亜大、早大、山学大、筑波大の4大学が主体となって行われているフューチャーズ大会。3月の4週連続で開催されている。その第1週の亜細亜大学国際オープン2014(亜細亜フューチャーズ)が終了し、今井慎太郎(スポ3=神奈川・湘南工大付)が男子ダブルスで2位となった。
早大からは3選手が男子シングルス予選に出場。岡村一成(スポ4=岡山操山)、栗林聡真(スポ3=大阪・清風)が予選で敗れる中、今井は本戦に勝ち進んだ。本戦1回戦の相手は第8シードのミチェル・シュミッド(チェコ)。格上の相手だったが、フルセットの末勝利。大金星をあげた。同2回戦でもプロの松井俊英(ライフ・エヌ・ピー)を6-2、6-4で退ける。勢いよくベスト8に名を連ねたが、同準々決勝では第3シードの近藤大生(アイシン精機)にストレートで敗れてしまった。シングルスと並行して行われたダブルスでは、今井は鈴木貴男(イカイ)と組み、本戦から登場。1回戦、準々決勝でスーパータイブレークを制すと、準決勝もストレート勝ちを収め決勝へ。最後は惜しくも第2シードの松井・小ノ澤新(北日本物産)組に敗れてしまったが、「練習してきたことを試合で出すことができ、昨年と比べて変わることができた」と収穫のある大会となった。
亜細亜フューチャーズに続き、3月15日からは早大でアディダス早稲田大学フューチャーズ国際トーナメント2014が行われている。ホームコートを舞台に、早大の選手が好成績を狙っていく。
(記事 松下優)
※記事中の学年は新年度のものです
結果
▽男子シングルス
1回戦
○今井慎太郎(6-2、1-6、7-5)ミチェル・シュミッド(チェコ)
2回戦
○今井慎太郎(6-2、6-4)松井俊英(ライフ・エヌ・ピー)
準々決勝
●今井慎太郎(2-6、4-6)近藤大生(アイシン精機)
▽男子ダブルス
1回戦
○今井慎太郎・鈴木貴男(イカイ)(6-3、3-6、10-6)ジュリス・マリー(フランス)・ミチェル・スキャミッド(チェコ)
準々決勝
○今井慎太郎・鈴木貴男(7-6(2)、5-7、10-8)片山翔(イカイ)・佐藤文平(ライフ・エヌ・ピー)
準決勝
○今井慎太郎・鈴木貴男(6-4、6-2)ワン・チー・フ(台湾)・ディ・ウ(中国)
決勝
●今井慎太郎・鈴木貴男(4-6、5-7)松井俊英(ライフ・エヌ・ピー)・小ノ澤新(北日本物産)
※本戦のみ掲載
コメント
今井慎太郎(スポ3=神奈川・湘南工大付)
――今大会の振り返っていかがですか
シングルスは1回戦から厳しいドローであったものの、勝てたことで勢いに乗ることができ2回戦も勝つことができました。勝つにつれて相手のレベルが上がっていきました。自分の調子を最低限維持、できれば上げていけるようにしていましたが、安定感が必要だと感じさせられる結果となりました。ダブルスは鈴木貴男さん(イカイ)と組ませていただいて、1回戦、2回戦ともに積極的にいくことが良いプレーにつながりました。パートナーの技術にカバーしてもらうだけでなく、試合を重ねていくごとに良くなっていきました。今大会で学んだことは、パートナーが誰であっても自分が動いていくことです。パートナーのミスは自分がカバーし、パートナーにも助けてもらうという助け合いが重要だと学びました。決勝はレベルが高く、ブレークができずに負けてしまいました。レベルの高い選手との試合は少しのミスやかけ引きが重要です。しかし練習してきたことを試合で出すことができ、昨年と比べて少し自分が変われたと思います。今大会で出た反省を見つめ、結果にこだわらず自分のベストを出すことを目標に、残りのフューチャーズも頑張りたいと思います。