どうしたワセダ…格下相手にも白星つかめず、泥沼の4連敗

アイスホッケー

 こんな結果を誰が予想しただろうか。関東大学リーグ戦(リーグ戦)一次リーグで強豪相手に3連敗と苦杯をなめていた早大。今節は、二次リーグをいいかたちでスタートするための非常に重要な試合であった。第2ピリオド(P)を1-1で終え、同点の中臨んだ第3P。開始42秒でFW青木優之介(スポ4=埼玉栄)が幸先良くゴールするも、その後3失点。「完全に走り負けていた」(工藤哲也監督、昭63社卒=青森・八戸)。勝利の女神は、日体大に微笑んだ。

 先に試合を動かしたのは早大だった。6分17秒、DF新井遥平(スポ3=北海道・駒大苫小牧)から受けたパックをFW金子立樹主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)が冷静にゴールに流し込み先制点を手に入れる。その後は危ない場面があったが、GK遠藤秀至(社4=東京・早実)の好セーブが光り、ゴールは割らせない。第1P終盤には相手にカウンターを仕掛けられるが、DF堰合芳貴(社4=青森・八戸工大一)が体を張りシュートは打たせなかった。さらなる得点がほしい第2P。運動量が上がってきた早大は何度も好機を演出するが、得点に結びつけられない。しかし守備では、全員で守るホッケーで相手に決定的瞬間をつくらせなかった。だが、残り2分を切ったところで状況は一変。DFの隙を縫われ失点してしまう。1-1と試合は振り出しに戻り、勝負の行方は第3Pに託された。

積極的にゴールに迫る青木優

 運命の第3P。開始早々青木が相手守備を崩し追加点を挙げたが、その後2失点を喫す。早大は反則を立て続けに取られ、試合の流れはますます日体大に傾いていった。後がない早大は、数的不利なキルプレーの状況でも攻めの姿勢を見せる。FW鈴木ロイ(教2=北海道・苫小牧東)が反撃の1点を返した直後、またも追加点を許し、3-4。終盤、6人全員による攻撃を試みるもうまく機能せず。試合終了を告げるブザーが、無情にも鳴り響いた。

喜びもつかの間。得点直後に失点を喫す

 実力以上にメンタルやモチベーションが、結果を大きく左右するリーグ戦。「3連敗の悪い流れを絶ち切れないまま、こういう結果になってしまった」(鈴木)。前回の敗戦から、気持ちの切り替えがうまくいかなかった部分は少なからずあるだろう。ここまで3勝4敗1分け。これ以上、黒星を積み重ねるわけにはいかない。二次リーグは始まったばかり。挽回のチャンスはまだ残されている。上位進出し、早大の名をとどろかせるために――。エンジを背負う氷上の戦士たちよ、今こそ立ち上がれ。

(記事 中村ちひろ、写真 冨田千瑛)

関連記事

得点力に精彩を欠き敗北。一次リーグを4位で終える(10/9)/関東大学リーグ戦 対東洋大

白熱の一戦!王者・中大を脅かすも牙城は崩せず(10/2)/関東大学リーグ戦 対中大

明大に1-4で苦杯。浮き彫りになった課題(9/22)/関東大学リーグ戦 対明大

関東大学リーグ戦
早大 ピリオド 日体大
1(12) 1st 0(11)
0(12) 2nd 1(9)
2(21) 3rd 3(17)
3(45) 計 4(37)
※( )内はシュート数
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 06:17 金子立 新井 青木優 -
日体大 38:39 松野 阿部 大塚 -
早大 40:42 青木優 金子立 寺井 -
日体大 44:47 中村 - - -
日体大 49:57 石井 上村 相澤 -
早大 53:58 鈴木 青木優 坂本 PK
日体大 54:31 小山田 鈴木 上村 -
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF/FW
1 飛田 金子立 青木優 坂本 新井
2 寺井 青木孝 鈴木 堰合 羽場
3 田中 高橋 矢島 松本 格地
4 小澤田 瀬戸 加賀美太 志村 金子聖
GK遠藤
関東大学リーグ戦ディビジョンIグループA順位表(10月16日時点)
順位 校名 勝点 試合数 勝 分 負
1 中大 21 8 7 1 0
2 明大 19 8 6 1 1
3 東洋大 18 8 5 3 0
4 早大 10 8 3 1 4
5 法大 7 8 2 1 5
5 日体大 7 8 2 1 5
7 日大 4 8 1 1 6
8 慶大 3 8 0 3 5
コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――全体を振り返っていかがですか

