米国での初戦制し好発進

野球
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早大
USC

 春季リーグ戦開幕まで約1ヶ月と迫り、春季オープン戦がいよいよ始まった。その初戦は米国・ロサンゼルスキャンプ中に行われ、現地の南カリフォルニア大(USC)と対戦。早大は初回に先制点を挙げ主導権を握ると、先発した有原航平(スポ4=広島・広陵)ら投手陣がリードを守り切り3ー1。オープン戦を白星発進とした。

 先手を切ったのは早大だった。初回、連打でつくった好機に武藤風行(スポ4=石川・金沢泉丘)の犠飛で先制。4回にも石井一成(スポ2=栃木・作新学院)の二塁打で追加点を挙げる。石井は外国人投手に対して臆することなく安打を重ね、猛打賞の活躍を見せた。早大は9回にもダメ押し点を奪うなど要所での得点が光った。

猛打賞の活躍を見せた石井

 一方の投手陣も堂々たる投球を披露した。先発のマウンドに上がったのはエース有原。「試したい」と話していた直球を中心に変化球も効果的に織り交ぜ、打者を抑え込んでいく。盤石の投球内容で3回を投げ無失点。順調な調整ぶりをうかがわせた。その後、救援した竹内諒(スポ2=三重・松阪)が快投。低めに球を集め、4者連続三振を奪って試合を締めた。

3回を無失点に抑えたエース有原

 今季の初戦という大事な一戦をしっかりとものにした早大。結果だけでなく外国人選手との貴重な対戦機会から得ることも多いようだ。「吸収できるところをしっかり持ち帰ってもっと頑張りたい」と有原が話すように、米国での経験を今後への糧にしていきたい。

(記事 荒巻美奈、写真 川口真由)

試合後には両校握手で健闘をたたえ合った

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コメント

有原航平(スポ4=広島・広陵)

――きょうの投球を振り返って

ボールもマウンドも全然違ったんですけど、結果的に0点に抑えることができたのでよかったかなと思います。

――きのう、直球を試したいということを言っていましたが、手応えはありましたか

空振りも三振も結構とれて、ファールもタイミングを遅れさせることができていたのである程度通用したかなと思います。

――4回途中での交代でしたが、めどのようなものはあったのですか

50球に達したら交代ということだったので。四球で交代ということで後味が悪かったので、次はしっかり最後まで投げたいと思います。

――今後のオープン戦への意気込みをお願いします

まだまだレベルの高い相手との試合が続くので、吸収できるところをしっかり持ち帰ってもっと頑張りたいと思います。

石井一成(スポ2=栃木・作新学院)

――試合を終えての感想をお願いします

今季最初の試合だったので、勝利にこだわってまず1勝をしたいと思っていました。なので結果としては良かったのですが、これからはもっと安定感が求められてくると思うので、しっかりと練習していきたいです。

――きょうは猛打賞の活躍でした。打撃面を振り返って

たまたまだと思いますけど、良い調整ができていてボールは見えてると思いますし、これを継続していきたいと思います。

――きょう意識していたことでよかった点はどこだったと思いますか

外国人の投手は力で押してくると思ったので、引っ張りにいかず、逆方向に打とうとしたことが良かったと思います。

――外国人の選手と対戦して感じたことは

バッティング練習を見て感じたんですけど、そんなに飛ばすバッティングではなく、低い打球を普段から狙って打っていました。そういうところは自分たちがいつも意識していることと同じだなと思ったので、改めて自分たちも低い打球を意識するというようなところからやっていきたいです。

――USCの選手の皆さんとも交流できましたか

はい、けっこうできました。英語は話せないですけど、自分のできる範囲でコミニュケーションをとりました。(あす以降も)できる限り自分の頭を生かして頑張ります(笑)。

――今後のオープン戦に向けての意気込みを

やはり安定感が一番必要だと思うので、もっと練習していきたいと思います。