【連載】インカレ直前特集『Let Waseda Reign Again』 第3回 島袋将×大矢希

庭球男子

 関東学生トーナメント(春関)において、男子シングルスでタイトルを手にした島袋将(スポ2=三重・四日市工)、そして女子ダブルスで連覇を果たした大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)。フューチャーズやJOPでも結果を残し今波に乗っている二人に、目前に迫ったインカレに懸ける思いを伺った。

※この取材は7月2日に行われたものです。

「伸び伸びプレーできて自分のテニスを磨けている」(大矢)

JOPでも単複で結果を残している大矢

――早速ですが、今回の対談の組み合わせはいかがですか

大矢 なんか、初めての感じですね(笑)。

島袋 新鮮ですね。

――お互いの印象は

島袋 絶対いい印象ないですよね(笑)。

大矢 出身が愛知で彼は岐阜なので、東海地方からお互い出てきていて。私は結構小さい頃から彼のことを知っていて、昔から女子の方では、「あ、島袋くんかっこいい!」って言われているという印象です。

――大矢選手もそのように見ていたのですか

大矢 うーん、まあかっこいいと思います(笑)!

島袋 絶対思ってないじゃないですか(笑)。

――島袋選手は大矢選手に対する印象はいかがですか

島袋 僕1回試合したのをめっちゃ覚えてて。

大矢 え、本当?覚えてる?私も覚えてるんですよ。私がドロップ打ったのをこけたんですよ(笑)。

島袋 思いっきりヘッドスライディングで(笑)。

――いつ頃のお話ですか

大矢 いつだっけ、小学校?

島袋 いや、中学ですね。大矢さんが全日本(ジュニア)優勝して、14歳だ確か。

大矢 中3の時?

島袋 はい。やばい、全日本優勝した人とできるって(笑)。

大矢 本当?じゃあ(大矢選手が)中3、(島袋選手が)中2の時ですね。

――どちらが勝ったのでしょうか

大矢 確か4-6で負けました。

島袋 そうですね。めっちゃ強かったんですよ。

――ジュニアでは男女で試合をすることは多いのですか

大矢 練習試合というか、クラブ同士のコーチたちが何人か連れてきて、お前たちやってこいみたいな感じで、男女でやるのも結構。

島袋 ジュニアは結構ありますね。

――では新体制になったインカレインドア(全日本学生室内選手権)からここまでのシーズンを振り返っていかがですか

大矢 私はインカレインドアからシングルスでも結果がちょこちょこ出始めてきて。ずっと団体戦でもダブルスがメインだったので、ことしこそはシングルスもいけるかなという手応えもつかめてきた半年間だったかなと思います。

島袋 僕もそうですね。ことしに入ってシングルスでも勝てるようになって。去年夏関(関東学生選手権)で優勝したんですけど、インカレ(全日本学生選手権)も春関も全然だめで、リーグ戦(関東大学リーグ)もぼろぼろだったので、あんまりシングルスでいい思い出がなくて。でもことしは春関やフューチャーズ(三菱電機・早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント)等で結果を残せていて、徐々に上がってきているなという感じですね。

――その夏関で去年優勝した時とことし春関で優勝した時とでは、何か違いはありましたか

島袋 そんなにないですね。チャレンジャー意識だったので。

大矢 (笑)

島袋 何ですか(笑)。嘘はつかないですよ。

――大矢選手は春関で去年に引き続きダブルスで優勝されましたが、何か違いはありましたか

大矢 去年は細沼さん(千紗主将、スポ4=東京・富士見丘)と組ませていただいて、シードもついていたと思うのですが、今回は清水(映里、スポ1=埼玉・野田学園)と組んで2次予選からのスタートで、もしかしたらインカレにもつながらないかもしれないなという気持ちがあって。去年は優勝を狙える位置だなという思いがあったのですが、ことしは逆に一戦一戦自分たちが頑張っていかないと勝てないなと思っていて、去年よりはもっとチャレンジャーな気持ちがあったので、逆に伸び伸びプレーができたというか、縮こまることがあまりなかったです。

――お二人は学生大会以外でも活躍の幅を広げていらっしゃいますが、それは自信につながっていますか

大矢 どうですか(笑)?

