12月上旬に強化合宿を行う侍ジャパン大学代表候補メンバーが発表 早大からは中川卓、蛭間が選出!

野球

 野球日本代表「侍ジャパン」は11日、12月3日から5日にかけて松山坊っちゃんスタジアムで行われる大学代表候補選手の強化合宿に参加する45選手を発表した。早大からは中川卓也(スポ3=大阪桐蔭)、蛭間拓哉(スポ3=埼玉・浦和学院)が選出された。大学日本代表は来年7月、オランダにて開催される「第30回 ハーレムベースボールウィーク」に出場する予定となっている。

 大阪桐蔭高時代にはUー18日本代表の主将も務めた中川卓は今秋、ベストナインに選ばれるなど大きな活躍を見せた。六大学では1年春からリーグ戦に出場し、ここまで通算41安打は現4年生を含めてもチームトップ。打率もシーズンを重ねるごとに上昇し、今秋は自身初の3割となる3割3分3厘を記録した。最上級生となる来季は、チームの中心としての活躍に期待がかかる。

 


今秋の明大2回戦で適時打を放つ中川卓

 一方の蛭間は今秋、「大学に入ってから初めて」という不調に悩まされ、打率2割2分、本塁打も東大戦での1本のみに終わった。それでも通算10本塁打は慶大の正木智也(4年)と並んで最多タイとしており、そのパワーは誰もが認めるところとなっている。来秋のドラフト上位候補としての呼び声も高く、来季は今秋のリベンジとなるか。

 


早慶1回戦で適時打を放ち喜ぶ蛭間

 東京六大学からは増居翔太(慶大3年)や山田健太(立大3年)ら総勢12人が選出された。リーグ戦ではライバルとして戦う好打者、好投手との交流も代表活動ならではだ。賜杯奪還を期す来季の中核を担う2人が、また一皮むけて帰ってくることを期待したい。

(記事 山崎航平、写真 永田悠人)