中盤以降に粘り切れずオープン戦連敗/筑波大戦

野球
TEAM
筑波大
早 大

 前日の日大戦で敗れた早大はこの日、9月2日に開幕を控えた首都大学リーグに所属する筑波大と対戦した。

 先発のマウンドに上がったのは越井颯一郎(スポ1=千葉・木更津総合)。安打と四球で2死一、二塁のピンチから適時打を浴び先制を許すも、3回を1失点でまとめた。5回にもう1点加えられ、6回からは中森光希(文構3=大阪・明星)が登板。簡単に2死を取るも、連続四球を与えた後に適時二塁打を浴び、2点の追加点を許す。7回途中に中森から代わった香西一希(スポ1=福岡・九州国際大付)は無失点で抑える活躍を見せた。

 打線は初回、尾瀬雄大(スポ2=東京・帝京)が二塁打、中村将希(教4=佐賀・鳥栖)が安打を放ちチャンスを作ると、相手バッテリーのミスの間に尾瀬が生還しすぐに追いつく。その後は走者こそ出すものの得点につながらないが、それでも6回に先頭の印出太一(スポ3=愛知・中京大中京)が中前打、野村健太(スポ4=山梨学院)が死球で出塁し一、二塁の場面を作る。続く岡西佑弥(スポ1=智弁和歌山)が右前打を放ち1点を返した。しかし追い上げは1点どまり。オープン戦連敗となった。

先発した越井

初回に二塁打を放った尾瀬

好投した香西

適時打を放った岡西

(記事 田中駿祐、写真 湊紗希)

コメント

印出太一(スポ3=愛知・中京大中京)

――試合を振り返っていかがですか

 開幕間近な筑波大と試合をさせてもらったことは本当にありがたいですし、その点で差ももちろん感じました。自分らは目前ではありませんがリーグ戦が迫っているので、細かいところを詰めていかないといけないなと感じる試合になりました。

――今日は2安打でしたが、オープン戦全体での打撃の調子はいかがでしょうか

 春に比べたら大分いいかなという印象があります。キャンプに入る前は状態が良くなかったのですが、キャンプで「あ、これだな」というなんとなく良い感覚があって、今はそれが上手くはまり、完璧でなくとも自分の理想とする打撃に近づいてきたのかなと思います。

――現時点での投手陣の状態について教えてください

 オープン戦の結果からもわかるように、あまりロースコアの試合がなく、点が取られているケースが多いです。リーグ戦のような起用法をしていないというのもあるのですが、リーグ戦では相手も打力がありますし、バッテリーとして3、4点くらいに抑えないと試合にならないと思います。バッテリーとして、やることはたくさんあるなという印象ですね。

――次はENEOSとの一戦になります。最後に意気込みをお願いします

 社会人の中でも本当にレベルが高いチームなので、そういうところとリーグ戦前にやらせてもらえるというのはありがたいことですし、チームとしても個人としてもプラスになると思います。学ばせてもらう意識を持ちつつも相手が社会人であろうが関係ないので、勝って個人的にも成績を残すつもりで、しっかり準備して戦いたいと思います。