島袋 そうですね。やっぱり上の人に勝つことによって自信はついてると思います。

大矢 私はあんまりITFとかの試合で勝てていないのですが、JOPとか100万の試合とかで最近少し勝ったりもできて。普段は学生と練習とか試合をするので、学生相手になるとやっぱり勝たなきゃなっていう意識がすごい生まれるんですけど、対外試合だとプロの方とかともできるので、伸び伸びプレーできて自分のテニスを磨けている気がします。

――島袋選手は小林雅哉選手(スポ2=千葉・東京学館浦安)とのコンビネーションはいかがですか

島袋 最近組んでないですけど、どうなんですかね(笑)。春関も1回しか出てないですし、それ以降も。でも去年組んでインカレベスト16で悔しい思いをしているので、ことしは小林と上位を目指したいです。あ、でも早慶戦(早慶対抗試合)組みましたね。まあ手応えは去年より全然あります。

――大矢選手はペアが変わって、今は清水選手と組んでいますが

大矢 清水は結構シングルスでもバンバン打っていくプレースタイルで、あんまり今まではダブルスで結果を残したことがないって本人は言ってたんですけれど、そういうのを聞いて、じゃあ好き勝手やっていいよ、攻めろ攻めろ、好きに打てって私は言っています。そこを私がうまく前で補助というか、それを生かしたプレーができれば相手にとっても嫌っていうのを部員からもアドバイスをもらっているので、合っていると思います(笑)。

――単複それぞれでの課題というのは、現段階ではどういったところなのでしょうか

大矢 シングルスはもっと島袋選手のように攻めたいと思います(笑)。サーブとフォアで攻められるように頑張りたいです。

島袋 恥ずかしいですね(笑)。

大矢 ダブルスは、前から後衛でのポイントパターンが少ないというのが課題だったのですが、最近はそれも増えてきたので、引き続きもっともっと精度を上げてレベルを上げられるようにしたいです。

島袋 僕は単複ともにサーブリターンという部分でもうちょっと強化していきたいなと思います。あとダブルスは大矢さんみたいなタッチプレーを身につけていきたいなと思います(笑)。

――1つ学年が上がり、練習に対する意識の変化などはありますか

大矢 2対1(2ボレー対1ストロークの練習)とかで結構振り回されるんですけど、後輩がいっぱいいると「私が頑張らないと後輩も頑張ろうって思えないな、あー頑張らなきゃ」って思うようになりました(笑)。今まであんまり意識したことなかったんですけど(笑)。先輩が頑張ってないと後輩もそう思えないよなって。

島袋 それ分かります。

大矢 そうだよね。頑張ってない先輩見るの嫌だもんね。

島袋 そうですね。僕もそんな感じです(笑)。変わったかな?でも1年生の時は全然余裕がなくて、練習中も仕事とかいっぱいあって、なんか常に追い込まれてるっていう言い方は悪いかもしれないんですけど、そういう感じでした。

大矢 次は何しなきゃみたいなね。

島袋 そうですそうです。常に焦ってるというか。

大矢 1年生は常に駆け足っていう感じです。

島袋 今は後輩がいるので仕事を後輩がやってくれて、それを見守るかたちになって、1年生の時よりかは練習に対してしっかりと取り組めているのかなと思います。

――島袋選手は誰の教育係になったのですか

島袋 藤井颯大(スポ1=京都・同志社国際)です、ちゃらんぽらんな(笑)。あと加藤(翼、社1=和歌山・慶風)の2人です。けどもう外れました、一応。当番があって、その当番のチェックが完ぺきな状態になりました。

大矢 今まで島袋たちの代がやってた仕事を、また次の代に引き継いでもらうんですけど、それを最初は一緒にやって、チェックして「よし!ちゃんとできてるな」ってなったら、今度は1年生だけでやりますね。

