侍ジャパン代表候補による強化合宿の参加メンバーが発表 早大からは熊田、印出、伊藤樹が選出!

野球

 侍ジャパンは22日、来年7月開催予定の第44回日米大学野球選手権大会(日米大学野球)に出場する代表候補選手の強化合宿に参加する44選手を発表した。強化合宿は松山坊っちゃんスタジアムで12月2~4日にかけて行われ、早大からは熊田任洋(スポ3=愛知・東邦)、印出太一(スポ2=愛知・中京大中京)、伊藤樹(スポ1=宮城・仙台育英)が選出された。

 1年秋からスタメン出場を続ける熊田は今春までの通算打率が1割台と、本来の実力を発揮できていなかった。それでも今秋は打率3割4分2厘、3本塁打と躍動。惜しくもベストナインは村松開人(明大4年)に譲るかたちとなり初選出とはならなかったが、キャリアハイの成績を記録した。来季からは副将を務めるなど、チームの中心として活躍に期待がかかる。

明大2回戦で本塁打を放った熊田

 今春から正捕手として出場し続ける印出は安定した成績を残している。春は打率3割4分9厘を記録。秋には2本塁打を放つなど長打力にも磨きがかかり、初のベストナインに選出された。守備面でも強力な投手陣をリードで支え、勝利に大きく貢献した。来期以降も攻守で早大をけん引する扇の要に期待だ。

明大2回戦で本塁打を放った印出

 1年生ながら選出された伊藤樹は、今春から守護神として早大の投手陣を支える。今秋には自己最速となる150キロを記録するなど、夏を経てさらなる成長を遂げた。投球術にも長けており、間を変えることで相手打者を翻弄する。進化を続ける右腕は来季も早大を勝利へ導くだろう。

立大1回戦で登板した伊藤樹

 東京六大学からは現役最多本塁打の記録を持つ廣瀬隆太(慶大3年)や明大の春秋連覇に大きく貢献した上田希由翔(明大3年)、宗山塁(明大2年)ら総勢10名が選出。このようなトップレベルの環境の中で切磋琢磨し、どれだけのインパクトを残せるか。そして来年の日米大学野球で早大選手が活躍する姿に期待したい。

(記事 田中駿祐、写真 玉置理沙子)