初の試みとなった大会で強さ見せつける3位フィニッシュ! 貴重な経験を糧にさらなる高みへ 

庭球男子

 ジャパン・プレミアム テニストーナメント 盛田正明杯(JPTT)2日目は準決勝以降の試合が行われた。1日目で男子プロテニス選手会に勝利し、2日目に残った早稲田は準決勝で三菱電機と対戦。シングルス2本で力の差を見せつけられ、決勝進出とはならなかった。その後行われたレック興発との3位決定戦は3―0で勝利。初めて行われた今大会を早稲田は3位という好成績で終えた。

 三菱電機との準決勝。シングルス2の高畑里玖(社2=兵庫・相生学院)は今年の3月に早稲田を卒業した田中優之介(令3スポ卒=現三菱電機)との試合に臨んだ。先にブレークを許してしまうが、リードを許してからは「1球ずつ相手のボールに粘りついてやっていった」(高畑)と徐々に流れを取り戻し、今度はストロークで相手を押す展開となる。再びブレークを許すも、第10ゲームで再度ブレークバックに成功した。しかし、5―5になってからはギアを上げた田中に押されて5―7で敗れた。シングルス1の白石光(スポ3=千葉・秀明大秀明八千代)は高橋悠介と対戦。「完敗というか終始追い込まれていたし、スコアよりも圧巻されて、しのぎだけになってしまった」(白石)というように、高橋のミスのない強打の連続に守りが全く追いつかなかった。終始、高橋のペースで試合を進められ、トップレベルの選手との実力差を痛感させられる敗戦となり、早稲田は準決勝敗退となった。それでも、ダブルスの増田健吾(社3=東京・早実)、池田朋弥(スポ2=愛知・誉)組は勝利。サービスキープの姿勢を貫き、4―4で迎えた第9ゲームにブレークに成功。三菱電機を相手に一矢報いた。

 

準決勝で今大会初の敗戦となった白石

 準決勝で敗れた早稲田はレック興発との3位決定戦に臨んだ。シングルス2の高畑は準決勝での敗戦の反省を活かしてプレー。相手のミスを誘ったこともあり、6―0と圧勝で1勝目を持ち帰った。続くシングルス1。白石は「正直引きずっていました」(白石)と高橋との試合の敗戦を受けて積極的に行こうとした結果、無理に打ちにいってミスを繰り返してしまう。しかし、1―4になってからは本来のペースを取り戻し、5ゲームを連取。早稲田の勝利を確定させた。最後の増田、池田組は再びサービスキープで試合を進める。後半にブレイクバックを許してしまい、リードがなくなるも再びブレーク。ボレーボレーの勝負で集中力を発揮し、見事7―5で勝利。レック興発を全勝で破り、早稲田は3位で大会を終えた。

 

3位決定戦の試合でフォアハンドを打つ高畑

 高校生、大学生、実業団、プロと世代を越えてぶつかった今大会。初の試みの中で早稲田は3位という好成績を残し、その強さを改めて知らしめた。試合後のインタビューで選手たちは、トップレベルの選手との戦いの中で自信になった部分や、まだまだレベルアップが必要な部分などを語った。収穫も課題もさまざまなものが得られ、大会は充実したものになったようだ。なかなかない、レベルの高い環境で試合に出た経験を活かして、早稲田の選手たちはさらなる高みを目指していく。

★池田が学生MVPに!

 大会終了後の表彰式で池田が学生MVPに選出された。大会直前に急遽出場が決まった中で、突然やってきたチャンスをつかみ、活躍したのが選出の理由だ。用意していたトロフィーの数が1個しかなかった関係で選出されたのは1人だったが、池田は「2人で受賞したMVPだと思っています」と、ペアの増田をねぎらった。

 

学生MVPの表彰を受ける池田

(記事、写真 山床啓太)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

準決勝 早大 1−2 三菱電機

▽男子シングルス

S1 ●白石光 [3-6] 高橋悠介

S2 ●高畑里玖 [5-7] 田中優之介

▽男子ダブルス

D1 〇増田健吾・池田朋弥 [6-4] 福田健司・矢多弘樹

 

