4年生トリオに、引退のときが近付いてきている。プレーでチームを鼓舞する冷静なキャプテン、遠藤豪(スポ4=三重・四日市工)。絶対的エースとしてチームに貢献する田川翔太(教4=神奈川・湘南工大付)。団体戦で重要なダブルスにおいて、キーになる選手、中島啓(スポ4=佐賀・龍谷)。ラストイヤーを振り返り、最終決戦となる全日本大学対抗王座決定試合(王座)への思いを伺った。
※この取材は9月22日に行われたものです。
「チームが一つになった」(遠藤豪)
チームについて語る遠藤豪(中)と聞きいる中島(左)、田川
――今季を振り返って、ここまでどんなシーズンになりましたか
田川 春の早慶戦(早慶対抗試合)で負けてしまってすごく悔しさが残って。でもそれがあったおかげで頑張れました。あの負けを糧にして良い結果が出たのかなと思います。
遠藤豪 早慶戦前はチームとしていろいろあったんですけど、早慶戦で勝ったことでチームもすごく良くなったと思いますし、練習の雰囲気だったりも良くなって。リーグ(関東大学リーグ戦)も良いかたちで迎えることができて、結果的に優勝もできたので。全員が頑張った結果、良いかたちで終わったかなと思います。
中島 4年の前半で就活と怪我でテニスができなかった時間がすごく長かったんですけど、リーグも出させてもらって、王座前に(王座に)出ても大丈夫なように良い経験ができたのかなと思います。
――今季で印象に残っている試合は
田川 やっぱり春の早慶戦のシングルスで負けた試合ですね。
遠藤豪 春の早慶戦はいろいろとあった時期を全員で乗り越えてチームが一つになったということを感じた試合だったので、春の早慶戦ですかね。個人だとないですね(笑)。基本的に同じような試合をやってるので。ことしは特にチーム全体を見ているので、自分のは特にないですね。
中島 リーグの1戦目です。緊張して吐き気を感じて、朝の電車でもずっと下を向いていて。カオスな日でしたね(笑)。
――今季の個人戦について振り返って頂きたいのですが、田川選手はインカレ(全日本学生選手権)でシングルス3連覇、ダブルス初優勝でしたが、改めてインカレを振り返ってみての感想は
田川 あんまり実感が湧かないというのが正直なところなんですけど。ダブルスは去年3回戦で負けていて不安だったんですけど、試合をやっていく中で、「ことしはいけるんじゃないか」と二人で話していて、それで優勝できたので良かったかなと。インカレのダブルスで優勝というのは、ことしの個人戦の目標の1つだったので。シングルスはよくわからない内にダブルスに入っちゃったので、本当に実感が湧かなかったです。
――ことしはユニバーシアード(第27回ユニバーシアード競技大会)にも出場されましたが
田川 慶大の志賀(正人)とかと行ったんですけど、志賀を応援している自分がすごく不思議でした(笑)。(遠藤豪選手に向かって)何か印象に残ってる?前回のユニバーシアード。
遠藤豪 試合のことはあんまりないよね。
田川 ないよね。ご飯がまずいとか(笑)。それが苦しくて苦しくてしょうがなかったです。ご飯はまずいし、シャワーも水が黄色いですし。本当に嫌でしたね。生活面で苦労しました。夜11時ぐらいまで明るいんですよ。朝も3時くらいから明るくて、ブラインドがあるんですけど光がすごく入ってきて目が覚めるんですよ。そういう生活面が大変でしたね。
――外部の大会にも出場されましたが、収穫はありましたか
田川 ことしは特になかったですね。去年の方が…。(ことしは)あまり勝てなかったので。
――遠藤(豪)選手にお聞きします。インカレではダブルスで初タイトル、シングルスでも初の決勝進出となりましたが、振り返ってみていかがですか
遠藤豪 昨年はシングルスもダブルスも思ったような結果が出せなくて。ことしはシングルスは決勝に行くことを目標にしていました。ダブルスは去年3回戦ですごいことを起こしてしまったので、そのことがすごく頭にあったんですけど、優勝したいというのは二人の目標としてあったので、結果的にシングルス準優勝、ダブルス優勝という結果は嬉しく思っています。
――中島選手はインカレを振り返ってみていかがですか