島袋 それが完ぺきにできたら2年生は外れるっていう感じです。

東海コンビ

出身地が近い二人は中学時代に対戦経験もあったようだ

――ここからは砕けた話題に移りたいと思います。最近のマイブームは何ですか

大矢 マイブーム・・・。あったかなあ。

島袋 僕はあれですね。ゲームです。サッカーゲームなんですけど。

――ウイイレですね

島袋 ウイイレですね(笑)。それを同じ寮の人とやったり、あと齋藤聖真さん(スポ3=神奈川・湘南工大付)とか。あと三好さん(健太副将、スポ4=埼玉・秀明英光)とかも最近来て、寮母さんにバレないように。ダメなんですよね、寮は。11時以降は他の寮生は入れちゃダメみたいな感じで。けどゲームしてると騒いじゃうじゃないですか。僕の部屋って下が寮母さんの部屋なんですよ(笑)。窓が少しでも開いてて騒いだら一瞬で「うるさい、うるさい」って。でもおもしろいです。そういう緊張感の中でやるのが。

――どこのチームでプレーしているのですか

島袋 僕はチェルシーです。いいチームですよ。レアルマドリードも好きです。

――王道ですね

島袋 王道ですね(笑)。そう思われるので、チェルシーって言います(笑)。

大矢 マイブームではないんですけど、携帯の画面が割れちゃって変えてもらったんですよ。バックアップとってたのを同期するじゃないですか。そしたら音楽のアプリが1個抜けちゃって。なんだっけ、ミュージックなんちゃら。ミュージックFM。一番使いやすいやつが抜けちゃったんですよ。だからいいアプリがないかなって探してます。

島袋 それ7ですか?

大矢 ううん、6かな。

島袋 7はないんですよね。

大矢 あ、そうなの?なんかいいのありますか?無料がいいです(笑)。

島袋 ユーチューブでいいじゃないですか。

大矢 いやいやいや、速度制限になっちゃう。5ギガだから。

島袋 少ないですね(笑)。

大矢 すぐ来ます、「残り200メガバイトです」みたいな。

島袋 細かいですね(笑)。

大矢 でもそこしか来ないの。5ギガでスタートして。

島袋 残り1とかでないんですか?

大矢 ないないない。200(笑)。

島袋 いきなり追い込まれますね(笑)。

大矢 やばいって思ったらもう2日後ぐらいになってる(笑)。

――1ヶ月のうちのどの辺りで通知が来るのですか

大矢 私10日で区切りで、1週間前ぐらいになったので、そしたら10日ちょっとでなってるね(笑)。10日ちょっとでなります(笑)。

島袋 それは足りないですね。

――7月に入りテストも近づいてきましたが、学業の面はいかがですか

大矢 試合で休みすぎててやばいです(笑)。出席がやばいです(笑)。テスト100%の授業とかも取ってるんですけど、行かなかったところがやばいです。

島袋 僕やばいですよ。ほぼリーチです、切りすぎて。金曜日とかもう僕たぶん5回ぐらい休んでます。けど先生は参加証明書出せばなんとか。あと必修もやばいです。あれも4回ぐらい休んでて。今月はまじめに行きます(笑)。

――せっかくの男女での対談ということで、仲の良い異性の部員を教えてください

島袋 誰と仲良いかな。

大矢 誰といるの?(笑)

島袋 同期は絶対ないです。

大矢 え、そうなの?

島袋 同期とは仲良くないですもん。たぶん嫌われてます。誰だろう。

大矢 私は男子は同期の方が一緒にいます。授業で結構一緒なので、みんなで授業受けたりします。

島袋 僕いないかも。いるかな?仲良い人います?

大矢 あんまり特定の人は・・・。上(唯希、スポ3=兵庫・園田学園)ちゃんは?

島袋 仲良いっていうか、お互いいじり合ってる(笑)。

――それは仲が良いということですね

島袋 そうですか。じゃあ上さんで(笑)。

――大矢選手は以前の取材で緊張で息ができなくなるとおっしゃっていましたが、最近はいかがですか

島袋 どういうことですか、息ができないって。

大矢 なんかね、過呼吸が癖みたいで、たまになるんだよね。でも最近は少ないです。本当にたまにしかないですね。JOPの試合はほとんどないです。負けても自分のテニスできたらいいなぐらいの気持ちでやろうと決めてからはあんまり。勝たなきゃって思ってると、あ、勝たなきゃ、何でミスってるのって思っちゃうので、試合に対してもうちょっと気楽に考えようって思ったら結構良くなりました(笑)。

