第5回に登場するのは、齋藤聖真(スポ4=神奈川・湘南工大付)、髙村佑樹(スポ3=千葉・東京学館浦安)、田中優之介(スポ2=埼玉・秀明英光)の3人。これまで単複で実績を残してきた3人だが、未だインカレでは頂点に立てていない。学年の違う3人が、それぞれのインカレに懸ける思いとは――同じ学部、同じ寮で過ごしている3人の、息の合った掛け合いにもご注目。
※この取材は7月22日に行われたものです。
「焦りはなかった」(髙村)
お喋り3人衆による賑やかな対談です!
――では最初にお互いの他己紹介をお願いします
齋藤 髙村は、変な真面目、優之介は…。
田中優 なめてる?
齋藤 あるんだけど言葉にできない。
田中優 言葉にできない素晴らしい男ってこと?(笑)
齋藤 違う違う(笑)。
一同 (爆笑)
齋藤 うーん、変人!
田中優 やっば(笑)。
一同 (爆笑)
田中優 言葉にできるじゃないですか。
齋藤 なんか、庭球部にいるやつってある程度変じゃないですか。だから適応した結果変になる感じ。基本変なんですよ。みんな変。その中でも変ですね。あとはだらしないです。私生活がだらしないです。よくあんな時間ギリギリに行動できるなって。
田中優 それいつも言ってるよね。
髙村 優之介はクソガキだな。本当に。聖真さんはテニス部で一番に番を誇るおちゃらけ部隊。
――学年は違いますが仲はよろしいですか
齋藤 やっぱり同じ寮なんで。
田中優 仲は良くないですね。
髙村 えっ(笑)。
田中優 齋藤さんとは仲良くないですね。
髙村 ああ、まあそうですね(笑)。
齋藤 俺は仲良くしてやってるから。
田中優 やっぱ尊敬してっから。
齋藤 そう、尊敬されてるから。仲いいってよりは親しいってより改まった言い方のほうが(笑)。
田中優 親しくもないっすけどね(笑)。
髙村 ばちばちしてる(笑)。
齋藤 おかしいな(笑)。
――では今までの試合を振り返って。まず去年の全日本学生室内選手権を振り返っていかがですか。新チームでの初戦ということでした
齋藤 俺は、1個上が引退して1から3年で臨む大会だったんですけど、そんなチームってよりかは、ただ自分が一番上で臨んだ全国大会っていう感じで、チームとしての意識とかっていうのはあんまりなかったんですけど、個人としてはどっちも1回戦負けだったので。で結構ふがいない負け方をしたっていうのがあって、もう悔しいしかなくて。そんないいイメージもなくて。もう忘れたい大会です(笑)。
髙村 僕はシングルスダブルスともにまあ後輩とか同期に負けるっていうあんまり経験してこなかった負け方だったんですけど、僕もあんまりいい思い出ではないですね。ただ、その中でも、上位は全てワセダが占めてくれたので。そこの部分では良かったんじゃないかって思います。
田中優 あの大会は良すぎたんで(笑)。今とすごいギャップがすごいので。徐々に忘れていってます(笑)。いいイメージを持ちすぎても良くないんで、そこはもう置いて、一から頑張っていきたいです。
――冬の間に強化したことは
齋藤 強化っていうか、怪我したので。どっちかっていうと弱くなった、本当は強化したいんですけど。楽しくなかったです(笑)。
一同 (爆笑)
田中優 強化してないらしいです。
齋藤 冬はね、冬は。
髙村 強化したんですけど、身にはならなかったです。努力はしたんですけどね。冬とかじゃない、常に努力はしてる(笑)。
田中優 まあ、サーブは強化したつもりです。
――迎えた春関(関東学生トーナメント)はいかがでしたか
齋藤 春関も怪我あけたばっかりで、まあ楽しめればいいかなって思ってたんですけど、楽しくなかったですね。
田中優 なにそれさっきから(笑)。
齋藤 勝てれば楽しかったんですけど、個人はマッポ(マッチポイント)からまくられたんで、まあ楽しくないし体はきついしで。まあギリギリ本線どっちもつながったんで、ギリギリ夏につながったかなって。楽しくなかったです。
