次世代を担う昨年のインターハイ王者上松俊貴(スポ1=岡山理大付)と日本のソフトテニス界を引っ張る船水颯人(スポ3=宮城・東北)の最強コンビ。各世代のタイトルを総なめにしてきたスーパーペアが、石川の地で会場全体を魅了する。
※この取材は7月22日に行われたものです。
最高の準備、最高のプレー
テニスに対し人一倍直向きな船水
――今の調子はいかがですか
船水 僕のけがであまり大会に出られてないんですけど、ちゃんとした準備をしていけば問題ないと思います。
――後輩と組むことに関しては
船水 去年からちょっと組んでたので、気にすることはないですけど、実際に試合に出れてないので・・・。
――体の状態はいかがですか
船水 昨日から練習始めたばっかりなので。できる限りのことは準備していかなくちゃいけないです。体のこともそうですけど、技術的な面でも、やれることはやりたいです。
――船水選手と組んでみていかがですか
上松 大学に入る前から日本代表の合宿とかでも組ませてもらっていたので、大学入っていきなり変わることはないです。インカレは初めてなのでそこは緊張すると思うんですけど、ハイレベルな気持ちの準備などはやっていかないと間に合わないと思います。技術的なことは、もう今からは難しいので調整の時期に入ってチェックする感じです。自分のピークをいかに本番に持っていくかということです。
――どんなことをチェックされてますか
上松 前衛なので試合の感性を大事にしていて、今の時期は試合が多いので感覚を取り戻して、頼りにしている自分の感性に自信を持っていけるように意識しています。技術的なことでいうとボレーの正確性、確率を上げて触ったものは決めるということに重点を置いています。
――ペアの仲はいいですか
上松 (団体戦)メンバー6人で仲いいです。
船水 ペアとしてもそうですけどチームとして団結力があると思います。
――4年生がいないメンバーですがそこに関しては
船水 メンバーはあまり変わってないので。僕の代では、安藤(優作、社3=岐阜・中京)と星野(慎平、スポ3=奈良・高田商業)と1年生の時から3人で出てて。力を出せれば結果はついてくると思います。
――上松選手は、高校とは練習の環境が変わりましたか
上松 そうですね。大学は自分で時間を作ってやるんですけど、高校は授業終わってから決められた時間が確保されてるのでそこが違いますね。 練習の内容は、高校は先生に指導されてやることが多いんですけど、僕のところ(岡山理大付)はそんなに先生もいなくて、生徒たちが自分たちで考えてやる感じだったので、そんなに練習量が落ちたとかいう感覚はないです。変わったなという感じはなくて、自分のペースを保てる感じです。
――船水選手は、3年生主体のチームでチーム全体を引っ張ることも多いと思います。昨年のコメントで「今年は安藤さん(圭祐、平29年スポ卒=現東邦ガス)を逃げ道としているけど、来年はそうもいかない」とおっしゃっていました。今年は昨年の安藤圭さんの立場になることがあると思います。
船水 周りから見たら、ワセダは今日本で一番強いチームなので、どうせ勝つだろうと見られていると思います。勝つことがプレッシャーではありますけど、それは僕たちにしかない使命だと思います。個人的な話だと、けがで出れてないことが不安要素で、東インカレの時も監督から全然できてないと言われました。一回実践から遠ざかってしまったので、そこから持っていくのは大変です。安藤(優作)とかもしっかりしてくれてるので、みんなで助け合いながらやっていこうと思います。
――ワセダなら勝てると思われることは意識しますか
船水 六連覇も懸かってますし、東女体大の七連覇を越えようということなんですけど、それを達成するには僕らの代まで勝ち切らないといけないので、後輩たちが新しい歴史にチャレンジできるような挑戦権を渡してあげて卒業したいです。プレッシャーはありますけど、それは僕たちにしかない状況で、それありきの強さだと思います。
――けがとの向き合い方は