後半戦の最初の試合なので、前半戦の反省を生かして当然勝ちにいったんですけど。こういう結果になって残念です。

――その反省は生かすことはできましたか

第1Pの入り方だとか守りに関しては共有して、あと反則取られたところも続けられたと思います。けれど、得点を取った後、失点をした後にすぐ失点をしないようにするといったところは共有したんですけどうまくいかなかったです。できた部分とできなかった部分があったと思います。

――試合が大きく動いた第3Pを特に振り返っていかがですか

完全に走り負けからでした。第1Pは1ー0で勝ちましたが、向こうの方がいいホッケーをしていて。第2Pは逆にワセダの方がいい動きをしていたんですけど、第3Pで結果としては走り負けしたなと思います。

――敗因は走り負けたことということでしょうか

そうですね。あとは守りの面でまだまだ課題があったかなと思います。

――敗戦が続く中、気持ちの切り替えはうまくいっていましたか

負けが続いたので当然流れを切り替えて、新しい気持ちでやっていこうということで今週練習でも準備してきたんですけど、なかなか立ち切れなかったということは反省だと思います。

――法大戦までに何に力を入れていきたいですか

まずはきっちり気持ちを切り替えて。リーグ戦まだ6試合あるので、そこは一つ一つうちのホッケーができるように準備をしていきたいと思います。

FW青木優之介(スポ4=埼玉栄)

――今回の試合を振り返っていかがですか

きょうは2巡目にはいって最初の試合で、絶対に勝たなければいけない試合だったんですけど。負けてしまって本当に悔しいです。

――結果についてどう思われていますか

ロースコアで勝つという中での4失点はチームとして多かったかなと思っています。

――きょうの敗因は何であるとお考えですか

得点を取った後すぐの失点だったり、マークミスなどの簡単なミスからの失点が多かったかなと思っています。

――ご自身の得点シーンを振り返っていかがですか

自分自身、最近点を入れられていなかったので、とりあえずゴールに向かっていった結果得点につながったと思います。

――次戦へ向けて意気込みをお願いします

今、チームは連敗していてあまりいい状況ではないのですが、切り替えて次の試合勝てるように頑張りたいです。

FW鈴木ロイ(教2=北海道・苫小牧東)

――試合を振り返っていかがですか

ここまで3連敗していて、悪い流れで来ていたんですけど。その悪い流れを絶ち切れないまま、こういう結果になってしまったと思います。

――結果についてどう思われていますか

きょうはもちろん勝ち点3を取る気で挑んだんですけど。僕らの得点後の失点とか、ずっと試合を通して悪い流れのまま試合が進んでしまったので、それが結果的に負けにつながったと思います。

――今回はキルプレーなどで攻め込まれる場面も多かったように思うのですが、チームで話し合われたことなどありましたか

Dゾーンはシンプルに早く出ようという話はしていたんですけど。やっぱりDゾーンでDFが(パックを)持ちすぎてしまったり、FWがDFのサポートをしなかったりといった悪い流れが続いてしまい、なかなかDゾーンをうまく割ることができなくて。それが結果的に失点とか反則とかにつながってしまって、どんどん自分たちの首を絞めてしまったんだと思います。

――ご自身の得点シーンを振り返っていかがですか

あの時はもう1点負けていて、キルプレーだったんですけど1点取りに行かなきゃいけない状況で。アタッキングゾーンのサイドからパック持って切り込んで、DFと1対1になったんですけど、抜くというより、(相手の)キーパーが下がっていたので。肩口にシュート打ってみようと思って、打ってみたらそれが結果的にゴールにつながったというかたちです。

――次戦へ向けて意気込みをお願いします

4連敗してしまっていて、チームの状態はどん底なので。まずはあさっての練習から切り替えてやって、来週の試合までにチームをいい状態にして必ず来週の法大戦は勝ち点3を取りたいと思います。