3位決定戦 早大 3−0 レック興発

 

▽男子シングルス

S1 ◯白石光 [6-4] 正林知大

S2 〇高畑里玖 [6-0] 佐藤一平

▽男子ダブルス

D1 ○増田健吾・池田朋弥 [7-5] 竹島駿郎・江原弘泰

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コメント

白石光(スポ3=千葉・秀明大秀明八千代)

――今回、世代を越えた団体戦となりましたが、この大会についてはどのように思いましたか

やはり高校生がいて大学生がいてプロがいるという状況で、自分たちはその中間の立場というところで。下からノンプレッシャーで来る相手に対して跳ね返す立場も経験できたし、逆に僕らがプロ相手に立ち向かう立場も経験できたのが、この大会でしかありえないことだし、いい経験ができたなと思っています。

――今回は久しぶりの団体戦ということになるのでしょうか

そうですね。対抗戦はちょくちょく早稲田でやっているのですが、こうやってプレッシャーのかかる団体戦は久しぶりでした。

――そのことについてはどのように感じましたか

やはり団体戦ならではの盛り上がりというか、個人で戦っていないのでプレッシャーもその分大きくなりますが、楽しさや盛り上がりもすごくありました。早稲田でやっていると人数が多いのでその応援のさみしさはありましたが、チームで戦うというのは楽しいなと実感しました。

――柳川高校との1回戦を振り返って

柳川高校はこの大会の初戦なので緊張しましたし、1セットマッチというところでプレッシャーもあって、年下というところでもっとプレッシャーがありました。3つ下で森田君(皐介)がジュニアの日本代表にも選ばれていてその年代だったらトップクラスの選手だというのはわかっていたので、最初から集中しないとなと思っていました。最近すごくプレーの質が良くて安定して勝ててきているので、そこを自信にというか、負けるわけにはいかないという気持ちでプレーできて、終始集中して臨めたと思います。

――今回は1セットマッチでしたが難しさはありましたか

僕自身、時間をかけて戦うプレースタイルというか相手のプレーを徐々にはめていくというスタンスなので、普段の試合だと1セットダウンという形はすごく多くて。そういった中でやはり1セットマッチは僕にとっては向いてないと思っていましたが、相手が今回わかっていたということもあって、相手に慣れる必要もないというか、わかっていた中だったので最初から集中して臨めました。まあでももうちょっとやりたいというのが本音ですけど。

――選手会チームとの試合は望月選手(勇気)が相手でしたが、望月選手とは何回か試合をされていますか

望月さんとは2回試合していて1勝1敗ですが、おととしは全日本選手権ベスト4に入っていたり、3つ上ですが日本のプロでもトップで先を行く選手だと思うので、立ち向かう気持ちが良かったと思います。最初から元気にファイトして、1セットマッチだったので逃げ切れたというかたちだったと思います。

――今日の高橋選手との試合については

正直あそこまで打たれるとは思っていませんでした。おととしの望月さんと高橋くんの全日本選手権の試合とかも見て、望月さんが勝っていて、慶應の今村さんも全日本選手権で勝っていて。そこまで遠い存在ではないかなと思っていたのですが、あれから1年半ぐらい経つので、やはり強いなと思いました。望月さんと比べるとかではなくて、僕自身と比べて本当に1ランクも2ランクも質が高くて、普段打たれないボールを打ってくるというか、自分が打った球に対して強打してこないところを高橋くんだったら打ってくる。自分のディフェンスがディフェンスできていなくて、「これでもだめなのか」という思いが強くて。本当に完敗というか終始追い込まれていたし、スコアよりも圧巻されて、しのぎだけになってしまったし、自分から攻めに行くパターンも少なかったし、それが本当に驚きでした。もっと守らないといけないのかというのと、もっとベースの質を上げないといけないのかという気持ちがすごくて、インカレ優勝してインカレインドアも優勝して、自分の位置がどれくらいなのかなと思っていたところだったので、まだまだ差はあるなと感じました。