船水 歩いちゃダメとかそういう重いけがじゃないんです。逆にやってもいいって言われたんで中途半端にやっちゃって。初めてのけがで難しいですけど、大会を絞ってやってきました。例えば、関東学生春季リーグ戦だったらインカレの予選なので出なきゃいけなかったです。逆に東インカレ(東日本学生大学対抗競技大会)は、上松には申し訳なかったですけど、上につながらない大会なので、そんなに重要視していなかったです。今までは絞った大会で結果を残せているんですけど、初めてでいろいろ悩みました。時間が過ぎるのが早かったです。
――無茶しちゃった感覚はありますか
船水 無茶というか、無意識にかばうことはあると思います。今回の肩はけがじゃなくて、普通にしてたらガタッってなった自分の注意不足なんですけど。リハビリとかの時間が経つのがすごい早いです。
――ここまで印象に残った試合はありますか
船水 僕は1試合しか出てないので(笑)。
上松 高校の1年目の時は、全国大会に出られてなくて、大学1年目で出るのは緊張する場面もあります。去年のインカレは颯人さん優勝したんですけど、僕が出てないので(昨年度優勝ペアの)権利が消えるので、どうにかしないといけないということもあります。春の関東学生選手権で権利を取れたので、僕は権利を取れたことは良かったと思います。インカレはみんなが取りたいと思うタイトルなので。ここまでやってきたことが良かったなと思えるようにインカレを戦いたいと思います。
――高校時代ペアを組んでいた本倉健太郎選手(明大)は意識されますか
上松 この前の東インカレで初めて対戦したんですけど、もっと早く対戦できると思ってました。やってみたいなと思ってましたし、やってみて楽しかったです。その時ペア組んでた長尾さん(景陽、社2=岡山理大付)も同じ高校で、そういう縁もあってやれるのはなかなかないだろうなと思いました。勝っても負けても楽しくやろうと思えました。高校出るときに対戦できたらいいねという話をしていたので。競った試合になったのは、お互い今も頑張っている証拠だと思います。これから頑張っていこうという話にもなりましたし、ライバルではありますけど仲はいいので。上の大会で当たって負けたくないという気持ちは出てくると思いますが、いい戦いをしていきたいです。
――組んでいた時と対戦した時の印象は違いましたか
上松 ずっと組んでいたので、お互いの心理状況が分かりました。ペア組んでてお互いに指摘し合っていたこともあったのでそういうことも考えて。あいつ(本倉)は勢いでテニスをするタイプなので。1年半ぶりに面と向かって勝負しましたが、高校の時からの元気や勢いはあいつの持ち味として貫いてやっていてすごいなと思いました。
――大学に入って先輩と組んでも指摘し合うことはありますか
上松 僕自身、誰とペア組んでもプレースタイルを変えたりはしません。本当に困った時に相談したり、聞かれた時に答えるという感じです。
船水 僕は今年出たのは関東学生選手権しかないんですけど、それを優勝できたことで学生の大会で取れてなかったタイトルが全て取れました。大学に入る前の目標として、大学のタイトルを全部取るということだったので、それを3年生の4月に達成できました。あとは、これからある大会を狙って取りにいければ本当に強いということだと思います。それ(狙ってタイトルを取ること)に対する力はついてきてる実感はあるので、しっかり準備は怠らず、それをキープできれば結果がついてくることは自分でも分かっているので。焦りはないですけど、少し練習不足で4月からトータルしたら1ヶ月半ぐらいしか練習してないので。大会出て1週間休んで大会に出るという感じです。こういう経験をするのも今年ぐらいしかないと思うので、けがしたことはマイナスですけど、限られた時間でどれだけできるかという面で準備しています。/p>
――昨年に天皇賜杯全日本選手権を取れたことは大きかったと思いますが、取ってから変わったことはありますか
船水 天皇杯よりアジア選手権にメインを置いていました。アジア選手権の前の段階で、コンディションを上げていく過程を天皇杯で試してみて、成功したらアジア選手権までの3週間を天皇杯までの3週間と同じようにコンディションを上げようと思っていました。成功したのでより確信をもって自分のリズムを編み出せました。技術的な面より、コンディションの合わせ方とかを得れたと思います。