中島 非常にパッとしない試合ばっかりで…。他大学のレギュラーに勝ったり予選からだったりできつい面はあったんですけど、最後ですしやりきったという感じはありますね。
――ことしは岡村一成(スポ3=岡山操山)選手とダブルスのペアを組んでいましたが、相性などはいかがでしたか
中島 組みやすかったです。攻撃力があったり僕にはないものを持っているので。岡村が攻撃していく中で出てきたチャンスを僕が決める、といったかたちでうまく役割分担ができていたので、割りと組みやすい印象ではありました。
――いまのチームになってから、どういったチームを作っていこうと考えていましたか
遠藤豪 一番難しい質問ですね。
一同 (笑)。
遠藤豪 土橋監督(登志久、平元教卒=福岡・柳川)にもよく言われるんですけど、特にこういうチームっていうのは考えていないですね。
――とにかく優勝しようと
遠藤豪 そうですね。
中島 だめじゃん。
遠藤豪 最初は活気がある、元気があるチーム。強制で元気出させられるとかじゃなくて、自然と盛り上がっていけるようなチームという風に思っていました。
――田川選手は新しいチームで4年生として、どういった役割をしようと考えていましたか
田川 僕は去年の王座で団体戦全然勝てていなかったんですけど、プレーで試合のときは引っ張っていく姿勢を見せないといけないなと。姿勢だけじゃなくて、勝つことが一番大事なので、勝つっていうことで、引っ張っていきたいなと思います。(春の)早慶戦ではそれができなくて悔しくて。そういう姿勢を大事にしていくというのが自分の役割だと思います。練習の時は、遠藤(豪)はこういう感じで自分のことをしっかりやりつつ、冷静に周りを見てという感じでやっていますけど、僕は元気出して声出して、周りを盛り上げようと頑張っています。
――中島選手はどういった役割をしようと考えていましたか
中島 僕の場合はポジションが微妙なので、二人と違ってプレーで引っ張るというよりも、プレー以外で。どちらかというと普段の練習とかで、二人が(試合などで)いないことも多いので、そこで僕が周りを引っ張っていくようにはしています。どっちかというと盛り上げ役です。
――春の早慶戦が新チーム初めての団体戦でしたが、改めて振り返ってみていかがでしたか
遠藤豪 やっぱり全員が早慶戦に向けてまとまったと感じましたし、結果的に早慶戦も勝てたというのも、部員全員が頑張ってきた結果だと思うので、本当に色々ありましたけど、早慶戦前までには。やっぱり監督とかも練習か見ていただけない時期がほとんどで、自分たちでなんとか早慶戦勝ちたいという気持ちが強くなって、色々練習メニューだったり、気持ちの面だったり考えさせられました。その結果一番最初の早慶戦で、一番良いかたちまでなったのかなとも思うので、その後のリーグに向けて早慶戦が良い経験になったと思います。
――個人戦シーズンを終えて、最後のリーグ戦を向かえるに当たって、どのような気持ちでしたか
遠藤豪 最後のリーグ戦ということで、選手として出る以上はどんな試合してでも、言い方は変かもしれないんですけど、負けないように、絶対勝ちを取ってくるという気持ちでいました。主将としてはダブルス3はどういうかたちでいくのかというのは、前日まで悩んでいましたし、そういうのはありましたけど、全員が特に出る選手がその日のためにしっかり気持ちを作っといてくれたので、僕としてはあとはしっかりまとめて、選手として全力で頑張るということを意識していました。
田川 インカレ3連覇してリーグ戦で負けたら、「こいつ団体戦弱いな」って思われるのがいやだったので、全部勝ってやろうという気持ちでやって、全部勝ってよかったというかほっとしています。
――中島選手は初めてのリーグ戦出場となりましたが、いかがでしたか
中島 黒星つけないでよかったです、というのが正直なところです。今回リーグ戦全戦ダブルスはワセダが3-0で取るっていう良いスタートが切れたということで、僕も少なからず力になれたのかなというのもあります。
――大城光選手(スポ3=埼玉・秀明英光)と久しぶりに組まれて出場されましたが、いかがでしたか
中島 練習とかでも小堀(良太、スポ1=東京・大成)とかとも組んだり、大城とも組んだりしていたので。僕は誰と組んでも大丈夫な様に練習しているので、ペアが組み変わったり、組み代わらなかったりということでの不安要素はあんまり僕の中ではないです。
