小野田が５打点の活躍！連敗を６で止める／早慶１回戦

コメント

岡村猛監督（昭５３二文卒＝佐賀西）

――試合を振り返って

（勝つのは）久しぶりなんでね。勝利の味はいいものですね。

――初回に小野田選手（俊介、社３＝東京・早実）の本塁打で先制しましたが、きょう４番に起用した理由とは

まあ、当初から、シーズン開幕前から４番っていうのは構想の中にはあったんですが、なかなか調子が上がらなかったのでね。リーグ戦に入って調子も出てきて、安定してきたので彼を４番にしてみたんです。

――きょうは課題であった打線がつながりを見せました

そうですね。やはり１番、２番が出塁するとクリーンアップが帰すという攻撃のパターンがありますからね。そういったパターンで得点ができたので攻撃は非常に良かったかねと思います。ただ、有原（航平、スポ３＝広島・広陵）のピッチングは初回から毎回ランナー背負って、なかなか三者凡退がなかったのでそれがもう一つ試合のリズム感というか、こちらのリズムになりきれなかったというところですかね。

――８回の守備で岡村監督が一度マウンドの有原選手のところへ行かれ時はどのようなことを話されましたか

とにかくアウトを取っていこうと。三塁ランナーはしょうがないのでアウトを取ってくれってことで、なんとか粘ってほしいと思って続投させたんですけれどね。まあ打たれたので代えました。

――あすへの意気込みをお願いします

勝ち点をなかなか取れていないのでね。あすも何とか勝って、勝ち点を挙げたいと思います。

東條航主将（文構４＝神奈川・桐光学園）

――まず一勝となりましたが、試合を振り返っていかがですか

白村（明弘、慶大）をとにかく早く打ち崩そうという話をしていたので、それを早い５回という時点で達成できたので、そこは良かったなと思います。

――チームとしてきょうの早慶戦にはどのように臨まれましたか

監督やＯＢの方からケイオーには負けられないというのを言われていたので、特別な思いもありますけど、だからといって違うことはせずにいままで通りやってきたことをチーム一体となってやっていこうということを話しました。

――打線が好調だったと思うのですが、何か打線で意識していたことはあったのですか

チームとしてこれということはなかったんですけど、ツーストライクになってからバットを短く持って粘っていこうというのはあったので、試合前にも各一人一人がどうやって打席に入るかっていうのを全員で話し合って、それがそのまま全員できたので、共通の意識を持ったことが良かったかなと思います。

――小野田選手の活躍が目立ったと思われますがいかがでしたか

練習から見ていて全員が小野田が調子いいということがわかっていたので、だからきょう四番に起用されたと思うんですけど、その調子良い人になんとかなるという思いがあったので、それでつながっていったと思います。

――終盤追い上げられてしまいましたが

そうですね、あそこも三者凡退で終わった後だったので、自分も含めてなんですけど淡白な攻撃がいけなかったと思います。

――有原投手の投球を見ていていかがでしたか

調子が良かったとは言えなかったと思うんですけど、良くないなりに粘って気持ち切らさずに投げてくれて、後ろで守ってても安心してました。

――チームの雰囲気というのは完全に良くなりましたか

そうですね、法大２回戦から一体感ということにおいて取り組んでいるので、雰囲気良くやれていると思います。

――ご自身の成績を振り返っていかがですか

最初の打席で出れたのは良かったんですけど、そのあとは反省、反省です。

――最初の打席は四球で出塁されましたが、あの場面は

もうどんな形でも、四球でもエラーでも塁に出るということが自分の仕事だと思っているので、とにかく一番としての仕事をやろうと思いました。

――楽しめましたか

そうですね、楽しめました。

――実際に白村選手と対戦してみていかがでしたか

結果からするとそんな調子良くないのかなと思いましたけど、ボール自体はすごくいいボール放ってますし、本当に良いピッチャーだなというのは感じます。

――松本大希選手（慶大）が活躍されましたね

そうですね、すごいですね（笑）。あした負けないように頑張ります。

――最後にあしたへの意気込みをお願いします

秋のシーズンに向けてというのもあるんですけど、とにかく勝って、勝ち点取ってワセダの意地というものを見せたいと思います。

白澤俊輔（スポ４＝鹿児島・神村学園）

――きょうは早慶戦にふさわしい大観衆の中での試合になりましたが、どういった気持ちでプレーされていましたか

球場にかなりの方が来てくれていたので、とにかくきょうは楽しもうと思ってやっていました。

――その中での第一打席はバント安打でした。安打を狙っていったのですか

あれはたまたまです。たまたま良いところに転がって、あれは良かったです。

――その後、流れるような攻撃で先制して、チームものっていたと思いますが、いかがですか

自分はチームが点を取れるように徹底していること、自分がやることをやるだけだと思っているので、結果的にその後小野田が本塁打を打って良い流れでいけたのは良かったです。

――その後の打席では先頭打者であることが多かったですが、どういったことを意識されていましたか

とにかく、塁に出ることだけを考えていました。

――その結果が多くの場面で出ましたね

そうですね。まだあしたもあるので、あしたまた塁に出られるようにがんばります。

――出塁したあとの３得点という結果については

あれはいけたらいけということを監督からも言われていたので、どんどん次の塁を狙っていこうと思っていました。

――あしたは左腕投手の先発も予想されますが、２回戦に向けての意気込みは

あまり右左関係なく自分のやるべきことをしっかりやって、チームに貢献できればいいと思います。

有原航平（スポ３＝広島・広陵）

――初回から１５０キロを連発していましたが

最初は飛ばして勢いに乗っていこうと、学生コーチと話していました。初回はよかったのですが、中盤以降は三者凡退で終わるイニングが１回しか作れなかったので、そこが反省点です。