髙村 楽しいかどうかがすべてみたいになってる(笑)。
齋藤 だって最後だもん、楽しまなきゃ(笑)。
髙村 僕は春関始まる前に調子が絶不調だったんで、これは多分やばいなって風に入って、一応ベスト8には入ったんですけど、島袋(将、スポ2=三重・四日市工)にボッコボコにされて。でも正直、自分の中では今の自分にできることはしたかなっていう試合でした。ダブルスは少し残念でした。やっぱり練習と本番では木元風哉(社2=埼玉・早大本庄)がやってくれることが違うなって、みんなが言ってる意味が良くわかりました(笑)。
一同 (爆笑)
髙村 練習強くて本番弱いって風にみんなから聞いてたんですけど、まあみんな実際はなんとかなるだろって、やり方によってはなんとかなるだろって思ってたんですけど、どうにもなりませんでした(笑)。
田中優 僕もあんまり調子良くなかったです。なんか強風とか、朝早くからすごい遠い場所でやったりとか、いろいろ悪条件の中、インカレ出場が決まって良かったです。
――残念ながら一つもタイトルなしという結果に終わってしまいましたが、焦りはありましたか
齋藤 ないです(笑)。自分の結果として、個人的な焦りはあったんですけど、チームでしょ?焦ってない焦ってない。大丈夫、みんなちゃんとやるから(笑)。
田中優 僕も、怒られるかもしないんですけど全然焦らなかったです(笑)。
齋藤 ぱっと見(タイトルが)ないってだけでワセダなのに、って思われるかもしれないけど。インカレは取らないと焦るけどね、さすがに。
髙村 焦りはなかったけどダブルスは悔しかった。僕ら去年の春関では(今年優勝した小見山僚(法大4年)・楠原悠介(法大3年)組に)勝ったじゃないですか、そこから優勝されたからちょっと悔しかったです。
――では早慶戦は
田中優 5セットってやっぱ長いので。僕がいい時間と、坂井さん(勇仁、スポ3=大阪・清風)がいい時とをどれだけアジャストしていけるかがむずいなって思ってて。最終的には僕らの方がどっちもいい感じでできたのかなって思います。最初とかはもう全然坂井さんは良くて僕は悪いとかだったら、競るけど落とすとかあったんですけど。最後は僕らの方が良くて、勝ち切れたのかなって。
髙村 僕はダブルスを落としてしまったのが本当に良くなかったと思っていて、実際僕らが取らなきゃいけない1本だったと今でも思ってるので、ちょっとあれは勿体無かったなって。シングルスは勝たなきゃいけなかったんで。
田中優 僕も今村くん(昌倫、慶大2年)には絶対に負けたくなかったので。もう負けません。
齋藤 勝ってくれたので良かったです。負けた方が、自分が出なかったことに対して悔しいって思いがあったので、勝ってくれたんで良かったなと。自分が出ないことで負けるチームじゃないので。もし、もう1人出れなかったとしても、勝てるようなチーム作りをしてきたつもりなので。
——今年の慶大の印象はどうですか
髙村 強かったですね。
田中優 今村くんが強かったです。
髙村 やっぱりダブルスが3本強いってのは、結構プレッシャーになるし、試合前もどういうオーダーになるかわからなかったし。結局一番予想してなかったペアが来て焦ったっていう自分たちも正直いました。
齋藤 ダブルス3本強いのがあるときついね。
――早慶戦後のチームはどうですか
田中優 すごい一致団結しました。
齋藤 とくになんもやってないですよ。
髙村 主将が変わりました。
田中優 人は一緒ですよ(笑)。
一同 (爆笑)
髙村 主将チェンジはやばい(笑)。
齋藤 主将がちょっと厳しくなりましたね。
――これまでの前半戦を振り返っていかがでしたか
田中優 もう半年終わったのか、っていう感じです(笑)。
齋藤 なんか早慶戦以降は練習がきつい、長いっていうかやることが多い。そんな一息付いてる暇がなかったっていうか、で気が付いたら7月、ここまできちゃったっていう感覚じゃないかな、みんな。
