。一緒にできる最後の大会なので楽しんでプレーして、結果として優勝がついてくればいいなという感じです。残り数試合しかないですが本当に一緒に楽しんで全カレ最後終わりたいと思います。
川野 自分は他の1年生よりも、合流が遅れたのですが、合流してからすぐに颯汰さんとか、凌吾さんがコミュニケーションをしっかり取ってくれて、自分の力をすぐ見出してくれました。春とかはスターティングで、すぐ使ってくれたりとかしてくれたのは自分としてもすごく嬉しかったし、必要とされているというのが、分かってすごくいい大会でした。練習の時は厳しくやってくれて、練習外では優しくて、1年生の意見もしっかり聞いてくれて本当に話しやすい4年生だなと思います。自分が調子の悪い時でも、よく話を聞いてくれます。凌吾さんとか慧さんとか今日のここどうだった?とか配分はどうだったかとか聞いてくれるので、自分からしっかり意見が言えて、しっかりコミュニケーションが取れたりしたので頼りになって優しい先輩方なので、全カレではスターティングメンバーとして起用されることが多いのかなと思うんですけど、自分の力を出して優勝させてあげられるように頑張って行きたいなと思います。
瀬川 4年生と1年生という立場である以上、関わりずらいという印象があると思うんですけど自分と他の1年生に対して、5人全員が関わってくれてるなと思っています。凌吾さんとかは特にポジションも重なっているので感謝する部分があって、寮も一緒なのでそういうところでも話す機会とかが多くて、すごくいい時間だったなと思っています。最後は4年生にいい思いをして、卒業してもらえるようにチームとして最高の状態で全カレに臨めるといいと思うので1年生としてはそういう環境づくりをして全カレに臨めたらいいなと思います。
――インカレで個人として注目して欲しいところ
川野 高校2年生まではオポジットでやっていましたが、高校3年生の時はアウトサイドで、今はオポジットというようにユティリティーあるプレイヤーとしてもやっていけると思います。秋リーグではレセプションに参加して、練習すればできると思うのでそういった部分や、好サーバーというのが自分の持ち味だと思っていてストレートとなりクロスなり、「そこのコース抜いてくるのか」というスパイクを打てると思うので全カレでも自分の強みを生かして点数を稼げればなと思います。
瀬川 自分はセッターなので、入った時はトスの部分を注目してもらいたいなと思います。特に、琢磨へのトスを注目して欲しいと思います。後はサーブに入った時のサーブとディグの部分もあげたいと思います。
――川野選手へのトスというのは
瀬川 自分は気持ちよく挙げられるので、あとライトが得意なのもあって。
菅原 スパイクの決定力とコースの打ち分けというところです。そこが去年から自分の持ち味というか強みだと思っています。自分たちのいいところで勝負するというのが早稲田の強みだと思うので、自分の強みを発揮して優勝につながるような貢献ができたらいいなと思います。
佐藤 自分の得意なプレーは、コースを抜くとかいうのもあるのですが、どちらかというとブロックアウトすることが多いのかなと思うので全カレではそこに注目して欲しいなと思います。あと、自分はガッツがあると思っているので、そこをしっかり表現して、最後やり切って、今年度のチームで4年生にいい思いをして、結果はどうあれ4年生のためになるように挑戦して行きたいと思います。
――最後に全カレに向けた意気込みをお願いします
佐藤 去年も一昨年もどこかしらで難しいゲーム展開になっていると思うので、今年もどこかしらで絶対に難しい展開になることはあると思います。秋リーグでも、そういう場面があってそこでチームが一つになれたと思うので全カレでは、しっかり自分が中心というかそれに協力してやって行きたいと思います。
菅原 今まで練習してきたこと、1年間やって来たことを出して優勝できるようにがんばります。
川野 自分も他の1年にとっても初めての全カレで、去年の早稲田の全カレの試合もライブとかで見ていてどういう状況だったかは理解しているので気を引き締めて、上手く行かないことの方が多いと思うのですが、自分らしくプレーして優勝できるように頑張りたいと思います。
瀬川 琢磨の言うとおり、初めての全カレなので緊張すると思うのですが、変に気負わずに、プレーの部分もプレー以外の部分も全部出して、優勝できるように頑張ります。
――ありがとうございました!
(取材、写真、編集 芦刈れい、井口瞳、宮岡小雪)

全日本インカレへの意気込みを書いてくださいました!
◆川野琢磨(かわの・たくま)※写真左から2番目
2006年(平18)7月25日生まれ。197センチ。最高到達点343センチ。ポジションはオポジット。東京・駿台学園高出身。スポーツ科学部1年。初めての全日本インカレ、「冷静」に判断して自分らしくプレーします!
◆佐藤遥斗(さとう・はると)※写真左
2004年(平16)12月1日生まれ。191センチ。最高到達点335センチ。ポジションはアウトサイドヒッター。東京・駿台学園高出身。スポーツ科学部3年。臆せず「挑戦」してどんなボールでも打ちきります!
◆菅原啓(すがわら・ひらく)※写真右
2004年(平16)4月8日生まれ。193センチ。最高到達点333センチ。ポジションはミドルブロッカー。山形南高出身。教育学部3年。お世話になった4年生と最後は一緒に「楽」しんで終わりたいです!
◆瀬川桜輝(せがわ・おうき)※写真右から2番目
2007年(平19)3月9日生まれ。181センチ。最高到達点323センチ。ポジションはセッター。宮城・東北高出身。スポーツ科学部1年。プレーもプレー以外も「全部出し」て、優勝できるように頑張ります!