――変化球の制球はどうでしたか

試合前からずっと高かったので、そこは少し修正が必要だったと思います。フォーム的に少し開いているというか、もう一歩前で離せたらもう少し低い良いボールがいったと思います。

――終盤は疲れがあったのですか

疲れとかはなかったのですが、やっぱりコントロールが多少甘くなるというのはありました。

――調子があまり良くない中で、勝ち切れたというのはどう感じていますか

きょうは野手がたくさん点を取ってくれて、しっかり守ってくれたので、勝つことができて良かったなと思います。

――早慶戦ということで、意識したことはありますか

すごくお客さんが入っていたので、負けられないなという気持ちでした。ずっと連敗していたので、勝つことだけを考えて投げました。

――きょうは早慶戦の先発としては初勝利でしたが

とにかくきょうは序盤に野手がたくさん点を取ってくれたので、感謝したいです。

――１０安打を浴びながらも４失点に抑える粘りのピッチングでしたが

そうですね。一応、以前から課題に挙げていた、粘るというかたちは見せられたと思うので、次からは最後まで一人で投げ抜けるように練習したいと思います。

――きょうは始めから長い回を投げる予定だったのですか

はい。きょうは全部一人で投げるつもりでいたんですけど、最後は内田（聖人、教２＝東京・早実）に助けてもらったので、次はしっかり投げられるようにしたいです。

――５回のピンチの時はどんな心境でしたか

点はやらないという気持ちでずっと投げていました。１点は取られてしまったんですけど、点差はあったので余裕をもって投げることができました。

――あすの試合に向けて

あしたはきょうのように野手が打てるかは分からないですけど、ピッチャーが最小失点に抑えて、頑張って絶対連勝したいと思います！

小野田俊介（社３＝東京・早実）

――どのような気持ちで早慶戦に臨みましたか

リーグ戦の優勝がなくなってしまったんですが、早慶戦はやはり特別なので思い切ってやろうと思っていました。

――リーグ戦初の４番が早慶戦となりました。いつそれを聞きましたか

いや、特に何も言われなかったです。実戦形式の練習で一度４番に入っただけでした。

――初回の好機ではどんなことを考えて打席に入りましたか

ここ何戦かチャンスで一本が出ないという試合が多かったので、突破口になりたいという思いがありました。

――結果、完璧な本塁打でした。振り返って

当たりは完ぺきだったんですけど、風があったのでどうなるかなと思いましたが入って良かったです。

――初球から積極的な姿勢が見られました

初球からどんどん振っていくということはリーグ戦中に継続してきたことなので、やってきたことを出せました。

――その後も適時打２本と好調でしたが、ご自身ではいかがですか

好調を一時的なものにするのではなくて自分の力にすることで秋季以降にも生きてくると思うので、もっと成長したい、それだけです。

――「打点を重視している」と以前おっしゃっていましたが、納得いく打撃だったのではないでしょうか

そうですね。チャンスで自分に回してくれた結果、打点を挙げることができました。勝利に一番結びつくのが打点だと思うので、これからも打点を求めてやっていきたいです。

――チームの連敗を小野田選手のバットで止めるというかたちになりましたが、その思いは強かったですか

全部自分が活躍するというよりは、チームが勝つにはきっかけが必要だと思っていたので、今回は自分がいいきっかけになれたのかなと思います。

――最後は追い上げられるという展開でした

最後有原が球数多くなってしまって大変そうと思ったんですが、後に投げた内田が今季一番くらいのボールだったので、慌てることはなかったです。

――最後にあすの試合へ向けて意気込みをお願いします

あしたはマークが厳しくなって思うようなバッティングができないかもしれないんですけど、２連勝でリーグ戦を終えるためにも積極的に初球から振っていきたいと思います。

土屋遼太（教３＝東京・早実）

――きょうの試合の感想をお願いします

勝ててよかったです。久々の勝ちなので。

――ここまでは道端俊輔選手（スポ２＝智弁和歌山）とのスタメン争いが続いていましたが、早慶戦でスタメンマスクを勝ち取りました

本当にうれしいことで、早慶戦はいままでのリーグ戦とは別のものっていう認識があったので、（早慶戦で）マスクをかぶれたというのはうれしいです。

――早慶戦の雰囲気はいかがでしたか

気持ちいいですね。人がいっぱいいて。

――緊張などはありましたか

ないです。

――第１打席でヒットを放ちました

あんまりバッティングのことは意識していなかったんですけど、結果的に（ヒットが）出たので良かったかなぐらいには思っています。

――二塁に帰塁した際のケガはいかがですか

大丈夫です。（影響も）特にはないです。盗塁もなんだかんだアウトにできたので。いいんじゃないですかね。

――第２打席のタイムリーを振り返っていかがですか

まっすぐがどんどん来ていたので、最後も真っすぐで来るんだろうなと思って、絞っていて。狙い通りだったかなと思います。

――きょうの有原投手はコントロールが定まっていないところがあったと思いますが、どのようにリードしていましたか

どうしても先頭のランナーが出てしまっていたので、そこは開き直って、塁に出てからはていねいに、低め、インサイドと。最後は（点を）取られてしまったんですけど、悪いなりにできたかなと思います。

――ピンチの場面も多くありましたが、有原投手にはどのように声をかけましたか

点差があったので、「バッターで勝負していこう」と言いました。

――最後にあすへの意気込みをお願いします

２連勝は難しいかもしれないですけど、それを目指してやってきたので、あしたも頑張りたいと思います。