打線が爆発!大竹も好調アピール

野球
TEAM
亜大
早大 × 13

 春季オープン戦(オープン戦)も後半戦に突入した。緊張感の漂う中、この日ワセダは亜大と対戦。初回から一挙4点を奪うと、徐々にリードを広げていく。7回には丸子達也(スポ4=広島・広陵)の本塁打で追加点を奪うなど、打線が爆発。先発の大竹耕太郎(スポ2=熊本・済々黌)も7回を2失点に抑える好投を見せ、13-2の快勝で次戦に弾みをつけた。

 春の訪れを感じさせる暖かな日差しの下、グラウンドに幾度となく快音が響いた。初回、先頭打者が出塁すると、3番の河原右京主将(スポ4=大阪桐蔭)から4連打の猛攻。一気に4点を先制し、試合の主導権を握る。その後も石井一成(スポ3=栃木・作新学院)のソロ本塁打などで2点を追加し、7回には丸子の2点本塁打でリードを広げた。打線の勢いは止まらない。さらに8回には中澤彰太(スポ3=静岡)にも本塁打が飛び出すなど、ダメ押しの4点を追加。計16安打13得点と、打撃陣の好調ぶりがうかがえた。

相手打線を封じた大竹の好投

 投げては先発の大竹が抜群の制球力で凡打の山を築いた。「バウンドしてもいい」。ベンチからかかる声に応え、大竹は思い切り良くキレのある変化球を投げ込んでゆく。緩急をつけた投球で相手打線を翻弄(ほんろう)。得点圏に走者を背負う場面もあったが、最少失点で抑えた。終わってみれば7回を投げて四死球はわずか1。テンポよく100球を投げ切り、オープン戦2勝目を挙げた。後を受けた中継ぎ陣も好投。理想的なかたちで亜大打線を封じ込めた。

 勝利が見えてもおごることなく、貪欲に、着実に、得点を重ねた打線。互いに声を掛け合い、それを実践するチームの雰囲気。早大野球の持ち味が生きる勝利となった。ここまでの仕上がりも順調で、選手の意識も高い。このまま残りのオープン戦でさらに磨きをかけ、開幕戦まで突き進むのみだ。

(記事 吉原もとこ、写真 豊田光司)

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※記事中の学年は新年度のものです。

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