TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |||||
関学大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | |||||
早 大 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | × | 8 | |||||
(早)○西垣、野口、松本-岸本、小藤 ◇(本塁打)吉澤3号ソロ(2回)(三塁打)藤野(二塁打)加藤 |
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8月にしては涼しい気候となったこの日、ブラジル遠征から帰国後初の1軍戦となる関学大戦が行われた。先発・西垣雅矢(スポ1=兵庫・報徳学園)が粘りの投球を見せると、それに応えるように打線もつながる。中継ぎでマウンドに上がった野口陸良(スポ3=埼玉・早大本庄)も好投を見せ、見事8-3で勝利を挙げた。
毎回安打を浴びながらも6回2失点にまとめた西垣
先日のJX-ENEOS戦では初回5失点と社会人相手に苦戦した西垣。この日も立ち上がりで1点を失うが、前回同様、再三ピンチを迎えながらもその都度なんとか切り抜けていった。1回表、先頭打者に内野安打を許すとその後も2死から4、5番に連続で中前打を浴び先制点を献上してしまう。やや不安定な立ち上がりであったが、この回を最少失点で乗り切ると、その後6回まで毎回安打を浴びながらも要所をしっかりと締め、結果6回を2失点で投げ切った。7回からは今年1軍戦初登板の野口がマウンドに立つ。緩急を生かした技巧の光る投球で三振を奪うと、2回を危なげなく抑え、東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)へのアピールを果たした。
2回に同点の左越え本塁打を放った吉澤
一方の打線は2回裏、2死走者なしで打席に立ったのは吉澤一翔(スポ2=大阪桐蔭)。粘った末の8球目を捉えた打球は左越え本塁打となり、すぐさま同点に追い付く。続く3回には4番・加藤雅樹(社3=東京・早実)に右翼線2点適時二塁打が飛び出し、逆転に成功した。さらにこの日はお馴染みのレギュラー陣以外の選手たちの活躍も目立った。6回に岸本朋也副将(スポ4=大阪・関大北陽)、吉澤が出塁すると、西田燎太(社1=東京・早実)の右前適時打で待望の追加点を奪う。その後、途中出場の藤野恭平(人3=茨城・江戸川学園取手)がライナー性の適時三塁打を放ち、さらに2点を挙げた。8回にも丸山壮史(スポ1=広島・広陵)の右前適時打でだめ押しの追加点を奪い、勝利をより確実なものとした。
試合を決定付ける2点適時三塁打を放ち、笑顔を見せる藤野
主力投手の多くがベンチ入りしなかったものの、西垣を中心に大きく崩れることもなく3失点で終えることができた。打線もこの夏は好調で、オープン戦ではいまだ無敗だ。今年はブラジル遠征が行われ、また来週には全早慶戦岐阜大会と東京六大学オールスターゲームもある。多忙で体力的に厳しいが、この調子で秋に臨めれば良い結果を期待できることだろう。一つ不安要素を挙げるなら、春季リーグ戦からスタメンの1、2番をなかなか固定できていないことである。あすの相手である東洋大はプロ注目の投手を3人抱える強豪校であり、1、2番打者の活躍が必須だ。好調な打線がどこまでやれるか注目が集まる。
(記事 今山和々子、写真 岡田静穂、瀧上恵利)
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今後の1軍夏季オープン戦日程 | |||
日付 | 対戦相手 | 試合開始時間 | 場所 |
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8/19(日) | 東洋大 | 10:00 | 安部球場 |
8/21(火) | 東北学院大 | 10:30 | 安部球場 |
8/24(金) | 駒大 | 13:00 | 安部球場 |
9/1(土) | 東芝 | 13:00 | 安部球場 |
9/2(日) | Honda | 13:00 | 安部球場 |
9/16(日) | 専大 | 10:30 | 安部球場 |
10/20(日) | 明治安田生命 | 13:00 | 安部球場 |