下級生ながら対談を引っ張った田中優
花火、水着、コンビニ散歩
――では、話は変わるのですが、勉強の方はいかがですか。そろそろテストですが
田中優 僕はもう何個かやりました。できなかったんで、今週中また補講があります。
齋藤 俺はもうちょっとだめだ(笑)。
田中優 もう本当にだめなんですよ、同じ授業とってるんですけど、「来週行く」って言って余裕で寝てました。
齋藤 違う違う、行く気満々なの。行く気満々で3週ぐらい行けてないだけ。
高村 よくないよくない(笑)。
齋藤 テストがどうだったか、ですよね?これからなんで、頑張りますってことで(笑)。
髙村 きょう午後、しっかり勉強して頑張りたいと思います。
――夏にしたいことは
田中優 去年買ったけど、来てない水着があるので、今年こそは海こうかなって思います。
髙村 海行きたいな、らしいことしたい。結局花火してない。
齋藤 あれはしたよ…。
髙村 紺碧(寮)で。
田中優 線香花火!馬鹿つまんねえ(笑)。
齋藤 いやいや、線香花火をどれだけ楽しくできるかってやつだから。どれだけ自分で盛り上がれるかって。
髙村 とりあえず水着着たいですね。
齋藤 着るだけならいつでも着れる。
田中優 風呂入る時水着着ていけばいいじゃん。
髙村 確かに(笑)。じゃあ俺は今年着ることを目標に。
齋藤 段階踏んでいかないといけない。まず試着からね。太もも入んないかもしれない。
髙村 太もも太いからね。普通のじゃ入らないかも。
齋藤 もう足首から入らないかもしれない。
髙村 くだらねえなあ(笑)。
田中優 もう苦笑いじゃん(笑)。
齋藤 夏か、もう4年生なのに引退したら夏終わるからね。もう7月くらいに(引退)したい。
田中優 僕キャニオリングってやつしたいんですよ。
髙村 なにそれ。
田中優 川を下って。例えばでっかい滝あるじゃないですか、それ飛び降りて。
齋藤 俺ゼミ合宿でそれやるよ。夏休みの終わり直前くらいで。
田中優 あれマジで面白いと思います。動画見てるだけでめちゃめちゃ興奮します。
齋藤 夏にゼミ合宿とかあるのいいよね。
——最近はまってることありますか
田中優 僕新しい趣味始めようと思ってるんですよ、なんだっけ。
髙村 僕最近ずっとYouTubeで動画とか見てるんですよ、ノンスタイルとか。で30ギガとか使って速度制限きちゃった(笑)。
齋藤 はまってること…。
髙村 お前ゲームしかしてないだろ。
田中優 いつ見てもゲーム。
齋藤 他の人から見たらいつも同じゲームやってるんですけど、俺の中では違う設定でやってるっていうか。まあサッカーなんですけど、チームを動かす場合とチームを動かす場合とかあるんですよ。いろいろあるんですけど、ここで説明するつもりはないです(笑)。
田中優 僕はなんだろう、ショッピングかな。
齋藤 あれだよ、日課。風呂上がりなんですけど、夜10時か11時の間に、寮のみんなでコンビニ行って、ちょっとお話しするっていう日課。で、行きたくないやつを無理やり連れてくのがいいんですよ。
齋藤 30分くらい粘って連れてったことある
。
髙村 この人すごいんですよ本当に。
田中優 坂井さんと聖真さんは本当にしつこい。30分待ちます?普通(笑)。
髙村 コンビニ行って帰って来るだけなのに、なにをそんな粘って、逆に。
齋藤 粘ったせいでコープ行けなかったことあるから。11時までで。
髙村 で、ふてくされて伊蕗さんに(古田副将、スポ4=静岡・浜松市立)さんにお前のせいでコープ行けんかったって(笑)。
齋藤 その日コープで花火買ってちょっと花火しようぜって言ってたのに、10時50分から誘い始めて、気づいたら11時2分で、もうあいつのせいだって。どうせ来るならさっさと来ればいいのに。
一同 (爆笑)
田中優 考え方が違う。
髙村 もう置いていけばいいのに。
齋藤 これが最近の流行りだね、紺碧(寮)の。みんなの流行り。
――みなさんでどこかに行かれたりはしますか