――田川選手は春の早慶戦で敗れた志賀選手を圧倒しての勝利でした
田川 春の早慶戦のときには2セット目に怪我してしまって、負けたっていうのもあって。でもあんまりそういうのは出さないようにはしていたんですけど、最後負けてしまって。まあ(志賀選手に)あの喜び様をされたので、今回僕が勝ったらどのぐらい喜んでやろうかなと思っていたんですけど、普通に勝てたので、なにもせずに普通に勝ててよかったです。普通にやれば、自分のテニスができれば負けないっていうのは改めて思ったので、自分のテニスが王座でもできるように準備していきたいです。
「灰色」、「地味」な4年生
念願のインカレダブルス優勝を果たした田川(左)・遠藤豪組
――遠藤豪選手から見たいまのチームの状況はいかがですか
遠藤豪 リーグ戦終わって、ようやく王座に向けて練習とかも上げてきているという感じです。まだ始まったばかりなんですけど。リーグ戦前のようにいま良い雰囲気でもできています。あとはリーグ戦で選手はすごい良いプレーとか、調子が良かったりしたんですけど、それを王座まで維持できるように、僕もしっかり言ったり、土橋監督から色々アドバイスいただいたりとかしていて、すごい男子は良いかたちできていると思うので、それを崩さないように、全員で気を引き締めていままで通り頑張っていければいいかなと思います。
――4年生のカラーとか雰囲気はどんな感じですか
田川 色で例えると灰色かな…。
遠藤豪 うるさくて、目立つってわけじゃないので。どっちかっていうと、全然目立たない感じですかね、静かですね。地味(笑)。
――では、各学年のカラーも教えてください
中島 3年生はお祭りって感じです。賑やかです!
遠藤豪 2年生は、3年生まではいかないですけど元気で活発ですかね。
田川 1年生は…静かです。僕らの前では静かですけど、本当は明るいっていう話はよく聞きます(笑)。
――お互いの印象について伺いたいのですが、まず、中島選手はどんな人でしょうか
遠藤豪 天才ですね、簡単にまとめると。人に無い発想とかするんで、普通の人が「こうだろうな」って思ってるところを全然違う視点から言ったりとか…。「そんな発想あるんだ」とか感じるので、ある意味、天才ですね。
中島 良く言い過ぎだよ(笑)。
田川 まあ確かに天才なんですけど、その分頭がぶっ飛んでる部分があって(笑)。宇宙の彼方に心が飛んでいってる時がありますね…。
――遠藤豪選手はどんな人ですか
田川 無関心だけど、興味のある分野に対してはがつがついくので…。そのギャップが見ててすごいです。
中島 そういうのに関しては、尊敬する所がたくさんあります(笑)。
――田川選手はどうでしょうか
中島 …難しい(笑)。
遠藤豪 うん、難しいね…。なんかめっちゃ普通の答えになりそう(笑)。
中島 特に変わった所が無いんですよね、普通ですよ。
遠藤豪 でも後輩思いだと思います。
中島 確かに、後輩と結構一緒にいるよね。
遠藤豪 特に3年生が多いですけど、常に後輩といますし。ご飯とかも行ってますしね、後輩に対して優しいんだろうなって思います。
――遠藤豪選手にお聞きします。主将に任命されてから、辛かったことがあれば教えてください
遠藤豪 主将になってからは、リーグ戦とかでも選手として出てはいるんですけど、僕のことに対してなかなかアドバイスをしてくれなくて…。全てチームのことに対して言われるので、もう少し僕のことも言ってほしいなっていう。監督とかも見てはくれてると思うんですけど、本当にそこががらっと変わったので、もう少し僕も見てほしいなと。
田川 なんかそれ気持ち悪い(笑)。
一同 (笑)。
――では主将になって、良かったなと感じたときはありますか
遠藤豪 良かったこと…
。
田川 熱心になったよな。だって練習終わった後、前までいつも一番に帰ってたじゃん。
遠藤豪 熱心っていうか…それはしないといけないことだし。
田川 いや俺こんな感じになるなんて思ってなかったよ。人に興味ないしさ。