――その後の3位決定戦の試合については

正直引きずっていました(笑)。高橋くん(との試合)の負けを引きずりまくっていました。あの試合であそこまで打たれて自分の守りが通用しないとわからされた直後の試合ということで、正直難しくて結構メンタルにきていました。自分から打たなければいけないという思いが強くなりすぎて最初、イージーなミスだったり無理に行ったりしたところが多かったと思いますが、そこを打ちにいかないといけないのも事実でその不慣れなことをやろうとしたので成功しなかったです。そこを諦めずにやっていかないといけないのですが、団体戦なので勝たなければいけないというのを1―4になって思って(笑)。「これやばいな、自分のテニスに挑戦している場合じゃない」と思って、そこからいつものゆっくりなペースから浮いたところを攻めに行くというペースを戻して勝ち切ることができたのですが、あれだったらたぶん(高橋選手が相手だと)打たれます。1―4からのテニスだと学生大会だったらいけるかもしれないですが、それより上ってなった時は貫通されます。たぶんそれ以下で高橋君との試合よりもだめだったかなと思います。勝てたのは良かったですが(笑)、高橋くんとの試合が心残りすぎて。

――今後は守りの面で強化していく必要があると感じましたか

僕が高校から大学に上がるタイミングでJOPとかに出てプロと戦うことが多くなった時も思ったんですよ。その頃は全く打てなくて自分から打ちに行くことがない中でインターハイとかを優勝できたのですが、大学生のレベルだと守りが追いつかないなと思って。(その頃と比べると)だいぶ打てるようになってインカレも優勝できました。でもプロって…、だから同じ悩みです。もっと上げないといけない。高校から大学に上がるタイミングで質を上げなければと思って、3年目で学生の間ではいけましたが、今後を考えた時にはまだなんだと。がっかりはしていないのですが、「いや遠いな…」という感じで。もっとさらにというのを本当に今大会は思い知らされたという感じでした。

――その部分も含めて今大会で得たものをどのように活かしていきたいですか

やはり守りの質を上げなければいけないです。攻めを主体にはしたくなくて自分の中では守りをベースとしてその中で打ちにいきたくて。まずは守りの球の深さだったり、威力だったりそういうところをもっと1ランク上げないと。普段は高橋くんレベルの相手と練習しているわけではないので、練習試合とかをやっても難しいですが、本当に突きとめていかないといけないなと思ったので、まずは守りのレベルを重点的に上げたいと思います。

――レベルを上げていくにあたってどのように上げていきたいですか

1月から3カ月くらいウエイトを結構やっています。筋力がなかったのでウェイトを始めて、球の質とかもだいぶ上がってきました。テクニックの問題ではないと思うので、まずは筋力を上げて強い球を打てるようになればいいと思います。高橋くんのがたいとかを見ていてもしっかりしていてぶれない感じがあってそこだなと思いました。フィジカル面、テニスというより体づくりをメインに今後は頑張っていきたいです。

増田健吾(社3=東京・早実)・池田朋弥(スポ2=愛知・誉)

――今回、世代を越えた団体戦となりましたがこの大会についてはどのように思いましたか

増田 勝っても負けてもいい経験になるだろうと考えていて、それでプロ相手にはチャレンジャーの気持ちでやっていこうと話していました。最初の試合は負けてしまいましたが、それから3試合はいいかたちで勝てたので自分たちにとっては大きな収穫になったなと思います。

池田 こうやって高校、大学、実業団、プロのチームが戦うという大会は今までありませんでした。1回戦は勢いよくこられて負けてしまいましたが、プロ相手に思い切りやって楽しんで勝つことができたのでいい大会だったなと思います。