――そういったいわゆるピーキングみたいなことはどこからヒントを得たんですか
船水 直接先生には聞いてないですけど、高校の先生がコントロールしてくれたことです。あとは、たまたま授業で知ったことと、これもたまたまなんですけど、丁度その時にけがをしていて。1年生の時は全然ダメだったので、2年目は同じ失敗をしないようにしようということで去年の4月から始めました。僕自身、技術がそんなにあるわけじゃないので、他の選手と比べたら技術そのもの自体は落ちると思っています。その分、準備で補っている部分があります。
――お互いの印象をお聞かせください。お互いを紹介するなら
船水 僕ら二人でいることは少ないんですよ。内本・星野と四人で一緒にいて。家が一緒なんですよ。部屋がつながっていて。僕は全然違うところに住んでるんですけど。
上松 テニスの時はまじめに、3年生が言葉で引っ張ってくれるチームで、プレーで引っ張ってくれるので安心感がありますし、すごいと思います。コートを離れると、ギャップがあるんです。コートではまじめなんですけど、長い時間一緒にいると可愛らしい部分が(笑)。面白いんですよ、本当に。僕は2つ下なんですけど一緒にバカなことしてくれたり、羽目を外すことはあって。大学入って仲良くなったというよりは、合宿とかで面白い人だなと思ってたんですけど、大学で一緒にいる時間も長くなって知らなかった部分が見えてきました。
船水 面白くないですよ(笑)。
上松 インタビューもまじめに答えてるんですけど (笑)。
船水 こいつは面白くないんですよ。つまんないんですよね。一緒にいる時間長すぎて分かんない(笑)週4週5で会うし。
上松 暇があれば家が一緒なんで適当に遊んだりして。あとは普通にごはん行ったりして、つまんないですよ、別に(笑)おもろいこと言っても一周回ってつまんない。
船水 気使わないんでね。年は離れてますけど。中学校の時とか、そこらへんからずっとつながってて、やっと一緒の関係になれたので楽しいです。テニスの面では内本も安藤もそうですけど、誰かが気抜くと(別の選手が)そこに入って上いっちゃいますし、気が抜けないのもいい環境だなと思います。
――大学生活はどうですか
上松 今までは、同じ部活の人がいる状態だったんですけど、入学してすぐは一人ぼっちの状態でポンと落とされた感じでした。でもスポ科なんで、スポーツのノリとかがあって楽しいなと思います。高校の時も、スポーツコースだったので、野球部とかと一緒で。初めはどうなるかと思いましたけど、最初から友達できたので、やっていけるなと思いました。クラスごとに友達もできて、ごはんも一緒に行ったりしてます。授業に関しては頑張ってます(笑)。テストのシーズンなんですけど、高校の時はテスト勉強もしなかったですし、大学に入ってレポートというものも知ったので。大学は個人個人でやっていくところだと思います。高校の時は先生が、これ提出できてないぞとか言って、教えられてからやってた感じなんで。テストも難しいのは分かってるんで、覚悟してます。
――他の競技の選手が多いと思いますが刺激は受けますか
上松 それはありますね。水泳とかスキーとか。水泳はワセダは強いですし。僕らの代だと世界ジュニアに出場してて、オリンピックに出そうなやつもいるんです。意見交換をしたりして、水泳はこういう感じなんだなと思ったり。知らない知識を得て、そういうこともあるんだと思いますし。そんなすごい人に話を聞けるというのはチャンスだと思いますし、自分もやってみようかなと思います。同じ競技者として負けたくないということもあります。友達が結果残したら自分も頑張ろうと思いますし、みんな学生の大会で僕が結果残すと連絡くれたりもするので、すごく良い人たちです。お互いに高め合える環境だと思います。
船水 早スポスポ科は結構みんな見てくれてるよね?結構言われますよ、こないだの新聞(7月号に全日本シングルス選手権優勝の記事で登場)とか見てくれてて、すごいいじられます(笑)。
――タフなスケジュールをこなすうえでどのように息抜きされてますか
船水 僕は…釣りですね。
一同 え、釣り!?