――女子部あるあるや男子部あるあるは何かありますか

大矢 女子部じゃなくて男子部のことなんですけど、真夏の男子部の前やばいです(笑)。もう本当にやばいです。なんか通路全体がやばくなります(笑)。何の匂いなんですかね、あれ。

島袋 染み込んじゃってます。入った瞬間はまじで臭いですね。けどいればもう臭わないですね。

大矢 鼻が汚染されてるじゃん(笑)。

島袋 まあそういうことになりますね。

大矢 そう思うと女子部は清潔です(笑)。

島袋 あるあるありますかね…。何か出来事があるとそれがネタになりますね、男子は。いいことはないですね、悪いことしかない。

大矢 よろしくないことしかない。

島袋 あんまないですね、あるあるは(笑)。

「去年の悔しさをことし晴らせるように、またスピーチできるように」(島袋)

島袋は去年の雪辱を果たすことを誓う

――インカレの話題に移りたいと思います。去年のインカレを振り返っていかがですか

島袋 僕は速攻負けたので悔しい思い出しかないですね。

大矢 終わり?

島袋 本当一瞬で終わりましたもん。だってシングル1回目で。

大矢 でも私も1回目だ。1回目というかシードだったから1回戦がなくて、大河(真由、スポ2=千葉・秀明八千代)に負けた。

島袋 え、小山にいたんですか?

大矢 そう。

島袋 じゃあ一緒ですね。

大矢 そうだったんだ。

島袋 はい。僕も小山に。

大矢 私も去年シングルス1個目で負けちゃって、ダブルスはと思っていたのですが、ベスト16というすごく中途半端なところで負けてしまったので、優勝できるチャンスはあっただけにすごく悔しい思いをしました。ことしはもっと岐阜でいっぱい試合できるように頑張りたいです。

――島袋選手は岐阜出身、大矢選手も岐阜が近いということですが、岐阜の印象は

島袋 岐阜の印象は。

大矢 暑い。

島袋 夏は暑いです。けどその時期花火大会があるじゃないですか。

大矢 ある!

島袋 めっちゃきれいですよ。

大矢 見たことない。

島袋 まじで3万発ぐらい上がるんですよ。けどたぶん重なってない。ちょっと前なんですよね。

大矢 でも予選期間がホテルが花火大会の影響でどうのこうのって聞いたよ。

島袋 今回ですか?

大矢 うん。だから予選の人はもしかしたら。

島袋 見られるかもしれないですね。

大矢 岐阜は夕方になっても暑いというイメージがあります。やっぱり西日がすごいみたいな。

島袋 痛いですね。

大矢 痛い。私日焼けしやすいのですごく迷惑です。

島袋 けど自然いっぱいなので、川があったり山があったり、めちゃめちゃいいところです。

――おすすめの観光スポットはありますか

大矢 何が名物?食べ物だったら。

島袋 岐阜ですよね。あの周りですよね。なんですかね。あ、鵜飼見られますよ、長良川で(笑)。あと美味しい餃子屋さんありますよね。岐阜駅の駅前にあるんですけど。岐州。めっちゃ並ぶんですよ。だからすぐ売り切れます。

大矢 え、持ち帰り?

島袋 いや、その場です。

大矢 へー、食べたい。

――インカレを控えた現在の調子はいかがですか

大矢 悪くはないですけど、ちょっとまだ物足りないというか、自分の成長してるスピードがちょっと理想より遅いなっていう感じがするので、あと1カ月でどれだけ上げられるか分からないですけど、インカレで自分の力を発揮できるようにしたいです。

島袋 僕は調子も状態も悪くはないので、焦らずあと1カ月で徐々に上げていきたいなと思います。

――意識している選手はいますか

大矢 私は梶谷桜舞さん(平28スポ卒、現島津製作所)です。ダブルスがすごく強くて、シングルスも強いんですけれど、ネットプレーが上手くて。なので単複共に梶谷さんのプレーを、と思いながらやっています。

島袋 僕は中大の望月選手(勇希)です。今回香港の大会でも優勝したので。

――現在練習を通して強化している点はありますか

大矢 私はもっとフォアで攻めたいなと。フォアというかストロークにもうちょっと力があれば、もっとネットプレーでポイントが取れるようになるので、やっぱりストロークの強化に自分の中では力を入れています。

島袋 僕は安定感ですね。ミスが多いので少しでもミスが減るように、練習から意識して心掛けています。

大矢 具体的には?

