島袋がベスト8進出、小倉・千頭組は準々決勝で敗退

庭球男子

 ITFワールドテニスツアー・甲府国際オープンの大会3日目。早大勢からは男子シングルス1回戦に田中優之介(スポ2=埼玉・秀明英光)、男子ダブルス1回戦に島袋将(スポ3=三重・四日市工)・田中優組が出場。大会4日目には島袋が男子シングルス2回戦に、小倉孝介(平30スポ卒=現フリー)・千頭昇平(スポ2=愛知・誉)組が男子ダブルス準々決勝に臨んだ。

男子シングルスベスト8進出を決めた島袋(写真は早稲田オープン時)

 20日の大会3日目には男子シングルス1回戦と男子ダブルス1回戦が行われた。男子シングルス1回戦には予選を勝ち抜き本戦出場を決めていた田中優がITFワールドテニスランキング231位(19年3月21日付)の田沼諒太(ワールド航空サービス)と対戦。試合はファーストセットを6−2で先取した田中だったが、セカンドセットを3−6、ファイナルセットを4−6と立て続けに落とし、逆転負けを喫した。

 男子ダブルス1回戦では島袋・田中優組が第1シードのブレイク・エリス/マイケル・ルック組(ともにオーストラリア)と対戦したが、結果は3−6、4−6のストレート負け。三菱電機・早稲田大学インターナショナルオープン(早稲田オープン)では木元風哉(社2=埼玉・早大本庄)・田中優組が接戦の末に破っていた相手だが、この日の島袋・田中優組は為すすべなく敗れるかたちとなった。

男子ダブルスでベスト8の成績を収めた千頭(写真は早稲田オープン時)

 男子シングルス1回戦で羽澤慎治(慶大)をストレートで下していた島袋は21日に行われた2回戦で今村昌倫(慶大)と対戦した。全日本室内選手権、亜細亜大学国際オープンに続く顔合わせとなったこのカード。「3回も立て続けに当たっているので、戦い方は決まっていて、それをしつこく、最後まで貫き通すことができた」(島袋)と、島袋がファーストセットを6−3で先取すると、タイブレークまでもつれたセカンドセットも7−6(10)で取り切りストレート勝ち。ベスト8進出を決めた。

 1回戦での接戦を制してベスト8進出を決めていた小倉・千頭組は同じく21日に行われた準々決勝で第3シードの髙橋悠介(三菱電機)・山﨑純平(日清紡ホールディングス)組と対戦。試合は常に主導権を握られる展開となった小倉・千頭組が3−6、4−6でストレート負けを喫した。

 大会4日目を終え、早大勢では男子シングルスの島袋が唯一の勝ち残りとなった。島袋は22日に行われる準々決勝でミック・ヴェルディア(オランダ)と対戦する予定。

(記事 林大貴)


結果

男子シングルス
▽1回戦
●田中優之介 6−2、3−6、4−6 田沼諒太(ワールド航空サービス)

▽2回戦
◯島袋将 6−3、7−6(10) 今村昌倫(慶大)


男子ダブルス
▽1回戦
●島袋・田中優組 3−6、4−6 ブレイク・エリス/マイケル・ルック(ともにオーストラリア)組

▽準々決勝
●小倉孝介・千頭昇平組 3−6、4−6 髙橋悠介(三菱電機)・山﨑純平(日清紡ホールディングス)組

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コメント

島袋将(スポ3=三重・四日市工)

――3週目のITFサーキットということで連日試合が続いていますが、疲労の方は大丈夫ですか

疲労はそんなに感じていないですね。調子自体はいいんで、試合をしていても楽しいですし。今日はさすがに結構きつかったですけど(笑)、セカンドセットで終われたのでよかったです。

――全日本学生室内選手権、亜細亜大学国際オープンに続いての今村選手との対戦でしたが、ゲームプランや意識したことなどはありましたか

3回も立て続けに当たっているので、だいたい戦い方っていうのは決まっていて、今日もそれをしつこく、最後まで貫き通すことができたかなと思います。

――ファーストセットはいいかたちで先取しましたが、振り返っていかがですか

ブレーク合戦になった場面も途中途中あったんですけど、かたちはどうとあれ最終的にはキープしてセットを取り切れたので、よかったかなと思います。

――セカンドセットはタフなセットとなりましたが、取り切れた要因というのは

最後までラケットを振り切ることができました。緊張もする場面だったんですけど、ラケットを振らないと絶対に入らないと思ったので。最後まで楽しんで、やることをやったので、最終的に向こうのミスが出て勝ち切れたので、やり方は間違っていなかったかなと思います。

――苦しい場面でもサーブは安定していた印象を受けましたがいかがですか

サーブは最近いいんですよね。キープできるようになってきて、自信っていうのも少しずつ付いてきているので。サーブの確率であったり、コースの精度だったりもどんどん上がってきていると思うので、引き続きサーブは頑張りたいですね。

――きょうの結果でベスト8となりました。上位進出も見えてきたと思いますが、今後の戦いへ向けて一言お願いします

さっきも言った通り、サーブの調子もいいんで、サービスゲームでキープすることと、リターンゲームでもアグレッシブに、積極的にテニスをしていって、自分のテニスを最後まで貫き通して勝負していきたいと思います。