投打が噛み合い夏季キャンプ後初白星/日本通運戦

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 先日の愛工大戦で投打に課題の残る敗戦を喫した早大は、夏季キャンプ明け初勝利を目指して日本通運との試合に臨んだ。

 小雨がちらつく中、この日の早大打線は、序盤から盗塁やバスターを試みる積極的な姿勢で、コンスタントに得点を積み重ねていった。初回に相手の送球エラーで1点を先制した後、2回には小澤周平(スポ2=群馬・高崎健康福祉大高崎)の本塁打、3回には再び相手のミスで得点を加えた。4回は中村敢晴(スポ3=福岡・筑陽学園)、中村将希(教4=佐賀・鳥栖)の適時打で一挙3点を奪い、初回から4イニング連続で得点する効果的な攻撃を見せた。

 リードを守りたい投手陣は、先発マウンドに上がった中森光希(文構3=大阪・明星)が3回3奪三振1失点とまとめ、続く宮城誇南(スポ1=埼玉・浦和学院)、越井颯一郎(スポ1=千葉・木更津総合)は無失点の投球を見せた。しかし、6回にはユエン賢(国教4=カナダ・セントジョセフ)が制球を乱し、7回には澤村栄太郎(スポ4=早稲田佐賀)が失点。打線も序盤の勢いが陰りを見せていたが、7回に印出太一(スポ3=愛知・中京大中京)の適時二塁打で待望のダメ押し点を加えて3-7とした。最後は前田浩太郎(スポ4=福岡工)が2イニングを抑えて試合終了。早大は東伏見でのオープン戦4戦ぶりの勝利を飾った。

2回に本塁打を放つ小澤

先発の中森

3安打を放った尾瀬

2イニングを0で抑えた前田浩

(記事 西村侑也、写真 田中駿祐)

コメント

中村将希(教4=佐賀・鳥栖)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 主に攻撃陣についてなんですけど、理想的な点の取り方というか、0の回を少なくできていて、なおかつ取られた後の回にしっかり取れていたことが良かったなと思います。そして。取り方も2アウトからしっかり点数を取れていることが、相手にとって嫌な点の取り方だったと思うので、今日のような試合を繰り返していければ勝てるのかなと思いました。

――夏のオープン戦では好調を維持していると思いますが、ご自身の打撃についてはいかがですか

 春が終わってから、夏の練習を通して自分のバッティングをしっかり構築できているので、それが少しずつ試合に表れていることが一番の好調の要因かなと思います。

――夏季キャンプではどういった収穫がありましたか

 夏のキャンプでは練習量を取ることをテーマとしてやってきたので、しっかり練習を積めたのかなと思います。バッティングだけでなく、守備の面も走塁の面もチーム力のような面も全体的にレベルアップできたと思うので、かなり収穫があったキャンプだったと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 残り試合は少なくなってきているので、一試合一試合を大事に。個人としても野球人生の終盤ということで一球も無駄にできないゲームになってくるので、オープン戦であってもリーグ戦と同じような気持ちで一戦必勝を目標に、自分の一打席も大切にこれからやっていきたいと思います。