逆転負けで連勝止まる

野球

オープン戦
早大
国士大 ×

 春季リーグ戦の初戦まで3週間となった30日、早大は国士大との春季オープン戦(オープン戦)を行った。中村奨吾(スポ3=奈良・天理)の本塁打で幸先よく先制した早大だったが、それ以降は追加点を奪えず、8回に逆転されて2-3で敗れた。

 早大の先制点は1回表。あっさりと2死を奪われた後、四球で出塁した走者を一塁に置いて、打席には中村。その3球目を振りぬくと、打球は弾丸ライナーで左翼のフェンスを越える2点本塁打となった。しかし、この本塁打の次に安打が出たのは7回。終わってみれば安打2本に抑えられ、投手陣を援護する事ができなかった。勝ち越された後の9回も先頭の中村がきょう2個目の四球を選んで出塁し好機をつくったが、後続にあと1本が出なかった。

先制の本塁打を放った中村

 初回にいきなり2点の援護をもらって先発のマウンドに上がったのは吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)。初回、1番打者に安打を許すと、4番の適時打で1点を返される。さらに5回にも1点を奪われて同点とされた。しかし、7回を2失点とまずまずの結果を残し、同点のまま降板した。決勝点をあげられたのはその後の8回。先頭を歩かせると、5番打者に適時打を放たれる。吉永の後を引き継いだ救援陣が勝負所で打たれて悔しい敗戦となった。

 ここまでオープン戦で引き分けを挟んで4連勝と波に乗っていた早大だったが、その流れを止められた格好になった。ここから再びチームを立て直し、良い状態で開幕を迎えるためにも、投打ともに勝負強さが求められる。

(記事 三尾和寛、写真 目良夕貴)

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