齋藤 コンビニ(笑)。
一同 (爆笑)
齋藤 コンビニと風呂だね。
田中優 もうね、最近誘い方が雑なんですよ。上がってきたやつをそのまま連れてくみたいな(笑)。
髙村 この頃、僕が悲しいのはなんか結構人数が増えちゃったから、だめっすか?ああじゃあいいっすよって言って他を誘っちゃう、なんか。前までは5人だったから、僕と優之介と聖真と伊蕗さんと坂井さんしかいなかったから、もう無理やりにでも連れてったのに、今はもうね。
齋藤 今はもう何人かほぼ確(定)で来る人がいるんですよ。
髙村 もう増えたから、あの先輩来なくても3人はいるからな、とかってなっちゃう。それが僕は悲しいです。みんなで行きたいのに。
田中優 僕ア式(蹴球部)の人と仲いいんですけど、テニス部めっちゃ仲いいよねって言われます。いっつも一緒に風呂入るって。テニス部か相撲部しかいないよって(笑)。
髙村 確かに間違いない。1人で風呂いきたくないもん。
齋藤 どっか行くってなると行かないですね。インドアが多いので。寮内で十分仲いいですし。
――学年が上がっていかがですか
田中優 後輩って、寮内ではそんなに後輩後輩してなくないですか。
齋藤 わかんない。
田中優 僕は後輩と親しいんで。
齋藤 親しい(笑)。仲良くないから。
田中優 いや、仲いいし、親しいですから。仲いいから楽。あと、同期が寮に増えたので、それはいいことでしたね。
齋藤 2年から3年は結構違うと思う。僕は2、3年生が一番楽しかっただろうと思います。まだ4年生の途中ですけど。
髙村 なんかちょっと変わりましたね、やっぱ1っこ下を教育してたのが、3年に上がって2個下が入ってきて、一気に面倒見ないといけなくなったから。
齋藤 そんな考えしたらおもしろくない(笑)。まあ本当はそうだけど。
田中優 あなたが本当じゃないの(笑)。
齋藤 まあ、なんだろ。あるべき先輩ではなかったと思う(笑)。ただこんな先輩いたらいいなって先輩にはなれてるかなって思う。
田中優 うーん(笑)。
一同 (爆笑)
「とりあえず優勝を目指します」(齋藤)
早慶戦でチームの勝利を決めた髙村
――では、そろそろインカレの話になるのですが、お互いのペアについて、尊敬しているところとか直して欲しいとかはありますか。
齋藤 雅哉(小林、スポ3=千葉・東京学館浦安)はなんかね、声が高すぎて俺の声が消されるんだよ。
一同 (爆笑)
齋藤 直して欲しいっていうか、声の響き方を合わせて欲しい。難しいなそれ(笑)。
田中優 無理っすよ、それ(笑)。
齋藤 試合になると俺が声出てないってのもあるけど、余計出てなく感じるから。それを、雅哉を超えて声出せって怒られたことある(笑)。だから、頑張んなきゃいけなくなっちゃう。
田中優 頑張りなさい(笑)。
齋藤 あ、俺が高くすればいいのか(笑)。解決しました。
髙村 それはふざけすぎ(笑)。風哉は、本当に練習通りやってくれれば本当は強いはずなのに。
齋藤 それは俺も思う(笑)。
髙村 練習通りやってっていう要望が。
齋藤 それが難しいと思うよ。練習ぐらい適当にやってってぐらいのほうがいいんじゃない?
田中優 きょうの練習馬鹿強かったですよね。
齋藤 練習はいつでも強いよ(笑)。
田中優 僕たちはもうやること決まっているので、僕を引っ張ってくれればいいです。
――お互いのペアをみていかがですか
髙村 最近聖真さんのペア見ないよな。
齋藤 俺も見ない(笑)。高村のとこも最近…。坂井田中はもう安定よね。見てて安心感あるもん主将だし。
田中優 僕のこともっと褒めてください。
高村 坂井さんがもう安心感ある。
田中優 僕どうですか?
齋藤 坂井さんのサーブとかもう消えるよね。
田中優 僕のサーブとかどうですか?
髙村 まあまあ。
齋藤 勇仁のリターンがね。あんだけミスるのに、こんだけチャラにするんだっていう。
田中優 それ僕がチャラにしてるってことですよね?
