打線つながり社会人対抗戦を制す

野球

オープン戦
鷺宮製作所
早大 ×

 春季オープン戦(オープン戦)3試合が雨天中止になり、久しぶりの実戦の場となった社会人対抗戦。早大は鷺宮製作所と対戦した。中村奨吾(スポ3=奈良・天理)の適時打などで2点を先制すると、試合終盤にも追加点を奪う。投手陣も相手打線を零封し、3-0で勝利。社会人対抗戦では2008年以来の白星となった。

 この日のワセダの得点は、すべて下位打線から生まれた。3回裏、先頭の石井一成(スポ1=栃木・作新学院)が安打で出塁。1死一、三塁とすると、相手の捕逸で先制する。さらに中村が中前へ落とす適時打を放ち、この回2点を挙げる。7回にも四球を選んだ石井を上位打線が返し、貴重な追加点。下位から上位へとつながりを見せて、効果的に得点を奪取した。

社会人相手に堂々の投球を見せた高梨

 先発マウンドを任された高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)は、走者を背負いながらも要所を締める投球を披露。3回表には2死三塁のピンチを迎えるが、見逃し三振で切り抜けて得点を許さなかった。以降も4投手で細かく継投して完封リレー。オープン戦を通じて安定している投手陣は、好調をキープしている。

 完封リレーの投手陣もさることながら、湿りがちだった打線が社会人相手に3得点。先制、ダメ押しと、理想的な点の取り方だった。この試合で見せた得点パターンを確立できれば、開幕に向けて厚みのある打線を形成できそうだ。

(記事 塩澤毅志、写真 松田萌花)

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