――今回のペアリングに至った経緯を教えてください

増田 もともと最初は僕と主将の畠山さん(尚、スポ4=神奈川・湘南工大付)のいつものペアで出る予定でしたが、(畠山さんが)就活で出られなくなってしまい、同期の丹下(将太、教3=東京・早実)も体調を崩して出られなくなって、代わりに池田が入ることになりました。池田はビッグサーバーで僕のダブルスのスタイルと合うものがあるなと思って、組んでいませんでしたがペアリングの相性としてはいいなと感じたので、このペアでいこうとなりました。

池田 この大会が始まる3日前ぐらいに僕が出ることが決まりました。増田さんとは練習でも組んだことがなくてどうなるかはわかりませんでしたが、増田さんは動きも速くてボレーもうまいので、自分はきっちりサーブを入れていればいいかなと思いました。

――柳川高校との1回戦を振り返って

増田 柳川高校(との試合は)完全に追われる立場ですごいプレッシャーの中で戦っていましたが、やはり相手もいいプレーで向かってこられて僕たちが特に悪かったというよりも、向こうがそれを上回ってきて跳ね返すことができなかったです。これから学生の中でもそういう人たちと対戦することがあると思いますが、それをどう跳ね返していくかが今後の鍵になってくるかなと思います。

池田 正直あの試合は絶対に落としてはいけない試合だったと思います。実際、早稲田は王座(全日本大学対抗王座決定試合)で15連覇していて、リーグとかでも追われる立場なので、そういう試合で向かってこられても、それを跳ね返せるように練習していきたいです。

――増田選手はインカレインドア準優勝で完全に追われる立場だと思いますが

増田 そうですね。いつの間にか追われる立場になっていました。いつまでも向かっていくことはできないので難しいですが、これからもっと練習して頑張らないといけないなと思いました。

――2回戦のプロの選手会との試合を振り返って

増田 1回戦で柳川高校に負けてすぐでしたが、逆にこれで負けたままで終われないというスイッチが入ったというか、いいモチベーションになって試合を迎えることができました。実際にサービスキープを軸に試合を展開していこうと話していて、それ通りにできたのですごくいい試合だったと思います。

池田 増田さんも言った通り1回戦で負けていて2回戦の選手会との試合で吹っ切れていて。自分たちのやれることをやって負けたら仕方ないという感じで、そこでしっかりファイトして勝つことができたので良かったです。

――かなり声も出ていましたよね

池田 そうですね。1ポイント目から声を出していかないと相手のペースに持っていかれると思ったので、学生のデカさというか元気で。

――今日の2試合については振り返って

増田 昨日の2回戦のプロとの試合はすごく良くて、今日も同じようにキープして1ブレークしていけば全然あるなと感じていました。試合が進むにつれてペアリングの相性も良くなってきたし、自信を持って戦えていたかなと思います。

池田 昨日選手会に勝って、今日準決勝、3決とやって、実際昨日も今日もやることは変わらなくて、1ポイント1ポイントで声を出してファイトして勝てたので良かったです。

――トップクラスの選手たちと試合をして感じたことはありますか

増田 やはり簡単にはプレーさせてくれないというか、リードした場面でも全然油断できないですし、簡単なミスが本当になくてプロの意地を見せつけられました。一番は一つ一つのスキルが高いなと感じて、ダブルスではそれが目立ちにくいというのはありますが、今後は僕たちも技術面でレベルアップしていきたいなと思います。

池田 自分たちの試合もそうですが他の試合も見ていて、やはり隙を見せたら一気に来られるなという印象がありました。自分たちも相手が隙を見せた時に一気に行けるように技術面やメンタル面で成長していかないとだめだなと思いました。

――大会を通して池田選手はサーブの調子はいかがでしたか

池田 自分的にはあまり納得できていないというか、いきなりファーストサーブが入らなくなって40―0からダブルフォルトが続いて40―40になってなんとか取れたのですが、これがリーグとか王座とかだったらたぶん一気にブレークされて相手に流れがいっているなと思ったので、スピードは出ますがもっとコースとか精度とかを考えてやっていけたらいいなと思います。

