浦添キャンプリポート~オープン戦編②~

野球

 

★投手陣が粘れず春季オープン戦初黒星(3月9日・対エナジック)
TEAM
エナジック
早 大

 浦添キャンプでの実戦2試合目は、地元・沖縄県の社会人チームであるエナジックと対戦した。

 早大の先発は、鹿田泰生(商新3=東京・早実)。制球が安定せず、4回2失点でマウンドを降りる。その直後に登板した東海林碧波(スポ新4=東京・早実)も1回を持たず3失点を喫し、9回にはルーキーの越井颯一郎(スポーツ科学部入学予定=千葉・木更津総合)も3点を失うなど、この日の投手陣は課題が多く残る内容となった。打線は5点を追う5回、2死一塁で小澤周平(スポ新2=群馬・高崎健康福祉大高崎)が左中間を破る二塁打を放ち1点を返す。6回には、吉納翼(スポ新3=愛知・東邦)の適時二塁打、野村健太(スポ新4=山梨学院)の犠飛で2点を返したが、投手陣の大量失点をカバーすることができず、敗戦となった。

先発した鹿田

好救援した齋藤正

適時二塁打を放った小澤

初登板を果たした越井

(記事 齋藤汰朗、写真 田中駿祐、近藤翔太、橋本聖)

※3月11~15日の試合に関しましては弊会の滞在期間外につき、スコアのみの掲載となります。

 

(3月11日・対日本生命)
TEAM
早 大
日本生命 1x

(3月12日・対東海大)
TEAM
早 大
東海大

(3月15日・対東農大オホーツク)
TEAM
東農大オホーツク
早 大
コメント

鹿田泰生(商新3=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 個人的には初回、2回はまあまあだったのですが、2巡目は捉えられることが多くなって先制点を許す形となり、流れを悪くしてしまったので0で抑えられるよう次は頑張りたいと思います。

――ピンチで踏ん張る投球になりましたが、自身の投球を振り返っていかがですか

 ランナーを背負う場面が多くなってしまったというのは反省点で、改善していきたいと思いました。具体的には2巡目からの配球がもっと工夫できたら楽なピッチングにできたかなと感じました。

――春季オープン戦初先発でしたが、どういったことを意識して投げていましたか

 基本的には球速というよりは投球の精度だったり、練習で良かった部分を再現できるということを意識して投げました。

――LAキャンプ、浦添キャンプと遠征が続いていますが、チームの雰囲気はいかがですか

 最初は違う場所で練習をしていましたが、合流をして練習を重ねるごとに、慣れてきてチームとしてまとまりつつあるといった印象です。

――次戦への意気込みをお願いします

 先発でも中継ぎでも任せられた部分で自分の仕事をして、0点で抑えられるように、そしてリーグ戦も意識しながら実戦感覚をつかんでいけたらなと思います。

吉納翼(スポ新3=愛知・東邦)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 チームとしてはもちろん相手が上というのはあったんですが、試合の内容を振り返ってみれば無駄な失点とかあったし勝てる試合だったのかなと思うので、そういう隙を詰めていけたらなというふうに思います。個人的にはヒットは一本でしたが、当たりは良かったので上向きかなと思います。

――昨日から良い当たりが出ていますが、ここまでの打席を振り返っていかがですか

 試合が始まる前には本当に不安しかなくて、その中で挑んだオープン戦初試合だったんですけど、練習で考えすぎている部分とかは仲間からいろいろ言われて、何も考えずに振るだけというのを意識してやった結果なのかなと思います。

――途中からセンターを守っていましたが

 自分から監督に「やらせてください」って伝えたんですが、今後自分が上でやっていく中でセンターもやれればいろいろ幅が広がるかなと思っています。もちろん今は森田さん(森田朝陽主将、社新4=富山・高岡商)の方が上手いから(森田選手が)やっていますが練習の中でもセンターの練習はしていて、来年は挑戦したいなと思っているので徐々に取り組んでいっています。

――負けている中でもベンチの声などがかなり出ていましたが、雰囲気の部分はどうでしょうか

 ベンチワークを大切にしているんですけど、声とかベンチワークで一つでも隙を相手に与えてしまったらどんどん下に向いていくだけなので、試合が終わるまではみんなでしっかり試合に入るということはミーティングで言っていて、その表れかなと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 一度出た課題はもう出さないようにするのと、試合やるからにはやっぱり勝ちにこだわってチームをいい状態に持っていけるようにしていきます。