攻守に精彩を欠き敗戦 新体制初戦は課題の残る内容に/城西国際大

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城西国際大
早 大

 東京六大学秋季フレッシュトーナメントで優勝を飾ってから約2週間。来年度に向けて中川卓也主将(スポ3=大阪桐蔭)や蛭間拓哉副将(スポ3=埼玉・浦和学院)などの新体制が発表され、賜杯奪還に向けて新たなスタートを切った早大野球部。その初戦は城西国際大を安部球場に迎え行われた。

 試合は両者得点がないまま迎えた4回表、早大は安打、四球、そして失策がからみ2失点を喫する。直後の攻撃で生沼弥真人(教2=東京・早実)のソロ本塁打が飛び出し1点差とする。しかし、5回表に再び失策がからんで1点を失うと、その後は小刻みな継投をする相手投手陣を打ち崩せず、新体制初戦は惜敗となった。

先発した清水大成(スポ2=大阪・履正社)

本塁打を放つ生沼

好救援した原功征副将(スポ3=滋賀・彦根東)

この日2安打の熊田任洋(スポ2=愛知・東邦)

(記事 山本泰新、写真 湊紗希)

コメント

生沼弥真人(教2=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

自分のことでは、バッティングは悪くないというか、オフ中に少しいじったところがいい方向につながっていったという感じです。細かいところでいうと、一打席目の進塁打やチームプレイというところで、課題が出た試合だったかなと思いました。

――ホームランを放った打席では2球目を打ってホームランでした。狙い球を絞っていたのですか

初球から真っ直ぐを待っていたのですが、初球が差し込まれるというか、タイミングが少し遅れたのでそれを頭に入れたうえでもう一球狙って打ち直したという感じです。

――自身のバッティングについてもう少し詳しく聞かせてください

リーグ戦の期間ではフォームをいじれないので、今までやってきたことの中でという感じになるのですが、オフの期間にもう一度フォームを見直してという部分がありました。切り替えて新しいバッティングというような、自分の中ではそのようなイメージで打ちました。

――打った2本のヒットは逆方向への打球でしたが、逆方向への打球を意識していたのですか

長所として、狙っていなくても逆にホームランを打てるということが強みだと思っています。今日も狙ったというよりはコースとかタイミングでたまたま右にいったという感じですね。

――今後に向けた意気込みをお願いします

冬は試合がないので、とにかく自分のバッティングやサードの守備を一から能力を底上げして、チームで一番目立てる選手を狙って練習していくしかないと思うので、自分ことだけ考えてやろうかなと思います。

清水大成(スポ2=大阪・履正社)

――今日の試合を振り返っていかがですか

新チームが始まって最初の試合ということで、個人的には状況に応じて投球できたことが良かったと感じますが、いろいろと課題が残る試合でした。

――どのような意識で試合に臨みましたか

テンポ良く投げるというテーマで臨んだのですが、まだ四死球がいくつか見受けられるので、この冬を通して改善していければと思います。

――これからの自身の役割をどのように感じていますか

去年リーグ戦を経験させていただいているということもあり、しっかりチームが勝てるピッチングをしたいと思います。

――良かった・悪かった球種は

良かった球種は特にありませんでしたし、変化球がまだ高めにいってしまうので、しっかり低めを意識して投げていきたいです。

――リーグ戦が終わってからどんな準備をしていましたか

リーグ戦の後は数日間オフがあり、今日は練習を再開してからすぐの試合だったのですが、その間も体の準備はしっかり整えていました。

――今後の課題は

徳山さん(壮磨、スポ4=大阪桐蔭)や西垣さん(雅矢、スポ4=兵庫・報徳学園)という頼れる投手の先輩方が引退されたので、来年の春季リーグでの良い結果につながるように、この冬を本当に勝負だと思って頑張りたいと思います。