TEAM | 1P | 2P | 3P | 4P | 計 | |||||
早大 | 3 | 5 | 4 | 2 | 14 | |||||
専大 | 2 | 1 | 3 | 4 | 10 | |||||
▽得点者 戸張6、深川4、深田3、武田 |
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関東学生リーグ戦(リーグ戦)これまで全勝のワセダは、5連勝を懸けて専大と対戦した。東日本リーグ戦入れ替え戦では最終ピリオドで逆転し辛くも勝利した相手だが、後半は控え選手も出場させる余裕を見せての勝利。あすの大一番・日体大戦につなげる、確実な試合運びを見せた。
第1ピリオドは、我慢の時間帯となった。カウンター攻撃から先制点を挙げるも、決定的なシュートがゴールを捉えない。「ちょっと立ち上がりが悪かった」とGK高島丈司(社2=東京・明大中野)が振り返るように、優位に戦いながらも3-2とわずかに1点差。なかなか試合のペースをつかめずにいた。
好セーブでチームを盛り立てた高島
この悪い流れを断ち切ったのは、戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)だ。第2ピリオド、ゴール前に鋭く切り込むと、瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)からの縦のパスを受け、腕を振りぬく。その後も個人技から立て続けに2得点。エースの豪快なゴールラッシュは、ワセダを勢いづけた。
5点差をつけて第3ピリオドに入ると、ワセダは先発を一部下げ、控えメンバーを投入する。しかしこのピリオド以降、ワセダの連携ミスが相次いだ。「メンバーを代えたときに平均して同じプレーが出来るか、というのは厳しいかなと。そこが課題ですね」と中嶋孝行監督(平13年教卒=福岡工)は指摘する。第3ピリオドは4-3となんとか制すも、第4ピリオドは2-4と詰められ、選手層への不安が残った。
第2ピリオドに大量点を挙げた戸張主将
以前からチーム内で挙げられている、選手層という課題。それが露わになった一方で、「良かった点は、基本的にピリオドの先取点を取れていたので安心して試合を見られた点」(中嶋監督)と試合を通じて要所を抑えた強さも見せた。あすは昨季優勝校・日体大とのリーグ戦全勝同士の対決。「日体大にはずっと勝てていないので、全力で勝ちにいきたい」(瀧川)。いまのワセダはどのレベルにあるのか。王者と対することで、真価が測られる。
(記事 森健悟、写真 河野美樹)
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コメント
中嶋孝行監督(平13年教卒=福岡工)
――きょうの試合を総括してもらえますか
専修って実力は悪くないんですけど凡ミスが多くてワセダのペースになりやすい相手で、ワセダのペースで試合をすることは出来たんですけど、どうしても最後にメンバーを替えたときに平均して同じプレーが出来るか、というのは厳しいかなと。もうずっと前から言っていますが、そこが課題ですね。
――退水のチャンスで決め切れない部分が目立ちました
向こうは戸張(真寿、スポ4=埼玉・秀明英光)には撃たせないようにやっていて、それで中が空いていたのでこの場合はこうしようとインカレに向けてつくっていかないといけないと感じました。
――きょうの試合を評価するならどの程度になりますか
良かった点は、基本的にピリオドの先取点を取れていたので安心して試合を見れた点です。改善点は、チーム全員が平均的なプレーをすることもですけど、臨機応変に出来るかどうかというとこですね。そこも、メンバーが多く替わる中で重要になってくると思います。
――あしたの日体大戦はどのように戦いですか
全力でやりますし、ワクワクする部分もあるので、良い緊張感を保ってしっかり戦えればと思います。
瀧川峻也(スポ3=京都・鳥羽)
――きょうの試合を振り返って
ディフェンスを意識しようということで、第1ピリオドからしっかりプレスをかけて点をあげないことをテーマにしたのですが、それができていたので良かったかなと思います。
――ご自身のプレーを振り返って
体調が少しいま悪いので、途中であがらせてもらったのですが、いつもよりは全然ダメでした。
――途中であがられた後、瀧川選手から見てチームのプレーはいかがでしたか
点は取られたのですが特に変わりなく、いつも通りディフェンスも意識してオフェンスは点を取ってもらったので、良かったかなと思います。
――最後にあすの日体大戦に向けてお願いします
日体はずっと勝てていないので、全力で勝ちにいきたいですね。
高島丈司(社2=東京・明大中野)
――きょうの試合、振り返ってしかがでしたか
第1ピリオド、ちょっと立ち上がりが悪かったんですけど、その後は普通にディフェンスできていたので良かったです。
――ディフェンスということで、専大相手に10失点。どう評価されますか
途中からメンバーが変わって、層が厚くないのでそこの部分でやられちゃったかなというのはあります。
――では、メンバーが変わってから以降についてはある程度仕方ない、ということでしょうか
そうですね。今後の課題かなと感じます。点は取れなくてもディフェンスはできるので。メンバー変わってもできたらいいなと。
――ご自身の調子はいかがだったのでしょうか
普通に、いつも通りです。
――東日本リーグ戦の後、何か変えたことなどあるのでしょうか
個人的に、声が出ていたほうが自分がのめりこめるというか、集中できるので。周りからもそういうアドバイスをもらって、気づくことができました。それで声を出すようにしています。
――後輩が入ってきて、意識が変わったことはありますか
そうですね、池水(勇太、スポ1=鹿児島南)はすごく水球がうまいので。
――声を出すようになったというお話がありました。周りとの連携という点ではどうですか
峻也さん(瀧川、スポ3=京都・鳥羽)を中心にディフェンスを立て直し、というか、根本的にプレスをどうやっていくかというのを突き詰めてゴールデンウィークとかもやってきたので。それが徐々に出てきてはいると思うので、日体大にあしたそれがどれだけ通用するのかですね。
――きょねんまでは加藤廉也(平26スポ卒=埼玉栄)という守護神がいました。レギュラー争いもありますが、新守護神としてやってやろうという思いはありますか
廉也さんに一歩でも近づけるように、これからも頑張っていきたいと思います。
――あしたの日体大戦に向けて、一言お願いします
筑波大戦などは順調にきているので、ここで良い流れのまま日体大と当たって、どうなるか分からないですけど100%出して、そこから課題も見えてくると思います。最終目標はインカレ(日本学生選手権)なので、謙虚な気持ちで全力で挑みたいと思います。