島袋 具体的にはストロークのミスですよね(笑)。

大矢 (笑)。

島袋 スピードだけじゃなくて、緩急。だからスピンボールだったりスライスだったり、幅を増やしたいです。

――勝ち進んでいくためには何がカギになってくると思いますか

島袋 体力じゃないですか、夏は。

大矢 私もそう思った。

島袋 体力があれば気持ちにも余裕が出てきて、プレーもしやすくなると思うので、体力面が大事だなと思います。

大矢 そうですね、体力ですね。私は特に一発で決めるということがあまりないので、余計に走り回れないと勝ち進んでいけないと思います。今栄養サポートをやっていて、疲労回復にはこれがいいよとか勧められるので、一応そういうのをやってみたりもしています。

――まずシングルスについてですが、どういったプレーを見てほしいですか

島袋 シングルスでは・・・。サーブとフォアですね。

大矢 言うと思った(笑)。

島袋 そこだけです。

大矢 シングルスは今までインカレではあんまり結果が出てなかったんですけど、あ、ダブラー卒業したんだなって思われるようなプレーをするので、ストロークとかボレーとか全部見てほしいです(笑)。

――ダブルスについてはいかがでしょう

大矢 私たちは、清水がすごくパワーもあってスピード感もあって、それに私のボレーが加わってすごくいいプレーや流れが生まれていると思います。2人のコンビネーションはどんどん良くなっているので、そういった2人で取るポイントパターンが増えてきたというのが強みになっています。

島袋 僕らは小林がめちゃめちゃロブがうまくて、あとアングルもうまくて、テクニック系は本当に全国1位だと思っているので、そういう意味でストロークは任せて、前衛ででかさを生かしてプレッシャーをかけていきたいと思います。

――今波に乗っているお2人ですが、ことしはどんなインカレにしたいですか

大矢 表彰式に出たいです(笑)。まだ出たことがないので。ベスト4はあるんですけど、ベスト4だとちゃちゃっと終わってしまうので、スピーチできるように頑張りたいです。

島袋 そうですね、僕もスピーチしたいですね。

一同 (笑)。

島袋 リベンジしたいです、いろいろな意味で。去年みたいに早々に散らないように頑張りたいです。

――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします

大矢 いつも私はベスト4までいきたいとか優勝したいとかいう目標はあんまり定めなくて、一戦一戦全部勝ちにいこうという気持ちでやっています。でもさっきスピーチしたいって言っちゃったので、今回は絶対に上位進出できるように頑張ります。

島袋 僕も一戦一戦集中して、去年の悔しさをことし晴らせるように、またスピーチできるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 田中佑茉)

自信と覚悟を感じられる対談となりました

◆島袋将(しまぶくろ・しょう)(※写真右)

1997年(平9)7月30日生まれ。身長183センチ。三重・四日市高出身。スポーツ科学部2年。今季の主な実績は、関東学生トーナメントシングルス優勝。全日本学生ランキングシングルス3位、ダブルス6位(2017年6月付)。力強いプレーからは想像しにくいですが、実は緊張で固くなりやすいという島袋選手。ことしの春関の優勝スピーチでは内容を忘れてしまっていました。インカレではぜひ完璧なスピーチを聞かせてほしいですね!

◆大矢希(おおや・のぞみ)(※写真左)

1997年(平9)1月25日生まれ。身長163センチ。愛知・名古屋経大高蔵高出身。スポーツ科学部3年。今季の主な実績は、関東学生トーナメントダブルス優勝。全日本学生ランキングシングルス10位、ダブルス3位(2017年6月付)。ことしはダブルスだけでなくシングルスでも結果を残し始めている大矢選手。「(インカレでは)ダブラー卒業したんだなと思われるプレーをする」と元気に語ってくださいました。単複共に期待が懸かります!