――増田選手は前での動きについてはいかがですか

増田 僕は結構反応とかに自信があって、今回プロの方々で学生とはレベルが違うなと思っていましたが、試合をやっていくにつれて自分のボレーボレーの勝負とかが通用するのかなと次第に感じたので、これから自信にしていきたいなと思います。

――池田選手は学生MVPを取られましたがこれについてはどのように思いますか

池田 実際、なんで僕がというか、なんで僕だけという感じで、ダブルスは2人で点を取るものなので、僕だけもらったのは増田さんに申し訳ないのですが。

増田 いやいやいや。

池田 あれは2人で受賞したMVPだと思っています。

増田 ありがとうございます。

――今大会で得たものをどのように活かしていきたいかを含めて意気込みをお願いします

増田 今回は4人だけの選抜されたチームでしたが、リーグと王座は団体戦なので、僕たちが経験したことを広めて、いい雰囲気をチームにもたらせるように声かけとかをしていきたいなと思います。個人的には自信になりましたし、こんな大勢の中で試合をするのもなかったこともあって、すごくいい経験ができたのでまた一から頑張っていこうと思います。

池田 今大会はいい感じで終われたというか、自分たちのいい風に終われましたが、学生大会はもっと違う雰囲気で、こんな気持ちよくプレーできないですし、まだ経験していないですが、特にリーグとか王座になったらもっと緊張してその中でもいいプレーをしないといけないと思います。今回プロの人たちに勝てたということを自信にして、早慶戦とか個人的にはシングルスもインカレ上位を狙ってダブルスも優勝を狙います。

高畑里玖(社2=兵庫・相生学院)

――3位決定戦の相手は田中選手でしたがどのように試合に臨みましたか

球がエグいというのはわかっていたので、とにかく後ろに下がらないようになるべくライジングで取って、速いテンポでラリーすることを心がけました。

――田中選手とは何回か試合していますか

練習試合でやっていただいて、1回も勝ったことはないです。あと本番でも1回だけあります。

――試合を振り返っていかがですか

ちょっと出だしが今大会良くなくて、全試合良くないスタートの中で、今日も早めにブレークされてしまって。1―3でしたがそこからファイトして1球ずつ相手のボールに粘りついてやっていったら、どんどん自分の調子も良くなりました。弥起さん(石井監督)からもチャンスがある時にネットに行くことを言われたので、しっかりチャンスがあったら相手の弱点を狙って前に行くことを心がけてやったら、向こうも少し効いてくれて僕が仕掛ける展開になりました。そこからは互角の戦いだったと思いますが、最後は向こうが強気で来て。チャンスはありましたが大事な場面での戦い方やギアの上げ方が僕は全然できていないと思うので、集中する時に一気に集中力を上げられるようにしていきたいと思います。

――3位決定戦の試合を振り返って

準決勝で優之介さんとやらせていただいて、そこで良くなかった点はフォアが全然振れていなかったり、行けるところで前に行けないことがあったりしたので、3位決定戦はフォアを振ることや、チャンスがあったらネットプレーに行くことを意識してやりました。

――その結果が6―0につながりましたか

そうですね。あと相手がバックハンドが得意ではなかったので、徹底的に狙ってミスを誘うようにしました。

――今後この大会をどのように活かしていきたいですか

このような機会をつくってくれて、日本のトップのプロたちとやらせていただいて、実際にプロと対戦して体感するということはなかなかないと思います。ショットのメイキングとか実際に受けて、自分がされて嫌だなと思うプレーをされたので、それを僕が吸収して練習で取り組んで、今大会で得たものを次の大会で発揮できるようにしたいです。

――改めて次の大会に向けて意気込みをお願いします

次の大会は来週なのですが、今大会で出ている日本のトップの選手がいっぱい出るレベルの大会に本戦のワイルドカードをいただきました。今回みたいに周りの選手がトップレベルですが、今大会みたいに実際に対戦するかもしれないですし、間近で選手たちのプレーを見られるので、次の大会も優勝を目指しつつ、他のうまい選手たちのプレーも見て、今後のテニス人生に活かせられればいいなと思います。