有原の好投！無失点で堂々の勝利

　ここ４試合負けなしと勢いにのる早大野球部、きょうは三菱重工横浜との戦い。先発から抑えと綺麗に繋ぎ相手に得点を許さなかった投手陣の活躍もあり、社会人相手に２－０と快勝した。

　初回から伸びのある投球で打者を封じ続けた絶好調の先発・有原航平（スポ３＝広島・広陵）。マウンドから放たれるキレのある直球は、相手のバットをすり抜けて三振を重ねていく。一撃を狙う強気なスイングに怯むことない抜群の制球で四球による出塁さえも許さない。７回１安打１１奪三振、無四球無失点の素晴らしい投球で勝利に貢献した。

完璧な投球で試合をつくった有原

　２回連続三者凡退の苦い展開から切り替わったのが、好打順で始まった４回裏。１死から単打で出た走者を４番中村奨吾（スポ３＝奈良・天理）が右前安打で三塁へ進める。続く小野田俊介（社３＝東京・早実）が三遊間への鋭い当たりを放つと、これが三塁手のグラブを弾いて適時打となる。その後犠打で塁を進めて２死二、三塁と好機は続いたもののこれを生かせず、この回は１点止まり。先頭打者の二塁打で好機を得た６回裏、追加点がほしい早大は犠打で走者を進めると続く打者は中村。フルカウントから甘く入った球を中前に運び追加点を獲得した。

　試合をふり返ってみると残塁が目立ち、追加点につながらない場面が多々あった。しかし全体的に好調な様子を感じ取れた今試合。守備に関しても一貫して失策が無く、リーグ戦まで２週間を残す状況を考えると調整は順調といえるだろう。

（記事　扇山友彰、写真　廣瀬元宣）

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