齋藤 だからもう勇仁9割ぐらい。
髙村 坂井さんで成り立ってる。
田中優 坂井さんがミスって僕がカバーしてってことじゃないですか?
齋藤 やっぱ坂井さんってすごいわ。
田中優 みんなツンデレだな〜(笑)。
齋藤 坂井さんは誰と組んでも強いもんね。たまたま正規ペアが田中優之介だったって、くらいでいいんじゃないですかね。
一同 (爆笑)
齋藤 たまたまそこが一番強かったぐらいでいいんじゃないですか。あ、一番長く組んでるにしましょう。一番強かったは調子乗るんで(笑)。
髙村 褒めるのよくない。
齋藤 初めて組んだ大会でたまたま優勝したみたいな(笑)。そしたらはまったふうになっちゃった。なんかみんなが認めてる風ぶってる(笑)。
田中優 坂井さんこれからも頼みます。
一同 (爆笑)
――去年のインカレ(全日本学生選手権)を振り返って、いかがですか
齋藤 去年のインカレは多分疲れてたと思う。どう考えても疲れがダブルスに影響したとしか思えない。シングルスは高村に負けたから、それも悔しかったけど、そこはね、しょうがないっちゃしょうがないかな。その試合で疲れたのもあったかな。
髙村 削っちゃった(笑)。
齋藤 その前の試合も疲れたかな。雨で、岐阜に入ってから3、4日くらい試合がなくて。ちょっと一気にわって3日間くらいかけてシングルスとダブルスやってたらなんか3日くらいでめっちゃ疲れたなって。去年もよく考えたら楽しくなかったな。
田中優 3年生一番楽しかったんじゃないんですか?(笑)。
齋藤 試合はね。その前ベスト4入ってたからそりゃ理想は高くなるよ。それに慶応のペアに負けた時も悔しかったです。また来年ここにくれたらいいかなってくらいだったので。
髙村 僕はシングルスベスト4は正直予想してなくて。よくてベスト8かなって。で、そしたらギリギリ勝って。序盤3つくらいからきつくて、ギリギリをどうにかつないでいって、(ベスト)4入って、自分の中では結構嬉しくて、諦念これを続けれればいいなって思って。
田中優 ダブルスは正直こんなもんかって思って(笑)。で、言ってしまえば僕も千頭(昇平、スポ2=愛知・誉)もどっちもシングルスプレーヤーなので、シングルスで頑張ればいいやって。僕は正直1年目でベスト8入るのっていいほうじゃないですか。それで結構満足しちゃった感があって。三好さん(健太、平30年スポ卒=埼玉・秀明英光)も強くて暑いし、ラリー長くて。最後の試合は諦めた感じがあって。
齋藤 僕、優之介が負けた試合のスコアとってて多分合計ポイントは優之介のほうがとってたんですよ。
田中優 取るとこ取りきれなくて。もう嫌!みたいな。怒られました。
髙村 もったいなかったね。
――岐阜は暑そうですが対策などは考えていますか
髙村 暑いのは嫌い(笑)。
齋藤 アシックスの帽子2つ買いました。
一同 (爆笑)
田中優 アシックスって最高ですよね。
齋藤 デザインが最高。シンプルなロゴがいいよね。
田中優 暑さ対策はまだしてないですね。まあなるようにはなるんで。
――今の心境はどうですか
齋藤 僕はもう楽しむだけですね。楽しいかどうかは知らないけど(笑)。楽しむのが1番大事ですよね。あと、ラケット新しくなったんで、みんなに見てもらいたい(笑)。
一同 (爆笑)。
髙村 僕はちょっと怪我してて不安ではあるんですけど、まあこれでどこまでできるのかなっていうのは少し楽しみではあります。
齋藤 逆にね(笑)。
髙村 逆に楽しみ(笑)。
田中優 僕も、一戦一戦なるようにはなるんで頑張りたいです。
――今のコンディションは
齋藤 3月の明けにぎっくり腰になって、復帰に結構時間かかったんですけど、そこから比べたらまあいいのかなって思ってて。去年インカレ直前の地元の北海道の国体予選で、ベテランプレーヤーに負けちゃって結構心折れちゃって。今年もあるんですけどしっかり勝って。でも実際あれ結構痛かったな。負けちゃったのが。そこを今年乗り越えれば気持ち的にもベスト的な感じでいけるんじゃないですか、どうですか?(笑)