遠藤豪 んー、高校の時も僕はキャプテンやってて、すごいきつかったんですよね。監督も早稲田の卒業で(テニス部の)キャプテンでもありましたし、これで、大学もキャプテンってなったら、これ以上にきついんだろうなって思ってました。でも、先輩からも「お前がやれ」と言われたので、やるしかない、と。主将になって良かったなって感じることは、まだ…ないです。実感するってことがなかなか無いです。でも、まだ王座もありますし、それが終わって何か感じるのかなと思います。
――最上級生になってから、以前の先輩方を参考にされたことはありましたか
遠藤豪 あります。僕たちが入学してから、すごい怖い4年生の代もありましたし、優しい代もありました。そこを僕たちは上手いこと使い分けられればいいなという風には話しました。怒る人はこの人、とか決めてやっていこうという感じにはしてます。やっぱりカラー的に怖くて何も言えないっていうより、怒れない人もいますし、怒る人を決めておいて、周りは普通に…。やっぱり以前の先輩方と自分たちの代を比べたりはしますね。
――平林(智弥、教4=東京・早実)主務についてお聞きしたいのですが、どのような人ですか
田川 常にふざけてますね(笑)。
中島 真面目だけど、ふざけてる。
田川 隙を見てふざけたがるんですよね。ふざけるのが好きなんでしょうね。
遠藤豪 そんな感じなんですけど、本当にやるとこはやってくるんで…。
中島 ね、本当やるときはやるよね~。
――田川選手のベンチコーチでもありますよね
田川 そうですね。平林は声が良いんで。あんまり遠藤(豪)が声出さないので、平林で2人分の声を(笑)。
遠藤豪 で、田川がそこに加わって1人分、僕がちょっと出すことでプラスαみたいな(笑)。
――浅井(龍雅、スポ4=兵庫・明石城西)副将については
田川 平林と同じかな(笑)。関西人のくせに全然面白くないっていう(笑)。
中島 うん、面白くはないよね(笑)。
「腕がもげても、足がちぎれても、勝とうと思います」(田川)
王座のダブルスでのかぎを握る中島
――これまでの3年間の王座を振り返ってみていかがですか
田川 思い入れが強くて。4年生を良いかたちで送り出したい思いでこの3年間やってきたんですけど、ことしは自分たちなので。最後絶対に良いかたちで終われるようにいまは頑張って練習するしかないですね。
遠藤豪 田川も言ったように、その代の4年生を送り出すっていう思いが強くて。毎年王座の決勝になると選手はいつも以上に良いプレーをしたり気持ちも入っていて。いつも良いかたちで終われてるっていう印象が強いので、ことしは自分たちが最後の代ですけど、最後だからっていうのを意識するんじゃなくてチームが勝つために自分たちはやらなきゃいけないので、ことしはもうほんとに自分たちが勝って、終わりっていうふうにしたいなって。
中島 3年間サポートで選手ではない立場からの参加で、まあでも今回選手の立場から参加するのがすごく楽しみなんですけど…まあ欲を言えば王座の決勝で試合に出れたら良いなあぐらいで、『紺碧の空』を歌うんですけど、歌う側じゃなくて聞く側に、聞いてハイになりたいなっていうのがあります。
――田川選手はこれまでずっとシングルス1として出場していますが、重みは感じますか
田川 もうそれでしかないですね。この3年間ずっとシングルス1で出てきて、遠藤(豪)と入れ替えても良いんじゃないかと心の中で思ったことは何回もありましたし。でも土橋さんはかたくなに僕のことを1で使い続けてくれたので。自分の中で、チームのナンバーワンだから練習のときとかにもここは頑張んなきゃいけないっていうのもありましたし。シングルス1すごく重かった…これから引き継ぐ人たちも大変だなと思います。
――改めて王座という大会にはどのような印象をお持ちですか
田川 テンプレートで(笑)。
遠藤豪 印象…まあ集大成ですね。ほんとに最後の、テニスやらない人にとっては本当に最後の大会なので。本当の意味での集大成ですよね。このあと違うところに行ってテニスをやる人は別ですけど、大学卒業したら就職する人が多いので、もうテニスやらない人たちは本当の最後の大会になります。やっぱりそういう意味で集大成ですかね。
――学年が上がるにつれてプレッシャーは大きくなりますか
田川 (遠藤豪選手のほうを向いて)感じたことあるの?