船水 嘘です(笑)。僕はとにかくテニスをしないようにしています。オフはひたすら休んで…めっちゃ食います。次郎ラーメンが大好きでよく行くんですけど、やっぱり食べ過ぎると太っちゃうんで、気を付けて。試合に勝った時にご褒美みたいな感じで食べるようにしています。後はカラオケ行ったりとかですね。
――十八番はありますか
船水 まあ…美空ひばりですかね。
――意外ですね
船水 ごめんなさい、嘘です(笑)。よく一緒に(上松と)行きますよ。こないだの木曜日も行ったかな。毎週木曜日は決まりみたいになってます(笑)。
上松 僕は寝ることが大好きなんで、高校の時からずっと休みの日は寝ています。後は甘いものがすごい好きなんで、ここ頑張ろうとか気合入れたい時にはコンビニスイーツを買って食べています(笑)。おすすめはチョコのパフェです、大きいやつ。高校の時からお母さんに勝ってきてもらって食べていました。その甘さに癒されています。後は高校の時は実家だったので、中3くらいの時に買ってもらった犬がいて。中学の時の全国大会で勝ったら飼えるっていう約束をしていたので、頑張りましたね(笑)。ずーっと可愛がっていたんですけど、大学に入って一人暮らしになって会えなくなるじゃないですか…それが本当に寂しくて。たまに実家の岡山から近いところで合宿とか試合とかがあると、家族が連れてきてくれるんですね。むちゃくちゃに癒しです。たまに家族と電話すると電話越しで犬としゃべりますよ(笑)。でも電話越しでも自分のこと気づいてくれるんですよ!あんちゃんです。
「全力を出し切るのがメンバーの使命」(上松)
一年生ながらチームを支える上松
――インカレに向けての質問に移ります、現在の調子はどうですか
船水 今調子がすごく悪いので、ここからは上がるしかないかなと思っています。これで上がらなければ仕方ないという気持ちです。もう残りの準備期間も少ないですし。やれるだけの準備をしてやるだけです。
上松 自分は今は普通って感じですね。あまり良い調子でもむしろ不安になってしまうので。先入観とかも邪魔しますし。インハイ(総体)では3日間という短い間で全ての日程が終了しますが、インカレは大体1週間という長い期間になるので、その間中ずっと調子が良いままではいられないと思います。維持は難しいですが、最後に結果を左右するのは気持ちだと思いますし、しっかり勢い良くやっていきたいです。後は体調管理だけはおろそかにしないようにしたいです。今までの取り組みが最終的には自信につながると思うので、最後まで自信を持ってプレーしてみんなで笑って終わることができたら最高だと思います。
――どのように気持ちを準備するのですか
上松 僕は試合前に必ずイメージトレーニングをします。勝っている状況を想像して良いイメージを持って試合に臨もうとする人が多いとは思いますが、自分はそれと一緒に負けそうな状況をイメージします。それをどう打開するかという策を立てて、頭が真っ白にならないようにするためです。これは高校の時からずっとこのやり方です。
――試合に出るのは下級生中心ですが、最終学年の4年生に対してはどのようなお気持ちがありますか
船水 試合に出るのは自分たちなので、今の4年生の気持ちを完全に理解するのは難しい部分もあると思います。複雑で例年にはない形だと思いますが、4年生の率いる今のチームは良い状況だと思います。自分が試合に出られなくて迷惑をかけた部分もたくさんあったので、最後に良い形で返せたらと思います。チームをしっかりまとめてくれる4年生に、自分は結果という形で恩返しができると思うので。
上松 自分は4年生と関わってきた時間は半年くらいなのですが、その中でも4年生から先にコミュニケーションを取ってくれて、チームの輪に入ることができるように接してくれました。試合に出られず複雑な思いもあるとは思うのですが、やっぱりチームをまとめてくれているのは今の4年生です。チームをより良くしたいという気持ちは練習などからも1年生の自分にも伝わってきているので、そこは最後勝つことでありがとうの気持ちを伝えたいですし、結果が出れば今の4年生の取り組みが正しかったことの証明になると思います。最後は勝たせてあげたいです。
――他の2ペアの印象は
