攻撃の手を最後まで緩めることなく立大に快勝を収める!

男子ラクロス

東京六大学交流戦

3月16日 立教大学新座キャンパス多目的グラウンド

Team 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早稲田大学 2 1 2 0 5
立教大学 2 0 0 0 2

得点者

1Q

花井コルトンヘイズ、大橋陸人

2Q

小川隼人

3Q

内田玲央、小川隼人

4Q

なし

 東京六大学交流戦(六大戦)で各大学が新チームで激突する中、早大もこの日2戦目を迎えた。対する相手は立大。1試合目を引き分けで終えた早大同様、相手もまた初戦を引き分けで終えている。勝利をもぎ取り勝ち点を上げたい両者は、序盤から果敢な攻撃が見られる。悪天候でコンディションはあまり良くなかったものの、チームプレーがうまく機能し前半を3-2で終える。ここからさらに点差を広げたい早大は、ショットを何度も放ち第3クオーター(Q)では2得点を挙げる。その後も相手に主導権は渡さない。最後まで攻めの姿勢を見せつけた早大が5-2で勝利を収めた。

得点を決めた内田

 第1Q最初のフェイスオフは雨のためか、うまく取りきれない。相手ボールになったもののそこから奪い返し、開始数分でAT花井コルトンヘイズ(国教4=アメリカ・マッキントッシュ)がゴール左から走り込みショットを決める。今度は相手のオフェンスがゴールを狙い、早いパス回しからショットを放つもG長田謙伸(政経3=埼玉・大宮開成)がナイスセーブを連発。攻撃を完全に封じ込めたかのように思われたが、隙をついた打たれたシュートがネットを揺らし同点に。残り4分を切ると再び早大が相手コートに攻め入る。MF大橋陸人(商4=東京・早実)が全力で相手陣地を駆け抜けそのままシュート、得点をさらに追加した。それでもパスミスをうまく拾い得点に繋げた立大がやや良い流れで同点とし、第1Qを終える。続く第2Qは正確かつ素早いパスが多く見られる。そのままゴールにつなげたいところだったが、相手のディフェンス陣はなかなかそれを許してくれない。何度も拒まれたものの諦めない姿勢を見せ続けたAT小川隼人(政経4=東京・早実)がAT吉田宗一郎(教3=東京・早実)のパスをうまく受け取りゴール。ベンチが大いに湧き上がりそのまま試合を折り返した。

パスを出すDF新井

 第3Qで早大は相手を大きく引き離す。フェイスオフに勝ち切り、序盤から攻めの展開に。相手のインターセプトで一時主導権が移ったかと思われたが、小川が冷静に対処。ロングパスをMF内田玲央(商3=東京・国学院久我山)に送り込みそのままシュート。点差をさらに広げた。負けじと相手もゴール付近でパス回しを展開しシュートチャンスを狙うも、ここは途中出場したG黒田康希(スポ2=東京・成蹊)が食い止める。その後も速い攻撃を展開した早大。AT若林響己(人3=東京・国分寺)からパスを受け小川が本日2得点目を挙 げる。5-2とリードを保ったまま迎えた第4Q。後のない立大は早大のディフェンスに対して強行突破を図り、思い切ったショットを放つもボールはゴールの上へ。何がなんでも追いつくという気迫を見せる相手に、こちらも一度タイムアウトを取ってディフェンスを確認。終盤相手のショットが枠に当たり、一時危なげな場面も見られた。それでも最後まで自分たちの布陣を崩さず、5-2のまま守り切った。

フェイスオフに臨むFO多田

 今日の試合は悪天候の影響を受け、完全なコンディションではなかった。それでも各ポジションにおける自分たちのプレーが遺憾なく発揮されていた試合だった。これは日々の積み重ねの賜物に違いない。また先週の明治戦が引き分けに終わっただけに、今日の試合は勝ちにこだわる場面が多く見られた。今日で勝ち点3を挙げた。次戦も勝利を飾り、関東最強にまた一歩近づきたい。

(記事 高津文音 写真 西村侑也)

試合後インタビュー

AT花井コルトンヘイズ(国教4=アメリカ・マッキントッシュ)

――今日の試合を振り返ってどうでしたか

 雨の中でもいいゲームに持っていけるという自信がありましたし、先週の明治戦での苦しい戦況から今回はいいゲームに持っていけたと思います。

――雨の中の試合でしたが気をつけたことはありますか

 パスとキャッチをミスしないようにしたことと、しっかり形を作って普段練習で意識していることを出し切るようにしました。

――次戦に向けた意気込みをお願いします

 自分のやるべきことをしっかりやって、より良くなるように努力していきたいです。