髙村 自分しかわかんないですよ(笑)。僕はあんまりよくはないですけど、これからどれだけ合わせられるかっていうのはちょっと自分次第だと思います。頑張ります。
田中優 5月よりは絶対的に強くなってると思うので、今村君とやってもいい勝負できるくらいに上げていきたいと思います。
――注目選手や、この選手には負けたくないって選手はいますか
齋藤 同期とはやりたくないですね、最後に同期とやるってのも。それなら後輩の方がいい。
田中優 ええ〜(笑)。
髙村 僕は今まで勝ってきた選手には負けたくないですね。
田中優 間違いなく今村君です。
――自分のこのプレーに注目してほしいっていうプレーはありますか
齋藤 ラケット活かせてるか見てほしい(笑)。
髙村 活かせてるかどうかで言ったら太い足?(笑)。
一同 (爆笑)
髙村 じゃあ、僕は強打無しでどれだけ勝てるかってのをみてほしい。
田中優 いやあ、むずい。
齋藤 強打しないじゃん。
田中優 僕は、田中優之介ってこんなに走るんだ!ってとこを見せたいです。
髙村 意外と走るよね。
齋藤 なんか、重戦車みたいな走りだよね(笑)。
髙村 わかるわかる(笑)。
――では最後にインカレでの目標をお願いします
齋藤 とりあえず優勝目指しますよ。
髙村 言い方がもう(笑)。
田中優 ジェラートみたい(笑)。
一同 (爆笑)。
齋藤 せっかくだから優勝目指しましょっか。目指します。
髙村 僕は優勝目指すんですけど、怪我をしないで帰ってこれるように。
齋藤 確かに確かに。悪化したらね、もう意味ない。
髙村 そんな優勝いらないですもんね。
齋藤 じゃあちょうだい(笑)。
高村 どうぞ(笑)。
田中優 とりあえず、初戦突破からの優勝ですね。みんな上手いんで。
齋藤 とりあえず、優勝目指します。
――ありがとうございました!
(取材・編集 松本一葉、松澤勇人)
学年を超えた仲の良さが伺えました!
◆齋藤聖真(さいとう・しょうま)(※写真中央)
1996年(平8)12月14日生まれ。身長177センチ、体重64キロ。神奈川・湘南工大付高出身。スポーツ科学部4年。昨季の主な戦績は、関東学生選手権男子ダブルス優勝。今季の主な成績は関東学生トーナメント男子シングルスベスト32、男子ダブルスベスト16、全日本学生ランキング男子シングルス19位、男子ダブルス6位(2018年6月付)。最近は学生トレーナーブームが来てるという齋藤選手。自分で巻ける包帯をトレーナーに巻いてもらうのがお気に入りだそうです!
◆髙村佑樹(たかむら・ゆうき)(※写真左)
1998年(平10)1月10日生まれ。身長175センチ、体重67キロ。千葉・東京学館浦安高出身。スポーツ科学部3年。今季の主な成績は関東学生トーナメント男子シングルスベスト8、男子ダブルスベスト16、全日本学生ランキング男子シングルス11位、男子ダブルス15位(2018年6月付)。太ももが太いと噂の高村選手。ちょうどいいサイズの水着が見つかるといいですね!
◆田中優之介(たなか・ゆうのすけ)(※写真右)
1999年(平11)3月3日生まれ。身長178センチ、体重70キロ。埼玉秀英英光高出身。スポーツ科学部2年。昨季の主な戦績は、関東学生選手権男子ダブルス準優勝、全日本学生室内選手権男子シングルス優勝、男子ダブルス優勝。今季の主な成績は関東学生トーナメント男子シングルスベスト16、男子ダブルス準優勝、全日本学生ランキング男子シングルス3位、男子ダブルス2位(2018年6月付)。部内での推しメンは名越大地選手(社1=兵庫・相生学院)。簡単に洗脳できてしまいそうなところがポイントだそうです!