関東学生リーグ戦 5月10日 東京アクアティクスセンターサブプール
関東学生リーグ戦(リーグ戦)初戦の相手は、昨年のリーグ戦で惜しくも敗れた慶大。序盤は、慶大に主導権を握られ、2ー7と5点ビハインドで第1ピリオド(P)を終える。その後、拮抗(きっこう)した展開になるも、早大の3連続得点などもあり、前半を7ー10で折り返す。早大の猛追により、第3Pには、11―12と1点差まで迫るも、あと一歩及ばず、14―16で敗北を喫した。

ゴールを守る加納(凪)
斎藤昴泰(スポ2=神奈川工)のセンタボールで、第1Pが幕開ける。開始1分慶大のカウンター攻撃で先制されるも、斎藤のループシュートですぐさま奪い返す。しかし、慶大の猛攻により、4連続失点。苦しい時間が続く中、ペナルティースローのチャンスを加納恒心(スポ3=東京・明大中野)が確実に決め込んで得点した。しかし、慶大の勢いは止まることなく、さらに2連続得点を許し、2ー7と点差が開いたまま第2Pへ。点差を縮めたい第2P。開始1分半、小林がカウンターからゴール前の一対一を制して、得点すると、続けて、斎藤がディフェンスを巧みに交してシュート。さらに、加納(恒)が、ループシュートで得点し、3連続得点すると、慶大がすかさずタイムアウトを要求した。タイム明け、GK加納凪人主将(スポ4=三重・四日市中央工)の好セーブが光るも、慶大のペナルティーシュートで失点。しかし終盤、ルーキー・簗瀬亮冴(スポ1=鹿児島南)が躍動する。6分左サイドから華麗なミドルシュートが決まると、残り30秒齋藤からのボールを再び簗瀬が決め切り、7―10で前半を折り返した

シュートを放つルーキー・簗瀬
慶大の得点で始まった第3P。序盤は、拮抗(きっこう)した展開が続いた。2分半の簗瀬の得点で流れを引き寄せると、続けて古谷典也(スポ4=東京・明大中野)のパスを加藤旺道(スポ3=静岡・磐田)が受け取り、ゴール前から強打でボールを放り込む。その後、齋藤、そして加藤が着実に得点を重ねていき、11―12と点差を大幅に縮め、第3Pを終えた。

本日4得点を決めた斎藤
逆転の望みをかけた最終P。慶大のセンターボールで始まると、そのまま得点。勢いに乗った慶大は、さらに2連続得点し、点差が再び開いていく。2分永野冬惺(スポ3=東京・明大中野)からのボールを簗瀬が押し込み、本日4得点目を挙げると、小林の相手ディフェンスを掻い潜るミドルシュート、そして斎藤の得点と3連続得点で猛追。反撃を試みるも、その差を埋めることができず、14―16でリーグ戦初戦を黒星で終えた。
(記事 指出華歩 写真 指出華歩、長濱愛里咲)
コメント
斎藤昴泰(スポ2=神奈川工)
――個人としては、チーム最多の4得点がありましたが今日の試合を振り返ってどうですか
個人としては4得点というカタチでチームに貢献できたかなと思っているので、自分自身には合格点をあげたいかなと思います。
――二年生になり後輩もできました。心境の変化はありましたか
後輩ができたというよりかは、四年生の先輩がいなくなってチームの状況としても、自分がチームのエースとして、やっていかないといけないという風に自覚し始めたというのが大きな変化です。後輩に対しては、背中で見せるプレーというのもそうですし、チームとしても、二年生という学年全体でチームを引っ張っていける存在にならないといけないと思っています
――リーグ戦全体の目標と意気込み
慶應さんに負けてしまって、いい流れでスタートできなかったというのはすごく悔しいんですけど、これから1戦1戦、目の前の試合に向かっていって1つでも順位を上げられるように頑張りたいと思っています。
簗瀬亮冴(スポ1=鹿児島南)
――今日の試合を振り返っていかがですか
第1Pに点差が離れてしまったのですが、皆が気持ちを取り戻して、最後2点差まで縮めることができましたが、まだ足りないところがあり、今回負けてしまったのかなと思います。
――初のリーグ戦でしたがいかがでしたか
自分的には、自分の思うようなプレーをすることが出来たのでよかったです。
――4得点ありました。個人のプレーを振り返っていかがですか
練習の時には、今回のようなプレーがなかなか発揮できてはいなかったのですが、試合になって発揮することが出来たのでよかったです。
――リーグ全体の目標は
黒星スタートになってしまったのですが、ここから気持ちを取り戻して、リーグでこの後の試合も全勝する気持ちで、みんなで頑張っていきたいです。
――明日の筑波戦の意気込みをお願いします
筑波さんは、とても強いチームと知っているので、ミーティングをしっかり重ねて、相手の戦術を理解し、自分たちの最大限の力を発揮して、勝利できるように頑張りたいです。