侍ジャパン大学代表選手選考合宿 6月21日〜23日 神奈川・バッティングパレス相石スタジアムひらつか
侍ジャパン大学代表選手選考合宿が行われた。早大からは、伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)、寺尾拳聖(人3=長野・佐久長聖)と、追加招集された宮城誇南(スポ3=埼玉・浦和学院)の3人が参加し、伊藤樹が大学日本代表に選出された。
伊藤樹は2日目の紅白戦2試合目に登板。「疲労も抜け、理想通りの結果になった」と、打者2人を連続三振に切ると、続く打者も左飛に抑え、三者凡退で試合を締めた。登板したのはこの日のみだったが、この上ないアピールで2年連続となる大学日本代表に選出された。
2日目に登板した伊藤樹
宮城は1日目の紅白戦Aチームとして登板。無失点ながら、安打と四球で走者を背負うやや苦しいピッチングとなった。2日目の紅白戦にも連投し、2イニングを投げて無失点。「やれることはやったので悔いはない」と、惜しくも代表選出とはならなかったが充実した3日間を振り返った。
初日の紅白戦に登板した宮城
寺尾は初日から紅白戦の打席に立ち続けたが、3日間で無安打だった。「内容は良くなかったが、レベルの高い選手と野球ができた」と、夏以降の自身のレベルアップや、来年の代表選出に向け、貴重な経験を積んだ。
紅白戦で打席に立つ寺尾
(記事 西本和宏、写真 西本和宏、早崎静、川島舞子)
コメント
◆伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)
ーー3日間を振り返って
昨年から続けて選出していただいて、レベルの高い環境でやらせてもらえる機会っていうのはほとんどないので。3日間で投げたのは1イニングだけですが、いろんな方からアドバイスをいただいて、かなり充実して過ごせたかなと思います。
ーー2日目の紅白戦に登板し2三振を奪いましたが感触は
疲労も抜けてコンディションとしてはかなり良かったです。これぐらいの結果は出せればいいなと思っていた中で、理想通りの結果になったと思います。
ーー合宿中に話した選手、何か刺激になったことは
結構いろんなことを話したのですが、北海学園大の工藤(泰己、4年)とかは、すごく考えて投げていたり、そういったトレーニングをするそうで、同じ部屋だったこともあって、そういう話ができました。
ーー選ばれた際にはどんな活躍をしたいか
自分の持ち味として、ゲームメイクする力と、投げきる力は能力の高い部分だと思っているので、内容に関わらずそういった部分を出せればいいなと思います。昨年とは違い対アメリカのみにはなりますが、任されたイニングをしっかりと投げきれる準備をしたいなと思います。
◆宮城誇南(スポ3=埼玉・浦和学院)
ーー3日間を振り返って
初日はなかなか思うようなピッチングができなかったんですけど、2日目はやれることはやれたかなと思います。あとは、レベルの高い選手たちから、しっかり色々吸収することができたので、いい合宿だったと思います。
ーー結果3イニングを投げて無失点でした。ピッチングの感触は
通用した部分と、もっと良くしていかなきゃいけないなという部分があったので、自分の立ち位置を知れた合宿だったかなと思います。
ーー連投でもしっかりと投げ抜きましたが、いいアピールになったと思いますか
そうですね。でもやっぱり周りのレベルが高かったので、選ばれるかどうか分からないですけど、やれることはやれたので悔いはないです。
ーー合宿中に話した選手、刺激を受けた選手は
同じ左ピッチャーの人とよく話させてもらって、近大の野口(練、4年)さんだったり、仙台大の渡邉一生(4年)さんだったり、中大の岩城(颯空、4年)さんだったり。色々先輩方に話をさせてもらって、色々なことを教わったので、それは自分にとっても大きかったかなと思います。
◆寺尾拳聖(人3=長野・佐久長聖)
ーー3日間を振り返って
レベルの高い選手と野球ができて、とても良い経験になりました。
ーー打撃について振り返って
内容は良くなかったですけど、大学のトップレベルの速いピッチャーとか、すごい変化球とかを見ることができたので、この経験を生かそうかなと思います。
ーー合宿中に話した選手、刺激を受けた選手は
明大の榊原(七斗、3年)は同じ部屋に泊まったので、すごく仲良くなりました。