船水 3ペアともしっかりと今季は成績を残しています。どこが勝ち続けているという訳ではないですね。春は僕たちが優勝して、東インカレでは内本・星野、次の東日本選手権(東一般)では安藤・内田(理久、社1=三重)と、お互いに高め合って良い状態にあると思います。出る順番にもよって、役割がそれぞれあるとは思うのですが、責任持って一人一人が出し切れば負けることはないと思います。
――特にこの相手に負けたくないなどの意識はありますか(個人でも大学でも)
船水 大学で言えば強いのは明大ですね。順当にいけば必ずどこかで当たるとは思っています。団体戦ではその明大や日体大を筆頭にどの大学も勢いがあります。ワセダをつぶしに向かってくるのはもう分かっているので、それをなるべく良い形で跳ね返せたらなと思っています。個人では…そうですね、特にというのはあまりありません。
上松 やってみないと分からないですが、実力的には明大は意識しますかね。本倉(健太郎、岡山理大付高時代総体優勝を果たした元ペア)がいるので。あいつと団体決勝とかで戦ってみたいなとは思います。1年目からお互いレギュラーで出れることはとてもラッキーなことですし、しかもそれが大学の頂点を決める試合だったら最高だと思います。お互いことしは1年生ですしフレッシュな気持ちでできるのではないかと感じています。
――インカレに向けての意気込みをお願いします
船水 僕は1年の時に調子の悪い状態でインカレを迎え、2年の時は調子の良い状態でインカレに臨み、どちらの状態でのインカレも経験してきました。そしてことしが3年目で、なるべく調整して良い方向に持っていけたら最高だなと思います。昨年の3冠を獲った成功経験があり、それは今自分しか持っていない経験です。それを生かせるように準備していきたいです。後、ことしはずっとケガに悩まされてきたのですが、あと2週間(取材時)くらいで復活を遂げられたらと思います。周りの人たちは自分がずっと出ていないのを見て「船水は終わった」と思っているかもしれないですが、しっかりと結果を残してもう一風吹かせたいと強く感じています。
――船水選手は昨年3冠を達成されて周りからは勝利を期待される立場だと思います
船水 もちろんことしも3冠したいという気持ちはあります。最初の団体戦さえ取れれば、あとは自分のペースに乗っていけると思います。もちろんダブルス、シングルスも取りたいとは思っているのですが、何よりカギになるのは初日の団体戦です。それが結果を左右すると思います。昨年の結果も団体戦からダブルス、シングルスと波に乗れたからこそだと思っています。目標として確かに3冠はあるのですが、チームという意味でも、1番最初の団体戦が大事だと思います。
――上松選手もお願いします
上松 僕は高校の時個人タイトルを獲ることができましたが、団体のタイトルは取れませんでした。ことしは試合に出るメンバーということで重圧もあるとは思うのですが、先輩たちも引っ張ってくださるので、あまり感じないようにして自分らしさを出して元気にプレーしたいです。まあ、コートに入ってしまえばもう学年関係なく後悔することのないように全力を出し切るのがメンバーの使命だとも思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 吉澤奈生、吉岡篤史)
圧巻のプレーで魅了します
◆船水颯人(ふねみず・はやと)(※写真右)
1997年(平9)1月24日生まれ。身長170センチ。宮城・東北高出身。スポーツ科学部3年。対談後も早スポ部員に気さくに話しかけてくれた船水選手。けが明けで練習不足なのにも関わらず、丁寧に受け答えをしてくれる姿には、優しく誠実な人間性を感じました。普段から自分の考えをしっかり持つことが、頭で考えて調子を整えながらプレーするスタイルにつながっているのかもしれません。
◆上松俊貴(うえまつ・としき)(※写真左)
1998年(平10)6月11日生まれ。身長181センチ。岡山理大付高出身。スポーツ科学部1年。安藤・内田組の対談が長くなっていた時に、ドアを覗いて「おーい内田、涼んでんじゃねーよ。早くしろよ」と茶々を入れに来た上松選手。お茶目な一面でした。また、色紙の「自分のためが早稲田のために」という言葉は、現在のチーム状況を的確に表しているようで心に刺さります!