遠藤豪 僕はあまり感じないので。でも主将になって思うのは負けた代の主将にはなりたくない、そういうプレッシャーはあります。選手として出てて、少しは感じていると思うんですけど、プレーに影響するくらいの影響は感じたことはないですね。主将になって、チームが負けたらどうしようということだけ感じます。
田川 いやこういう人は本当に珍しくて。遠藤(豪)以外の人はみんなプレッシャーを感じながらやってきて。自分が勝ってチームに貢献するといっても自分が勝たなきゃいけないですし、勝たなきゃ勝たなきゃと思って体が硬くなって自分も含めてペアのダブルスを見てもそう感じることが多いです。ことしはより、自分たちにとっては厳しい戦いになるんじゃないかなと思います。練習をしていかないと。
中島 毎回吐き気を感じるくらいで、特に僕緊張しちゃうんで、団体戦になるとさらにひどくて。それはどうしようもないんですけど、それをはねのけられるくらい練習をしなきゃいけないですね。
――ことしの王座でライバル校となるのはどこですか
遠藤豪 ケイオーですね。
――そのケイオーに対するイメージというのはどのようなものですか
遠藤豪 何かを起こそうとしてる感じがしますね。早慶戦とかも思い入れが強いです。その分こっちは、相手が良いプレーをしてきてもそれに勝るくらいのプレーをしないといけないので、そういうことを考えると王座まであと少しですけどしっかり練習して。試合のときに悔いのないようにできれば良いかなと思います。
――最後に、王座への意気込みをお願いします
遠藤豪 そうですね。らいねん次の代に連覇の記録を続けて渡したいなと。自分は選手として出るかもしれないですけど、それよりもチームの主将として全力でやりきれれば絶対負けないと思うので、全力で頑張りたいと思います。
中島 正直ポジションが微妙なので、試合に出ても大丈夫なようにきちんと準備をするっていうのはもちろんなんですけど、緊張をはねのけられるくらいの練習をしっかりやらないといけないなって。残る短い期間でどれだけ頑張れるかっていうのが今後につながってくるのかなと思います。
田川 本当に最後なので。腕がもげても足がちぎれても勝とうと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 郡司桃子、高橋千秋、松下優、渡辺早貴)
王座での目標をみなさん違った言い方で書いていただきました
◆遠藤豪(えんどう・たけし)
1991年(平3)11月30日生まれ。169センチ、62キロ。三重・四日市工高出身。スポーツ科学部4年。今季の主な実績は、春関シングルス準優勝、ダブルス優勝、インカレシングルス準優勝、ダブルス優勝。全日本学生ランキングシングルス2位、ダブルス2位(ともに10月現在)。「無関心」、「人に興味が無い」と言われていた遠藤豪選手ですが、チームのことを語る顔は真剣その物。男子部主将として、チームを王座優勝へ導いてくれること間違いなしです!
◆田川翔太(たがわ・しょうた)
1991年(平3)8月13日生まれ。173センチ、63キロ。神奈川・湘南工大付高出身。教育学部4年。今季の主な実績は、春関シングルス、ダブルス優勝、インカレシングルス、ダブルス優勝。全日本学生ランキングシングルス1位、ダブルス1位(ともに10月現在)。遠藤(豪)選手と中島選手に「普通の人」と紹介されると「どうせ俺はテニス頑張ってる普通の人だよ」と自虐モードに。決して「普通の人」でないことは誰もが分かっていますよ!
◆中島啓(なかしま・はじめ)
1991年(平3)6月14日生まれ。170センチ、60キロ。佐賀・龍谷高出身。スポーツ科学部4年。今季の主な実績は、インカレダブルスベスト16。全日本学生ランキングシングルス12位、ダブルス24位(ともに10月現在)。田川選手曰く「時々宇宙人と交信してる」とのこと。取材中に遥か彼方を見つめているときもありましたが、そういうことだったんですね…。